アマロ神父の罪

メキシコ映画です。まともや　ガルシア　ガエルの　作品ですが。彼が好きなので、彼が出てる映画がほとんど好きです。なんか２重人格ぽいところというか、弱いところがちょっと出てる感じが好きです。相手の女優も、この映画のあと、アメリカ映画に出演しています。メキシコ人の俳優は人間的でいいんですが、ちょっと背が低いのが難点ではないでしょうか。ガルシアも　もう少し身長が欲しいですね。

ストーリーはガルシアは　野心をもった神父です。心の優しい面と、野心をもってるので、それ相応に、相手に合わせて応対することもできます。心の優しい面は最初のバスでのエピソードで解ります。映画はメキシコの田舎の町の様子を本当に正直に描いています。田舎のほうは本当に映画のままです。ちょっと　昔のヨーロッパの街みたいなところとか、レストランの素朴な感じとか。で、教会だけが一番大きな建物だとか。神父ですが、やはり　男です。メキシコの神父は　みんなあんなものかな。恋人なんか、つくっちゃうんですから。ガエルが女性と知り合い、彼女と　愛し合うようになるのです。

この映画にでてくる　年寄りの魔女みたいな女性がいい味だしてます。人間関係とか、すごい、日本人ぽい感じです。ちいさな田舎町といってもやはり、権力争いとか、やくざとか、教会の上下関係、そういったものも　背後にあります。最後は　ガエル(アマロ神父）の　野心が勝ったというところですかね。