今季最後の「SL冬の湿原号」運行日だと云うのが気になっていた。
今日も体調は良さそうだ。
ネックウォーマーを装着して防寒対策完了。
車で走っていて何処でSLを撮ろうかを考える。
結局、イワボッキ山の麓で撮ることにした。
イワボッキは、漢字で書くと岩勃起。
岩のように硬いアレをチラッと想像したアナタは変。
イワボッキ、本当は岩保木と書く標高120m程の山。
この山裾を迂回するようにSLが走り、ここから本格的な釧路湿原の風景が展開していく。
撮影予定の場所は線路が大きくカーブする地点。そこへ行くまでの道路が除雪されているかどうか、車がスタックせずに到達できるかどうかが心配だ。
ドキドキしながら悪路を進み、釧路川と新釧路川との分岐点にある水門近くののPへ無事到着。
ここは私の好きな場所の一つ。時間に余裕のあるマイフレさんを案内する時に訪れることが多い。
旧水門の向こう側に見える阿寒連山が美しい。
Pから雪道を歩いてさらに奥へ進み、やっと辿り着いた地点には既に10人ほどのカメラマン。
その中に遠慮気味に加わって、耐寒レース開始。
周りを見るとスキーを履いている人がいた。多分川沿いを歩いて来たのだろう。
隣のオッチャンと、その隣のオネェチャンは、ミサイルでも飛び出すような巨大なレンズを装着している。
湿原を渡ってくる冷えた空気が突き刺さり顔が痛い。
その自然の中にいると、何故かモヨオス。
寒さの他に、もう一つ耐えなければならないものが加わった。