すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

イチョウの木

2007年08月31日 | 日常の謎&ウンチク話
事務所に帰ってくると、同僚のTさんがなにやらブツブツと言いながらPCを使って検索している。
「どうしたの?」と聞くと、どうやら調べ物を頼まれたそう

なんでも同じ同僚のSさんから「自分の家にイチョウの木を植えているのだが、そのイチョウが今まで一度たりと実(銀杏)をつけたことがなく、もし判れば考えられる原因を調べて欲しい」と言われたそうな。
ご本人曰く、ちゃんと雄株と雌株と2本植えているらしいのだが・・・

えぇ勿論仕事外のお話です(笑)
でも「判ったよ~」と気軽に言えるのがウチの会社のいいトコでもあるんだよね

ってことで、私もググって(googleで検索)みましょうか・・・・

すると、こんな事が判りました
イチョウと言うのはギンナンが採れる事から「銀杏」と書かれる事が多いのだけど、祖父(公)が種子をまいても 実がなるのは孫の代になることから、「公孫樹」とも書かれるらしい。
それだけ実がなるまで長くかかる樹という意らしく、たいていは25年以上かかると言われているらしいのです。


Sさん、現在 御年64才 
家を建ててから15年

あと10年は無理みたい(苦笑)


そのことを説明すると
「俺、ギンナン食えるまで生きているかなぁ・・・」とポツリ(苦笑)

頑張れ!!Sさん!
自家製ギンナンを食べれるその日まで


子供電話相談室

2007年08月30日 | 日々つれづれ
仕事で車に乗って外出することがあります。
ハローワークに行ったり、ちょっとした消耗品を買いに行ったり・・・そんな時、社用車の中でラジオを聴いてます。普段、自分の車では古いCDをかけっぱなしにしているので、ラジオを聴くのはここの中くらい。

その日は夏休みも終盤を迎えたと見え、ここのトコロ10時過ぎくらいからラジオで子供電話相談室が流れていました

 「どうしてトマトは赤くなるの?」
 「イルカは哺乳類だから水から上げても飼育できるの?」
 「シャチやゾウアザラシみたいな大きな動物はどうやって運んでいるの?」
 「お空の雲と宇宙の星雲はどうちがうの?」
 「飛行機に乗ったらどうして耳がキーンするの?」
 「食べたすぐに運動をするとどうしてお腹が痛くなるの?」などなど

子供達の色んな質問に先生方も一生懸命答えていて、聞いているだけで微笑ましい

何でもつい笑ってしまったのが4歳の子からの
「どうして流れ星は綺麗なんですか?」という質問

聞かれた先生はなんて答えたと思います?

宇宙の塵が燃えているとか、スペースデブリが地球の引力で引き寄せられ摩擦で・・・云々と答えるのかな~と思っていたら・・・

「それはね、君の心が綺麗だからだよ

先生は綺麗なものを綺麗だと感じられる素直な心が大切なんだよという意味で言っていたみたいですが(笑)確かに4歳の子には大気圏がどうの摩擦がどうのっていっても判らないとは思うけど、その答えって・・・

そしてつい「4歳の子だからいいけど、これが女性に対してだったら
この上なく、くさいセリフだの~」と思ってしまいました(苦笑)
どうやら私は素直な心を忘れた汚れた大人になっているようです・・・ちと反省

丁度その夜は皆既月食の日
そんな気持ちを清めるべく、私はその夜空を眺めたのでした(笑)

でも子供の「どうして?」は大切にしてあげたいですね

33333キリ番発表~!!

2007年08月29日 | Weblog

かねてからこっそり進行してました33333のキリ番の当選者が決まりました~!!

 じゃじゃーん!!

その人の名はあひょさんでーす!!

おめでとうございまーす!!

 

見事、踏まれたあひょさんには北海道発の何か変なものが後日届きますので、メールにてご連絡先を教えてくださいませ~
とりあえず「白熊ガラナ」はすでに決定(ニヤリ)
さて後は何にしようかな~!!

ってことで、粗品が決まりましたら、ここでまた発表しますね

また次回キリ番を行う時には告知しますので、沢山の方の参加をお待ちしています

 


次回のキリ番を制するのは君だ!!

