北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

風呂へ入ろう

2025-03-22 09:18:30 | 日記
2日間、自宅で吊るしていた点滴の容器を外す日がきた。
小さな容器とは云え、着替える時には服の中を通さねばならず、濡らすと雑菌感染をするかも知れないので入浴や髪のシャンプーは出来ない。

臍から下、コーモン様周辺にシャワーを掛けるのだけは許可されているのだけれど、脱衣室で点滴の容器やカテーテルのラインを上手く服の首穴から抜いたり潜らせたりするのは、なかなか難しい。

やっとパンツを脱いで洗濯籠へ放り投げたら、投げたのが点滴の容器の方で手に残っていたのがパンツと云うこともあり、あの時はカテーテルが引っ張られて抜けたかと思ったが・・・・何とか無事だった。

その点滴を外す日がきたので気が緩んだのかも知れない。

朝食をとって、沢山の処方薬を飲み、布団に入った途端爆睡してしまった。
「13時頃に来てください」と云われていたが、目覚めた時は既に13時20分。

薬の副作用で手足の先が痛く麻痺もあるのだが、そんなことを忘れてサッサと着替えて車に飛び乗った。

予定じかんよりは1時間ほど遅れてしまったが、快く対応して頂き、カテーテルが抜けて自由の身。

ただ、手足の痺れが半端ではない。副作用が強く出てきているのだろう。

でも、元気・・・・・と思うようにして自宅へ戻った。

ゴジラ がいた

2025-03-20 21:21:14 | 日記
昨日は治療の予約日。

予約日とは云っても、治療室のベッドが確保してあるだけで、現在の体調や直前の採血検査によって、先生が治療に耐えられないと判断した時にはキャンセル待ちの誰かが私の予約してあったベッドを使うことになる。

吹雪の跡が残っている道を運転し、スリップして危ない目にあいながらも病院に無事到着。 私が血液検査を受け、主治医の診断を受け、0Kが出て私が治療している4~5時間をスリスリとルンバは有意義に使ってスーパー巡りや食事をするのだ。

一応、決まりですからお名前と生年月日を・・・から治療室で看護師さんの問診が始まる。 採血検査結果が出るまでに1時間かかり、呼ばれた診察室で体調を再確認されて「治療出来ますね」の先生の笑顔を貰い、私は問診を受けた治療室へ急いで戻り、予約のベッドに私物を並べる。


3回目の治療ともなると手順が良い。 バッグから本と老眼鏡を出して枕の横に並べ、ベッドの横に付いている無料テレビを調節して観やすい位置に動かし、私物のイヤホンをテレビに挿し込んだ所へ看護師さんが薬剤や点滴用具を揃えて登場。
私がベッドの角度や高さを調節しているのを見て、「さすがに慣れてきましたね」とお褒めの言葉。
「疲れたら横に並んで寝て脚を絡めても良いよ」と余計なひと言。
その一言が嬉しかったのか、怒りを買ったのか遠慮の無い点滴の針が胸の定位置にブスリと刺され点滴開始。

正確に滴下した点滴薬が次々と換えられるのだが持参した本を開くこともなく夢の世界。
周りのベッドの人も大抵眠っているようだ。

点滴を換えに来た看護師さんが「灯りを落としましょうか?」と云うのだが「お化けが出たら怖いから」と断る。
話し掛けられたので急にオチッコがしたくなった。沢山の量の薬が体に入れられているのだから尿意を感じない方がおかしい。

知らない人が多いと思うが、眠っている時は腎臓も休眠状態になるのだ。 だから目覚めた時に腎臓は一生懸命働きオチッコが急に膀胱に溜る。

私は点滴台の高さを調節して遠くにあるトイレへ向かったのだが、チラリと見た私の横に寝ているのがオッサンではなくオバちゃんだと知って驚いた。

だって、ゴワァ・・とかフンガァとか ゴジラみたいな声を出して寝ていたから。
トイレから戻った気弱な私は、ゴジラの叫び声で眠られず仕返しは ささやかな屁を数発お見舞いするのみで、落下する点滴を見ていた。


雪かきをした

2025-03-18 10:29:55 | 日記
もう雪は降らないのではないかと思っていた。
各地のフォロワーさんのブログを見ると、何処も花が沢山咲いていたからだ。

