タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

マラッカ海峡を渡るハチクマ~2

2022-09-16 09:00:00 | タカの渡り
マラッカ海峡を渡るハチクマを見に行った時、ホテルのチェックインをするのに時間を取られ、大きな渡りを見ることが出来なくて残念な思いをしたことを紹介しました。

その時の「残念3連発」と言ったことを紹介します。

     

リゾートホテルの内部です。指定された部屋に入ると大きなリビングルームがあります。そこのテーブルでその日の反省会(鳥合わせ)などしていました。

    

タカ長が「野戦病院のようだ」と言ったベットです。野戦病院よりは良さそうですね。この左にツインのベッドルームが3部屋ありました。

このホテルに連泊しました。

    

マレーシアに行ったのはタンジュンツーアンでタカの渡り観察するためだけではありません。

マレーシアネイチャー協会がリゾートホテルで行う「ラプターウォッチウイーク」(RWW)に参加することも大きな目的でした。

せっかく日本から来るのなら、日本の渡りについてプレゼンしてくれと依頼されていました。もう一つは、当日地元プレスの取材を受けてくれて言われていました。

そのRWWが行われる前日になっても、準備がされている様子は見えません。しかし、、、、、、

    

    

夜になって動きが見え始め、、、、、、、

    

    

    

朝になったらテント村が出来ていました。

かなり大きなイベントなのに、前日の夜遅くなってからの準備。南の国らしいと言うことでしょうが、このあたりの感覚は日本人とは違います。

    

     

    

    

    

たくさんのポスター展示もありました。

本格的なものもありましたが、タカ長がほほえましく思ったのは子どもたちのものが多かったことです。まだまだあります。

    

    

    

    

順不同で紹介しましたが、これを見て回るだけでもかなりの時間が必要です。

展示を見た後、、、、

    

    

このような風景を見ながらくつろいでいたら目の前にテレビカメラとマイク。

現地の人が話す英語が理解できないタカ長、何もできないと観念していたら、聞こえてきたのはキレイな英語。流石プロのアナウンサーです。

そこで簡単な取材を受けることが出来ましたが、その様子を誰も撮ってくれていません。

せっかくのテレビ取材だったのに、、、、、。これが「残念その2」です。

    

RWWもう一つのイベントは立派な会場でのプレゼンテーション。

もちろんタカ長だけがプレゼンするわけではありません。色々な人が色々な発表をされます。タカ長に与えられた時間は30分でした。

そのプレゼンのためにイギリス人の友だちに英語をチェックしてもらったり、、、、、、、

最初は現地語で自己紹介をしたり、色々な苦労をしたことが分かるペーパーは今でも捨てられません。

現場ではそのペーパーを読んだだけのプレゼンですが、その様子を撮ってくれた人は誰もいません。タカ長たち一行は9名、その中には写真を撮る人もいるのに、何でタカ長の雄姿(?)を撮ってくれないの?

これが「残念その3」です。

タカ長の流暢な英語に聞きほれていたのかかなぁ???(笑)

    

    

    

滞在したのは最高のホテルでした。展望台に上がれば最高の風景。

ここで涼しい風に吹かれながらタカの渡り観察が出来ます。

帰国してそのことを吹聴していたら、信州の鳥友グループがあのホテルを訪ねたようです。その人たちは写真を撮る人ばかり、きっといい写真を撮られたはずです。

15年も前の古い記憶ですが、タカ長にとっては忘れられない旅です。




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マラッカ海峡を渡るハチクマ

2022-09-15 08:47:27 | タカの渡り
そろそろタカ長の渡り観察の季節到来ですが、台風接近で落ち着きません。

週末から北九州市の高塔山に行く予定ですが、いつ行くかは台風の動き次第。何だか落ち着かないタカ長です。そのためこれと言った話題も無いので、古い話で失礼します。

2007年3月、マラッカ海峡を渡るハチクマを見に行ったことがあります。その時の話題です。

    

マラッカ海峡のグーグル画像です。左下がスマトラ島。右がマレーシアです。画像のすぐ上あたりに首都のクアラルンプールがあります。

その間の海峡が狭くなっているところをハチクマが渡って来ます。

南の国では2月下旬には渡りが始まり、このあたりは3月の上旬が渡りのピークになるようです。タカ長たちがこの岬で観察したのは2007年3月9日です。

    

マレーシア側の画像です。タンジュンツーアンの岬に向けて渡って来ます。そこにある灯台が観察地点です。その右上に赤い屋根が見えているのが滞在先のリゾートホテルです。

    

リゾートホテルのチェックインを済ませた日、マラッカ海峡の夕陽を見に行きました。ホテルから歩いて行ける距離です。

向こう側がインドネシアのスマトラ島ですが、その島影を見ることは出来ませんでした。

    

