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東長良中学校へ行ってきました

2017-10-22 06:01:54 | 日記
昨日、岐阜市立東長良中学校 第21回わが校報告会へ行ってきました。
3年サイクル研究の2年目です。

東長良中学校は創立30年目。

私は、この10数年間、毎年訪問しています。
1年に数回通ったときもあります。

全国に中学校は数ありますが、大学附属ではない公立中学校としては、トップレベルの学校だと思っています。

生徒が小学校1年生、すなわち長良小学校、長良東小学校の1年生の頃から継続して見ていますので、感慨深いものがあります。

この間、一貫して変わらないものと、毎年進化するものがあります。

一貫しているのは、小中一貫した、温かい人間関係を基盤にした全員参加型の授業です。


今回のテーマは、各教科等における見方・考え方を働かせ、学びを深める学習活動です。

丹葉地区とほとんど同じテーマです。

各教科でそれぞれ取り組んでいました。

例えば国語科では、「着眼点」「思考スキル」を明示していました。
冒頭では、教科係が。今日使う思考スキルを発表していました。

社会科では、働かせる見方・考え方と獲得する社会認識を明示していました。丹葉地区の理論と同じ主旨です。

思考はスキルは「比較、関連、分類、多面」で、思考ツールはXYチャート、マトリックスです。

「見方・考え方」では、
歴史「古代までの日本」では、「古代文明や日本の国家形成に関わる人々について生活様式や社会集団の在り方の変化に着目して」とらえ「各時代の類似や差違を明確にしたり、国家形成による結果や影響を関連づけたりする」と明記していました。

最後の学習係の振り返りでは、「今日は比較に目をつけて取り組みましたが、いろいろな資料を関連づけながら考えることができてよかったと思います。」と言っていました。

数学科では、「用いるもの」「用い方」を明示していました。

このように、各教科で「見方・考え方」働かせることを研究の中心に据えていました。

その理論もさることながら、授業の内容も新鮮でした。

数学では、2人のボーリングの20ゲームのスコアから、1試合だけなら、どちらが勝つ可能性があるか。
理科では、正体不明の金属、プラスチックが何かを実験で調査
美術は感情のこもった鬼瓦づくり

公開ではない社会科公民の授業では、「足利事件から人権を学ぶ」で、本人から取材をしていました。
驚きです。

来年は本発表です。


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