未だ、零下の日が続く私の街で下半身を露出させた男が目撃されたとの報道。
私の家から10キロ以上離れた住宅街の中らしい。
早速「見て欲しいから?」と私に訊くルンバ。私に訊けば、この変態の気持ちが分かると思っているのが怖い。
確かに時々ファスナーを開けたまま買物に出たりするが、故意ではない。
モチロン見て欲しいからでも無い。
むしろ、見て欲しくはない。
そんな自信は無いから・・・・・
零下だもの、縮んでしまうのではないかと思うのだが試したことは一度も無い。
「こんな変態、ちょん切ってしまえば良いのに」と恐ろしいことを云うルンバ。
「玉だってトンカチで潰してしまえ」と過激度が増す。
このような変態はまた同じ行動に出るかもしれないから私も軽く頷いた。
「ねぇ、玉って潰されたら痛いの?」とまた訊かれた。
「だからぁ、潰されたこと無いから、未だきちんと2個あるから」と説明したのだが、彼女は潰された無残なお玉ちゃんの姿を思い浮かべているのか目がキラキラと輝いていた。