平穏無事な記念日

今日は何もない一日になるハズだったのに、昨夜からスリスリ娘がうるさいのだ。
「明日は どうするの？」
2月は誰の誕生日も無いのに 「どうするの？」を繰り返す。

「どうもしないよ、普通だよ」と云いながら (何かあるのか･････)と自問自答して やっと思い出した。

結婚記念日だ。

今にして思えば、小さな声で云うと 失敗記念日ともいえるかもしれない日だ。

当時は従順で、小さな声で「はい」としか言わなかった アノ人が 少しずつ 少しずつ変身し、まさかここまで巨大化するとは思わなかったのだが、今では完全にハンドルを握られ、私の方がは今や従順な「こびと」

ブランド物を欲しがらない。高級志向ではないので金がかからないし私を放し飼いのように好きにさせてくれるのは有難い。

同居人のような関係なのに、結婚記念日はオカシイだろうと思うのだが 何かの時に仕返しされるかも知れないので、買物のついでに蕎麦屋へ行った。

何も言わずに黙々と食べ、「御馳走様」で記念日はオワリ。

一体、何年目なのだろうと 少しは気になるのだが 切れ目の銀婚式とかだったらヤバいので考えないことにしよう。

明日からまた 喧嘩もせずに静かに日常を過ごせれば良いさ。

本当に 褒められたんだから

今日は半年に一度の歯科検診の日。
本当は来月だったのだが、旅行に出るかも知れないので繰り上げてもらったのだ。

検診に備えて前日からヒゲを丁寧に剃り、頭は二度シャンプーした。

鼻毛も切って両手、両足の爪もパチンパチン。

10%以下を目標とされているプラークチャートは 前回驚異的な2%だったので、今回もそれを目指すために 何度も歯ブラシや歯間ブラシを丁寧に使った。

歯科衛生士のHさんに嫌われないように、今朝は半年ぶりにへアードライヤーを使い、そして忘れずに眉墨で眉をキリッと描いた。

それを見てルンバは大笑いしていたが、クッキリした自分の顔を鏡で見て少し違和感はあるものの まぁまぁだと無理に納得させて家を出た。



受付で保険証やら書類を提出したら、色が違うと云われた。70歳以上は青い色の証明書なのだそうだ。
「私、まだ70にはなっていないので･････」と言ったのだが、もしかしたらクッキリ眉毛を描いても見た目はジジイなのかも知れない(涙)

口を何度もアーンして一本一本検査され、磨かれて今回のプラークチャートは 5%。これでもかなり良い数値なのだそうだ。

なかなか目標値の10%以下になる人はいないらしく、中には50%なんていう人もいるらしい。
「そうなるとキスなんかしたくないね」と云ったら衛生士のHさんは大笑い。

「帰宅したら奥様に自慢して良いですよ」と云われたのだが、奥さんにはいつも云われるんだよね。

「普段の生活を知っているから不思議だ」って。

普段の私の生活と云ったって 別にアレをブラブラさせてヨダレ垂らしてウロウロしているわけではないのに･････

自分では普通だと思っているんだけれどなぁ･････

少し妄想癖があるかも知れないけれど。

春一番

朝 カーテンを開けたら 電線がビュンビュンと揺れていた。

相当風が強いようだ。

だからウォーキングは中止。
今日はパジャマから着替える前に グータラと過ごすことに決定した。

そう云えば、数日前に南の方では 春一番が吹いたと云っていた。

もしかしたら 今日の この強風は春一番なのだろうか。

テレビを観ても気象予報士は 一切そのことには触れなかった。

一日でも早く雪が溶けて欲しいので、紛らわしい ただの強風ならイラン。

春一番よ、吹いてくれ。

家の前の雪を溶かしてくれれば、洗車もできるのに。

ラブちゃん 登場

「今日は少し暖かいよ」と云う声を聞き流して家を出た。

なるほど路面は雪が溶けているようだ。

でもウォーキングを続けていると突き刺す冷風が思いっきり体温を奪っていくのがわかる。

ウェアを通してくる剣山のような刺激に負けて (帰ろうか) と云う気持ちになったが、何とか歩を進めた。
何しろ、天気が悪くて2日もウォーキングできずにいたからだ。

もう2月も下旬。そろそろ春の陽気の中にいるはずだったのに まだ冬は居残っているようだ。

ジョギングポイントにきたので、まだあまり踏み固められていない歩道を ゆっくり走り始めた。

スピードが上がらないように自分を抑えてのスロージョギング。

2日も空けたので筋肉の疲労は消えたらしく調子が良い。
ヒーヒーゼーゼー 云わずに信号まで余裕で来られた。


燃えている脚の筋肉を休め、ソファーで横になっていたら窓をコンコンと叩く音。













ジュニアがラブちゃんを連れて遊びに来ていた。

























ラブちゃんが来ているのなら横になっているわけにはいかない。

あわててカメラを持って玄関を飛び出た。

更年期障害

今日も 何もない平凡な一日だった。

ただ昨夜久しぶりに眠られなくて AM2時半頃に眠剤を飲んだ。

テレビからの情報によると 男性にも更年期障害があり、眠れないのも その一つらしい。

女性の場合は、ある年齢になると女性ホルモンがガクンと一気に落ちて更年期障害を発症するのだが、男性の場合には年々少しずつ男性ホルモンである テストステロンが減少し やる気が失せたり 若々しさが無くなったり、イライラや悪寒がしたりするそうだ。

そう云われてみると 私には若々しさは無いし普通に女性を見てもヤル気が起きない。
「今日 下● 着てくるの忘れちゃった」なんて色っぽく言われたら 少しはヤル気が出るかも知れないが、でも一時だけだろうなぁ。

どの程度頑張れるか 自分でも判らないし、誰か試してくれれば更年期にあるのかどうかが判別できるかも知れないのだが、そう簡単に立候補者は現れない。


男性ホルモンは 喜ぶと増えるのだそうだ。

だから、沢山褒めて その気にさせて喜ばせると どんどんヤル気が出て頑張って働くと云うことだ。

「素敵だわぁ、偉いわねぇ」なんて言われると その気になる。
これには自分でも かなり納得する部分がある。

そうか、男は単純だから おだてに乗りやすいのだ。

「頑張れ、頑張れ」って言っても そこそこしか頑張らないが、
「うっふん、素敵だわぁ。アナタって上手ねぇ」なんて言われると足腰立たなくなるまで頑張るかも知れない。

アホだねぇ、オトコって。