願い

他の地域の新聞はどうか知らないが、北海道の新聞には一般の人の訃報も掲載されている。
三面記事は読む時間は無くても、この訃報欄だけは必ずチェックする。

今までは近所の人や自分や父の会社関係やそのＯＢ、あるいは祖父母の葬儀の時に香典を頂いた方を見落とさない様にという思いだったが、最近別な関係の名前も気になる様になってきた。

それは父が病院でご一緒だった人

昨年もリハビリで病室が一緒だったおじいさんの名前を見つけてしまったが、
今年になってからも父と同室で同時期に気管切開術を受けた男性の名前を見つけてしまった。
まだ40代だったのに・・・
見舞いに日参していたご家族とは顔見知りになっていたので、お気持ちを考えると心が痛んだ。

そして体の自由は全く利かず、かろうじて目で合図しか出来ない父だけど、
同じ手術を受けていても今現在、こうやって命があるという現実は本当にありがたいことだなと感じた。


親は子より先立つものかもしれないが、やはりこう思わずにはいられない。


一日でも一時間でも長生きしてくれますように・・・