漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 模擬試験問題 補習版その2(ほぼ漢検に準拠)

2015年09月15日 | 模擬試験問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その2>を配信します。
●90%程度は、ほぼ、漢検漢字辞典第2版に準拠していますが、
 ①過去問はほとんどなく、いわゆる新出問題が多いこと
 ②(六)の熟字・当て字はほとんどが同辞典本文中のものであり、現実にはあり得ない出題の仕方と思われること
 ③(五)の四字熟語や(八)の対義語・類義語も、漢検四字熟語辞典には無いものや、ちょっとひねった問題が多いこと
などから、難易度は高いと思われます・・・<その1>も同様の難易度だったと思われます・・・前回は難易度判断を誤り、失礼しました。
●本番まで、まだまだ時間はあります(^^)どうぞ、訓練のつもりでトライしてみてください。
 
<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その2(ほぼ漢検に準拠)>
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.靦汗の至りである 
2.のろじかが麕集する
3.貧窶の民を救う
4.甌窶に松柏は育たず
5.神輿の屋根に蕨拳が見られる
6.宮廷の儀式に兀子が用いられた
7.窓櫺から曙光が射し込む 
8.汗取りのため、汗衫を着す
9.孱弱な体つきの人だ
10.但州は但馬国の別称である
11.青衿とは学生や書生のことを意味する言葉だ
12.心、労して怛怛たり
13.黐黏で鳥をつかまえる
14.朕兆未萌の自己なるがゆえに現成の透脱なり
15.因習を簸却する 
16.氈城に帷幕を垂れる 
17.和兌とは和らぎよろこぶという意味だ 
18.殷闍を出づれば 女あり荼の如し・・・
19.悉曇には完全に成し遂げるという意味がある 
20.漢の時代、大司農の下に「斡官」を置いた
21.「食った報い」だ
22.人の家をひそかにる  
23.草木がえる 
24.大豆をいて粉状にする 
25.は昔の戦艦だ 
26.諸侯の盟主をと言った 
27.に水が溜まっている  
28.い仕打ちを受けた 
29.粗悪な銑銭が出回っている 
30.をひもとく 

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.徹夜仕事で心身ともにヒハイした 
2.人心をセンワクする
3.ザンゼンとして頭角を現す
4.食べ物のことで争うなど、ハシタない
5.かの芸者がキョウメイを馳せる
6.うわごと、たわごとの事をゲイゴという
7.ランプを柱にケンチョする
8.空襲後、燼余の民のキュウジュツを行う
9.ノッペラボウな顔つきの人だ
10.ホウショを贈り便宜を図ってもらう
11.ケンデンを耕して文筆生活を送る
12.世にケンデンされる成果を上げる
13.亡父、亡母のことをコウヒという
14.ごコウヒをいただき忝く存じます
15.茅屋の友人をコウヒして外遊に誘う

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.ハラカが献上される
2.ヤガて冬が来る
3.タスキ掛けで働く 
4.イリを調節して水を抜く
5.ニオの浮巣

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.人の事業を助成すること
2.書物を日にさらして虫干しすること
3.あさはかなこと。浅薄。物事を深く考えず思慮に欠けること。
4.雑草の生い茂った草むら、荒れ果てた地。
5.よい便り、喜ばしい知らせ
<語群>
(きっちょう、きっそう、すいこく、きゅうえん、ふせん、そうらい、さいしょ、かんしょ)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア (  )急接  2.イ (  )蕭瑟 3.ウ (  )夜行 4.エ (  )無塵  5.オ (  )之才  
6.カ 心下(  )  7.キ 意気(  ) 8.ク 雁字(  ) 9.ケ 魴魚(  ) 10.コ 玄冬(  )
<語群>
(おうさ、ひこう、かいほう、そせつ、おうそう、ていび、たんぺい、ちゅうてん、こうろう、べっせん)
問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.水深く山けわしく静謐なさま 
12.みぞおちが硬くなりつかえる症状
13.危険な行動のたとえ
14.漢詩文の字句を修飾すること
15.空は一点の曇りなく、平原も塵ひとつない様子。

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.知更雀 2.正東風 3.牛皮消 4.生皮苧 5.風巻 6.単寧 7.端白 8. 奠稲 9.鐙靼 10.淋滲

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.佗負 ― 2.佗う 
イ.3.櫟釜 ― 4.櫟る
ウ.5.校讐 ― 6.讐す
エ.7.裴回 ― 8.裴る
オ.9.擯介 ―10.擯く 

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.斎食 2.耄耋 3.夕餉 4.安閑 5.優婆塞
<類義語>
6.紙幣 7.譫言 8.無作法 9.黴雨 10.瞳矇
<語群>
(ばいりん、ごんじじょ、ちょしょう、とうまい、しし、びご、ちょうさん、むじょう、ちょうしん、ひじ)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
<故事成語類>
1.テッショを磨く 
2.病はショウユに加わる
3.フセツの教誨 
4.フケイ短しといえども之をつがば即ち憂えん 
5.後生畏るべし、来者い難し 
6.コウショクを壮んにする
7.神はネギのはからい
8.白き骨は父の恩、シシムラは母の恩
9.コカツを呑む  (注)意気盛んなことを称する言葉。
10.コリを掻く

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10

(A)「・・・(ア)曩に王路易第十五の時若くは王路易第十六在位の初年に於て、宰相大臣たる者仮に身を数十百年の後に置き同心協力して一々旧規の(1)ロウを除き(イ)易ふるに新図の美を以てせば、王路易第十六の末年に至りては唯一歩を進めて民主平等の制に入るのみにて足らんのみ。・・・」(中江兆民「三酔人経綸問答」)

(B)「・・・抽斎歿後の第二十年は明治十一年(1878)である。・・・山田脩は此年九月二日に、母五百に招致せられて浜松に来た。是より先五百は脩の喘息を気遣つてゐたが、脩が矢島優と共に『魁新聞』の記者となるに及んで、その保に寄する書に(2)ボウインの語あるを見て、大いにその健康を害せんを(ウ)惧れ、急に命じて浜松に来らしめた。しかし五百は独り脩の身体のためにのみ憂へたのでは無い。その新聞記者の悪徳に化せられむことをも慮つたのである。
(注)ボウイン:朝酒のこと
・・・抽斎歿後の第二十一年は明治十二年(1879)である。十月十五日保は学問修行のため職を辞し、二十八日に(3)テイキョせられた。これは慶応義塾に入つて英語を学ばむがためである。是より先保は深く英語を窮めむと欲して、未だ其志を遂げずにゐた。師範学校に入つたのも、其業を卒へて教員となつたのも、皆学資給せざるがために、已むことを得ずして為したのである。既にして保は慶応義塾の学風を(4)ソクブンし、(エ)頗る福沢諭吉に傾倒した。明治九年に国学者阿波の人某が、福沢の著す所の『学問の すゝめ』を駁して、書中の「日本は蕞爾(さいじ=極小)たる小国である」の句を以て祖国を(オ)辱むるものとなすを見るに及んで、福沢に代つて一文を草し、民間雑誌に投じた。民間雑誌は福沢の経営する所の日刊新聞で、今の『時事新報』の前身である。福沢は保の文を采録し、手書(= 親書)して保に謝した。 保は此より福沢に識られて、これに(5)テキジュウせんと欲する念が(カ)愈 切になつたのである。・・・」
(注)テキジュウ:たよって行ってしたがうこと。
・・・抽斎没後の第二十四年は明治十五年(1882)である。一月二日に友武田準平が(6)セキカクに殺された・・・準平は身に十四箇所の(キ)創を負つて、庭の檜の下に(ク)殪れた。檜は老木であつたが、前年の暮、十二月二十八日の夜、風の無いに折れ た。準平はそれを見て、新年を過してから薪に挽かせようと云つてゐたのである。家人は檜が(7)シンをなしたなどゝ云つた。引廻の男は誰であつた か、又何故に準平を殺したか、終に知ることが出来なかつた。」(鴎外・渋江抽斎)

(C)「・・・(8)チュウセキの日わたくしは鹿嶋屋清兵衛さんの逸事に本づいて、「百物語」を著した。文中わたくしの鹿嶋屋を斥す詞に、やや(9)ロンサンに類するものがあった時、一の批評家がわたくしの「僭越」を責めた。その詳なることは今わたくしの記憶に存せぬが、彼批評家には必ずや文集があるべく、これを(ケ)繙いたら、百物語評を検出することもまた容易であろう。
 鹿嶋屋は「大尽」である。寒生のわたくしがその境界を窺い知ることを得ぬのは、(コ)乞丐が帝王の(10)キンドを忖度することを得ぬと同じである。是においてや僭越の誚が生ずる。人生の評価は千殊万別である。父が北千住に居った時、家に一婢があった。肥白にして愛想好く、挙止もまた都雅であった。然るにこの婢の言う所は、一々わたくし共兄弟姉妹の耳を驚かした。」(鴎外・「細木香以」)
(注)大尽(ダイジン):遊里などで豪遊する客。 肥白(ヒハク):色白で太っていること。 ロンサン:人物に対する評語。

