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丹葉フィールドワーク -新日鐵住金-

2018-08-09 06:15:23 | 日記
昨日は、丹葉地区の社会科教師(愛社研)による丹葉フィールドワークに参加しました。

午前の目的地は、東海市にある新日鐵住金 名古屋製鉄所 です。



小笠原さんと立松さんが説明してくださいました。

約632万m2
(ナゴヤドーム約131個分)の敷地には、バス停が33か所あります。グランドが2面、体育館、野球場もあります。消防車が3台、救急車も1台備えています。
34万本の常緑樹が茂っていました。

メインオフィスには350名の事務系職員が働いています。
全体では、正社員3千人(内 1600人は三交代勤務)、協力会社社員が7千人いるそうです。

まず、オーストラリアから輸入した鉄鉱石・石炭と、美濃赤坂の石灰石を2つの高炉で溶かします。

高炉を新設すると、350億から400億円かかります。
(日本全体で24基稼働しています。)
高炉は、一度火をつけたら、24時間365日つけっぱなしです。
冷えたら鉄が固まってしまいますね。

高炉には寿命があります。
厚さ2mの耐火煉瓦が減っていき、30cmぐらいになると使えません。
15年ほどで交換します。


名古屋製鉄所には、日本で唯一、使用した高炉が展示されています。
4つ切りにした一つで、マンテルといい、12mの高さがあります。
高炉はヒトツ48mあるのです。

解体には、4000tクレーンが2基必要で、全国から3000人の技術者が集まります。
(その宿泊施設を確保するのが大変だそうです。)
また新設時は、女性は中に入れません。土俵と同じで、縁起を担いでいるのです。

ドロドロに溶けた鉄は、トーピードカーで転炉に運びます。
トーピードカーには、300tの溶鉄を入れることができます。
1台1億円です。



転炉し、そこで注文に応じた成分調整をし、スラブという鉄の板を作ります。

そのスラブを8枚運ぶのが、180tキャリアカーです。
56本のタイヤがあり、すべてが回転するので小回りもききます。
こちらは2億円。日本車両の製品です。

その後、熱延工程を見学しました。
1日、700本の板を延ばして、ロールのように巻き取ります。
ちょうど、プリウスの車体に使われる鉄板を延ばしているところを見ました。
車種によっても、鉄板は異なるのです。
離れていても、熱さを感じました。

水は愛知用水から。90%はリサイクルしますが、残りは蒸発してしまいます。

まだまだ情報を収集しましたが、ここではこのくらいに・・・・・。
17日にもう一度訪問します。

 HPは http://www.nssmc.com/works/nagoya/index.html

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