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都道府県の名前の由来 -北海道・東北-

2017-03-27 05:54:05 | 社会科こぼれ話
昨日の中日サンデー版に、都道府県の名前の由来が載りました。

社会科教師としては、検証しないわけにはまいりません。

地名の由来を知ることは、地理への興味・関心を高めるためにはとても大切です。

今回は、北海道・東北です。



北海道:ここに書かれている通り、松浦武四郎が命名しました。
 彼は6つの案を出しました。
「日高見道」
「北加伊道」
「海北道」
「海島道」
「東北道」
「千島道」

先住民族のアイヌが自分たちの土地の名を「カイ」と呼んでいたので、この中の「北加伊道」が有力候補になりました。

それが五畿七道(東海道、東北道、北陸道、山陰道、山陽道、西海道、南海道)の「東海道」「南海道」等に倣い、「北加伊道」を「北海道」として命名されました。

青森:弘前藩が港を開いた1624年に「青森」と命名したそうです。
ここにある通り、青々と茂った小高い森という説と、アイヌ語で「ア(接頭語)・オ(高くなったところ)・モリ(突き出た丘)」を意味するという説もあります。

秋田:「秋田城」は知りませんでした。
『日本書紀』には、「齶田(あぎた)」が出てきます。その後、低湿地を意味する悪田が「飽田」になり、天平時代には「秋田」と呼ばれました。

岩手:ここにあるように、盛岡市の東顕寺の三つの大石に羅刹鬼(らせつき)という鬼縛りつけたが、手形を押して逃げてしまいました。
「岩出」説もあるのですね。

山形:この他に、「蔵王山のふもとの土地」という説もあります。

宮城:「宮城」には他説あります。
ここにも3つ紹介されています。「多賀城」が関係するのは確実でしょう。

福島:ここに書かれているのが一般的です。
 文禄2年(1593年)ごろ、木村吉清によって、福島城として使われたのが初めてだとも。

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