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ドヴォルザーク:交響曲第4番ニ短調 作品13 B 41 (スコア付き)

2024-10-04 06:30:41 | 音楽雑感&関連サイト

ドヴォルザーク:交響曲第4番ニ短調 作品13 B 41 (スコア付き)

アントニン・ドヴォルザーク: 交響曲第4番ニ短調 作品13 B 41 (スコア付き) 作曲年代:1874年1月1日~3月26日 指揮:イシュトヴァン・ケルテス 管弦楽:ロンドン交響楽団

00:00 第1楽章 Allegro (ニ短調) 12:46 第2楽章 Andante sostenuto e molto (変ロ長調) 24:04 第3楽章 Scherzo: Allegro feroce (ニ短調) 30:27 第4楽章 Finale: Allegro con brio (ニ短調-ニ長調)

《交響曲第4番ニ短調 作品13 B 41》はドヴォルザークが33歳の時の1874年に作曲されました。この交響曲は、ドヴォルザークがそれまで傾倒してきたワーグナーやリストをはじめとする「新ロマン主義」から、独自の「チェコ国民楽派」へ移行するターニングポイントといえます。それは「切れ目のないメロディー」からの脱却や、多数の楽器を重ねるのではなく、シンプルでありながら活気のあるオーケストレーションを採用していることからも見出されます。 第2楽章はドヴォルザークが交響曲で最初に採用した変奏曲形式の楽章です。ワーグナーの《タンホイザー》の影響が強く感じとれます。第3楽章はピアノ曲集《ボヘミアの森から 作品68 B 133》の中間部の主題を用いています。 初演は第3楽章のみ1874年5月25日にプラハでスメタナの指揮によって行われました。このときの雑誌の評論家は「非常に熱狂的な評価を受けました。(中略)全楽章を早く聴きたいです」と記しています。しかし全曲が初演されたのは18年後の1892年4月6日で、ドヴォルザーク自身の指揮によって行われました。この演奏会はドヴォルザークがアメリカに出発する前のフェアウェルコンサートでした。出版は1912年で、番号なしの作品として出版されましたが、1960年代の全集出版の際、第4番だった《交響曲第8番ト長調 作品88 B 163》に代わって第4番となりました。


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