 

 


皆既月食

2007年08月28日 | 日々つれづれ

北海道より♪

私のデジカメではこれが限界。こういうのを見るといい望遠つき一眼デジタルカメラが欲しくなっちゃいますね~(苦笑)

※知り合いのブロガーさんが見事な皆既月食の写真を撮られていますので、今回皆既月食が見られなかった方はこちらでどうぞ!! →しげるふぉとろーぐ

21:30にはもう殆どもどってました~

頂き物いろいろ

2007年08月27日 | 日々つれづれ
なんかこの2日いろいろ頂いてしまいました。
まず日曜日、仕事の帰りに大きい梨と茨城の「将門煎餅」なるお煎餅を頂いた。
その直後、別の人からの電話が入り、出てみると沖坊に釣りに行っていたとの事で、小ぶりだけど獲物のクロゾイを7匹も頂く。
ソイは私の大好きなお魚・・・刺身にするには小さいので煮付けように卸して、頭は割って、アラ汁に・・・

月曜日、土曜に釣りで一緒だったHさんからじゃがいもと野菜のお裾分けを貰う
事務所の皆で等分に分けて、ありがたく持って帰る事に・・・

芋の入った袋を持っていると、取引先のKさんに呼び止められ今度はスイカを貰う


なんでもこのスイカ、「らいでんスイカ」を品種改良した「らいでんジュニア」というラクビーボール型の小玉スイカなのですが、小家族向けに作られた品種だそう。
しかも甘くて美味しい




中を割ってみると皮は薄いけど、こんなにビッチリと実が詰まってます。
実は私にとっては今年初めて食べるスイカだったりします
だって丸いスイカって大きくて2人家族のウチでは余してしまうんですもの。なので買わないで我慢していたのですか、これだと2人でも2日で食べきれてとっても便利~!!

それにしても頂き物が続いてしまいました。
釣りではイマイチでしたが、こんな嬉しいこともあるんですね~ラッキー

8/25の釣り

2007年08月25日 | 釣り
前夜23:00までれいくさんお薦めの「ハゲタカ」を見ていた私。
睡眠時間2時間半で集合場所へ向かいました(苦笑)
どんなに寝不足であろうとも、釣りの為なら何時になろうと起きれる女・・・すっかり釣りバカの道へ踏み入れているようです(爆)

AM4:00に港へ着くと、あり??肝心の船頭さんがいません??
暫く待ってみたものの、姿が見えないのでKさんが電話をしてみると寝坊した模様(苦笑)
そんな訳で予定より少し遅れていつもの地球岬沖へ出ました
船を走らせている最中に見事な朝焼け


こりゃ、今日も暑くなりそうだ
日焼け止めは塗ってきたけどいつまで持つかな~?(汗)

さてポイントに付き、釣り糸を垂れますが、なんでだろー??
手の平より小さいリリースサイズのカレイばかりがついてお持ち帰り用のサイズのお魚が来ません
後ろの席を陣取ったMさんは順調に揚げているのに・・・

ようやくググンという力強いアタリがあったので魚の動きにあわせつつ、リールを巻いていくと39cmの石ガレイでした。

が、良かったのはここまで。

後はリリースサイズのミニミニカレイが殆どなのです
小さいカレイはリリースするか、針を外すとき傷つけてしまったカレイはカモメにあげているんですが、そのせいで、手の平サイズばかり釣り上げている私とHさんの前には大量のカモメが・・・

憎たらしいことにこのカモメたち、大物を上げているMさんやSさんの前には居ないのです。
大きい魚は自分達にはもらえないと判っている模様。

カモメにまで「小さいのしか釣っていないヤツ」と認められた私たち・・・くぅぅぅ

ついていない時は何をやってもダメな様で、根釣りもしてみたのですが、せっかくかかった40cmはゆうに超えるアブラコ(アイナメ)も糸ふけさせてしまったお陰で針のかかりが悪かったらしく、海面まで釣り上げたところで針が外れ海に帰ってしまいました

結果、カレイは39cmが1匹、34cmが2匹いたものの、総数は18匹と言うかなーり悲しい結果に・・・

トップ写真のアブラコは実は私が釣ったのではなく乗り合わせたお兄さん(おじさん?)がくれたもの・・・
丁度隣の位置で釣りをしていたので、私が逃がしたのを目撃したいたらしく、くれたのでした

しかも付いていない時は重なるもので、帰ってから携帯の着信に気づき、掛け直すと
「明日(日曜)の棚卸作業、8:00じゃなく7:00からするから~寝坊するなよ」との言われた。
すいませーん、私、2時間半しか寝ていないんですがーって思ったのだけど、まぁ遊びなので自業自得。
その晩は死んだように寝て、翌朝は棚卸の為にフラフラしつつ職場に向かったのでした~

くっそ~!!次回こそリベンジだ~!!