    

翌朝灯台に出かけました。

灯台の前のこのようなところで、、、、、

    

このような風景を見ながら観察準備をしていたら、上の方から声がかかりました。

一般の人は入れない灯台の中で渡りを見なさい、と言う有難いお誘いです。もちろん上がって行きました。

    

マレーシアネイチャー協会の観察地点です。公式調査をされているところです。

右端の人が調査主任。その次の人とカウントされていました。その向こう側の女性は記録係です。

左端の人はこの時間は休憩中です。暑いところなので長時間の調査は無理、誰かが休んでいて、休憩が終わったら誰かと交代。そのようなやり方をされていました。

    

    

    

    

タカ長が持っているのは本当のコンデジだけ。だからそれらしい写真は撮ることが出来ません。

その日は大きな群れが渡って来ました。マラッカ海峡を渡るハチクマを見ていたら、、、、、

    

    

足元に到着したハチクマが目の前を上がって行きました。写真では分かりませんが、昆虫採集用の網ですくい捕れそうな距離です。

そのような渡りに夢中になっていて、、、、、、、ふと、後ろを振り向くと、、、、、、、

    

    

    

    

大きなタカ柱が出来ていました。しかし、コンデジではその様子をうまく撮ることが出来ません。

タカ長たちが行った日はシーズンでもベスト3に入る日でした。このようなことも「ビギナーズラック」と言うのでしょうか?

初めて行ったマレーシアの観察地で地元の人たちの好意を受けながらの観察でした。暑さに弱い日本人のために、ここが一番涼しいところだと「一等席」を勧めてもらったり、調査が終わるころには調査委員以外の人もやって来て、出来もしない英語でおしゃべり。

でも、とても楽しい時間でした。

    

    

    

滞在したリゾートホテルも快適でした。

あの時間、あのプールにいたら、泳ぎながらハチクマの渡りを見ることが出来たはずです。

宿泊料金が高いように感じていましたが、アパートメント式のホテルで、指定された部屋に入るとその中にツインのベッドルームが3部屋あり、そのベッドルームに入れない人は部屋に入ったところの広い居間に寝ることが出来ます。

その様子を見たタカ長、「野戦病院みたいだね」と言ったものです。高いと思った宿泊代も一行9名で割り勘にすればむしろ安いくらい。快適なホテル暮らしでした。

    

ホテルの展望台からもタカの渡り観察が出来ます。そのように快適なホテルですが、、、、、、、

チェックインの時ことばが通じなくて時間がかかったのは今でも残念です。タカ長が四苦八苦しているとき、仲間たちは外で大きな渡りを見ていました。

タカ長の語学力が無いので仕方ないのですが、チェックインの時は料金もからむので、解ったふりも出来ません。そのため時間がかかったのですが、、、

無事にチェックインを済ませて外の出たら、大きな渡りはほとんど終わっていました。

あの時のことを思い出すと、今でも残念です。


    
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台風ラッシュで

2022-09-14 08:10:36 | タカの渡り
    

tenki.jpの台風情報です。このところ次から次へと台風がやって来る感じです。

この3連休も台風14号に邪魔される人は多いと思います。タカ長もその一人です。

    

今秋は北九州市の高塔山に行くつもりですが、台風14号を出迎えに行くような状況になってきました。

わざわざ台風がやって来ているところに行くことは出来ないし、台風が接近しているのに自宅を留守にすることも出来ません。そんなことを考えるといつ出発すれば良いのか迷ってしまいます。

    

行くからには大きな渡りを見たいのは人情ですが、それだけではありません。

関門地区に行くと仲間たちが歓迎してくれます。彼らとタカ談義を楽しむのも大きな目的ですが、台風のもとではタカ談義も盛り上がりません。

    

高塔山の姉御たちが今秋初めてこのようなイベントを開催します。タカ長師匠としてはその様子をこの目で見たいのです。

しかし、同じ行くのならこのイベントに合わせた日帰りとか、1泊2日の九州行きにはしたくありません。だからと言って、今月下旬には外せない用事があります。

と言うようなことをあれこれ考えたら、本当に邪魔になる台風接近です。でも、これだけはタカ長の一声で、止めてもらうことは出来ません。

    

ホテルの予約も済ませているのですが、その予約も変更しないといけないようです。

本当に、本当に嫌な台風接近ですね。

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プロの仕事

2022-09-13 08:03:05 | 日々雑感
阪急ブレーブスにマルカーノと言う二塁手がいました。

阪急ブレーブス。 マルカーノ。これだけで古い話であることが分かりますね。

そのマルカーノ選手の、今でも忘れらないプレーのことです。

   


