男のソバ、かれんに咲く 向日、退職者ら栽培

2011-10-12 11:57:54 | 木 plants
満開のソバの花に囲まれ畑の手入れに汗を流す「遊友会」の会員たち。今週いっぱいが見ごろという(向日市上植野町段ノ町) 京都府向日市上植野町段ノ町の畑で、近隣の住民グループが育てているソバの花が満開となり、住民や畑のすぐ東側を通る電車の乗客の目を楽しませている。

 同町落堀と庄ノ内の住民有志でつくる「遊友会」が、地元の農家から無償で借りている約600平方メートルの畑でソバを栽培。9月初旬に種をまき、水やり、周囲の草取りなど世話を続けてきた。

 現在は高さ40~50センチにまで成長し、畑は満開を迎えたかれんな白い花々で埋めつくされている。休日などに散歩で付近を通りがかった住民が足を止めて見入ったり、近接して走るJR東海道本線の利用客が車窓からの眺めを楽しんでいる。また、その位置の良さから鉄道写真を撮りに来た人が、ソバの花に気づいてカメラに収めて帰る姿もあるという。

 遊友会は、主に定年退職した男性が自宅にこもらず交流を深める場にと8年前に発足。会員の中に「ソバ打ち名人」がいたことで、ソバ栽培を活動の軸に据え、毎年、収穫したソバを地域の集会所で味わっている。今年は11月上旬に収穫を予定している。

 満開の花を前に、「名人」の古知屋信定さん(63)は「玄ソバで50キロほどにはなる」と目を細め、会員で自治会長の中村善保さん(77)も「うまいソバを食べながらの男の井戸端会議は楽しい」と、その日を心待ちにしている。
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