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証券市場の仕組みと役割-3-

2010-05-27 06:17:45 | 社会科関連情報
5月22日に行われた、金融経済教育研究会 赤峰 信 講習会の報告の3回目。

前回は株主の権利について考えました。

今回は・・・・「上場」です。

「上場」とは、会社が発行する株式を“流通市場”である“証券取引所”において売買の対象とすることです。
そのメリットとデメリットは次のものです。



資金調達力がアップする反面、上場企業には次の条件が求められます。



この中で、特に大きいのが企業情報の公表体制でしょう。

3ヶ月ごとに決算を公表し、株価に関する重要な情報を正しく公表しなければなりません。
よく、「粉飾決算」が問題になりますね。

また、オーナー企業のような、会社の金と個人の金が曖昧なことは許されません。

それでは、上場企業はいくつあるのでしょうか?



2009年末現在で、3,746社です。

その内訳は、東証や大証、名証の1部・2部に札幌、福岡を含めた大型中堅企業向け市場が2,479社。
ジャスダック、マザーズ(東証)、ヘラクレス(大証)、セントレックス(名証)などの新興企業向け市場が1,267社です。

大型と新興の違いは、会社の規模によります。
たとえば、東証2部とマザーズを比較すると次のようになります。



マザーズなどは、新興企業の資金調達のために、基準が緩やかになっているのです。

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