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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その2(ほぼ漢検に準拠) 標準解答>
(一)
1.てんかん 2.くんしゅう 3.ひんく 4.おうろう 5.けつけん(けっけん) 6.ごし(ごっし) 7.そうれい 8.かんさん 9.せんじゃく 10.たんしゅう 11.せいきん 12.だつだつ 13.ちでん 14.ちんちょう 15.はきゃく 16.せんぜい(軍営、陣地の意)  17.わえつ 18.いんと(原典は「闉闍」だが「殷」で代替した。 「闍」:うてな。二階になった城門。また、城の外ぐるわの門の上につくった、ものみ台。城の外ぐるわの内側にあるまち) 19.しったん 20.かんかん(均輸(=物価調整)を主る官)
 
21.しし 22.ぬすみみ 23.めば 24.ひ 25.いくさぶね 26.はたがしら 27.たらい 28.むご 29.ずくぜに 30.ふまき
(二)
1.疲憊 2.煽惑 3.嶄然 4.端 5.嬌名 6.囈語 7.懸吊 8.救恤 9.野篦坊 10.苞苴 11.硯田 12.喧伝 13.考妣 14.高庇 15.叩扉
(三)
1.鰚 2.軈 3.襷 4.圦 5.鳰
(四)
1.推轂 2.曬書(晒書) 3.膚浅 4.草萊 5.吉左右
(五)
問1
1.ア 短兵 2.イ 泓崢 3.ウ 懐宝 4.エ 曠朗 5.オ 襪線 6.カ痞硬 7.キ 沖天 8.ク 鶯梭(雁の空中を飛ぶ列を文字に見立て、鶯の樹間を飛びかうさまを織機の梭(ひ)にたとえていう) 9.ケ 赬尾(魚のあかい尾。魚が疲れると尾があかくなるということから) 10.コ素雪 
問2
11.イ 12.カ 13.ウ 14.ク 15.エ
(六)
1.こまどり 2.まこち 3.いけま 4.きびそ 5.しまき 6.タンニン 7.つまじろ 8.くましね 9.みずお 10.つつげ
(七)
1.たふ 2.にな 3.れきふ 4.こす 5.こうしゅう 6.くらべただ 7.はいかい 8.たちもとお 9.ひんかい 10.みちび
(八)
1.非時 2.髫齔 3.朝餐 4.孜孜(孳孳) 5.近事女 6.楮鈔 7.寐語 8.亡状 9.梅霖 10.檮昧
(九)
1.鉄杵 2.少愈 3.不屑 4.鳧脛 5.誣 6.行色 7.禰宜 8.肉叢 9.胡羯 10.垢離
(十)
(1)陋 (2)卯飲 (3)聴許 (4)仄聞 (5)適従 (6)刺客 (7)讖 (8)疇昔 (9)論讃(「論賛」でも可か) (10)襟度
(ア)さき (イ)か (ウ)おそ (エ)すこぶ (オ)はずかし (カ)いよいよ (キ)きず (ク)たお (ケ)ひもと (コ)きっかい(こじき)

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その48 擽 淪

2015年09月14日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢和辞典第2版から
①「擽(くすぐ)る」の「擽」
・第1版:音「リャク・レキ」訓「くすぐ(る)」意味「①う(撃)つ、②はらう、かすめる ③くすぐる」
・第2版で音「ラク:石のように固い」が追加されている。音熟語の記載はなし。
・「ラク」の熟語は「擽然(ラクゼン)」=堅いさま、石のさま、しっかりと。(大漢和) ・・・熟語はこれぐらいしか無かった。
 (注)字通では「リャクゼン」・・・ちょっと信用できない。そもそも、字通には「ラク」の音記載なし。
・その他、「擽」の詳細は「熟語の読み・一字訓読(実践問題その14)2014年09月20日 | 熟語の読み(音・訓)」で紹介しています。お暇な方、興味のある方はそちらをご覧ください(^^;)。

②「淪(しず)む、淪没・淪滅・淪落」の「淪」
・第1版:音「リン」訓「しず(む)」意味「①しずむ。おちぶれる。②さざなみ。小さい波。」 下つき「沈淪」
・第2版で音「ロン」熟語「混淪=水のながれるさま、もやもやとまじりあうさま」が追加されている。読みの記載はないが、たぶん「コンロン」。
・現行読みは「リン、ロン、しず(む)、ほろ(ぶ)、おちぶ(れる)、まじりあ(う)」
・だから、たぶん、「混淪(コンロン)ー淪(まじりあ)う」
・大漢和「混(渾)淪・・・音「崙(ロン)に通ず。」」、字通「混淪」「渾淪」あるも音読み記載なし(そもそも、「ロン」音よみ記載なし)、角川・大字源「混淪」「渾淪」ともに「コンロン」
・「渾崙呑棗」の 「渾崙」と、意味・内容は近いんでしょう・・・丸ごと、ひっくるめて、一緒くた など。
・だから、混淪=渾崙=渾淪・・・かな。
・天地開闢のとき、天地創造のとき、など、最初に世界が作られるときの、あの、もやもやした状態のことが、よく各神話などに書かれているけど、その時の状態を「混淪(コンロン)」というとも・・・。

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その47 畭  螟蛉

2015年09月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1>を配信。
・漢検漢和辞典第2版を一応、全部読み通しました。それに基づき、補習版の模擬試験問題も<その1>と<その2>を作成、<その1>は昨日、配信ずみです。積極的にチャレンジしてみてください。
・<その2>は<その1>のコメント等をある程度待ったうえで配信する予定です。よろしくお願いします。
●漢検漢和辞典第2版から・・・
①「畭(ヨ、シャ、あらた、やきはた)」
・第2版ではわざわざ「シャ:やきはた」と記載してあって、「ヨ」音と分けていた。・・・ということは、「あらた」の意味の熟語の時は、「ヨ」と読んで、「やきはた」の意味の時は「シャ」と読まないといけないんでしょうね。
・ところが、熟語は「畭田(ヨデン)」のみ。「シャ」の音熟語なし。
・以上が第2版の内容ですが、ここからがややこしい・・・
・大漢和では、
 *「あらた」を意味する熟語:畭田(ヨデン)=新たに開墾した田・新田、畭丁(ヨテイ)=農夫
 *「やきはた」を意味する熟語:畭田(シャデン)=雑草を焼き払って田とすること。畭煙(シャエン)=田の雑草を焼き払う煙
 となってて、「畭田」に、意味の違いで「ヨデン」と「シャデン」の読み分けがあった・・・意味をつかみながら音読み分けしないとダメなのかな。
 *「雑草を焼き払った畭田」とあったら、「シャデン」にしないと×かな?それとも「ヨデン」でいいのか・・・(^^;)誰か、漢検さんに聞いてくんないかな(^^)
②「螟蛉(メイレイ)」
・①あおむし ②養子(似我蜂ージガバチーが青虫を育てて自分の子にするという故事(詩経)から) だって・・・。
・まさか、類義語で「養子」=めいれい(「螟蛉」)なんて、出ないでしょうねえ・・・(^^;)
・ちなみに、気になったので、広辞苑でも調べてみたら、「①青虫 ②養子の異称」ってなってた・・・ちょっと留意かも。

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漢検1級 模擬試験問題 補習版その1(ほぼ漢検に準拠)

2015年09月12日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1>を配信します。
●90%程度は、ほぼ、漢検漢字辞典第2版に準拠していると思いますので、初チャレンジの方は160点以上は獲得してほしいものです・・・未達成でも、まだ時間はありますけどね(^^)リピーターの方はぜひ満点をめざしてください(^^)
●チャレンジ結果や感想などのコメントをお寄せいただければ、大変ありがたいです。その内容などを踏まえて、<補習版その2>を配信したいと考えています。

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1(ほぼ漢検に準拠)>
(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.豈、屯蹇のために性真を失わんや 
2.餌を錯(お)き、扱綸
3.将に大門を塞砌し僅かに方隙を留める
4.、美好なり
5.柘火とは「やまぐわ」の燧火のことである
6.酒色に湛湎
7.溺器とは清器とか溲瓶のことである。
8.灼艾、痛を分かつ
9.近畿凶歉打ち続く 
10.大いに矧笑
11.兌利な刃物を使う
12.雨、祁祁として興る
13.禰祖に赴き、戦勝を祈願する
14.篦梳とはすきぐしのことをいう
15.彼の君子の女、我、見ずして我が心、苑結
16.馬楝を使い版画を仕上げる  
17.日が暮れてから莫宿する
18.京師より某州に至る南北を綰轂する
19.税を繳納する
20.牛馬が犇散と走る 
21.志をめて行動する 
22.くて読みにくい
23.朕位を
24.きな威勢を保つ
25.瀕海とは海にっている所という意味だ
26.に閉じ込められた
27.口をつけてる 
28.山科の石田の小野の柞原 見つつか君が山道越ゆらん
29.酸実が山地で自生している
30.人の日記をひそかにみる 