佐賀のがばいばぁちゃん

2007年08月23日 | 漫画・本
 島田洋七 著 徳間文庫


広島で生まれた昭広は、父の記憶がほとんど無い。父は疎開先で家がある広島に原爆が落とされたと聞き、家の様子を見に行ったが故に放射能に汚染され、昭弘が生まれて間もなく原爆症で亡くなったのだ。その後は母が1人で働いて昭弘たち兄弟を育ててくれたが、幼かった昭弘は或る日佐賀の祖母の家へ預けられることとなる。
祖母は1人で7人もの子供を育てたツワモノ。
そこではその「がばい(佐渡の方言で「とても」「非情に」の意)凄いばぁちゃん」とのとんでもなく貧乏な生活が待っていた・・・

なごいくさんからお借りしました。
私たち年代ではB&Bの洋七さんと言った方が馴染みが深いかもしれない、島田洋七さんが幼い頃の自分と祖母との生活を綴った自叙伝

戦後の傷跡がまだ残る日本、みんな貧乏の生活なのでしょうが、ばぁちゃん「貧乏度」は更に凄い。「貧乏」というと「昭和枯れすすき」というような暗ーいイメージが付きまといますが、でもばぁちゃんの貧乏はメチャメチャ明るいのです

「お金がないと何にも出来ない」と思いがちな現代人の目のウロコを取ってくれるようなそんな本。

明るい貧乏もいいんですが、私が惹かれるのは、ばぁちゃんが昭弘(洋七さん)に言う数々の言葉。なごいくさんが金言、名言てんこ盛りとおっしゃってましたが、まさにその通りなのです

スポーツは万能だけど、勉強がイマイチな昭弘くんとの会話

以下転載
 「1と2ばかりでごめんね」とばぁちゃんに言うと
 「大丈夫、大丈夫。足したら5になる」と笑った。
 「通知表って足していいの?」と聞くと、今度は真顔で
 「人間は総合力」と言い切った

ね~なんか素敵でしょ?(笑)


またばぁちゃんと昭弘くんを見守る人達の優しさもいいのです
学校の先生、やって来るお豆腐屋さん、そしてクラスメート・・・
お金では買えない沢山の想いが詰め込まれています

例えば貧乏で祖母と2人きりの生活をしていた昭弘くんは、運動会の時、皆が家族とごちそうをついばむ中、1人で教室でお弁当を食べていたそうです。しかも勿論貧乏ですから弁当の中身は白いご飯と梅干と生姜のみ。
そんな時、ガラっと扉を開けた先生が
「いや~先生、お腹を壊してしまって。。。お前の弁当に梅干と生姜が入っているだろう?交換してくれないか?」というのです。交換した先生のお弁当には昭弘が滅多に食べることが出来ない卵焼きやエビフライ、ウィンナーと言ったご馳走がはいっていたそうな。
そんな事が次の年も次の年も続く・・・

毎年運動会時期にお腹を壊すなんて・・・と思った昭弘くんにばぁちゃんは言います。

「昭弘の為に弁当を持ってきたよと言えば、昭弘もばぁちゃんも気を使うだろう。それが本当の優しさだよ」と・・・

本当の優しさとは他人に気づかれずにすること

これがさりげなく出来る人ってどれくらい居るんでしょう
よく「○○してあげた」と他人に言う人が居ますが、その時点でその中には多少なり「人から優しい人だと思われたい」「人から感謝されたい」という意識があるのかもしれないよね・・・。

お金が無いという事は不幸な訳ではない事、人間は一人で生きているのではなく色んな人に守られている事・・・当たり前なのに現代人が忘れかけていた、そんな事を思い出せてくれる1冊です


迷惑メール

2007年08月21日 | 好きなモノ・面白いモノ
色んなHサイト系の迷惑メールが来ますが、その中で面白かったものをひとつ・・・


タイトルは「おかぁちゃんやで」だったと思ったけど・・・以下転載

久しぶりにメールしてきたと思ったら、この子は。
まぁ、ええわ。
ええ機会やからなあんたに前から話さんといけんこと思っとった話があるんよ。
カミングアウトするから落ち着いて聞きや。
あのな・・・
あんた、実は貴族の血を引いとるんよ。
プレイボーイ貴族ドン・ファン家、そこの血があんたの体の中には流れとるんよ

いや・・・お母ちゃんがドン・ファンとやったんちゃうよ。
そんなん無理やん?
細かい事は今度帰ってきたときに話すけどな、お母ちゃんが本当に話したいのは
そんな事じゃないんよ。
あんたはヤレる男の血筋を引いとるってことや。
なのにあんた・・・いまだにセコセコ働いてるやろ?
その事なんよ。
あんなしょうもない仕事やめてしまい。な?
働く必要ないんや、あんたは貴族やからな。
あんたには生まれた時から女をたらしこむ素質が備わってるんよ。
これからはヒモになれる女探して、それで食うていけばいいんよ。
一人や二人じゃあかんで、せめて八人くらいは囲うんやで。
そんでな、お母ちゃんいいところ見つけといたんよ。
ここや。
http://www.*******.******.***/
あんたの為にえらい探したで。
あんたはお母ちゃんの言う通りやれば大丈夫や。
お父ちゃん来年で定年退職やろ、うちの世話してくれる分も囲うんや。ええな?

