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第467回社楽の会を開催しました

2017-01-27 05:58:04 | 日記
昨日は第467回社楽の会を開催しました。



異業種から学ぶ

昨日は、社会科教師とは全く別の視点の歴史の授業でした。

テーマ「(建築)技術から歴史を学ぶ」

とても面白い話が続きました。!



文化財の修復は、使われている素材をある程度使って、作られた方法で修復します。
従って、解体時には、いろいろと調査をしながら進めます。
全国の文化財を解体すると、その地方、地形、文化、産業等に合った方法でつくられていることがわかるのです。

当時は、重機もトラックもありません。
人力です。
材料の調達も限られるので、ほとんどがその周辺の土地から調達します。

だから、建築技術は歴史そのものなのです。

今回は、その中でも左官の技術から歴史を見ました。

松江城の柱、伊能忠敬の家、備中松山城の資材運搬、五島列島の頭ケ島天主堂、その他全国各所の建築・修復にあたった時の話を聞きました。

建物はそこにあるのです。

歴史の証拠です。

文献から得た知識からの推論ではなく、現物を解体することで歴史を見るのです。

まさに、考古学の世界です。


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