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.松塊(まつほど)はブクリョウの古名で薬用のきのこの一種だ 
2.トシシはネナシカズラの種子で漢方で強壮剤として用いられる 
3.わずかなことを咎めだてすることをコジリ咎めという
4.トウ蓆は夏の敷物だ 
5.陰暦六月のことをトンゲツという 
6.使い古しのボロを纏う 
7.非難のキッサキを向ける
8.ホオバの下駄を履く 
9.金属製品をロウセツする
10.珠玉がサンサンと鳴る
11.雨がサンサと降る
12.連続作業にケンエンの感をもつ
13.何が不満か、ケンエンとせぬ顔つきをしている
14.物価がトウホンする 
15.石碑のトウホンをつくる 

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.オオボラの卵巣から鱲をつくる 
2.オオヅツを据えて敵を迎え撃つ 
3.トテも大事な話だ 
4.草ムシりに精を出す 
5.スイ臓癌が見つかった 

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.非常にねたみ深く無慈悲なこと
2.美しさが抜きんでていること・きらびやかで美しいこと
3.こなみじんになること。転じて、身を粉にして働くこと
4.みどり色の山、みどり色の連山
5.祈願の成就したお礼のため神仏にお参りすること
<語群>
(ざんにん、えいけん、せいふん、ふんさい、すいらん、さいにん、ほうさい、さいせん)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア (  )定罪
2.イ (  )丹漆
3.ウ (  )近裏
4.エ (  )亢進
5.オ (  )雲譎
6.カ 頭会(  )
7.キ 茅堵(  )
8.ク 瓶墜(  )
9.ケ 附贅(  )
10.コ 浮雲(  )
<語群>
(しんき、べんぺき、えいじつ、ゆうあく、しんせつ、きれん、しょうぜん、けんゆう、げんしん、はき)

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.頭数を数えて、貪るように重く税を取ること
12.男女が離れて二度と合えないこと
13.人を処断する際の罪刑決定の仕方。
14.心臓の鼓動が早くはげしくなること
15.悪人が政権を握って世の中が暗くなることのたとえ

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.外持 2.魚条 3.御哭 4.魚蝨 5.五月蠅 6.屍櫃 7.水分 8.敵娼 9.纏頭 10.蟇子

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.縦臾 ― 2.臾める    
イ.3.辜負 ― 4.辜く 
ウ.5.佗髪 ― 6.佗す
エ.7.崔錯 ― 8.崔わる
オ.9.煎迫 ― 10.煎る

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.黄昏 2.天瑞 3.魯鈍 4.泰然 5.頑健
<類義語>
6.漁師 7.三更 8.寝台 9.永劫 10.民間
<語群>
(るいじゃく、こし、きょうきょう、へいや、えいご、しょうとう、じんでんごう、ちふ、ろうほ、ちめい)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
<故事成語類>
1.サンプの養
2.枉なれば即ち直し、なれば即ち盈つ
3.ハクシュウの操 
4.デイリに土塊を洗う 
5.山葵とジョウルリは泣いて誉める
6.ショウショウの憂え 
7.ユウジン、余地あり 
8.セイネン 重ねて来たらず 
9.ソウトツ 未だ黔まず 
10.流星光底 チョウダを逸す

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10

(A)「・・・十一月十一日 晴れ渡りて風無し、午後日高氏来談、終日執筆、夕餉の後壺中庵を訪ふ。空曇りて(ア)暴かに暖し、雨にやならむと気遣はれしが暖風を幸ひお歌を伴ひ虎の門より自働車に乗り(1)トリの市に赴く、車は丸の内を抜け小伝馬町を過ぎ新堀端より菊屋橋に出ず、入谷町のあたりにて通行留な り、新開の電車道を歩むこと二三町、大鳥神社の(イ)幟 高張(ウ)挑灯を見る、此の辺の地曾て浅草の裏田圃にて東方には郭の裏手を望み西の方には根岸入谷の燈火を樹間に見たりし処なり、今は蓑輪行の電車道となれり、(2)ソウソウの感禁ずべからず、鷲神社に(3)サイせんとせしが群集潮の如く境内に入ること能はず、中途より路地を迂回して廓内揚屋町に入り、群集に押されて大門に出でたれば千束町を歩み浅草公園に出でぬ、途次猿之助の(4)タクシを過ぐ、今猶閑地となれり、銘酒屋の立ち続きし路地は尽く芸者家町となる、是浅草組合新見番に属するものなりといふ、仲店の玩具店伊勢勘にて熊手を購ひ雷門にて自働車に乗らむとする時(5)シュウウ(エ)沛然として(オ)灑ぎ来れり、群集狼狽芋を洗ふが如し、壺中庵に帰れば正に十一時なり、茶を喫して家に帰る、陰雲既に四散し明月(6)コウコウとして昼の如し・・・」(「摘々録 断腸亭日乗」永井荷風の日記)

(B)「・・・当時県吏の権勢は盛なものであつた。成善が東京に入つた直後に、まだ浦和県出仕の典獄であつた優善を訪ふと、優善は等外一等出仕宮本半蔵に駕籠 (7)イッチョウを宰領させて成善を県の界に迎へた。成善がその駕籠に乗つて、戸田の渡しに掛かると、渡船場の役人が土下座をした。
 優善が庶務局詰になつた頃の事である。或日優善は宴会を催して、前年に自分が供をした今戸橋の湊屋の抱芸者を始とし、山谷堀で顔を識つた芸者を漏なく招いた。そして酒(カ)闌なる時「己(おれ)はお前方の供をして、大ぶ世話になつたことがあるが、今日は己もお客だぞ」と云つた。大丈夫(=男子)志を得たと云ふ(8)ガイがあつたさうである。
・・・又野村は後明治六年五月二十一日に此職にゐて歿したので、長門の士参事白根多助が一時県務を(9)セッコウした。・・・」(鴎外・渋江抽斎)

(C)「・・・猶ほ一言せんに仏蘭西をして前に英国の鑑戒無からしめば其宰相大臣は深く咎むるに足らずして、僕の論は迂に非ざれば刻なり、唯其れ烱然たる鑑戒有りて猶ほ鑑戒することを知らず、前車覆へりて後車進めり、是れ当時仏蘭西の宰相大臣は好んで奇禍を後人に遺せりしと謂ふ可し。夫の進化神を妨阻(=妨害)したる魔敵なりと謂ふ可し、王路易を(キ)擠陥したる罪人なりと謂ふ可し・・・
・・・洋学紳士更に一杯をのみほして又云ひけるは、「所謂 車は流水の如く馬は(10)ユウリョウの如く、高帽を被むり濶袍を穿ち、(ク)大逵(ケ)通衢の中、男女雑沓の群を(コ)貫串し飛過して顧眄せず。」(中江兆民「三酔人経綸問答」)
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1(ほぼ漢検に準拠) 標準解答>
(一)
1.ちゅんけん 2.そうりん(釣糸をひく・垂れる意) 3.そくせい(はめふさぐ意) 4.おう 5.しゃか 6.ちんめん 7.にょうき・じょうき 8.しゃくがい(兄弟友愛の厚い喩え。故事。)  9.きょうけん 10.しんしょう(歯ぐきを出して大笑いする意。「矧」は、ここでは「はぐき」の意。) 11.えいり 12.きき(「しずかに、おもむろに」という意味) 13.でいそ 14.へいそ 15.うつけつ(心結ぼれること (苑=鬱)) 16.ばれん 17.ぼしゅく(遅くなってから宿る意) 18.わんこく(要所を控制(牽制)する意) 19.きょうのう(「いぐるみ=シャク」以外の読みは「キョウ」) 20.ほんさん
21.さだ 22.くら 23.ゆず 24.おお 25.そ 26.ひとや 27.すす 28.ははそはら 29.ずみ 30.ぬすみ 
(二)
1.茯苓 2.菟糸子 3.鐺 4.籐 5.遯月 6.褸・襤・縷・襤褸 7.鋩(鋒、鉾、芒) 8.朴歯 9.鑞接 10.珊珊 11.潸潸 12.倦厭 13.慊焉 14.騰奔 15.搨本
(三)
1.鮱 2.熕 3.迚 4.毟・挘 5.膵
(四)
1.猜忍 2.英絢 3.齏粉 4.翠巒 5.報賽(祭) 
(五)
問1
1.ア原心 2.イ黝堊 3.ウ鞭辟 4.エ心悸 5.オ波詭 6.カ箕斂 7.キ蕭然 8.ク簪折 9.ケ懸疣 10.コ翳日 
問2
11.カ 12.ク 13.ア 14.エ 15.コ
(六)
1.ほまち 2.すわやり 3.みね 4.ちょう 5.さばえ 6.からひつ 7.みくまり 8.あいかた 9.はな 10.ぶゆ
(七)
1.しょうゆ 2.すす 3.こふ 4.そむ 5.たはつ 6.みだ 7.さいさく 8.まじ 9.せんぱく 10.せま
(八)
1.遅明 2.地符 3.穎悟(英悟) 4.兢兢 5.羸弱 6.罟師 7.丙夜 8.牀榻(床榻) 9.塵点劫 10.壟畝(隴畝)
(九)
1.三釜 2.窪 3.柏舟 4.泥裡・泥裏 5.浄瑠璃 6.蕭牆 7.遊刃(游刃) 8.盛年 9.竈突 10.長蛇
(十)
(1)酉 (2)桑滄 (3)賽 (4)宅址 (5)驟雨 (6)皎皎(皎々) (7) 一挺(原文は「一挺」。「一梃」「一丁」でも可と思われる) (8)概 (9)摂行 (10)游竜
(ア)にわ (イ)のぼり (ウ)ちょうちん (エ)はいぜん (オ)そそ (カ)たけなわ (キ)せいかん (ク)たいき(だいき) (ケ)つうく (コ)かんかん