それでな、お母ちゃん今の日本の社会情勢を調べたんよ。
そしたらビックリや。
今の女はよう働いてお金稼いどるから結婚する気がないんよ。
そりゃ今の収入のあんたと結婚して養ってもらおうなんて思うはずないわな。
結婚してあんた共稼ぎしようもんなら、あんたより女の方がいいお給料もろうと
るなんて恥ずかしい結果になるんよ。
キャリアウーマンいうのは恐ろしいやろ?
だからあんたは最初っからそんな事で張り合っちゃあかんのよ。
その代わりな、金持ってる女は淋しい人生送っとるんよ。
「結婚する気ないけど淋しい」らしいんよ。
あんたはな、そういう女のヒモになればいいんよ。
あとは、その女の部屋に転がり込めばあんたがおらんと淋しくて何でも言うこと
聞くようになるがな。
どこの女もそんなもんなんよ。
お母ちゃんもお父ちゃんをそうやって養ってきたんや。
ええな、あんたはヒモの存在の大きさを教え込むんやで。
誰もヒモなしでバンジージャンプなんかやらんやろ?
そんくらい大事なんやヒモは。

ええな、ここやで!
貴族なんやからな、気高いヒモになるんやで。
http://www.******.******.***/
他の平民に先越されんようにせんとあかんで。
わかったらはよ行き。

追伸:
来年の正月は帰ってくるんか?





何故か関西弁なのが笑える(苦笑)
しかしっ関西人で、ドン・ファンの血をひいているオバチャンがいるなら、ちと見てみたぞ!!(爆)


子供の成長

2007年08月20日 | 日々つれづれ
週末、高校時代からのお友達がお盆休みを利用して里帰りしてきたので皆でお食事に行って来ました。
例年ならココでこんな感じで長々と食べながら3時間ほど(←オイっ!)お話をするのですが、ここのお店ってあの事件の関連会社だったので、行く気になれず。今回は違うお店へ・・・

子供が居るからやはりバイキングがいいよね~と今回はここの店にしてみました。
こあがりがなく、全席テーブル席だったものの、値段が安くてビックリ~!!
サマーフェスタ中との事で大人がランチで1080円でした。
ただね~ランチだとお寿司とかがないのよね。そしてデザートのケーキがイマイチ!!同じ建物内に回転寿司屋さんとわかさいものケーキも売っているので、別料金払って持ち込み可にしてくれるといいのに~!!と思っちゃった(笑)
でもお料理は美味しかったですよ

あと面白いのが、ここではバイキングメニューに「チョコレートフォンデュ」があるので、子供には楽しかったみたい。なんかご飯食べずにそればかり食べていたような(笑)

それにしても高校を卒業してから早20年。逢えば「久しぶり~!!」ってな感じで色んな話も出来るし、お互いにそんなに変わっているつもりは無いのだけど、やはり子供の成長度合いで年を感じるようになりますね~
この間生まれたばかりだと思っていたのに、もう4年生だもんなぁ・・・

年1回のプチお食事会だけど、ひと時高校時代に戻ったようか懐かしい感覚で家に帰ってきました。

そうそう、そのお友達からのあちらのお土産を戴きました
 三万石の「ままどおる」

ミルクの風味が豊かでしっとりしてて美味しい~


結構有名なお菓子なのに、他ではあまり売っていないんだよね、コレ。

実家がこっちだから、お土産とかあげていないのに、いつもいつもすまないねぇ・・・といいつつ、パクリ(笑)
大事に食べようっと


漫画感想いろいろ

2007年08月19日 | 漫画・本
お盆休み中に読んだ漫画のひと言感想など

「おかしなあの子」 石森章太郎 全3巻
 
ある日ごくごく普通の小学校へ転校して来た少女・猿飛エツ子。彼女は不思議な家に住み、動物と話すことが出来、忍者ようになんでも出来るスーパーウーマンだったのです。

詳しいレビューは貸してくださったトミーさんトコを見てください(笑)
判りやすく言うと、ドラえもんとかに相通じるものがありますね~初版は私が生まれたのと同じ昭和44年なのですか、ほんと夢が詰まっているんですよね~。かといって、エッちゃんの何でも出来るスーパーウーマンぶりだけに終始せず、裏の事情や全てを叶えることがけして最善ではないことをさりげなく指し示してくれています。
それまで、可憐な少女漫画を描いてきた石森先生の新境地ってトコなのかなぁ??これが後の戦隊モノとかに通じている感じがしますね


