トンボ楽器の、複音ハーモニカ、プレミアム21という、楽器を買った。このトンボは、私が、ヨーカ堂の、ハーモニカ教室に、今から六年前に通っていた頃以来の、私自身の裁量で自分で購入したトンボである。その時の中華製はこれからこの下の記事・写真画像でも紹介し書く事にする。
私にとり、今回の新たな購入は、最近の、思い切った、買い物であった。
どこにも何製、とも書いていないが、おそらく日本製だと思う。昔から、国産、日本産は、無印が多かったから。
逆に、中国製他は、しつこい程、明示されている。今回は、C調と、C#調を購入。ちなみに、私の亡父のハーモニカも、トンボ製(中身が木製・24穴、私のは21穴・樹脂製)。久方振りの、トンボハーモニカである。
こちらは、その六年前に買った、トンボバンド、トンボハーモニカ21、という、楽器。Am調。こちらには、明らかに、メイドインチャイナ、中国製を謳い、本体に刻印までされている。そんなに、チャイナ、中国製って、いつから、それ程、明示され得るほど、の権威、があるのだろうか。私は知らないが。
とにかく、今の時代は、部品等は、日本国内だけではまかなえない。世界と協調してゆかねばならない。
それに、私も郡山市のパン工場で働いて思い知ったが、その、部品、パンの場合材料等が海外であって、組み立てや調理だけが日本でも、立派な日本製となり、日本の工場の、従業員が、ほとんど、外国人で占められていた事。
おそらく、自動車産業にしろ、こうした音楽楽器工場にしろ、どこの工場も皆、外人で占められているのだろうと思う。日本人は、もう、工場等の、重労働は、求人を掛けても、人が集まらない、と言う事を、何かで聞いた事がある。
日本人でも、夜間ふくむ三交替などの、過酷、激務の、労働事情、労働環境の悪さを改めれば、朝八時から、夕方五時六時という定時・時間制ならば、うんと人が集まるとは思うのだが。
とにかく、日本製、と言ったって、そういった、カラクリがあるのだと、思い致した、昨日今日である。
※編集後記
私も、今回の買い物を、栃木県に住んでいて私と同じ、我が菩提寺、お寺、郡山市日蓮正宗無量山寿海寺に通う男性の方に話すと、何だか、去年、前回の、デジタルカメラの時を、私の買い物傾向に、思い出す、と言われた。
それは、私は、コレクターであり、モノを集める事に熱中しつつ、いつも趣味は、形から入る。
趣味を続けるならば、最初に良い物から、最大限、それでも廉価版が多いんだけれども、なるたけ、良品を買い求め、良い物を買ったならば、長く趣味を続けよう、との個人的配慮が、自分なりのこだわりが、あるんですよ、というと、成程、とは言われたが、確かに、私は、コレクター、今も凝っている、「算盤・そろばん」にしても、凝り出したら、きりがなく、何台も買い求めている。やはり、形から入るタイプである。
私は、道具に凝る。それで、初心者級では、何にもならないが。
私のモチベーションアップには、このこだわりが、大事なのである。「弘法筆を選ばず」とは言うが、実際には、弘法大師空海は、歴史上、筆は、最良の、良い物を選んでいたと、聞いた事がある。
大聖人様が、四箇の格言で、「真言亡国」と見抜き喝破し、唱えた最悪の法師を、見習いたくもないが。
うちの母は、私のそういう所が、形から入る所が、一番嫌いではあったのだが…。
母を説得ずく、説明して、何とか説き伏せ、解ってもらい理解してもらうのが、母が我が家に鎮座した、あの頃は難儀だったなあ。
母は、一台あれば、それでいいじゃない、との、母の意見は、大事である。
私と母との間で、私は、自重気味となる。それが、母のいい所、良い御意見番でもある。
私も、ホームにいる母が、家にもまだいると思い直して、これまた、自重したいと思う。
※編集後記2
いくら、複音ハーモニカが、一般の、ギターやピアノ、ヴァイオリン等々と比べて安価である、といっても、そこには限度もあり、これは、複音ハーモニカにも、テンホールズ(10穴ハーモニカ・ブルースハープ)にしても、大体、C調(ハ長調、ドの主音階)を含めても、主に、14種類位の、階名の、音階の、それぞれ別のハーモニカがそれぞれ個々にある。これら、全てを、プロの人だったならば、揃えているものと思う。
しかし、我々初心者は、特に、私の場合、私の様な初心者(今でも)の場合、最初、ヨーカ堂のハーモニカ教室では、先生に、C調とC#調を買い求めた。それは、先生のご指導から導き出された。先生が、初心者に必要最低限度の、必須ハーモニカは、それらのモノの、二種類であった。個人的な、経済的な、おサイフが痛まない程の金額が、その二種類のハーモニカだった。
他にも、譜面台、教則本、等々が費用として掛かる訳だから。それでも、その頃の我が家の家計にも、痛くは無かった値段だった。
それに、私もその時から、個人的に、トンボ楽器の中華製の、Amの、マイナー調、短調のハーモニカも買った。今から6年前だ。
大体、初心者は、全ての調性を、全部揃えなくとも、これら、(私ならば三本)くらいで充分だろうと思う。これを、二本なら二本、三本なら三本、重ねて両手で持って、吹き吸いするのが、複音ハーモニカの流儀なのである。
もちろん、基本となる、C調一本で吹ける曲も沢山ある。がしかし、中には、これら、他の調子のハーモニカも必要な時がある。
これが、この複音ハーモニカの醍醐味である。もっとも簡単なのは、クロマチックハーモニカなんだろうが、私は、あんまり、動かし方も判らないし、音も、その操作形式も、好きではない。
これは、好みの問題であり、皆、テンホールズも、複音ハーモニカも、クロマチックハーモニカも、皆、全部、吹ける、という人もいるが、それは稀有な存在だろう。
皆、どれかしらの、自分の最上の、得意とする楽器が、その人その人、個人的に存在する。
どの楽器が、最良である、とは言い難い。これは、好みの問題だ。
そういった、その、最良の、自分に合った楽器、この場合、ハーモニカを、直感的に選び、選んだ以上は、それに没頭しつつ、その世界観に浸る。これこそが、ハーモニカ道、音楽道の極み、極意、極致であろう。
以上。よしなに。wainai