タカ長の山ときどきタカ見

「タカ長のタカの渡り観察」の別室です。八十路の坂を登りながら更新してゆくつもりです。

プロの仕事

2022-09-13 08:03:05 | 日々雑感
阪急ブレーブスにマルカーノと言う二塁手がいました。

阪急ブレーブス。 マルカーノ。これだけで古い話であることが分かりますね。

そのマルカーノ選手の、今でも忘れらないプレーのことです。

   


その日タカ長は阪急ブレーブス対広島カープのオープン戦を見ていました。そう、オープン戦です。日本シリーズではありません。

その時、広島カープの選手が平凡なセカンドフライを打ちました。

      

マルカーノ選手は自分が補球することをまわりの選手に手で告げてから捕球体制にはいります。その時の目の鋭さ。ひとつひとつの動きのド真剣さ。

プロの選手なら後ろ向きでも捕れそうな凡フライです。公式戦ではなくてオープン戦です。何もあんなにド真剣に捕らなくても、、、、、。

と考えましたが、そのあとハッとしました。これがプロの仕事なのだ。

イージーフライだから。オープン戦だから。そのような理由をつけて、適当に捕っていたら、いざという時に本当の仕事は出来ないのでは、、、、、。

オープン戦で凡フライを捕球すると言う平凡な仕事でも、そのことを半世紀たっても思い出してもらえるのです。それがプロの仕事なのでしょう。

    

あり得ないことですが、タカ長がもし広島カープのコーチになったら、、、、、

ボテボテの内野ゴロを打ってもお客さんを感動させられる選手になれ、と指導したいです。

凡ゴロを打っても一塁まで一生懸命走れば、その真剣さはお客さんに伝わります。50年経ても忘れられないプレーになるかも分かりません。

それをやるのがプロの仕事。ぼんくらタカ長が言うのは口幅ったいのですが、マルカーノ選手のプレーに感動したことは多くの人に伝えたいですね。

ウキペディアで知りましたが、マルカーノ選手は39歳で亡くなられたのですね。若い死。言葉を失います。

心から冥福をお祈りいたします。そして感動的なプレー、有難うございました。

コメント
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