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その46 語選択

2015年09月12日 | 語選択
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●近々、公開予定の模擬試験問題(補習版その1&その2)から外した問題です。訓練にどうぞ。
<語選択A>
1.風雅なおもむき、風流なさま
2.むしばの総称
3.いつわりかざること
4.携帯用の小さな本
5.わるもの、ならずもの
<語群>
(ぼつぶんぎょうかん、こんと、いんち、きんそうぼん、かしょく、きょうしょく、おりでほん、うしょくしょう)

<語選択B>
1.掘り広げること、切り開くこと
2.いたましく哀れなさま。悲しみで心が痛むさま
3.他の人のことを悪く言って相手に取り入ること
4.文才や歌才などに恵まれていること。豊かな詩情。
5.水を出し、又はふさぐ門。
<語群>
(しゅうちょう、くっさく、ざんゆ、、さっかい、しんつう、さんだつ、すいこう、かんもん)

<語選択C>
1.斜めに掘り下げた墓への通路
2.華美なところがなくさっぱりしていること・飾り気がなくすっきりしていること
3.終局・結末・おわり
4.弔意を表した文章。弔辞。
5.練達して芸の究極に達した音声
<語群>
(とうし、えんどう、すいどう、たいび、らんせい、らんぎょく、せいしゃ、ついちょう)


ー解答ー
<語選択A>
1.韻致 2.齲蝕症 3.矯飾 4.巾箱本 5.棍徒 
<語選択B>
1.鑿開 2.惨怛 3.讒諛 4.繡腸 5.水閘
<語選択C>
1.隧道(*「ずいどう」だと、トンネルのこと) 2.清灑(清洒) 3.大尾 4.悼詞 5.闌声

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その45 訓読み 熟語・音訓よみ

2015年09月12日 | 日記
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●近々、公開予定の模擬試験問題(補習版その1&その2)から外した問題です。腕試しにどうぞ・・・ほとんど、凖1以下のレベルのものですが・・・。
<訓読み>
①物事が生じるしがある  ②毛皮のコートをねる  ③斐然としてをなす  ④財産をつ  ⑤田圃を
⑥草原でりを行う   ⑦止事無い賜りものである  ⑧った暮らしを続ける  ⑨に乗って出陣する  ⑩議論をした、決定する

<熟語・音訓よみ>
①忿邑ー邑える ②淫水ー淫れる ③糞除ー糞う  ④糞壌ー糞う ⑤昌言ー昌しい ⑥渥味ー渥い
⑦牢落ー牢しい ⑧逢迎ー逢える ⑨蔑縷ー蔑さい ⑩柴壇ー柴り ⑪毘佐ー毘ける ⑫濡忍ー濡える
⑬舛錯ー舛じる ⑭獲麟ー獲る  ⑮賓服ー賓う  ⑯傚慕ー傚る ⑰竄定ー竄める 
 
<解答>
<訓読み>①きざ ②かさ ③あや ④なげう ⑤たがや ⑥か ⑦やんごと ⑧おご ⑨いくさぶね ⑩のち
<熟語・音訓よみ>①ふんゆうーうれ ②いんすいーあふ ③ふんじょーはら ④ふんじょうーつちか ⑤しょうげんーうつく ⑥あくみーこ ⑦ろうらくーさび ⑧ほうげいーむか ⑨べつるーちい ⑩さいだんーまつ ⑪ひさーたす ⑫じゅにんーこら ⑬せんさく-いりま ⑭かくりんーえ ⑮ひんぷくーしたが ⑯こうぼーまね ⑰ざんていーあらた 

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その44訓読み

2015年09月11日 | 日記
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
 
●スピンオフ企画(^^;)←ご投稿いただいている「spaceplus」さん命名・・・
・漢検漢和辞典第2版あとちょっとで読了。
・ノート等にメモした分量で、もう作問するに足る量は超過しました((+o+))
・すでに、「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その1(ほぼ漢検に準拠)」「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 補習版その2(ほぼ漢検に準拠)」の原案は完成・・・第2版の残りの頁で若干の追加修正を行うかも、という段階です・・・。
・いつ公開するかですが、あまり早いと漢検さんに見られるかもとか考えちゃうし、遅いと皆さんの復習に役立つかどうかと思っちゃうし・・・で、現在、思案中。たぶん、あまり気にせず、近々、公開しそうな気がしますが・・・(^^)
・ちなみに、作問から漏れた、次の訓読み問題を、暇つぶしにトライしてみてください・・・
①襟を大きくった服
で物を運ぶ 
つの影があるのみ
塗りの鮮やかな鳥居だ 
の症状で体が黄色くなる 
に喜ばしいかぎりだ 
⑦かの男児は正妻の生んだだ 
⑧心のを披瀝する
⑨犬が群がりる 
か、この問題を解ける人はいるか 
・解答は末尾に・・・
●漢検漢和辞典第2版・・・
①「瑪瑙」・・・前に疑問を呈した「碼瑙」・・・「碼」でもOKと出てた👋
②「痺れる」の「痺」・・・意味の①に「鳥のウズラのめす」(もともと、この意味だったが、「痹」と混用されて「しびれる」の意味でも通用するようになったと書いてあった)・・・いやに、これは親切な説明。・・・この「うずら」については、当ブログでも以前紹介済み。

●訓読みの解答
①く ②そり ③ひと ④に ⑤おうだん ⑥まこと ⑦よつぎ ⑧うち ⑨はし ⑩だれ
(一応、すべて、漢検漢字辞典第2版準拠の読みです)
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宮城谷昌光 「劉邦」(上・中・下)

2015年09月11日 | 読書
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへペット(猫) ブログランキングへ気まぐれ日記 ブログランキングへ

