北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ただ 一周しただけ

2021-05-31 20:04:47 | 日記
今日は真面目に運動しようと昼寝をキャンセル。
風は強いが天気は良い。

何処を歩こうかと思いながら頭に浮かんだのが、湿原最深部にあるコッタロ湿原を見渡せる展望台への急階段。

あの階段は心臓に悪そう、いや良さそう、いや悪そう・・・・・どっちなのだろう。

P横から急傾斜の階段を上がり、その後急坂をヒーヒー云いながら登らなければならない。
過去に3回は上がった記憶はあるが、あまり行きたい場所では無いのだけれど、
ルンバを誘ったら、やっぱり拒否された。

でも、その理由は私か思っていたのとは違い「トイレが臭いから」
トイレが臭かったかどうか、全く記憶は無いけれど、私以上にトイレの事を気にしているルンバが云うのだから、きっと臭いのだろう。



冬、丹頂が夜を過ごす川には、鶴の姿は無く、代わりに少し先の牧場で牛さんに挨拶。



車を運転して湿原最深部にある道の分岐へ辿り着いたら、何と「通行止め」の表示。
数年前の台風で冠水した後、橋が修復されていないらしい。



戻るのが嫌なので大廻りで先へ進み、標茶町を迂回して塘路湖を見下ろすサルボ展望台へ向かったが、ここへ上がる道もテープが張られて通行止め。
ここも台風で崩れたままなのだろう。



それにしても管内の道路修理は時間がかかり過ぎる。
気の長い人が多いのだろうか。

で、結局何もしないまま湿原を大廻りする長距離ドライブをしただけで帰宅。

こんなことなら、いつものようにグータラと昼寝していれば良かった。

ドレドレ

2021-05-30 19:56:43 | 日記
ルンバが突然、身体のあちらこちらが痛いと言い出した。
「きっとお父さんの身体よりも痛い場所は多い」と自信満々に云うので比べっこ開始。

ルンバは首と両膝痛に両足趾への血流循環障害。
腰も悪いし左殿部に座骨神経痛。
肘も痛くて両方の拇指も上手く動かないと云う。

もしかしたらリウマチじゃないのかと心配し、「ドレドレ」と云いながら久し振りにルンバの手に触れて揉む。



そう言えば両方の肩も手術してネジで留めていることを思い出した。
数えてみたら、ルンバは色々な場所を4回も手術しているのだった。


そして、今度は私の番。

首の骨が少し潰れ、腰痛に右回盲部違和感。
そして左膝が痛く、左拇趾指の血流障害があり寒い日には痛みで目覚める。
常に耳の中でセミが鳴き、内臓だって検査数値を示して色々と悪化していることを示し威張る。