その日タカ長は阪急ブレーブス対広島カープのオープン戦を見ていました。そう、オープン戦です。日本シリーズではありません。

その時、広島カープの選手が平凡なセカンドフライを打ちました。

      

マルカーノ選手は自分が補球することをまわりの選手に手で告げてから捕球体制にはいります。その時の目の鋭さ。ひとつひとつの動きのド真剣さ。

プロの選手なら後ろ向きでも捕れそうな凡フライです。公式戦ではなくてオープン戦です。何もあんなにド真剣に捕らなくても、、、、、。

と考えましたが、そのあとハッとしました。これがプロの仕事なのだ。

イージーフライだから。オープン戦だから。そのような理由をつけて、適当に捕っていたら、いざという時に本当の仕事は出来ないのでは、、、、、。

オープン戦で凡フライを捕球すると言う平凡な仕事でも、そのことを半世紀たっても思い出してもらえるのです。それがプロの仕事なのでしょう。

    

あり得ないことですが、タカ長がもし広島カープのコーチになったら、、、、、

ボテボテの内野ゴロを打ってもお客さんを感動させられる選手になれ、と指導したいです。

凡ゴロを打っても一塁まで一生懸命走れば、その真剣さはお客さんに伝わります。50年経ても忘れられないプレーになるかも分かりません。

それをやるのがプロの仕事。ぼんくらタカ長が言うのは口幅ったいのですが、マルカーノ選手のプレーに感動したことは多くの人に伝えたいですね。

ウキペディアで知りましたが、マルカーノ選手は39歳で亡くなられたのですね。若い死。言葉を失います。

心から冥福をお祈りいたします。そして感動的なプレー、有難うございました。

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大将陣山~4

2022-09-12 09:00:00 | 山歩きから
大将陣山を下りたタカ長たちは帰りを急ぎます、と言いたいのですが、何となく(?)美耶さまの生まれ故郷の大小丸(おごまる)を訪ねることになりました。

    

その大小丸のグーグル画像です。画像中央が大小丸地区。大将陣山はこの画像の上、この中には入っていません。タカ長たちが歩いた林道も示されていません。

その大小丸に入って、道が三叉路になっているところに車を停めました。

    

    

    

南西方向はこのような感じです。山口県東部の山が見えていますが、特徴あるピークなないので山の名前を同定することは出来ません。

グーグル画像で見るように集落のまわりは山、山、山。その昔は右に見えるような幹線道路は無かったはずですから、今以上に山奥の集落だったはずです。

このようなところに人が住みつく。その人たちは事情があって人目につくところには住めない。そのように思考が広がって、ここは「平家の落人」が住みついた集落であると考えるのがタカ長の常。

もちろんこれはタカ長の独断で、このあたりの歴史を研究した結果のコメントではありません。

タカ長のコメントとは関係ありませんが、この方向には「平家ヶ岳」と言う山があり、その山には「平家屋敷跡」から登ります。

また、平家300騎の糞いっぱいになったと言われる「馬糞ヶ岳」と言う山もあります。その登山口が「秘密尾」だと知ると、色々な想像をしたくなります。

    

背後には地区の集会所もあります。一つの集落として機能していたことがしのばれます。

そこからもう少し先、グーグル画像に見える道が無くなるところまで行きました。

    

その先はこのような感じで、車では行けないようです。

美耶さまが子どものころ、島根県の方から白装束の遍路さんが歩いて来たことを記憶しているそうです。

    

    

グーグル画像に見える道の上端にあるのが赤い屋根の家です。家の前に車が見えました。

    

    

こうしてい見るとのどかで平和な集落ですが、過疎化の波は当然やって来て、ほとんどの人は町に出ているようです。

それでも週末などには帰って来て家を管理されているのでしょうか、外からの見ただけでは空き家と思える家はありませんでした。もちろん、崩れかかった廃屋もありません。そのことがとてもうれしく思われました。

錦の美耶さまはこの集落から標高差にして300メートルはある保育所や小学校に通学していたのですから、生まれながらの登山者とも言えます。

だから強いはずです。仲間たちを相手に「あいつらには負けない」と意地を張っているタカ長ですが、錦の美耶さまには喧嘩を売らないことに決めました。

タカ長のような「え~えとこのボンボン」(?)が太刀打ちできる相手ではありません。(笑)

    

大将陣山登山の記録です。

数字的にはこんなものでしょう。体感ペースと表示されたペースは違和感がありません。

山に登っても展望が期待できるのは「やぐらだき」だけ。その意味では少し不満の残る山かも分かりませんが、それでももう少し登られてもよい山だとも思います。

静かな山を歩きたい人には最高の山かも分かりませんよ。


コメント (2)
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