北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

余計なお世話

2018-10-31 21:04:13 | 日記


北海道の太平洋沿岸だけで獲れるシシャモ。

それを獲っている様子を写したくて、道の駅「恋問」近くにある海岸へ行った。



いつもなら岸近くを漁船が走りまわっているのに一隻も見えないのは海が荒れているからだろうか。

風が強い分、空気中のチリが飛ばされたようで遠くまで見通せた。







少し波が高い海辺へ駆け降りて行く人の姿。



何気なく目で追っていたら・・・・・急に消えた。
転んだのだろうか、それとも もしかしたら草の陰で「野●そ」?

いつまで経っても姿が見えないので心配になってきた。

道の駅にトイレがあるのだから「野●そ」は無いだろうと思いながらも気になって見通せる場所まで移動したら、流木に腰掛けて海を見ているのが目に入った。



何だ、「野●そ」じゃなかったのかと ひと安心。



紙が無かったらテイッシュを持って行ってあげようと思っていたのに・・・・・。

余計な心配をしてしまった(笑)

親娘相撲

2018-10-30 20:28:30 | 日記

PCの前でメールを読んでいたら、寝起き顔のスリスリが突然入ってきて「お父さん」と何故か半べそ状態で私に抱きついた。



いつも私が近付くと汚物を見るような目で距離をとり「一緒に寝ようか」と云うと軽蔑の眼差し。
「一緒にお風呂入ろうよ」と云うと「バカじゃないの?」と云うスリスリが自分の方からハグしてくるなんて、前代未聞の珍事だ。

「何だ? どうしたんだ?」と訊くと、どうやら私と激しい口論をしたようで、それが夢だったことが判り、事実では無いと知ってホッとして私の所に来たらしい。

「そうか、そうか よしよし大丈夫、大丈夫。」と娘を何年ぶりかでハグし、ついでに尻や太ももをムニュムニュしてみたのだが・・・・・



お前、育ち過ぎと違うか?
ムチムチし過ぎと違うか?

ハグと云うより、アンコ型の力士が二人で相撲をとっているみたいだ。

これがDNAの恐ろしさかと思うと何か申し訳ないみたいだ。



・・・・・と思いながら、「よしよし大丈夫、大丈夫」と云い続けた。
ハァ~~~ドスコイ、ドスコイ。

見えない優しさ

2018-10-29 21:28:17 | 日記
低気圧が接近しているらしく、この街には珍しい南風が吹き荒れていて大粒の雨も降り出した。

こんな日は家でおとなしくしていようかと思ったのだが、荒れた日こそ行列が出来ていないに違いないと思い、外出することにした。



まだ昼時には早い時間。先ず目指したのはモスバーガー。

我が家からは少し遠い。

数か月前に食中毒で騒がれたようだが、それでも私はモスが好き。
数日前に食べた新発売らしいマックのテリヤキチキンが私にはイマイチで、モスのバーガーで口直しがしたくなったのだ。

予想が当たって暴風雨の中、店内に客は一人もいなくて待たずに買えた。
ルンバは大好きなエビカツ、私はやっぱりテリヤキだ。



帰宅途中、「スターバックスに寄ろうか?」と云ったら
「寄っても良いけれど・・・・・」と思わせぶりで素直では無いルンバの返事。

この街にスタバが一軒だけ開店し、先月初めて行った時には大混雑で席を確保するのも難しいぐらいだったのだが、ルンバにはその味がドンピシャだったようで、大喜びしていたのを思い出したのだ。



「寄っても良いけれど」の言葉の裏には、きっと喜びが溢れているはずだ。

テイクアウトにしてカフェモカとキャラメルマキアートのTALL。

帰宅して一口飲んだルンバは「あぁ・・・・・この味、この味」と満面の笑顔。

それを見て私も嬉しくなり、若い頃のように寄り添ってイチャイチャしたくなったのだが・・・・・私が近寄った途端、満面の笑顔が迷惑顔に代わりそうな気配を察し、離れた所から見ているだけにして、穏やかな家庭の空気を少し遠くから静かに味わった。

