今日たまたまTVを観ていたら、
中国の工場で働く若者が変化しているという
特集をやっていた。
場所は広東省シンセン。
変化というのは、以前は農村部から出てきた若者は
家族に仕送りをするために働いていたが、今は自分
のために働くという人が増えてきたという意識の変化
のことだ。
ストライキの件数も急増していて、
ここ数年で約20万件も起こっているそうだ。
■シンセンが中国の中で先端をいっているのか、
外資が進出している都市部の工場全体での
動向なのか、
■10~20代のマジョリティ意識なのか、それとも
数百万人単位のレベルなのか、
わからないが、状況は深刻のようだ。
日本の高度成長期のころと同じ状況なのだろう。
企業が稼いでいるのを知り、
より高い賃金を求めるのは当然の権利だと思う。
問題は人口規模が巨大、格差も巨大ということだ。
若者が農村部から都市部に出てきて今までに
持ったことのない給料を手にすれば、自然とより
情報を得、さらに多い給料をもらっている人を
知れば、「自分も」となるのは当然、しかし、
その状況が分からない家族にとっては
深刻だ。家族内に情報や収入の格差が出てくる。
さらに都市部で生活、結婚し、子供を生み、
定住となると田舎へ帰る意識は残るのだろうか?
さらに一人っ子となるとその孫は親の親を顧みる
ことなどあるのだろうか。
中国は変革期、注視する必要がある。