良い天気だ。
しかし一歩外へ出た途端、思っていたよりもかなり気温が低いのを感じた。
その上風が強くてヒンヤリ度は高く、血圧が急上昇しそうなので今日のウォーキングは堂々と中止。
(昨日2キロは歩いたから)と心の中で誰かが囁く。
倉庫から野鳥の餌をカップに入れ、居間の窓から見える場所へ一列に撒いた。
スズメさんが絶滅危惧種になっていると知ったのは一年程前だろうか。
最近見ないと気が付いてはいたのだがDAISOで偶然「野鳥の餌」なるものを見つけ、試しに置いてみたら少しずつ集まるようになってきた。
ルンバは自然のものには余計なことをしてはイケナイと云うのだが、私が「丹頂と同じく絶滅危惧種だから」と云うのに(嘘ばっかり)と云う顔。
それが数日前にテレビで「スズメが絶滅危惧種」と云う報道を観て以来態度が急変。どうやらテレビでの誰かのお言葉は私の言葉より信用度が高いようだ。
以来、「お父さん、今日もお友達が沢山来ているよ」と教えてくれる。
でもスズメは臆病。常に周りを見回してチュンチュン。
カーテンの陰で私が少し動いただけで一斉に消える。
ルンバは「ご飯をあげているのだから少しは恩と云うモノを感じないのだろうか」と怒る。
そのご意見には同調したいのだけれれど、相手はスズメだからと思う私。
「少しは寄ってきて愛嬌を振りまきスリスリしたって良いのに」と云うルンバの意見に大きく頷く(うなずく)私の視線の先には「少しも愛嬌を振りまかない」 ルンバがいた。