瞑想の中での迷走

2018-10-28 20:22:46 | 日記
特別に信心深くはないけれど、寺のお坊さんから高野山真言宗の「特別伝道北海道大会」が私の街で行われることを知らされた。

せっかく教えて頂いたので興味本位で会場へ入ったのだが、ほぼ満席状態。

周りを見回しても同年代ばかりで同行したスリスリが、もしかしたら一番若いのかも知れない。



開会宣言と挨拶が終わり、壇上には大僧正を中心に僧侶が並び約30分のお経が始まった。





(これがサザンのライブなら良いのに) と開始早々不謹慎な私。

休憩の時に早くも姿を消す人が出たが、次の特別講演、エンターティメント「お寺へ行こう」は、まるで吉本の演芸を見ているようで会場から笑い声。



阿字観と云う瞑想体験では、独特の呼吸法で全員が気息を整え、瞑想に入った途端、広い会場内から音が消えた。



ルンバはゲップを飲み込み、私は変な音と匂いを漏らさないかと心配した。
この場の空気を濁し雰囲気を壊したら大変なことになりそうだ。

瞑想の中で迷走している私達。



長い長い「無」の時を経て微かな鈴の音と共に瞑想は終了し俗界に戻った。


知らなかったのだが、高野山には生け花「華道高野山」と云うのがあり、その実演を初めて見た。
見る目の無い私にはサッパリその良さが理解できず、隣に座っていたスリスリはついに夢の中。



御詠歌に合わせた宗教舞踊はリズムが単調で、俗人の私には良くワカラン。



そう云えば子供の頃、家の玄関前に虚無僧が立ち尺八を吹いていたのを見たことがある。

稀に白装束で鈴を鳴らしながら単調な歌を唄う人がいたのも思い出した。

あれが御詠歌だったに違いないと確信した。御詠歌は巡礼歌でもあるらしい。

繰り返される変化に乏しいリズムが耳から脳へと染み込んだ。

曲調は全く同じで、五・七・五・七・七の詩だけが異なるようだ。
違うと云われるかも知れないが、和歌に間延びした曲を付けたような感じ。



難聴の私にその言葉は聴き取れないが、帰宅してからもしばらくは単調な歌声が鈴の音と共に脳の奥底で回っていた。

次回は9年後に開催されるとのこと。
「9年後ならもうこの世にいないね」と云うルンバに大きく頷く私。

あの世から御詠歌を聴き、「癒されるねぇ」なんて言っているかも知れない。

気持ちは高校生

2018-10-27 20:46:08 | 日記
南大通にある小さな楽器店が閉店すると聞いた。

昔々、安いドラムセットをこの店で買ったことがある。

何でも投げ売りセールをしているとかで、ベースアンプが欲しいと思っていたので安いのなら買おうかと思い、何十年ぶりかで店の中へ入った。

店内はこんなに狭かったのかと思う程で通路に人がいるとその先へは進めない。

壁にはギターやベースが吊るされ、床にはアンプ類が置かれていた。
いくら投げ売りと云ってもそれなりの値段がするので、財布に相談することもなく店を出たのだが、店内にいる間、気持ちは高校生の頃に戻れた。


直行で帰るのもモッタイナイので久しぶりに一人カラオケ。

唄い始めは喉を開くために いつも岩崎良美の「タッチ」だ。



そして調子が良さそうなら郷ひろみの「よろしく哀愁」へと続くのだが、あの高音は無理なので、いつも少し音程を下げる。



あとは図に乗ってきたらクルクル回ったり、脚を振り上げたりで田原俊彦に少年隊。

テレサテンの曲ではテレサ本人が画面に登場して少し哀しくなった。



部屋の外から見られると恥ずかしいので室内の灯りは消して妖しい雰囲気だが女性を連れ込んで口説いているわけではない。

薄暗い中、一人だと恥も外聞もなく激しく動きまわるので汗をかく。

いつの間にか上着を脱ぎ棄て、叫び暴れる2時間はかなり疲れる。



すっかりストレス解消して車へ戻り、しばしPで呼吸を整えて休憩。

右の股が痛いのは、短い脚を俊ちゃんのように蹴り上げたからだろうか。