  
「ファイブスター物語」 永野 護 角川書店 ~12巻

とある宇宙の果て。アマテラス皇帝の下、各国が己の領土を拡大せんとひしめき合っていた。地球人よりはるかに長い寿命を持つ彼らの中でも騎士や王と呼ばれる者達はファティマという人工生命体コンピューターをパートナーとし、共にMH(モーターヘッド)と呼ばれる機械を操縦するのだった・・・

なごいくさんにお借りしました。
サンライズアニメのメカデザインを手がけた永野さんの漫画だけあってMH(モーターヘツド)と呼ばれる戦闘ロボや魅力的なキャラなどSF好きにはたまらない独自の世界観。
でも登場キャラが多いせいか、すんごく難しいな~というのが正直なトコロ。
これは借りて読むだけでは魅力の全ては理解できないかも。。。

それとファテマのスタイルが気になるぞ~
「針金のような足」もいいけど、骨盤が判るほどのガリガリの下半身に、ちょっと細く描きすぎでは?と思った。ファテマと人間の描き分けなのかもしれんが・・・永野さんの好みなのかな??


以下、ブックさんにお借りしてます
 
「金魚奏」 ふじつか雪 白泉社 全2巻

女子高生・飛鳥はお祭りで和太鼓の演舞をする1人の青年に恋をする。クラスメイトの兄だというその青年・雅生は耳が聞こえないというハンデを抱え、他人に対し心をと閉ざし気味だった。だか、彼を思う気持ちを抑えられない飛鳥は雅生に思いを打ち明け、交際がスタートする・・・

ひさびさに胸がキューンとするラブコメだわ~
これよ!!こういうのが最近少ない!!
ハンデがあろうと、お互いを思う気持ちの確かさ、そして相手を思うが故、抱えてしまう不安・・・精神的なラブを描いているトコが恋愛から遠ざかっているオバちゃんな私の心さえもくすぐります。

「愛」って相手をどれだけ幸せにしてあげようかと思えるコトなんですよね~

全2巻で終っているのが勿体無いけど、だからこそ、無駄がなくすっきりとした読後感を生んでいるのかも


  
「八卦の空」 青木 朋 秋田書店 ~3巻

三国時代に名を残す占い師・管公明の下に彼の親友で色男として名を馳せる紀玄龍が遊びにやってきた。トコロがまるで女っ気が無かった管ちゃんの家には可愛らしい女性がいてびっくり!なんでも彼女の村に妖怪が出て、有名な管ちゃんに助けを求めに来たと言うのだが・・・

三国時代の実在の易学者・管公明と彼の親友・玄龍を主人公にした歴史ファンタジー。
まるっきりのファンタジーかと思いきや、管ちゃんって実在の人物なんですね~
たぶん玄ちゃんは架空の人物なんでしようが、試しにでググってみたけど、「管公明」にはヒットせず・・・中国語のサイトらしきものではヒットするんですが、ちょっと怖いので、開くのは辞めました~(苦笑)

ボニータを以前買っていたので、途中までは読んでいたのだけど、続けて読むとやっぱりいいな~なんか心温まる感じがして。
真面目な管ちゃんとちょっとちょっと遊び人的な玄ちゃんのデコボココンビがいい味だしているというか。歴史モノというより、ファンタジーが好きな方にお薦めかも


子供盆踊り

2007年08月17日 | どさんこ・ご当地ネタ
お盆休みも終わり、昨日から通常勤務。
帰宅途中にふとみると近くのお寺に設営された櫓からは子供盆踊りの音楽が流れていました。
北海道のお盆はたいてい8/13。
この時期1週間くらいは町内のアチコチで盆踊りが行われます。
ウチの町内会は18日に行われるみたい。。。

さて私たち道産子が小さい頃から体と耳に馴染んでいる「子供盆踊り」なんですが、本州以南の方では「なんじゃそりゃ???」と思った方も多いはず。
実は道産子なら音が鳴ればすぐ踊れるこの「子供盆踊り」これも北海道独自なんですね~知りませんでした。もーてっきり全国版かと思っていたもの(汗)