●久しぶりに宮城谷さんの単行本の長編・・・この時代の物語、好きだし・・・と思って読んだら、昨年の毎日新聞での連載小説だった(ーー)
●そういう事情もあるんだろうが、あの、宮城谷さん独特の難解用語・熟語がほとんど鳴りを潜めていた。つまらん。
●一般読者を想定して書いたんでしょうが、そのとおり、だいぶ読み易くはありました。
●実はまだ(下)巻は借り出せていませんが、(上)(中)巻での、その中でも、いくつか拾った熟語や知識など・・・
①「咸陽」・・・秦の首都・・・「咸」は「みな」という意味で、「陽がみなそろっている」ということだって。「陽」は「山の南」の意味。・・・漢検1級レベルの人にとっては周知かも。
②「・・・弟と妹を励ましてきた一家の梁桷である・・・」・・・「梁桷」・・・これも過去問「榱桷」をわかっている1級の人にとっては難しくもなんともないレベルの熟語・・・
③「閭左」・・・里門の左に住んでいる人たちを指すらしい。そこには大抵、寒家がならんでいるということで、貧困の人たちという意味らしい。
④「・・・皇帝に恪遵している・・・」・・・「恪遵」・・・これも意味は「恪勤」、「勤恪」などから連想できますね。
⑤「「涓」は小さな流れというが、例えば「涓人」は君主に近侍する宦官を指すこともあり・・・「中涓」はいわば侍従である・・・」・・・涓滴、涓人は知ってた。「中涓」はこの時の軍籍の上級武官の職らしい。
⑥「沛公(後の劉邦)に纏絡していた祥瑞・・・」・・・「纏絡」・・・これも分かりやすいですね。
と、こんな感じで、(上)(中)で、このくらいしか気になったものがありませんでした。
●漢字の学習にも少しは役立つかなと思いながら、楽しんで読んでますが、学習にはあまりならんみたい・・・。
●物語そのものも((下巻)がまだなので、どうなるかわかりませんが)今のところ、平板でちょっと期待を外れています・・・
(古くは「小説十八史略」(陳舜臣)、「項羽と劉邦」(司馬遼太郎)、最近では華流ドラマの「劉邦の大風歌 -漢建国記」まで、色々と、この時代のことを、あれこれ連想・想像して楽しむことのできるぐらいの知識・情報がある者にとっては、物足りなさを感じてしまった)。初めての方は、それなりに楽しめるかも知れません。 *ドラマは大長編ドラマですが、ご興味ある方はご覧になったらどうでしょう。面白いし、色々と勉強にもなりましたよ。
(同ドラマは「劉邦」というよりも、そのあと、漢を盤石な基盤に導いた第5代(だったかな?)の歴史上も有名な「文帝(劉恒)」が主人公だったような気がするが・・・また、光TVで無料配信されたら見たいドラマです👋)
👍👍👍 🐑 👍👍👍
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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その43 腆 郛

2015年09月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

(もう、庭の椛は紅葉し始めている・・・龝ですねえ)
●漢検漢和辞典第2版から
①「不腆」「腆贈」の「腆(テン、あつ(い)、てあつ(い)、おお(いに))」
 第2版は、読み・意味・熟語とも、第1版より充実していましたが、わからないのが「洗腆(センテン)」という熟語を載せていること・・・他に、もっとわかりやすい熟語を載せればよいのに、どうもよく、このスタンスが理解できない・・・。
ちなみに、この「洗腆」の熟語とその意味を探したら、
 ・「腆」で探すと、大漢和・字通ともに見つからず・・・。字通の下付き熟語でも無かった・・・。
 ・あきらめずに、念のため「洗」で探してみたら、なんと、両辞典ともありました👍
 <字通>洗腆:鄭重にもてなす。用例「・・・自ら洗腆して、致すに酒をもってせん・・・」・・・というだけ。これでは「腆」の意味がよくわからない。
 <大漢和>洗腆:鄭重にもてなす。自ら食器を洗って膳を設ける。饗儀を鄭重にすること。「腆」は厚い、多い。(用例は字通と同じ出典でありましたが、書下ろしになってないので読みづらい)

と、やっと、ここまで来て、大漢和の説明を読んで「洗腆」の意味がよくわかった。
 *なぜ、こんな難しい熟語を載せているのか、誰か教えてほしいもんだ。
 *字通・大漢和にはお世話になってますが、このケースでもわかるように、一長一短あり。大漢和の方が概ね、説明の方は懇切丁寧だけど、用例は字通の方が読みやすい・・・やはり、少なくとも両辞典を見比べながら調べないとちゃんとは理解できないことが多いですね。

②「郛郭」の「郛(フ、くるわ)」
 これも、「説郛(セップ)」なんて、わけのわからん熟語が掲載されていた・・・。
 ・「郛」で調べると、字通・大字源には「説郛」という熟語のみ掲載あり、説明なし。
 ・大漢和で「説」で調べたら、「説郛」あり。
  説郛:①衆説、皆、其の郭内にあること ②叢書の名。(明の時代の叢書名。120巻。叢書中に収められている古書名(論語など・・・)がずらずらと、なんと、大漢和の5ページにも亘って記載されていた!!)
そちら方面の専門家には、この「説郛」は有名なのかも知れないが、こんな熟語も載せている意味あるのかね・・・。

と、またまた、第2版批判みたいになりましたが、この2熟語を調べるだけで、だいぶ時間を使ったかんね、ちょっと不平不満をタラタラ言ったっていいでやんしょ<(`^´)>

👍👍👍 🐑 👍👍👍


  


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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その42 鍮 絛 吋

2015年09月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用)第15回」配信しました(^^)
・チャレンジされた方々、チャレンジしている方々、ありがとうございます。今回が最終回ですが、記事に予告しているとおり、補習版?の模擬試験問題作成のめどが立ちましたので、あと2回ほど、チャレンジャー用のシリーズとは別に配信する予定です。今度は90%以上は漢検漢字辞典や過去問に準拠している内容なので、ご自身の総仕上げ版として活用してみてください。

●漢検漢字辞典第2版
・あと2日ほどでほぼ読みこなすところまで来ました・・・。問題の材料もほぼ揃いました。
・しかし、よく考えると、前回「斑気(むらき)」なんて書き問題が出たことからすると、やはり、1級の問題は「範囲に制限なし」ってことでしょうかね?現行の音訓や1級配当漢字だけに注意していてもダメなのかもしれません・・・。
・第2版を読んで良かったと思っています・・・出題されたら出来なかっただろうなという熟語や読みなどが(10個まではいきませんが)、ありましたので・・・。
・これは私が勝手に判断しているのですが、古語に近い熟語や読みなどは(現代でもある程度通用していると思われるものは別にして)無視しています。が、仏教用語はちょっと要注意ですかね、唐音も。あまり出ないでしょうし、合格レベルまでのチャレンジなら無視しても良いかも・・・満点レベルを狙う人は、面倒でも目を配って置く必要があるかも(^^;)
・と、云いながら、また、文句というか愚痴というか・・・(^^;)
①「真鍮(シンチュウ)」の「鍮」・・・「鍮石」は「トウセキ」→同じ真鍮という意味。「チュウ」は慣用音だって。
②「絛虫(ジョウチュウ)」の「絛」・・・以前の記事で大漢和では「トウチュウ」とも読んでいると書いた記憶ありますが、漢検では「ジョウチュウ」のみの記載・・・やはり「トウチュウ」と書いたら×になるのかな?一方、「馬絛」は「バトウ」となってました(ーー)
③「吋(トウ、スン、いんち(インチ))」・・・意味のところに「①インチ ②しかる(叱る)」となってる。・・・②は確かに、大漢和でも、そういう読みや意味があるようなことが記載されていましたが熟語や使用例はなし・・・なんで、こんな②のようなものまで掲載しておくのか、理解に苦しむ。大漢和などの大辞典からそのまま転用しているだけなのかあ(ーー) *同様の例が他にもある!!

👍👍👍 🐑 👍👍👍
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漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第15回

2015年09月09日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●1級チャレンジャー用の模擬試験問題(第15回)です。一応、今回の配信をもって、最終回とします。チャレンジいただいた方々、ありがとうございました。
●1級配当漢字をメインに、①耳慣れない・目慣れない音読み熟語、②27-①の文章題に倣って発想・連想力がつくような語句 などを中心に出題いたしましたので、レベル的には若干難度高かったかと思いますが、15回分の模試で押さえるべき内容をほぼ網羅できたのではないかと考えています。
●折々にコメント頂いた方々へは心から厚く御礼申し上げます。自らの励みになるとともに、復習・学習にも大いに役立ちました。ありがとうございました。
●みなさまの27-②の“高得点での”(^^)合格を願ってやみません・・・。
●なお、このシリーズは一応終了しますが、漢検漢字辞典第2版に、“相当”準拠した、「模擬試験問題」(総仕上げ版?追試版?)の作成を検討しています・・・主として、15回もお付き合いいただいた方々への御礼も込めて(^^)。乞う、ご期待・・・ナンチャッテ(^^)

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第15回>

(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.抛售は、字のごとく、まさに「投げ売り」という意味だ 
2.恰恰と鳥が鳴いている 
3.カブトガニ(鱟)の背の骨は風があると帆のように上がることから、鱟帆という
4.面貌、臉嫩なり
5.時雨、霑せず。春苗、萎悴す 
6.逗撓し、進むを得ず 
7.古代中国の地理書である「山海経」に鮨魚の事が載っている 
8.黼帷は、斧の形をぬいとりしたとばりのことをいう 
9.飽食し噫欠を漏らす  
10.罪人が亨醢に処せられる 
11.獲物を捕えた虎が烋烋としている
12.萃蔡とはくさむらのことである 
13.喉に物がつまり饐死した 
14.扁舟一櫂、何処に帰る 
15.齠耋、ともに戯れる
16.鏈絛で繋がれる 
17.その為人、懿劭なり 
18.その金石を敲拉する 
19.柬邀して饗す 
20.鷲像纛幡は、鷲の像を描いた、即位礼・朝賀などに立てる威儀の旗である
21.笞でつ 
22.失踪者の踪(蹤)がわからない 
23.乗桴とはに乗ることだ  
24.笏を帯にむ 
25.で物がはっきりと見えない
26.聒聒(カツカツ)とは騒がしい意味のほか「か」という意味もある
27.礼を厚くして人を
28.筵を敷きねる 
29.かな時間で仕事を仕上げた
30.しに諫める、これを譎諫という 

