寺田屋
坂本龍馬が他の志士たちと会合につかってたのか。
時は、徳川幕府の江戸時代、200年を過ぎた西暦1800年代は地球規模で、変革の兆しが生じていた。
産業革命を達成したアメリカ・西欧諸国は、アジアに資源と市場を求め植民地化を進めた。日本へもその歩みは向けられた。
アメリカ軍艦のペルリ(ペリー)が日本にやってきて、開国を迫った!!
日本は、尊王攘夷だ、佐幕だ、倒幕だ!と揺れに揺れた。政治を担っていた江戸幕府もこれにはうろたえた。
いまだ日本は、髪はまげ、苗字帯刀、腹切りの時勢であったゆえに。
だが、そんな時でも、海外の現状を自分の目で確認した上で、
幕府がどうだ、藩がどうだという視点ではなく、世界の中で日本がどうあるべきかを考えて、他の者に説き・行動していた人達がいた。
一方、自分の目で確認しようとしたが、捕えられて、処刑された人間もいた。
初めて日本人が日本人であるということ、世界には異国があることを意識し始めた。
同時に何隻も日本の港に停泊し、大砲を撃ち込まれれば敵わないとも感じた。
長崎港を限定的に開けていたが、幕府・国家としては、鎖国体制であった。ロシアからも、いや、すでに交易をしていたオランダからも開国を求められていた。
さて、どう幕末から明治維新に至ったか。誰の功績があって今現在に続いたのか。
まずは、手掛かりに、5人の傑物たちから考えてみたい。
1.坂本龍馬
2.勝海舟
3.吉田松陰
4.高杉晋作
5.西郷隆盛
土佐勤皇党といえば、龍馬と同郷で土佐藩士の武市半平太が組織化したが、一方で筑前福岡藩の藩士に月形洗蔵という人物が筑前勤王党を組織化していた。
筑前福岡藩は、黒田長博が藩主家臣が月形だった。実は龍馬の前にこの月形洗蔵が薩長同盟実現のための根回しを進めていたのだ。知らなかった。
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書名:『北走新選組』
著者名:菅野 文
出版年:2004年9月(2012年12月)
出版社:白泉社 花とゆめコミックス
定価:400円プラス税
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書名:『凍鉄の花』
著者名:菅野 文
出版年:2005年12月
出版社:白泉社 花とゆめコミックス
定価:390円プラス税
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書名:『誠のくに』
著者名:菅野 文
出版年:2013年9月
出版社:白泉社 花とゆめコミックス
定価:495円プラス税
幕末明治維新にかけて、幕臣・幕府直属の会津、藩主大名、
志士=武士(上士・郷士・下士)・商人・百姓などの身分(士農工商)、人斬り、京都見廻り、天誅組・八王子千人同心、
浪士組・新徴組・新撰組等人物と組織関連が入り組んでいますのでいったん整理。
三大剣術道場
▲ 士学館 鏡心明知流 桃井春蔵
▲ 玄武館 北辰一刀流 千葉周作
▲ 練兵館 神道無念流 斎藤弥九郎
番外
▲ 試衛館 天然理心流 近藤内蔵之助
四大人斬り
▲ 田中新兵衛
▲ 河上彦斎
▲ 岡田以蔵 武市瑞山(半平太)
▲ 中村半次郎(桐野利秋)(西郷隆盛)
維新10傑
▲ 薩摩
西郷隆盛
大久保利通
小松帯刀
▲ 長州
大村益次郎
木戸孝允
前原一誠(佐世八十郎)
広沢真臣
▲ 肥前(佐賀)
江藤新平 平胤雄
▲ 肥後(熊本)
横井小楠
▲ 公家
岩倉具視
維新3傑
木戸孝允
大久保利通
西郷隆盛
松下村塾四天王
▲ 識の高杉、才の久坂
久坂玄瑞
高杉晋作
吉田稔麿、
入江九一
4藩
薩摩、長州、土佐、肥前
佐賀の7賢人
▲ 鍋島直正
▲ 佐野常民
▲ 島義勇
▲ 副島種臣
▲ 大木喬任
▲ 江藤新平 平胤雄
▲ 大隈重信
土佐四天王
吉村寅太郎
武市瑞山(たけちずいざん/半平太)
坂本竜馬
中岡慎太郎
幕末4賢候
福井藩第14代藩主 松平慶永
宇和島藩第8代藩主 伊達宗城
土佐藩第15代藩主 山内豊信(容堂)
薩摩藩第11代藩主 島津斉彬
幕末の三舟
▲ 勝海舟
▲ 山岡鉄舟
▲ 高橋泥舟
全192巻???続があり、合わせると全293巻
1冊10,000~18,000円だそうです。
図書館専用イメージだよね。立花隆『立花隆の書棚』にして、明治維新について書く・調べるさいの
基礎資料になると。明治維新関連の資料はすべて詰まっているようです。