こうなってくると、悪い場所が多い方が勝ちみたいな競り合いになってくる。

私でさえ5回も手術しているのだから、よく今まで生きてきたものだ。

帯状疱疹は治癒したものの軽い感覚麻痺が左側に残っているのを思い出した。

だから、「お母さん、左のタマだけ何か感覚が変なんだよね」と打ち明けたのだけれど関心を示さない。

「ドレドレ」と云いながら優しく触れてモミモミしてくれないの?
感覚が麻痺しているんだよ。

少しは心配しろよ(;_;)😒

天国からのツアーバス

2021-05-29 14:29:57 | 日記
「迎えに行く時間じゃないの?」とルンバが云う。
(あっ、そうだ。迎えにいかなくちゃ) と焦る私。

子供達に「お爺ちゃんを迎えに行くよ」と教えたら、それぞれが自転車に乗って走り出した。

「確か、バスが着くのは体育館だったよね」と確認する私に「何を今頃」と云う顔で応えるルンバ。

私は何故か走り出す。
最近不整脈が出ているが、走っても大丈夫と感じるぐらい体調は良さそうだ。

(確か町内会か何かの海外ツアーに参加したんだった)と記憶が少しだけ甦った。

表通りから体育館の方へ折れ、少し走ったら沢山の人が見えた。

既にバスは着いているようだ。



酒の好きな家具店の社長や豆腐屋の奥さんの顔も見える。

その中で子供達に纏わり付かれて笑っているのは少しだけ口紅を厚く塗った母だ。
そして、その横にはハンチングを被ったお洒落な父の姿。

いつもはムスッとしているのに、この時は見たことも無い笑顔でかなり機嫌が良さそうだ。

だから私は、自然に父の傍へ向かい「大丈夫?疲れていない?」と労りの言葉。
荷物は送ったのか持っていない。

「さぁ帰ろう」と皆で歩き出す。
「写真で教えて貰った橋が良かったよ」と云う母。
(私が教えた橋って?) と思いながらもせっかくの笑顔を壊したくない私は
「良かったねぇ」と云う。

表通りに出て曲がった途端、周りの空気が変わった。

見回すと、一緒に歩いていた両親の姿が消えていた。

「帰ったんだ」と一瞬で悟った私。

そっと目を開けると寝室の見慣れた天井が見えた。


もっともっと話したかった。
もっともっと顔を見ていたかった。
謝らなければならないこともあった。

もう一度逢いたくて目を閉じた途端、想いが一度に溢れ、大きな染みを作った。

ダメな日

2021-05-28 20:37:58 | 日記
雨上がりの今日、7冊も借りていた本を返しに図書館の分館へ行った。

Pへ車を置き、入口で手をアルコール消毒し入室しようかと振り向いたら分館入口に大きな返却ボックスが並んで通せんぼ。

見ると「整理日の為、休館」の張り紙。
呆然としたが毎月最終金曜日が休館だったことを思い出した。
仕方が無いので、返却ボックスへ次々と本を落とし外へ。

次は、最近行くようになったカット専門の安い理容室へ。
階段を上がっていくと、何と3人も待っている人がいて諦めた。

今日はまぁ、何と良くない日なんだろう。
貧乏神か悪霊が取り付いているのだろうか。

ここでムカッとしてアクセルを踏んでしまったら、オービスにやられるかも知れないと気が付き、アクセルを緩めた。

この上、ツキを失いたくない。


隙間ができた私の前に、併走していた車が突然ギュッと割り込んだ。
進路変更は3秒前に方向指示器を出さねばならないと高齢者講習で復習したばかりだ。

私は心の中で叫ぶ。
「テメェ、死んじまえ コノヤロー。捕まれ パトカーに捕まれぇ」

私は自分に纏わり付いているだろう悪霊を引き剥がし、割り込んだ車にデヤーッと投げつけた。

多分 最後のスーパームーン

2021-05-27 15:00:47 | 日記
今日は天気が良い。
24年ぶりと云うスーパームーンが見られる確率は高そうだ。

見られると云う時間をメモしておいたが、その予定時間の20時8分になっても月が見えない。
もしかしたら雲がかかっているのだろうか。

それよりも今の時期、この時間になっても闇が濃くないことに驚いた。

諦めてテレビを観ていたら、ルンバが「月が見えるよ」と教えてくれた。



マイフレさんから「LINEで釧路の月をYoutubeで観ているよ」と連絡も入った。

寝室の窓から観ると、なる程、地平線の少し上に、かなり欠けた月が現れていた。

早速、窓を開けてカメラテストも兼ねて一枚撮影し、輝度をアンダー側に少しずつ調節しては撮影を繰り返した。



何回も階段を上がり、少しずつ変化する月を撮影していたが疲れた。
それに飽きっぽい性格が災いして、テキトー人間は入浴。



ベッドへ入る前にほとんど欠けている部分が無くなった満月を撮った。

ルンバが、「次は12年後らしいけれど、その時にはきっともう死んでいるね」と云うのに、「そうだね」と素直に頷く自分に驚いた。

これが最後に見ることになるかも知れないスーパームーン。



カーテンを閉じる前に、もう一度月を見つめ、そして追加のシャッターを押した。