メロディを聞きたい人はこちら


♪そよろそよ風 牧場(まきば)に町に
 吹けばちらちら 灯(ひ)がともる
 赤くほんのり 灯がともる ほら灯がともる
 シャンコシャンコシャンコ
 シャシャンがシャン
 手拍子そろえて シャシャンがシャン

♪笛も流れる 太鼓も響く
 風が流れる なか空に
 手拍子そろえて ほら回れ ほら回れ
 シャンコシャンコシャンコ
 シャシャンがシャン
 手拍子そろえて シャシャンがシャン

♪そろた揃ったよ どの子も揃った
 そろて歌えば 月が出る
 海の上から 月が出る ほら月が出る
 シャンコシャンコシャンコ
 シャシャンがシャン
 手拍子そろえて シャシャンがシャン


チャチャンがチャンだと思ったら、「チ」ではなく、「シ」が正しいのだそう。
江別市の教員であり、詩人の坪松一郎さんと言う方が作詞されたそうなんですが、シャンシャンという音は「鈴の音」を表現しているのだそうですよ。しかも8番まで歌詞もあるそう・・・知らんかった(苦笑)


夕方からこの「子供盆踊り」が流れ、8時くらいまで楽しんだ後は子供達は解散。
次に「北海盆踊り」が流れ、大人の時間となっています
「大人の時間」といいつつ、子供たちも一緒に踊ってますけどね(笑)

寂しいコトに段々と少子化の影響なのでしょうか、子供盆踊りを踊る子供が少なくなり、盆踊りは父たち位の年代の交流の場と化しています。
こうやって風習が廃れていくのかと思うと、ちょっと寂しいですね


皆さんの町ではどんな「盆踊り歌」が流れているんでしょうか?
こういうのにも地域性が出そうですよね

一生幸せでいたかったら・・・

2007年08月16日 | 日常の謎&ウンチク話
釣りバカ仲間から教わった、中国のある諺(ことわざ)

 1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
 3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
 8日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
 永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。

この諺を教えてもらった時、未婚の私は
「結婚による幸せって、豚肉を食べるより短いんかい!!」
と驚いたものだけど、釣りバカの道に足を踏み入れている今となっては「釣りを覚えた幸せ」というのは良く判ります(笑)
まぁ「お父さんったら、釣りばかりに行って・・・」と奥様から言われる世の既婚男性諸君の言い訳にも思えるけど、趣味というものは自分自身の心を豊かにさせてくれものだよな~と(笑)

さて私のもう1つの趣味である漫画の中でイギリスの諺だという、こんな一説を見つけちゃいました
名香智子さんの漫画「ラブ・コレクション」の中からの一文
 
 1日幸せでいたかったら、床屋に行きなさい。
 1週間幸せになりたければ、結婚しなさい。
 1ヶ月幸せになりたければ、馬を買いなさい。
 1年幸せになりたければ、家を新築しなさい。
 一生幸せでいたければ、正直な人間になりなさい。
 
あれれ~何処かで聞いたフレーズだわ、コレ(笑)


面白いので調べてみたら、この類の諺は色々あるようで、起源も特定の国名は書かれて居なく、「西洋のことわざ」として紹介される事が多いらしい。
ただ中国では幼い頃から「人に騙されるな」と親が子供に教えることから「正直な人間」ではなく「釣りを覚えなさい」と変化した可能性があるとのこと。
太公望のお国らしいといえばそうだけど、お国柄と言うか、ちょっと世知辛さも垣間見えるの・・・

さて近代になって作られたと思われるバージョンにはこんなのもあったり

 1日だけ幸せでいたいならば、床屋にいきなさい。
 1週間だけ幸せでいたいなら、車を買いなさい。
 1ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚しなさい。
 1年だけ幸せでいたいなら、家を買いなさい。
 一生幸せでいたいなら、正直になりなさい。

また違うモノでは最後の一生幸せの部分が「牧師になりなさい」となっていたり、「庭師になりなさい」となっていたり、色々バージョンがあるようです
それにしても、どれを見ても「結婚による幸せ」がすんごく短いのに笑えた
いつの時代も「結婚による幸せ」は短くて、あとはただ「忍耐あるのみ」とでも言っているんでしょうかね?(苦笑)


さて皆さんはご自身が「一生幸せでいられる」為には何が必要だと感じるでしょうか?