何しろ大久保利通関連だけで12冊=1冊あたり600ページですから。
但し、実は、明治維新・幕末関連の書籍で、巻末参考図書を見ると意外と
載っていないので、まじめに調べている人は実は少ないといえるかもしれません。
編集・編纂は東京大学出版会。
第一巻と銘打っていますが、
二巻は出ていない様子。
水戸脱藩浪人の芹沢鴨(元天狗党)の暴れっぷりから
沖田らがその芹沢を暗殺するまでを描く。
近藤さんが新選組前の浪士組時代、宿割りを間違えて、
芹沢が街中で野陣(キャンプファイヤーですね)を張り、
近藤さんをぼこって、試衛館の沖田、土方ら面々を怒らせるところなどは、
どの新撰組の漫画でも描かれています。
著者は司馬さんの『新撰組血風録』にかなり影響を受けたそうです。
お梅がでてきますね。
浅田次郎さんの『輪違屋糸里』上下巻に行くか悩み中。
ちなみに現在は、『龍馬がゆく』4巻、陸奥宗光が出てきたところ読書中。
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書名:『ダンダラ1』
著者名:赤名 修
原作者:梅村真也
出版年:2003年12月
出版社:講談社 アフタヌーンコミックス
定価:648円プラス税 239ページ
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生き残った永倉新八の語りからストーリーが展開。
主人公は、家業の薬売りから道場破りをしていた土方歳三。
試衛館からはじまる。2016年6月現在全14巻発売 進行中。
土方歳三辞世の句
「たとひ身は蝦夷の島辺の朽ちぬとも魂は東の君やまもらん」
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書名:『ちるらん 新選組鎮魂歌』
著者名:橋本エイジ
原作者:梅村真也
出版年:2011年5月
出版社:徳間書店 ZENON COMICS
定価:562円プラス税 205ページ
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どこまで史実にそっているかは不明ですが、大筋は
間違いないです。かなり正統派の新撰組漫画です。
タイトルは、新撰組ブルーカラーからの浅葱の羽織を着た
狼(あさぎろ)から来てます。12歳の沖田 総司(幼名:惣次郎)は、
奥州白川藩の阿部家剣術指南番村上と立会い、
勝ってしまう。指南番は切腹の羽目に。その際に
解釈役を引き受けて、合図を待たずに首を一太刀で
はねてしまったせいで大罪人として打ち首に...なりそうだったところを
師匠の近藤勇に助けられる。2016年6月現在13巻まで発売中。
沖田総司 辞世の句
「動かねば闇にへだつや花と水」
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書名:『アサギロ1』
著者名:ヒラマツ・ミノル
出版年:2009年12月
出版社:小学館 ゲッサンサンデー
定価:438円プラス税
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清河八郎は、怪しい体で、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』にもでていたが、
幕末の三舟の一人、山岡鉄舟も浪士組の結成にかかわっていたのは、
知ったばかり。しかもこの鉄舟氏、剣の道を究め、武士道の人生を歩む。
しかも西郷隆盛の依頼により、宮内大丞として明治天皇に10年も侍従として仕えていた。
清河と芹沢と近藤等試衛館という対立の構図はなかなか複雑ですね。
清河を斬ろうとした沖田と土方を止める山岡、山岡と沖田の
立ち合いとなるが、なかなかの見物。これは2巻の話。全5巻。
清河さん、佐々木只三郎に斬られるんですね。あの龍馬を殺ったと
言われている。
近藤試衛館の近藤・沖田ら一部が、暴走する芹沢を暗殺するまでを描く。
主人公は土方です。
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書名:『ひなたの狼 新選組綺談』
著者名:斎藤 岬
全5巻
出版年:2003年4月
出版社:幻冬舎コミックス
定価:590円プラス税 194ページ
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