しかし、一昨夜から久しぶりの雪。
日陰以外、雪は溶けて春の気配を感じていたのに・・・・闇夜の中を誰にも知られないように雪が静かに降り始めた。

それが牙を剝いたのは深夜。
突然猛吹雪に変わり、隣家が見えないほど真横に流れ始めた。

翌朝カーテンを開けると、窓には沢山の雪が貼り付いて外がよく見えない。

貼り付いた雪の隙間から下界を見ると、吹き溜まりが沢山出来ているのが見えた。

「溶ける派」の私も少しは頑張らねばならないかも・・・・

ルンバは、棟梁のようにネジリ鉢巻き姿で出陣していった。
「お父さんは出てくるんじゃないよ」の言葉を残して。

私は薬の副作用で感覚異常があり、冷たいモノを飲んだり触れたりは出来ないのだ。

でも・・・・様子を見るために着替えて出てみた。
玄関を出ただけで想像以上の降雪量だと分かった。膝まで埋まる量。
多分25センチは降ったのではないかと思う。

そこへスコップ片手にノコノコと出て行った私を見てルンバが何かを叫んだ。
多分「出てくるなと云っただろう」と恫喝しているのだ。

私は「どんな具合化と思ってね」とスコップ一杯だけ雪を持ち上げて放り投げた。
だから、これで「雪かきをした」とブログには書ける(笑)。

私は素直に家の中へ戻り「溶ける派」の定位置にゴロン。

ルンバとスリスリの女傑達は4時間半も頑張り頭から湯気を出して戻って来たのだけれど、
「もう夕食を作る元気は無いからね」の予想していた一言。

私は既に用意していた財布を「どうぞ 好きなだけお遣いください」と素直に差し出した。

噴射

2025-03-13 12:29:55 | 日記
初回は投与完了の2日後から下痢が始まった。
腹痛は無いのだが最初は恐ろしいほどの噴出量で、体が浮き上がるかと思った。

幸いにも病室の真向かいがトイレだったし、まだ足腰に力があったので、気配を感じるとトイレへ急ぐことができたのだが、「穴」が少し傷んだ。

それで二度目の投与が決まった時、主治医に下痢止めと痔の薬を沢山処方してもらったのだが・・・・、予想の投与完了2日を過ぎても下痢が始まらない。

覚悟をしているのに気配も無い。

不思議だ。

寝る時も「強力な下痢止め」と書かれた頓服薬を手元から離さず、シャワーを浴びた後には痔の薬を丁寧に塗り込んでいたのだけれど・・・・・噴射が始まらない。

薬が変わったとは聞いていないし、看護師さんからは2回目の方が強く副作用の出る方が多いと教えてもらったのだけれど。

時々出る便は下痢と云うより 軟便だ。もちろん体が浮き上がる程の威力は無い。

と思っていたら、予定よりも3日も遅れて始まった。
以前ほどの威力は無いが、軟便と云うよりは下痢だろう。

トイレへ行ってから「強力な下痢止め」と太いマジックで手書きされている下痢止めを飲んでみたのだが・・・・
効いているのか? コレ???

結局5時間後に1錠追加して飲んだのだが・・・・今度は効いたのではないだろうか・・・・・多分。

そう思うことにした。
 

比較するには

2025-03-08 20:30:30 | 日記
化学療法室で4時間、色々な薬を点滴されて終わりと云うわけではない。
幼稚園児みたいに首から空気圧で少しずつ萎む薬剤の入った水筒みたいのを吊るされて帰宅を許されるだけだ。

この水筒に入った薬剤が入るのに46時間。つまり2日かかる。その間、自由に動けるのだけれど入浴は下半身だけ。顔と髪は濡れたタオルで拭く程度。

それでも自宅はやっぱり良い。

風呂から出て髪を拭いていたら、タオルに10本程も髪の毛が付いた。

抜けるとは聞いていたけれど、「ついに始まったか」と云う気持ちだ。

私は禿げるのに抵抗はないし恥ずかしくもない。父方も母方も男は全員禿げていたからだ。
一生懸命、抜け毛を集めているルンバが気の毒になるけれど。

初めての抗がん剤投与では激しい下痢に悩まされた。トイレに住もうかと思ったほどだ。
「柔らか目」の温水ではあるけれど何度も洗われた肛門様はかなり傷んだ。

それで先生にお願いして、今回は下痢の薬と肛門様への塗り薬をタップリ処方してもらった。

46時間が過ぎ水筒に入った抗がん剤が全量入ったら、胸の何とかポートに刺さっている針を抜かねばならない。
「自分でもできますよ」なんて言われたけれど手順が複雑でルンバは尻込みするし私には何がどのような状態になっているのかが見えない。

それで、今日抜いてもらうために病院へ。

先ず消毒して、ここをロックして血液が逆流しないようにしてから・・・・・と説明を受けながら、(やっぱり素人には無理だ)と感じた。

「髪が抜け始めたみたいで・・・」と云うと「そんな方は多いですよ」と云われた。

「私が知りたいのは 髪ではなく アソコの毛も抜けるのかと云うことなんですけれど・・・抜けますか?」
と云った途端、今まで忙しく動いていた看護師さんの手が止まり??。

「そう云う相談を受けた事は無いんですけれど・・・多分少しは抜けるんじゃないでしょうかね」と困惑。
そして「抜けたら教えてください」と云うので、「比較しやすいように写真撮りますね」と云ったら、一瞬で断られた。