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.得意そうに鼻をウゴメかす
2.飯盒でご飯をたくことを飯盒スイサンという
3.ナギ節は「投節(なげぶし)」の古名である 
4.ホウロウ引きの鍋で煮る 
5.濁世の汚埃をセンゼイする
6.エンジ色の着衣とは珍しい
7.今年の干支はテイチュウである
8.ホウレンソウといったらポパイだ 
9.人生ヘキトウ、一個の事あり 
10.新しい物をアガナい求めた 
11.服役して罪をアガナった 
12.キケンで人を嚇す    
13.キケン紳士たちが集まる
14.彼はキンランの友だ  
15.キンラン緞子の織物だ 

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.魚を獲るためにエリを仕掛けた 
2.話の辻ツマを合わせる 
3.ナタで木を伐る
4.武者がホロを負って出陣する
5.ヤナを仕掛けて魚を獲る

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.あわておどろくこと。うろたえること。めんくらうこと。
2.生前に自ら設ける墓。寿蔵。生墳。
3.俗世のならわし
4.かりもがり
5.うすぎぬとあやおり。高級な衣服。
<語群>
(きょうがく、さくがく、だいじょうえ、ひんれん、ぞくとう、せいこう、らりょう、りんず)

(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア (  )累洽 2.イ (  )野肴 3.ウ (  )放言 4.エ (  )起鳳  5.オ (  )雀躍
6.カ 投瓜(  ) 7.キ 雪萼(  ) 8.ク 魯魚(  ) 9.ケ 連璧(  ) 10.コ 竜頭(  )
<語群>
(とくけい、ふすう、そうは、とうこう、そんじょう、がいし、てっとう、ひりん、げきしゅ、ちょうき)

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.風流を楽しむ船のこと
12.田舎の酒やごちそう
13.才能が特別すぐれていること
14.わずかな贈り物で多くの返礼を得ること
15.光明を重ねて広く恩恵が行き渡ること 

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.顚蕀 2.蔓荊 3.匿穴 4.新発意  5.牛縻  6.蕀苑 7.粗榧 8.神巫 9.紫荊 10.黄槿

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
(注)3.と5.の熟語の読みは同じです。4.と6.の読みの違いを理解するために出題しているものです。
ア.1.屏語 -イ.2.屏ける 
ウ.3.倥偬 -エ.4.倥しい
オ.5.倥偬 -カ.6.偬しい
キ.7.匡飭 -ク.8.飭す 
ケ.9.吮墨 ―コ.10.吮める

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.掉尾  2.少壮  3.隠栖  4.駿馬  5.狭隘  
<類義語>
6.儔侶  7.絶筆  8.渇望  9.仄日 10.民草
<語群>
(かくりん、ろうもう、どたい、らっき、そうぼう、かいかつ、しゅつろ、すいぜん、へきとう、せいはい)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.シンゲンは美ならず。美言はシンならず
2.セイハクを子孫に遺す
3.カイロクの災い   (注)火事・火災のこと。
4.ショウを聞いて日となす
5.ゼンビョウまた耳に逆らう
6.サイカンを揮う 
7.ビンガラは卵の中にありて声 衆鳥に勝る 
8.衝風の末力、コウフウを漂わす能わず
9.を編む   (注)苦学勉励すること
10.馬を相してこれをソウに失し、士を相してこれを貧に失す

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10

(A)「・・・仏国に至りては一世紀の前、一衣(1)タイスイの外、現に英吉利に於て惨烈の禍有りしを見ながら恬然として悟らず、区々として姑息(ア)苟偸の策を恃み歳月を(イ)玩愒し一時を(2)コトし、禍乱の症徴已に発するに及んでも猶且つ疾を諱みて名医に依頼すること無く、或は依遅猶予して民心を(ウ)猜はしめ或は抵忤(=抵抗)触冒して民情を激せしめ其末や無前の奇禍を蒸出し(3)コウケツ都邑に氾濫し一国を挙げ変じて屠場と為らしむるに至りたるは、果して夫の進化神の罪なる乎、将進化宗僧侶の罪なる乎。
・・・王路易(=仏・ルイ王のこと)は則ち悠々然として議院に臨み、其冠を脱し其剣を(エ)釈きロベスピエール以下の人士を(オ)一揖し温和の顔色にて微笑して曰はん、『公等 之を勉めよ、我も亦民籍に入りて国の為に力を(カ)効さん』と。因て妻子を携へ州郡沃饒の地を択び山水明媚の(4)ショウを卜し多く美田宅を買ひ 優遊以て身を終へて、高踏勇退の美名をも後世に施すことを得たらんのみ。・・・」(中江兆民「三酔人経綸問答」)

(B)「・・・是(この)人や経世の才を抱き治民の志を持し天子をたすけて(5)ビョウロウに趨るの宰相なる乎、天姿機敏にして善く時を覘ひ勢を料り賤買して(6)キハンし、以て(7)トウシュの富を致せる者耶(か)、将た文芸の美学術の巧、(キ)素よりセルワンテスを奴(やつこ)としパスカルを(ク)僕とする奇傑の人士なる耶、皆然らざるなり。・・・
・・・是人や其遠祖某甲(=ある人)嘗て旗を(ケ)搴り将を斬るの功有りしが為に爵位を授け(8)サイチを賜ひ、(9)カチュウ(=子孫)連綿として今日に至り、 既に才識無く亦学術無きも祖先の朽骨時々光を墓中より放ち其(10)ヒインを被むり、無作無業にして坐ながら禄秩の豊なるを(コ)享け醇酒を飲み脆肉をくらひ優游として日を送る所謂貴族と号する一種特別の物体なり。」(中江兆民「三酔人経綸問答」)
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第15回 標準解答>
(一)
1.ほうしゅう 2.こうこう 3.こうはん・ごうはん (大漢和は「コウ」音のみ) 4.けんどん 5.いすい 6.とうどう 7.げいぎょ 8.ふい・ほい 9.あいけん 10.ほうかい 11.こうこう 12.すいさい 13.えつし 14.いっとう 15.ちょうてつ 16.れんとう 17.いしょう 18.こうろう 19.かんよう 20.じゅぞうとうばん
21.う 22.ゆくえ 23.いかだ 24.さしはさ 25.かすみめ 26.おろ 27.まね 28.つら 29.わず 30.とおまわ 
(二)
1.蠢 2.炊爨 3.梛 4.琺瑯(琺琅) 5.蟬蛻 6.臙脂 7.丁丑 8.法蓮草・鳳蓮草・菠薐草 9.劈頭 10.購 11.贖 12.鬼臉 13.貴顕 14.金蘭 15.金襴
(三)
1.魞 2.褄 3.屶 4.袰 5.簗
(四)
1.錯愕 2.生壙 3.俗套 4.殯斂 5.羅綾
(五)
問1
1.ア重熙 2.イ邨醸 3.ウ跌蕩 4.エ騰蛟 5.オ鳧趨 6.カ得瓊 7.キ霜葩 8.ク亥豕 9.ケ賁臨 10.コ鷁首 
問2
11.コ 12.イ 13.エ 14.カ 15.ア 
(六)
1.くさすぎかずら 2.はまごう 3.くけあな 4.しんぼち・しんぼっち・しぼち 5.はなづら 6.いとひめはぎ 7.いぬがや 8.いちこ 9.はなずおう 10.はまぼう 
(七)
1.へいご 2.しりぞ 3.こうそう 4.いそが 5.こうそう 6.せわ 7.きょうちょく 8.ただ 9.せんぼく 10.な 
(八)
1.劈頭  2.老耄  3.出廬  4.駑駘  5.開豁 6.儕輩  7.獲麟  8.垂涎  9.落暉 10.蒼氓・草莽
(九)
1.信言 2.清白 3.回禄 4.鐘 5.善苗 6.彩管 7.頻伽羅 8.鴻風 9.蒲 10.痩
(十)
1.帯水 2.糊塗 3.膏血 4.勝 5.廟廊 6.貴販 7.陶朱 8.采地 9.華胄 10.庇蔭
(ア)こうとう (イ)がんかい (ウ)うたが (エ)と (オ)いちゆう (カ)いた (キ)もと (ク)しもべ (ケ)と (コ)う

