松岡正剛著『知の編集工学』(朝日文庫)にて、
『日本の組織』全16巻として、
内閣から巨人軍まで、トヨタ自動車から祇園の組織まで、一切の組織図を同一画法で表示できるようにして(中心にトップとスタッフを図示することで)、日本の組織構造が全て同じ視点で比較できるようにした。
との記載あり。俄然興味がわき、パイロットブックとの位置づけという表題のブックを手にした次第。伊丹敬之氏や野中郁次郎氏、ボスコンの織畑氏等。
松岡正剛著『知の編集工学』(朝日文庫)にて、
『日本の組織』全16巻として、
内閣から巨人軍まで、トヨタ自動車から祇園の組織まで、一切の組織図を同一画法で表示できるようにして(中心にトップとスタッフを図示することで)、日本の組織構造が全て同じ視点で比較できるようにした。
との記載あり。俄然興味がわき、パイロットブックとの位置づけという表題のブックを手にした次第。伊丹敬之氏や野中郁次郎氏、ボスコンの織畑氏等。
アメリカの水道会社に転職した男性とその家族(妻と二人の娘)は、タイに赴任することになった。ところが、タイ国内では、水道会社で働いていた人々を中心にクーデターが勃発。首都バンコクをその反乱軍が掌握し、首相等政府要人を殺害し、外国人たちを大量虐殺し始めた。主人公家族は、封鎖された首都から脱出できるのか。内容は緊張があり、興味深かった。
千夜千冊ような前人未踏の書評お化けサイトや編集工学や編集術で知られる人。
とても感動しました。
この著者が、編集に興味をもった強烈な動機が掲題に記載。p61~63
知人の大変美しい女性が、あるとき植物状態になってしまったという。
医者も見放していた中、
1年以上眠ったままだったが、その方のお母さんの信念に満ちた壮絶な努力により、
目を醒ました。
ところが、目を醒ますも今度は記憶を失っており、さらに目を動かすことも指を曲げることも
できない状態だった。周囲は、あのまま眠っていたほうが・・・とささやいていたという。
ここでもお母さんは想像を絶する努力により、どのように手や指が動くのか、ということから
はじめ、どのように言葉をつかうのか、さらに誰が誰で、その誰がどんな人物で、
彼女とどんな関係があるのかまで一つ一つ丹念に教えることになったそうだ。
そのプログラミング・プロセスに著者が関わったそうだ。
幸い素晴らしい回復力で、いったん何かがわかるとすぐに記憶の中の情報連鎖が
作動するらしく、うまく道筋を追って記憶を回復させれば、その一連の道筋には、
光があたることが分かったという。例えば小学校の事を教える場合、先生のこと、
最初に小学校に行った場面をつくる、次に小学校という記憶のネットワークの中心的な
軸をつくっていくという方法、しかし残念ながらその隣の道筋の記憶は全く抜けている。
そこでまた抜けている道筋を補う、ということを繰り返す。そうするといくつかのみちすじが
回復したところ、今度は突如として両社をつなぐバイパスに劇的な光があたる。
「この体験が私にとって決定的だったとのである。私が「編集」という方法に
熱中する最初の強烈な動機になっているといってもよい」