去る、3月9日、第754回 社楽の会を開催しました。
講師は、古知野北公民館の 木本 純 先生。
テーマは、 「歴史を知れば風景が変わる~低山登山とフィールドワーク(FW)のすすめ~」
この中から、伊木山、矢熊山、三井山、権現山、明王山、鳩吹山について、それぞれについてのエピソードやエビデンスを語っていただきました。
伊木山の主、伊木氏が、姫路城の大改修の普請奉行を務めたこと。すなわち、今の形の姫路城を作ったのは伊木氏だったのです。
この伊木氏に始まり、話題は次々に変わって行きました。
まさに、話題のウェビング。
権現山の名前から、本地垂迹(ほんじすいじゃく)説、そして廃仏毀釈の話に展開されました。
矢熊山からゼロ戦を各務原飛行場まで旧41国道を牛で運んだこと。
事実はおもしろいですね・・・。
これまで知らなかったことを知ると、今まで見てきたものが違った景色が見えてきます。
それが、「社会認識が広がる」ということです。
木本先生が紹介した山は、ごく身近にある山です。
しかし、どの山でも人が関わっており、人が関わった以上、何らかの歴史が残ります。
その歴史を積み上げて、今に繋がっているのです。
ぜひとも、そうした見方で、自分が住む身の回りを見直してみたいと思いました。