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その41 梲 窕

2015年09月06日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●漢検漢字辞典(第2版)・・・なんだか、この辞典の批判みたいになっちゃってるけど、以後の学習記録のためにやってることです(^^;)みなさんの参考にもなると思ってるんですが・・・(^^;)
●またまた発見その1・・・現行音読みにない熟語・・・
①知客(シカ)・・・禅寺で客を接待する僧
②頂相(チンゾウ・チンソウ)・・・禅宗の高僧の肖像
(学習したから)読めるし意味も分かっているから別にいいんだけど、問いたいのは「なぜわざわざ掲載しているのか」ということ。仏教関係・・・特に禅宗(唐音多し)に・・・この種の熟語が多いけど、載せるならもっと他に適当なものもあるとも思うのだが・・・。載せている趣旨や目的がどうにもわからん。また、これも試験に出るかどうか、よくわからん。
●またまた発見その2・・・音訓追加している漢字
①「梲(セツ)に藻(ソウ)す」「藻梲(ソウセツ)」の「梲(うだち)」・・・「セツ」に加えて「タツ」音が追加されてた。
「タツ」音のときは「つえ、木の棒」の意味・・・でも、対応する熟語は載せていない・・・意味ないじゃん・・・「梲杖(タツジョウ)」とか載せておけば良いのに・・・。
②「窈窕」の「窕」・・・「チョウ」音に「ヨウ」音が追加されている。訓読み・意味も「ふかい」に加えて「あでやか」が追加。
これは出るかもネ・・・「窕冶(ヨウヤ)」ー「窕(あで)やか」・・・で。

<すでに、「熟語の読み・一字訓読 (その190)」でご案内ずみですが、再掲載しておきます>
<窕:チョウ、ヨウ、ふか(い)、あで(やか)、おくゆか(しい)>
・ふか(い):窕窕(チョウチョウ)=奥深くはかり知り難いこと、窕邃(チョウスイ)=奥深いさま、杳窕、霄窕・・・
・あで(やか):窕冶(ヨウヤ)=なまめかしく美しい *「姚」に通ず。(字通は「チョウヤ」)
・おくゆか(しい):窈窕、 
・その他:(「佻」に通じる。軽窕=軽佻。)窕貨(チョウカ)=窕利=苟且の財貨・一時的収入・ただもうけ・いわれのない財貨、窕言(チョウゲン)=苟且の言語・表面ばかり美しい言葉・空虚にして人を欺く言葉  *「君子は窕言を聴かず、窕貨を受けず」(韓非子)

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 「古田武彦の古代史百問百答」 (編:古田武彦と古代史を研究する会(東京古田会))

2015年09月06日 | 読書
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへペット(猫) ブログランキングへ気まぐれ日記 ブログランキングへ

●同氏の著作をある程度読みこなしている人でないと、取っつきづらいというか、なんだかわからない書物(^^;)
●「古代は輝いていた」シリーズ3部作以来、進化してきている研究成果をもとに、同氏が様々な質問に応える内容で、問題・分野別に、
纏められている。
●「俾弥呼(ヒミカ)」よりも前の内容も多かったので、「俾弥呼」を先に読んじゃった者としては物足りなかった・・・。ま、しょうがない、図書館で衝動借りした本なんで・・・。
●でも、いつも、何度読んでも面白い・・・とりあえず返却するけど、また、たぶん、借り出すと思う・・・。

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漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第14回

2015年09月06日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●1級チャレンジャー用の模擬試験問題(第14回)です。難易度は前回と同程度(これまでよりも若干易しい)と思いますが、どうでしょうか。なお、間違っているところやご不明な点などあれば、遠慮なく・・・というか、ぜひお知らせください。歓迎いたします。ただし、問題に対する補足説明は、未着手の他の方の手前、出来かねるかも知れませんが、「何処何処を見れば(調べれば)分かります」という程度のヒントや返事はできるかも知れません。いずれにしろ、なんなりとコメントください👋👋👋

<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第14回>
<訂正>(09071954)(一)5.の解答を追加。

(一) 次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.饐瓜を食して嘔吐した 
2.胡乱な人物と嬰遘する 
3.俶詭殊瑰、耳の未だ嘗て聞かざる所・・・
4.戎狄は荐居して貨を貴ぶ 
5.酷くも拉殺された 
6.螽斯の羽、揖揖たり
7.杓端に両星あり、句圜15星あり、杓に面す 
8.噎鬱として気が晴れない 
9.摶心、受検勉強に努める 
10.精神、馳鶩し、心気、飛揚す 
11.両髻、丫丫として面粉光る  
12.皁纛を掲げて出陣する 
13.茹薇とは菜食の事なり 
14.胡戎の羯羶が臭う 
15.徒に餔歠するのみ  
16.讐釁に乗じて南極を席捲せんとす
17.帑廩を民に開放する 
18.頒斌とした状態で渾沌きわまりない
19.擘攫とは「つんざきつかむ」意味である 
20.思い、蹇産として釈けず 
21.漢字同好のがいる 
22.梅の花がしい
23.扶持をる 
24.本心は噯気にもださない
25.作問に手りが生じた 
26.両髀の間をという 
27.興奮のと化した 
28.月は28宿をる 
29.白兎、薬をく 
30.棒を斜違いに組む

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。(30)2×15
1.危ないところで身をカワした 
2.ニギやかな街並みを散策する 
3.ミノを雨具に使用する 
4.鳴り物入りでハヤす 
5.ゴボウとこんにゃくで料理を作る 
6.キョウガクの出来事が起きた 
7.怠けていて師匠よりイッカツをくらう 
8.おかめソバを食す 
9.オカメそばを食す 
10.ラセン状の階段を登る
11.話にオヒレをつける 
12.コンニャクで石垣を築く
13.稀なること麟角ホウシのごとし
14.偉い人からホウシを賜る 
15.神仏をホウシする 

(三)次の傍線部分のカタカナを国字で記せ。(10)2×5
1.良いニオいがする 
2.カマスに穀物を入れる
3.畳の縁がウン繝錦だ
4.ヌカミソが腐る  
5.フィートは長さの単位だ 

(四)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.誤って書き入れられた文
2.髪をそったまるい頭。坊主頭
3.命令をいつわること。
4.本箱
5.人の善行をあらわしあきらかにすること。
<語群>
(ろちょう、きょうめい、さくぶん、せいけん、しょきゅう、しょか、えんぶん、えんろ)
 
(五)次の四字熟語について、問1と問2に答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
1.ア.(  )同契  2.イ.(  )暮来  3.ウ.(  )戴白 4.エ.(  )棄薪   5.オ.(  )暮塩 
6.カ.糶糴(  )  7.キ.悶絶(  )  8.ク.肉袒(  ) 9.ケ.揺頭(  )   10.コ.結草(  )
<語群>
(はいび、びゃくじ、すいちょう、ちょうせい、ふんゆ、がんかん、けんよう、ぜいし、しんきょ、れんさん)

問2 次の11~15の解説・意味にあてはまるものを、問1のア~コの四字熟語から一つ選び、記号(ア~コ)で記せ。(10)2×5
11.報恩のこと。
12.母と子の気持ちが通じ合うこと 
13.人に気に入られるようにこびへつらうさま
14.郷里が同じであること。仲が良いこと。
15.極貧のたとえ 

(六)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.虎耳草 2.海豹 3.黄楊 4.蘭草 5.胡蜂 6.春告鳥 7.冬青 8.朱欒 9.匿路 10.酸模 

(七)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.蹲踞 ― 2.踞る   
イ.3.蠱惑 ― 4.蠱す 
ウ.5.臚伝 ― 6.臚える
エ.7.無聊 ― 8.聊しむ
オ.9.攣曲 ―10.攣まる

(八)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
<対義語>
1.善良  2.巨大  3.僥倖  4.婉曲  5.齟齬 
<類義語>
6.高峻  7.涵養  8.逸品  9.昵懇 10.美醜
<語群>
(ふんごう、きゅうぎょく、とうや、ちょくせつ、ゆうぶつ、きか、しんこう、わいしょう、けんし、あくらつ)

(九)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
<故事成語類>
1.肉腐りて虫を生じ、魚枯れてを生ず
2.ウドンゲの花 待ちたる心地
3.バンジョウヤの童(わらわ)
4.カンショウ千丈の節
5.海はスイロウを譲らず、以て其の大をなす 
6.姑の前の見せオゴケ
7.ショウを見て不善を為さば、即ち、福至らず
8.禍(わざわい)はセンセンより生ず
9.餓鬼にオガラ
10.人にゴウオクなく気に進退あり