神々の山嶺

2007年08月15日 | 漫画・本
 
「神々の山嶺」 夢枕獏/原作、谷口ジロー/作画 集英社文庫 全5巻

エベレスト登山隊のカメラマンとしてネパールへやってきた深町誠。
遠征自体は失敗に終わったが、彼はネパールの古物商である古いカメラを見つける。それはあの70年前に始めてエベレストに登頂したかもしれないと言われているマロリーが持っていたと同じ機種のカメラ。
このカメラを巡り、深町はある日本人と出会うこととなる。現地で毒蛇を意味する「ビカール=サン」の名を持つ男、日本山岳界で孤高の登山家として名を馳せ、自らの行方を消した羽生丈二、その人だった・・・。


あの夢枕さんの小説の漫画化。
私は今まで谷口さんの漫画は恥ずかしながら「犬を飼う」くらいしか読んだことかなかったのですが、この漫画化に当たって、作者、夢枕さんご自身が、「谷口ジローさんしかいない」と切望したのが良く判りましたね~

雄大な山という姿をこんな小さな紙面に押し込んで尚、この迫力、そして山への畏怖の念さえ感じられる絵を描ける人はそうそういないのではないかというのが正直な感想

人付き合いが下手で、尚且つ相手の立場も考えず思ったことをすぐ口に出す、およそ社交辞令など出来ない無骨な男・羽生。他人からはけして良い印象を持たれないであろうこの男の生き様を、カメラマン深町が推理小説の探偵の如くマロリーのカメラの謎を追い求める中、「羽生自身を知ろう」とすることで表し、より一層の人物追求の深みを増している感じがします。
主人公は深町なんでしょうが、羽生という男でもあるんでしょうね。

そしてクライマックスの羽生が自らの悲願である冬季エベレスト無酸素登頂に挑むシーン
なんとなく羽生ほどの登山キャリアのない深町が付いていくことに、そして「どんな事があっても助けない」と双方で確認していていても、やっぱり羽生は自分の悲願達成がそれにより危ぶまれても深町を助けるんだろうな・・・と感じていたので、力不足の深町になんとなく「こちら愛!応答せよ」の中尾先輩に近い思いを感じてしまったのですが、半分アタリ半分ハズレ(苦笑)羽生と行動することで深町の成長したのがはっきりと見えました

それにしても登頂に成功した瞬間のシーン、修行僧のような厳しさで常に山だけを考え、全てを捨ててきた羽生が、実は我侭なだけど、自分が受けた傷を自分で癒すことの出来ないモロさ、いや、我侭ゆえに自分の過去すら許せない人だと判ってちとホロリ。優しさもちゃんともっているんだけど、ただそれの表現方法を知らないだけなんだよね。
羽生の山に対するストイックな程の想いは死んだ岸に対する贖罪の意味でもあったんでしょうね・・・。

そして数年後、深町が再度登ったエベレストでみた羽生の姿。。。
あぁこの物語の全てはここに辿り着く為のものであったのだと、実感。

ん~現実は未だマロリーのフィルムは見つかっていないのですが、こうあって欲しいと読者に思わせるそんなラストでした。


さてこの作品、登山家としては常に影のような羽生に対し、光の中を生きているような長谷常雄という登山家のキャラを絡ませ、それぞれにお互いを意識させることにより2人の明暗を際立たせていますが、この2人にモデルと思われる人物が居たのはご存知でしょうか?

最初は羽生丈二=加藤保男、長谷常雄=長谷川恒男 だと思っていたのですが、山に詳しい電動おやじさんよると羽生丈二=森田勝なのだそうです。

いずれも日本を代表するクライマーなのですが、森田氏の生きかたが羽生とダブりまくり・・・。貧乏で海外遠征に行けなかったこと。滝沢の第三スラブの冬季初登攀。またK2登攀時(作中ではエベレスト)あくまで1番にこだわり、途中下山したこと、そしてグランド・ジョラスでの滑落と骨折、そこからの手・右足と歯で25mの奇跡の登攀とその後のビバーク。その直後の長谷川氏の登攀・・・きっと夢枕さんはこの2人のヒントを得たのではないかと思うトコか多々ありました。

まさか、あの奇跡の25mまでノンフィクションの出来事だったとは・・・かなりの衝撃でした。森田氏の最期は羽生のそれとは違いますが、それでもあの羽生の生き様をここまで実行していた人が居たとはとかなりの驚きでした

と言うわけでここ数日で山漫画を数点読ませて貰いましたが、ダントツにこの「神々の山嶺」が面白かった。原作つきという点を除いてもプロット、人物構成の確かさに加え、何と言っても山の厳しさ荘厳さ、それらを全て紙面に表現しているかのような谷口さんの絵と構成力に感服。

