自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

天童荒太『永遠の仔1 再会』幻冬舎文庫

2005-09-28 00:23:36 | 小説

天童荒太『永遠の仔』(幻冬舎文庫)を読んでいる。

まだ、読み終わっていないが、電車の中で読んでいて
開いては閉じ、開いては閉じと、涙が落ちそうになるたびに
繰り返していた。

この方の本は、坂本龍一氏との対談本が最初で、
次に『家族狩り』を読んだ。『家族の絆』をテーマにした本
だったのだが、重いが面白いと思った。
(『家族狩り』の参考文献見てもかなり勉強しているなと思った。)
『永遠の仔』もまた重く面白い。
 
こういった本が売れるというのは少し引っかかる部分もある。
作家の才能も当然あると思うのだがそれだけではない、
マクロな視点として社会的な背景も当然関係しているだ
ろうと思う。何かを見落としたまま、急速に経済・物質的に豊
かになってしまったからだろうか?
ミクロの視点からみても、自分もそうなのだろうが、自分
は「孤独」だと感じている人が多いと思うのだ。なぜ、一
人でいると寂しいのか?
「人間、一人では生きることができない」というのはまさに
遺伝子レベルでそうなのかもしれないと思う。


郵政民営化

2005-09-18 11:24:03 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
小泉純一郎著 『官僚王国解体論』
と(現在の)首相が国民に問うた郵政民営化法案。
はっきり言って、比較した人もほとんどいないと思うが
まったく違うと言っていい。
そもそもマスコミを通じての首相の口から説明がない、ない、ない。
ちょっと国民一人一人、自分で郵政についてちょっとでも考えたの?
疑問点1
小泉さんは郵政民営化がビジョンのごとくいっているが、
これは、なんらかの目的、ビジョンを達成するための方法ではないのか。
馬鹿の一つ覚えみたいにいう「小さな政府」、これもビジョンにはならないでしょう。
つまり、これは目的そのものにはなりえないのではないか。途中で、そもそも
民営化って何のために進めているんだっけ?となったときの支えがない。
目的やビジョンがない戦略は恐ろしいですよ。暴走する可能性大ですから。

疑問点2
郵政事業は四つに分かれる。
・郵便
・簡易保険
・貯金
・窓口?
最後の窓口って何?これひょっとして
地域コミュニティーとしての場ってことか?
そうすると趣旨が違うし、こんなことにコストを割く余裕
はあるの?
いままでに立てた美術館やら博物館でいいでしょう。

・郵貯・簡保に関して。国債ばかり買っていた郵貯が
銀行になったら、借りてる金をどこかに貸して運用しなければ
ならないが、その審査能力なんてあるのか?
銀行の機能は、お金を預かる、運用する、決済する(引き落とし)
である。利益の大半は運用してあげなければならない。
これ、できますか?人材引っこ抜き合戦しますか?民間銀行と
争って。

疑問点3
株式会社化したら、当然上場しなければならないでしょうが、
DM、年賀状、決済明細など、電子メールにとって変わられるのに
誰が、この事業をやる企業の株を買うの?
民営化に賛成したあなた?買いますか?
当然、株主は配当や資産を増やすために投資しますね。
そしたら売り上げ、利益が重要になりますね、業績。
あなた、不採算地域の事業は切り捨てろ!といいいますか?
そうすると一番話題になったユニバーサル・サービスは到底
不可能になりますね。ここで矛盾が発生します。

疑問点4
公社のままじゃなぜ、改革できないのですか?
効率を追求するなら公社でも十分可能。
アウトソーシング(外部委託)すればOKでしょう。

さて、ここまで考えて郵政民営化に賛成しましたか?







民主党 代表者決定 前原誠司氏

2005-09-18 10:53:36 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
民主党の新代表が決まった。

前原誠司氏(43)である。
彼のプロフィール(略歴)はこうだ。
京都大学卒。松下政経塾出身(今回の選挙では元
政経塾出身者がめだった)。ネクスト・キャビネットの
防衛丁長官である。この人は安保問題、外交問題が
専門ということだ。



日々の生活を振り返って

2005-09-09 12:43:10 | 日記・エッセイ・コラム・メモ
●毎日の生活において、当たり前のことを
当たり前にこなすこと
●謙虚にしかし、貪欲に生活し、日々成長
したいという気持ちを持つこと。
●冷静に日々刻々変化する社会情勢を見
つめ、自らの人生にどう関係しているかを
考えること
●人生は一人では生きていけないことを認
識し、誰かに甘えて生きていることはあるか
もしれないが、
そのことを忘れず、自分には甘えないように
すること。
●問題を前にしたとき、現象と原因を混同せ
ずに本質を見失わないこと。簡単にはあきら
めないこと。
●初心を忘れないこと。自分の考えが間違っ
ていないと思ったら、一貫性を持つこと。