(十)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10

(A)「古い話である。僕は偶然それが明治十三年の出来事だと云ふことを記憶してゐる。どうして年をはつきり覚えてゐるかと云ふと、其頃僕は東京大学の鉄門の真向ひにあった、上条と云ふ下宿屋に、此話の主人公と壁一つ隔てた隣同士になって住んでゐたからである。・・・上条に下宿してゐるものは大抵医科大学の学生ばかりで、其外は大学の附属病院に通ふ患者なんぞであつた。大抵どの下宿屋にも特別に幅を利かせてゐる客があるもので、さう云ふ客は第一金廻りが好く、(1)コギが利いてゐて、お上さんが箱火鉢を控へて据わつてゐる前の廊下を通るときは、きつと声を掛ける。時々は其箱火鉢の向側にしやがんで、世間話の一つもする。部屋で酒盛をして、わざわざ肴を拵へさせたり何かして、お上さんに面倒を見させ、我儘をするやうでゐて、実は帳場に得の附くやうにする。先づざつとかう云ふ(ア)性の男が尊敬を受け、それに乗じて威福を(イ)擅にすると云ふのが常である。然るに上条で幅を利かせてゐる、僕の壁隣の男は頗る趣を殊にしてゐた。・・・此男は岡田と云ふ学生で、僕より一学年若いのだから、兎に角もう卒業に手が届いてゐた。
・・・岡田が古本屋を覗くのは、今の(ウ)詞で云へば、文学趣味があるからであつた。(エ)併しまだ新しい小説や脚本は出てゐぬし、抒情詩では子規の俳句や、鉄 幹の歌の生れぬ先であつたから、誰でも唐紙に(オ)摺つた花月新誌や白紙に摺つた桂林一枝のやうな雑誌を読んで、槐南、夢香なんぞの香奩体(コウレンタイ)の詩を最も気の利いた物だと思ふ位の事であつた。・・・
・・・僕は人附合ひの余り好くない性であつたから、学校の構内で好く逢ふ人にでも、用事がなくては話をしない。同じ下宿屋にゐる学生なんぞには、帽を脱いで礼をするやうなことも少かつた。それが岡田と少し心安くなつたのは、古本屋が(カ)媒をしたのである。僕の散歩に歩く道筋は、岡田のやうに極まつてはゐなかつたが、脚が達者で縦横に本郷から下谷、神田を掛けて歩いて、古本屋があれば足を止めて見る。さう云ふ時に、度々岡田と店先で落ち合ふ。「好く古本屋で出くはすぢやないか」と云ふやうな事を、どつちからか言ひ出したのが、親しげに物を言つた始である。・・・」(森鴎外・雁)

(B)「・・・五月十七日。曇りて寒し。午後東光閣書房主人来談。夜森先生の『渋江抽斎伝』を読み覚えず深更に至る。先生の文この伝記に至り更に一新機軸を出せるものゝ如し。叙事細 密、気魄(2)ユウケイなるのみに非らず、文致高達(3)ソウコ にして一字一句含蓄の妙あり。言文一致の文体もこゝに至つて品致自ら具備し、始めて古文と(4)ケッコウすることを得べし。
六月朔。松莚大伍の両子と風月堂にて晩餐をなし、銀座を歩みて京橋鴻の巣酒亭に憩ふ。主人奥田氏現代文士画家の(5)ボクジョウ数冊を示さる。帰途大伍子と再び銀座を歩む。」(「摘々録 断腸亭日乗」永井荷風の日記)

(C)「英王査理(チヤールズ)第一の時、仏王路易(ルイ)第十六の時、宰相大臣政柄を(キ)秉る者眼を(6)カツ(カッ)し胸を洞(トウ=開く)し早く時勢を察し予め世運を(ク)料り夫の進化神の為に道路を(ケ)掃滌することを知りしならば、何ぞ必ずしも禍乱を(7)ジョウシュツするに至らん。顧(おも)ふに英国の事は其以前に於て(8)カンカイする所無くして(9)ヒッキョウ創始に属せしが故に、(10)セイコウを執る者予め備えを為すことを省知せずして(コ)敗衄の禍を取りたるも猶ほ頗る恕す可き者あり。・・・」(中江兆民「三酔人経綸問答」)
(注)カンカイ:いましめとすべきし手本。
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<syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題(チャレンジャー用) 第14回 標準解答>
(一)
1.いか 2.えいこう 3.てきき 4.せんきょ 5.ろうさつ・らさつ 6.しゅうしゅう 7.こうえん 8.えつうつ 9.せんしん 10.ちぶ 11.ああ 12.そうとう 13.じょび 14.かつせん 15.ほせつ 16.しゅうきん 17.どりん 18.はんひん 19.はくかく 20.けんさん
21.なかま 22.かんば 23.むさぼ 24.おくび 25.ぬか 26.また 27.るつぼ 28.めぐ 29.つ 30.はすか 
(二)
1.躱 2.賑 3.蓑・簑 4.囃 5.牛蒡 6.驚愕 7.一喝 8.蕎麦 9.阿亀 10.螺旋 11.尾鰭 12.蒟蒻・菎蒻 13.鳳嘴 14.褒詞 15.奉祀
(三)
1.匂 2.叺 3.繧 4.粏 5.呎
(四)
1.衍文 2.円顱 3.矯命 4.書笈 5.旌顕
(五)
問1
1.ア.枌楡 2.イ.晨去 3.ウ.垂髫 4.エ.噬指 5.オ.朝齏 6.カ.斂散 7.キ.躄地 8.ク.牽羊 9.ケ.擺尾 10.コ.啣環(銜環)
問2
11.コ 12.エ 13.ケ 14.ア 15.オ
(六)
1.ゆきのした 2.あざらし 3.つげ 4.ふじばかま 5.すずめばち 6.ウグイス 7.そよご 8.ザボン 9.くけじ 10.すいば
(七)
 1.そんきょ 2.うずくま 3.こわく 4.まどわ 5.ろでん 6.つた 7.ぶりょう 8.たの 9れんきょく 10.かが
(八)
1.悪辣 2.矮小 3.奇禍 4.直截 5.吻合 6.岌嶷 7.陶冶 8.尤物 9.親狎 10.妍蚩 
(九)
1.蠹 2.優曇華 3.番匠屋 4.寒松 5.水潦 6.麻小笥 7.祥 8.繊繊 9.苧殻 10.剛臆 
(十)
1.小気 2.雄勁 3.蒼古 4.頡頏 5.墨帖 6.豁 7.醸出 8.鑑戒 9.畢竟 10.政綱
(ア)たち (イ)ほしいまま (ウ)ことば (エ)しか (オ)す (カ)なかだち (キ)と (ク)はか (ケ)そうでき (コ)はいじく

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漢検1級 27-②に向けての学習状況  その40 鉦 諍

2015年09月05日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●またまた漢検漢字辞典(第2版)から・・・
①現行音読みに無い熟語・・・(第1版にも載っているが)・・・
・「還礼」(ワンレイ)・・・禅宗のことば。礼を仕返すこと。現行音は「カン、ゲン」
・「辱号」(ゾクゴウ)・・・恥辱ををこうむった名。現行音は「ジョク、ニク」
・「寸白」(スバク)・・・①寄生虫、その病気。②婦人病。現行音は「スン、ソン」
・「磚茶」(タンチャ、ダンチャ)・・・現行音「セン、かわら」
まだあるでしょうが、こういうの、載せているってことは、現行音になくても出るってことかいね??? ボクちゃん先生、教えてくださいナ。
②「鉦」(ショウ、セイ、かね)
・ほとんどの熟語は、「ショウ」読みで、「鉦鼓」も「ショウコ」だけど、逆の「鼓鉦」は「コセイ」!!わざわざ読み分けているから、意味があるんでしょうが、一切説明のようなものはナシ・・・。困ったもんだ・・・ちなみに、大漢和は下付き熟語ないんで、字通を調べたら、字通には「セイ」音なし・・・「鼓鉦」あるも「読みナシ」。さらに、角川・大字源を見たら、「ショウ(呉音)、セイ(漢音)」とあり、鼓鉦(コショウ、コセイ)とあった・・・。・・・どうなってんだ???おっかしいんじゃない???「コショウ」と回答したらバツになんのかな(+o+)
③「諍」(ショウ、ソウ、いさ(める)、うった(える)、あらそ(う)、いさか(い))
・熟語で「諍論」・・・「ジョウロン」・・・実は広辞苑も「ジョウロン」。過去問か何かにもあって覚えちゃっているけど、「ソウロン」としたらバツなのかな???・・・実は実は、大漢和も字通もともに「ソウロン」なんだけど・・・。
④その他、音・訓およびその熟語、ホントに増えトラ・・・(^^;)・・・「兌換」の「兌」、侘び寂びの「侘」・・・音も訓も熟語も大幅増・・・この辺もあ・や・し・い・・・漢検漢和辞典をベースにチャレンジしている人は、第2版を買わないとダメだね(^^)

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