北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

屈斜路湖+姫路城(昨春 車中泊の旅)

2018-02-28 20:55:19 | 旅行
弟子屈町へ来たのなら、先ず向かうのは摩周湖のハズだが女王様の命令でパス。
直行で日本一のカルデラ湖である屈斜路湖畔にある砂湯へ向かった。



砂湯は湖畔の砂を掘ると温泉が湧きだしている場所で、湖面もその部分だけ凍結を免れているので白鳥が集まっている。



駐車場に着いて、その白鳥が撮りたいのだろうと思っていたら彼女は逆方向の雪深い林の中に向かった。
もしかしたら、野ションでもするのかと思ったのだが、以前来た時に その林の中に鹿が沢山いたらしい。

でも私の心の声は (鹿には足があるから いつまでも居るわけがない) だ。
しばらくすると肩を落として湖岸にやってきたTさん。やっぱり鹿には逢えなかったようで、諦めて白鳥を撮り始めた。


次は湖から釧路川が流れ出ている場所を指示された。昔 そこでキツネを見たらしい。





でも私の心の声は (キツネにも足があるから いつまでも居るわけがない) だ。

しばらくキツネの痕跡を探し回ったが、やつぱりダメ。そりゃそうだ。





時間に余裕が出来たので、少し遠いが美幌峠へ行くことにした。
鹿にもキツネにも遭遇できなくて すっかり気落ちしているTさんは いつもの元気が無い。



萎れた女王様は、美幌峠からの景色を喜んでくれたのだろうか。

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★昨春の車中泊旅 (前回の続き) 姫路城 編 

安富PAで車中泊し、朝イチで姫路城へ向かった。

何度か近くまで来たことはあるのだが、修復工事中で入ることができなかった名城にやっと出会えるので満車になる前に駐車場へ入り、開門待ちの行列に並んだ。



修復工事後なので何もかもが美しいが、特に瓦が白く輝いて見える。



開門と同時に押されるように入城。大手門を入ってすぐ、三の丸広場越しに見る天守に絶句。色々な城を見たけれど、この城は格別に美しい。



人の流れに逆らって「百間廊下」へ入った。延々と続く廊下の窓越しに見える城も庭も 何もかもが美しい。





ここは暴れん坊将軍のロケ地だが、確か「007は二度死ぬ」でも使われた。
その時、手裏剣か何かが国宝の壁に刺さったとかで大騒ぎになったと記憶している。









松本城や犬山城の天守へ上がるのは青息吐息だったが、体調が良いのか余裕で天守へ上がり美しい瓦屋根越しに下界を見下ろした。







女王様+辻川山公園(昨春 車中泊の旅)

2018-02-26 19:37:09 | 旅行
「王女様」と云う言葉からは 何処となく清楚で気品があって凛とした響きが漂う。

それが漢字を逆にして「女王様」となると、何か黒いピチピチの服を着て鞭を持ち「さぁ、頑張りなさい」と無理難題を押し付けるイメージに変わる。

私が案内しているTさんは、どちらかと云うと その女王様タイプだ。

その無邪気で明るい女王様に命令されて屈斜路湖へ向かう途中、何とか口説いてラブホへ。


あっ、違った。ラブホではなくて 何だったっけ・・・・・

どうも最近言葉が出てこなくて・・・・・ラブホとかオッパイなんて言葉はスンナリ出て来るのに年を取ると 人の名前や肝心の言葉が・・・・・あぁそうだ、多和平だ。



「空腹」を訴える女王様を少しだけ寄り道しようと説得しての「多和平」。



駐車場まではスンナリ行けたのだが、肝心の展望台までの坂道は雪に埋もれたままで無理なようだ。



Tさんも 空腹だからかSLを見た時のようにピョンピョン飛び跳ねて興奮してはいない。

どうやら この場所は あまりお気に召さなかつたようだ。



昼食に選んだのは「弟子屈らーめん」の店。私は昔風醤油味だがTさんは女王様に相応しくピリッとした刺激のある辛味噌を選び「美味しいねぇ」の連発。

良かった、良かった。
下僕としては、女王様の御機嫌が良ければそれだけで嬉しいのだ。

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★昨春の車中泊旅 (前回の続き) 辻川山公園 編 

明石海峡大橋を渡らずに西へ向かったのは、前回修復工事中で見られなかった姫路城へ行きたいからだ。

メモを見て その前に是非寄りたい所があったのを思い出した。

確かテレビの珍百景で紹介されたと思う兵庫県福崎町にある辻川山公園だ。

30分毎に池の中から現れる怖い顔をした河童が人気になっているらしい。

駐車場に車を置いて池に向かっていると 先生に引率された近くの園児たちが集まってきて池を覗いているので、多分この場所に違いないと私も待機。

あまりの人気に30分毎だった出現時間を短縮して15分に1回現れるように変更したらしい。



やがてブクブクと池の水が泡立ち、怖い顔のカッパが出現。
(おおっ、なかなかの怖さだ)