私は小説は未読なので断言は出来ませんが、原作を読まれた方でもけして失望することはないと思われる出来の漫画です。

山漫画いろいろ

2007年08月14日 | 漫画・本
山にハマっているというなごいくさんに「山を舞台にした漫画」をあれこれ借りました。
ものぐさな私は登山(というか、ハイキング)でさえ、「面倒くさい~」の何モノでもないのですが、こうやって読むとなんか心揺さぶられるモノはありますね。
昔、高校の課外授業の一環で「植村直己物語」を見た記憶が蘇ったり・・・
あっでも何故か皆で主演の西田敏行さんではなく、古尾谷雅人さんが出てくるとキャーと言っていた記憶が(苦笑)古尾谷さん演じる登山家が遭難したシーンなんて「古尾谷さ~ん!!」と声援が飛んでいたり・・・何故?
まぁ西田敏行さんでキャーだとそれはそれでビックリだけどさ(苦笑)

そんな事はともかく漫画の一言感想です


「こちら愛!応答せよ」上原きみ子 講談社文庫 全4巻

昔、山で怖い思いをした愛は兄が冬山で遭難したこともあり山が苦手。
何年ぶりかで登った山で出逢った2人の少年。優しく憧れの中尾先輩とクールな北沢くん。その2人が同じ山岳部ということもあり愛も山岳部へ入部することとなるのだが・・・

上原さんらしい、ラブありドラマありの仕上がりです。
まぁ高校女子がここまで出来る?という想いがちとあるが、それでもエンターティメントとしてはさすが。
私は最初から北沢くん派なのですが、ページを追うごとにカッコいいはずの中尾先輩が情けなく見えて嫌だったなぁ。。。あれならただの嫉妬深くて思慮が浅いヤサ男なんですもん。

ラストは2人が亡くなったのか?!上原さんの漫画で珍しいと思ったら思いっきりのサプライズ。
でも冷静に考えればいくら人肌とはいえ、極寒の地であの格好で救助を待つとはそのまま凍死になると思うんだけど・・・と思ってしまった私は夢の無い大人になってしまつたという事なんでしょうか?(苦笑)



「岳」 石塚真一 小学館 1~4巻

長野県北部警察署。ここは北アルプスと呼ばれる日本有数の山岳地帯をも所轄している。ハイキングから本格的な登山まで様々な人がこの山々を登るが勿論、不測の事態も起こる訳で、それらの人からSOSを受けた時、救助するするべく山岳ボランティアの島崎三歩に連絡をつけるのだ。
どんな山でも登っていく三歩という青年とは・・・

一話完結式の山岳救助を題材にした漫画。
「山を征服する」という事に目的をおいた漫画が殆どの中、これは遭難者とそれを救助する側を題材にしているが、かえってこちらの方がリアリティがある感じ。

ロッククライミングなどの作品はそれ相応のトレーニングや知識がないとなんとなく「作り物」ぽい感じがぬぐいきれないが、山での遭難は日常どんな人でも起こりうる可能性を秘めている。実際ニュースになるのはほんの一部だそうで、救助が間に合わず亡くなる人、そして遺体すら見つからない人も多いそう。
そんな現実をしっかり組み込みつつ、主人公・三歩が遭難者に必ずかける言葉「よく頑張った」がなんか心に染みます

どんな姿になろうとも帰る場所は家・・・山を見つめ山と共に生きる男たちの想いがちょっとジワリ。


「おれたちの頂」 塀内夏子 講談社 全2巻

邦彦8才の夏、連れられて行ったロッククライミングの練習場で自分と同じ年の少年が華麗にクライミングをしているのをみる。高校入学したその年、恭介と言う同級生にザイルパートナーを申し込まれるが、それはあの岩山を登っていた少年だった・・・

すまん・・・正直なところ、この3作の中ではイマイチ
う~ん、なんていうか、作品に無理がありすぎるというか・・・
いくらなんでも高校生でエベレスト登山隊メンバーに選ばれるのは無理だろう
・・とか、あまりにもツッコミところがありすぎ(苦笑)

巻数のわりに話を世界へ広げたのがいけないのか?!それとも訓練シーンが殆どないのがそう思わせるのか?!
特に秀逸な漫画を読んだ後にこれを読んだから余計そう感じるのかも・・・


他にも「神々の山嶺」を読ませていただきましたが、こちらは一言では語れないので別個に感想をのせますね。


それにしても「山漫画」っていっぱい死人が出るんだけど、痛いの、辛いの、悲しいのが苦手ななごいくさんがハマったのがちと意外(苦笑)
確かに「生きる為の指針」はあると思うけど、結構辛い話が多いわ~