京都府向日市の職員の間で「まちの天狗(てんぐ)さん」と呼ばれている匿名の男性が8日、同市寺戸町の市役所を訪れて、5万円を寄付した。今年で 32年目となり、寄付金額の総額は183万円に上った。市によると、天狗さんの寄付は1983年から始まった。毎年12月に現れて、名前を告げることな く、善意を届け続けている。
この日は、男性が午前10時半過ぎに市役所1階の市民課窓口を訪れ、女性職員に「これ、お願いします」と声を掛けて何も書かれていない白い封筒を手渡した。その後は足早に立ち去った。めがねにマスクをして、コート姿だったという。
封筒の中には「体の不自由な方々のために役立てて下さい。お願い致します」と記載された久嶋務市長宛の手紙と1万円札5枚が入っていた。
市は「福祉関係の基金として積み立て、市民のために使いたい」としている。
【 2014年12月09日 10時01分 】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます