京都・物集女城主の子孫、450年ぶり里帰りで演奏会

2014-12-12 10:31:24 | 士 cerebrity

 「物集女城を考える会」は、バイオリンとピアノのコンサート「戦国浪漫の調べ」を14日に向日市物集女町の西ノ岡中で開く。かつて城主だった物集 女氏の子孫とされるバイオリニストの物集女純子さん=横浜市=が、「450年ぶり」に里帰りし、美しい旋律を奏でる。物集女さんは「ふるさとの地でほっと できる楽しいコンサートになるよう心を込めて演奏したい」と意気込む。

 「考える会」結成20周年を迎える今年、物集女さんが自身のルーツである物集女地区での演奏を希望し、開催が実現した。

  2年前に京都に演奏旅行に来た物集女さんは、以前に父の重幸さんから話を聞いていた向日市を初めて訪れた。その時に、同会の安田稔会長(76)から室町期 から戦国期にかけて存在した物集女城や物集女氏の歴史を聞き、「関東では珍しく、読める人がほとんどいない物集女という文字があらゆる所にあって、感激し た」という。

 物集女さんは、米国の名門ジュリアード音楽院を卒業。国内外で高い評価を受け、現在は神奈川県川崎市の洗足学園音楽大で講師を務める。

 当日は、ピアニストの横山美里さんと、マスネの「タイスの瞑想(めいそう)曲」、ラヴェルの「ヴァイオリンソナタ」などを演奏する。オープニングには、同中吹奏楽部の演奏と、向日市文化資料館館長の玉城玲子さんの講演「中世の西岡と物集女氏の活躍」がある。

 当日先着順。入場無料。問い合わせは物集女区事務所TEL075(921)0048。



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