雪が踏み固められていた後 珍しく雨が降った。
だから雪の表面は氷に変化しツルツルになった。
そして、その上にまた雪が降ったために まるで油でも撒いたようにツルンツルンになった。
とてもではないが 普通には歩けない。
蹴ろうとした後ろ足が空転して 進まない。
前へ踏み出した足は 思いっきり滑って予定着地地点の かなり前方まで行くので 股が開き過ぎて何度も股関節が悲鳴をあげた。
私はトシちゃんでもEXILEでもないから 人生でそんなに股を開くなんてことはない。
出産の時ぐらいかな・・・・・と思ったが、考えてみたら出産したのは家内なので その時でも私は股を開かなかった。
昨日 高専裏をウォーキングしようと家を出たのに ツルンツルンに負けてコースを変更し、まるでセブンで買物でもしたような形になってウォーキングを終わってしまった。
今日こそは 頑張らねばなるまいと思い、久しぶりの春採湖。
ルンバが買物している間という制限があるので一周は無理だろう。
踏み固められた跡は かなり狭い。対向して来た人とは笑顔の譲り合いだ。
頑張って科学館の坂を上がる。
途中にあるトイレは冬季閉鎖中で、頭の上に雪を載せたままだった。
下り坂を利用して軽く走り、坂を下りた所の分岐から左折しユーターン気味に湖畔の道を戻ることにした。
エイホエイホと歩いていると前方に オッサン ペアを発見。
チラチラと私を気にするのは、イチャイチャできないからだろうか。
健全なウォーキングをする私には そんなことはどうでも良いことだ。
笑顔で「お先に」と挨拶して サッと二人を追い越した途端 ズルッと滑り 股がまた悲鳴をあげた。