一生懸命シャッターを押したが、子供達は馴れ過ぎていて無表情。

そのままゾロゾロと移動したので何かあるのだろうかと 私もそれについて行ったら頭上にあった小屋の扉がパタンと開いて 何かが飛び出してきた。



どうやら逆さまになった天狗のようだ。
これはテレビで人気が出て来たので追加して作られたものらしい。



こんな仕掛けを無料で見られるなんて何と楽しいんだろうと思っていたら、ベンチに腰かけている人が何か変。



神社仏閣巡りも良いけれど、楽しいなぁ・・・・・この公園。



この仕掛けを知らないオネエチャンと来たら最高だろうねぇ。

「キャッ」と云って抱きつかれるのを待つ己の姿を想像してニタニタ。

その妄想が、遊びまわる子供たちの純真な声で かき消されて 正気に戻った。

ウッフン攻撃+明石海峡大橋(昨年春 車中泊の旅)

2018-02-24 19:58:20 | 日記
さて今日はTさんが楽しみにしていたSLを撮る日だ。

彼女が描いているのは「雪原の向こう側を走るSL」。
と云うことは線路を渡って道路が通じていなければならないし木が邪魔してもいけない。



そんな場所があるのだろうかとSLが走る釧網線沿いを探し、茅沼駅付近を選んだ。

でもSLはやっぱり近くから撮って迫力を感じてもらいたいので、先ず機関区から出て来るSLが見られる跨線橋へ。



煙を沢山吹き上げて出てきたSLを見てTさんは大興奮。横にいるオッチャンに誰彼と無く大声で話しかけて 恥ずかしいぐらいの大騒ぎ。





そして次は遠矢駅へ先行。

「絶対、この場所がお勧めだよ」と撮影場所を教え、車の中で時間待ちしていたら、その場所をどこかのオッチャンに取られた。

まぁ仕方が無いと諦めていたのだが、Tさんは そのオッチャンに近づいて笑顔で話しかけての「❤ウッフン攻撃」

しばらくすると そのオッチャンは 色気にやられちまったのか彼女に場所を譲った。






遠矢駅をSLが通過すると、また車に乗って茅沼へ先回り。

今度はTさんがイメージしていた雪原を間に挟んでのSL撮影だ。







近くには5~6羽の丹頂もいて、もしかするとコラボで撮られるかもと期待が高まった。

遠くにある踏切がカンカンと鳴り出し緊張が高まった。







Tさんはイメージ通りの写真が撮れたのだろうか。

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★車中泊の旅(前回の続き) 明石海峡大橋 編 

道の駅 ふたかみパーク當麻で車中泊の準備をしていて後ろを見たら墓地だった。駐車場と墓場が接しているのだ。

それであわてて場所を移動。墓地から一番遠い場所に車を移したのだが、それでも居心地は良くなかった。

日本最古の官道(国道)と云われる竹内街道を通って明石海峡大橋へ。

途中、数日前にIさんとK子さんに案内してもらった通天閣の横を通った。






明石海峡大橋には舞子海上プロムナードと云う展望施設がある。有難いことにシニア割引で120円だ。こう云う時には何故か一生懸命爺になりきろうとするから不思議だ。







エレベーターで橋まで上がりガラス張りの床から明石海峡を見下ろすことができるのだが、これがなかなか怖い。













周りの目があるので平気な顔をして歩くのだが、手はシッカリと手摺を握っていた。



そだね+當麻寺(昨年春 車中泊の旅)

2018-02-22 22:32:13 | 日記
雪のない南の島からやってきたTさん。
札幌近郊では、チューブソリなどで散々雪遊びをしたらしいのだが、まだ欲求不満が解消されずに釧路を目指したとのこと。

その矛先はジェームスなのだろうかと少し不安と そして少し期待(笑)

でも彼女が会いたかったのは、自然の中にいる動物たちで 残念ながら私でもジェームスでも無かった。

エゾリスにキタキツネ、エゾシカに丹頂鶴。そしてSLの写真も撮りたいとの御希望。彼女の良い所は、遠慮しないで自分の希望を述べることだ。

そして、その指示に従順であることに少し喜びを感じるMな私。

車に乗ってすぐ、ホテルのチエックインより先に丹頂鶴のいる鶴居村へ向かった。









彼女が次々と話し掛けてくるのは嬉しくて興奮している証拠だ。







「●●がね、××なのよぉ。そう思わない?」との問い掛けに「そだね」と答える私。
機関銃のように話しかけてくるので、カーリングの「そだねジャパン」並に「そだね」を連発だ。







