最近、新聞でよく見るのが医師の不足。
小児科や産婦人科では深刻そうですが、人口1,000人当たり医師数の国際比較(2004年)は次の通りです。
http://www.med.or.jp/etc/iken/nanmin/iken3.pdf
資料の中では日本は下から4番目、1,000人あたり2.0人です。
多い方からは、ギリシャ、イタリア、ベルギーという順でした。
もう少し新しい2007年の資料でも同様でした。
別の統計資料では、多い方からイタリア、キューバ、モナコ、ロシアという順でした。
この資料では、イタリアの医師1人が見る患者数は162人、逆に最も医師の少ないリベリアでは、1人の医師が116,667人を看ています。何と720倍の格差。この数字をどう見るのか。
もっとも、イタリアは、公的な診療機関は無料ですが、診察のみで治療はしないのです。治療を受けたい時には、別に有料の医師にかかるのです。だから医師の数が多いのかもしれません。
ところがです。日本は、先進国中、国民1人あたりの診療回数は14.1で世界一なのです。医師は少なく、診療が多いのだから、日本の医師は忙しいはずです。
一方、かかる費用は?
日本の外来初診料や入院料は、欧米先進国と比べると、極めて安いのです。
ある保険会社が調べた盲腸の手術費用を調べてみましょう。
もちろん、日本ではこれに保険がかかりますので、もっと安くなります。
だから、欧米では、インフルエンザぐらいでは医者にかからないのです。
スイスの会社が製造したあのタミフルも、その4分の3以上を日本が買っているのです。
こう考えると、医者のかかり方も考えなければいけませんね。
小児科や産婦人科では深刻そうですが、人口1,000人当たり医師数の国際比較(2004年)は次の通りです。
http://www.med.or.jp/etc/iken/nanmin/iken3.pdf
資料の中では日本は下から4番目、1,000人あたり2.0人です。
多い方からは、ギリシャ、イタリア、ベルギーという順でした。
もう少し新しい2007年の資料でも同様でした。
別の統計資料では、多い方からイタリア、キューバ、モナコ、ロシアという順でした。
この資料では、イタリアの医師1人が見る患者数は162人、逆に最も医師の少ないリベリアでは、1人の医師が116,667人を看ています。何と720倍の格差。この数字をどう見るのか。
もっとも、イタリアは、公的な診療機関は無料ですが、診察のみで治療はしないのです。治療を受けたい時には、別に有料の医師にかかるのです。だから医師の数が多いのかもしれません。
ところがです。日本は、先進国中、国民1人あたりの診療回数は14.1で世界一なのです。医師は少なく、診療が多いのだから、日本の医師は忙しいはずです。
一方、かかる費用は?
日本の外来初診料や入院料は、欧米先進国と比べると、極めて安いのです。
ある保険会社が調べた盲腸の手術費用を調べてみましょう。
もちろん、日本ではこれに保険がかかりますので、もっと安くなります。
だから、欧米では、インフルエンザぐらいでは医者にかからないのです。
スイスの会社が製造したあのタミフルも、その4分の3以上を日本が買っているのです。
こう考えると、医者のかかり方も考えなければいけませんね。