すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

100分de萩尾望都

2021年01月03日 | 日々つれづれ
さて漫画好きの皆さま

お正月、こんな番組があったのをご存知でしょうか?

100分de萩尾望都

Eテレで100分de名著というシリーズ番組があるんですが、この回は漫画家・萩尾望都さんに特化して語るというもの

普段、NHKの受信料に関しては言いたいことだらけでしたがこの日だけはNHKに感謝しましたよ、マジで

民放なら絶対こんな番組ないもんなー

「トーマの心臓」
「半神」
「イグアナの娘」
「バルバラ異界」
そして「ポーの一族」

この5作品を深堀しつつ語り合うという、ファンにとっては堪らない番組で

スタジオ背景もこの5作品以外の見覚えのあるイラスト満載だったし、

萩尾さんのインタビューもあり、見ごたえのある構成となっていました。


私69年生まれので49年生まれの萩尾さんとはちょうど20才差なんですね

もちろん代表作の「ポーの一族」はリアルタイムではなく、だいぶ大人になってから読んだ口ですがいまでも色あせない作品。

2016年にポーの一族が再連載されるときには小躍りした人です。


萩尾作品の凄さって(私の頭の悪さゆえか)一度読んだだけじゃ奥深さが判らないんですが納得しました

解説の方の話を聞いていると、あれは「哲学」だなぁと

そして全くの「無」から生み出されたフィクションではなく、

萩尾さんの奥底にあるものを形として生み出されたものなのだなぁと感じましたね。


ある方がエドガーを※マイノリティの中の※※マイノリティと評していたのだけど

※人間社会の中の異端=バンパネラ
※※バンパネラの中の異端=成長しない未成年のバンパネラ

マイノリティというのは孤独に近い

萩尾さんもご自身のそうした孤独を投影していたのではないかなーと


私、ふと思ったのだけれど、社交的で友達が多い人ってあまり漫画を読まない気がするんですよ
(あくまで偏見です)

漫画を読むより楽しい事がいっぱいあるというか


その反面、私もそうだけれど友達が少なかったり作れなかったりする子って、漫画好きが多い

だって一人で楽しめる事って絵を書いたり漫画を読むことなんですよね。

だけどそれが楽しい反面、自分が他の人たちと違うというか、

大勢の中で上手く行動できない自分にも気が付いてしまう


「ポーの一族」なんて今読んでも難解で、大人向けの作品だと思うのに

連載当時の読者を魅了したのも、読者がこの「マイノリティゆえの孤独」を無意識に感じ取り、おのおのの孤独さに重ねていたのではないかなぁと


語ればいっぱいてできそうですが、ヲタになってしまうのでこの辺で(笑)


よーし今年もいっぱい漫画よむぞ~
(勉強しろよ・笑)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
謹賀新年 令和3年正月 (tooru_itou)
2021-01-03 23:19:02
 漫画好きの私にこんな番組があったのを教えたら、
「100分de萩尾望都」でWeb検索したらYouTubeに動画が載ってました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
100分de萩尾望都 #1~ #4
YouTube · 56 回の視聴 · 10 時間前 · 制作者 ヒーローチャンネル
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~これ、年賀状のお返しを書かなくてはいけないのに、
今まで「100分de萩尾望都」見ちゃってたのでした。
(たれぞ~)さん、教えてくれて有難う御座います。

(満天)さんへのコメント返しが無いので、お元気なのか心配しておりました。
>医療費10万超え・・・
~やはり「無病息災 健康」が一番ですね。

本年もよろしくお願い致します。良い年でありますように。
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何よりです。 (たれぞ~→tooruさんへ)
2021-01-03 23:56:35
コメントありがとうございます。

NHKはTVerもないし、再放送かyoutubeになりますよね。
TV番組のアップロードは基本違法アップロードになるので削除されることが多いのですが、削除される前に見られて何よりです。
ちなみに再放送は1/16 15:00にあるようです

ほんと寄る年波というものをひしひしと感じています。
不整脈を起こしたので念のため明後日は24時間心電図、明々後日は運動負荷心電図の予定です。
松の内から医療費という名の散財ですわ(汗)
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