彼女がフッと静かになったのはLINEが入っている時だけ。

極寒の中、「このキンキンに冷えた空気が良いのよ」とコートの前を開けて歩き周る姿は、寒さと云う感覚を持たない異星人のようだ。



この前、Sさんを案内した時に食いついた谷地坊主を見せて釧路へ戻ったら丁度夕暮れ時だった。



タイミングが良さそうなので幣舞橋へ案内した。
「世界三大夕日」と称賛される釧路の夕陽を見せるためだ。





橋の上で どんどん落ちて行く夕陽を撮った。









「良かったぁ、綺麗だったねぇ」と大きな声で叫ぶ彼女を見るだけで私も笑顔になれた。

遠くから私を頼って来てくれるなんて、それだけで嬉しい。

「ねぇ ねぇ 明日はSLだよね」と話しかけてくるTさんの瞳は まるで子供のようだった。

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★車中泊の旅(前回の続き) 当麻寺 編 

高野山を離れて下界へ降りた。
私には やっぱり俗界の方が落ち着く。

二上山麓にある飛鳥時代創建と云われる当麻寺へ行った。



墓場が怖くて信心は薄いのに古寺が好きな私。





境内を歩いて本堂で500円を払ったら若い坊さんが出てきて本堂内部へと導かれた。







薄暗い本堂の中には古めかしい仏像が並んでいるのだが、坊さんは機械の再生スイッチを押すと出て行ったので、私は一人ぼっちで説明を聞かなければならない。
忍耐との勝負に何とか勝ち本堂から出て挨拶すると、「次はこちらへ」と導かれて講堂へ。先ほどよりも薄暗い室内に取り残され怖い仏像に睨まれて過ごす恐怖の時間。

やれやれ、やっと終わったと思って外へ出たら待っていた坊さんに否応なく連れて行かれて今度は金堂の中。

奥へ入ると真っ暗なので少しでも明るい入口内側に立ち、そっと外を窺うと坊さんは私とは背中合わせの位置で自分だけ明るい光を浴びて時間を潰していた。

説明が終わると同時に エイッと外へ飛び出たらノホホンとしていた坊さんがギャッと飛び上がった(笑)

必死になって その驚きを押し隠して私に挨拶したのだが・・・・・アンタ まだまだ修行が足りないよ(笑)

急に言われても+高野山 (車中泊の旅)

2018-02-20 21:27:44 | 日記
南の島からTさんがやってきた。

彼女とは もう5回は逢っている。
だから友達以上 夫婦未満だ・・・・・と思う(笑)

到着が待ち遠しくて30分以上前から駅の中をウロウロし何度も時計を確認した。

きっと顔を見た瞬間、嬉しくてワンコなら尻尾を振ることだろうが しかし残念なことに私に尻尾は無い。

だから位置は少し違うが代わりのモノを左右に振って喜びを表現したいところなのだが、この年になっても その技を習得してはいない。


久しぶりに見たTさんは、やっぱり時の隔たりを感じさせない程に親しい笑顔を見せた。

札幌から直行で帰る予定だったが、どうにもfrustration が溜まってしまい急に釧路へ来ることにしたとのこと。

急に飛び出した英語にとまどう私。

Frustration って何だっけ・・・・・一生懸命和訳しようとして 思い出した。
Frustration って 欲求不満と云うことじゃん。

もしかしたら、もしかしたら ジェームスの出番なの?

頑張れるなかぁ・・・・・不安でいっぱいになる私。
若い頃とは違うからね。
それに、今日は勝負下着じゃ無い。

車に乗る前に 一度だけ腰をコキコキしてみたけれど・・・・・
やっぱり ダメだろうなぁ・・・・・

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★車中泊の旅(前回の続き) 高野山 編 

父の命日に家へ来る お坊さんに「高野山へは是非行ってください」と云われた。

だから生まれて初めて高野山を目指した。

あの真田幸村が幽閉されていた九度山を過ぎて、山道に入った。
舗装はされているが、際限のない急カーブの連続だ。



どんどん高度を上げて雲と同じ高さになった頃、路肩に634mの文字があったのを捉えた。スカイツリーの高度を越えたと云うことだ。

何もこんなに高い所に寺を建てなくてもと文句を言いそうになった頃やっと大門に到着。ここが高野山の入口らしい。



急に人の気配が増えて街並が現れ雰囲気が一変した。







駐車場に車を置いて国宝や重文の建物を撮りまくり。



一部雪が残っている所もあるが、高野山を記憶にとどめるために歩き回った。











「奥の院へは是非行ってください」と云われていたので、参道を進んだのだが、周りは供養塔やら苔むした墓石がワンサカ並んでいて何も楽しくは無い。

それどころか奥に入る程 異様な雰囲気が立ち込めていて墓場嫌いの私は逃げ出したい気持ちを押さえつけるのに苦悩した。