2日間、自宅で吊るしていた点滴の容器を外す日がきた。
小さな容器とは云え、着替える時には服の中を通さねばならず、濡らすと雑菌感染をするかも知れないので入浴や髪のシャンプーは出来ない。
臍から下、コーモン様周辺にシャワーを掛けるのだけは許可されているのだけれど、脱衣室で点滴の容器やカテーテルのラインを上手く服の首穴から抜いたり潜らせたりするのは、なかなか難しい。
やっとパンツを脱いで洗濯籠へ放り投げたら、投げたのが点滴の容器の方で手に残っていたのがパンツと云うこともあり、あの時はカテーテルが引っ張られて抜けたかと思ったが・・・・何とか無事だった。
その点滴を外す日がきたので気が緩んだのかも知れない。
朝食をとって、沢山の処方薬を飲み、布団に入った途端爆睡してしまった。
「13時頃に来てください」と云われていたが、目覚めた時は既に13時20分。
薬の副作用で手足の先が痛く麻痺もあるのだが、そんなことを忘れてサッサと着替えて車に飛び乗った。
予定じかんよりは1時間ほど遅れてしまったが、快く対応して頂き、カテーテルが抜けて自由の身。
ただ、手足の痺れが半端ではない。副作用が強く出てきているのだろう。
でも、元気・・・・・と思うようにして自宅へ戻った。