脳梗塞の後遺症で失語症などの障害がある画家の河村武明さん(47)=京都府宇治市=と伏見の清酒メーカーのキンシ正宗、高島屋がコラボレーショ ンした「父の日」特別企画が、京都市西京区の高島屋洛西店で行われている。河村さん直筆のラベルを日本酒の瓶に貼って贈答品にする企画で、河村さんの作品 も展示・販売している。
河村さんは2001年、脳梗塞で倒れ、言葉や利き手の右手、耳に障害が残った。絶望に襲われたが、左手で絵が描けることを発見し、「表現者たけ」として歩み始めた。
京都市の中心街で絵はがきの路上販売から活動を始め、現洛西店長の森紳二さんの呼びかけで、初の個展を京都高島屋(下京区)で開催。以来、全国各地で個展を開いているほか「ありがとうのパワー」を伝えたいと、学校などで「無口」な講演を行っている。
特別企画では、乙訓・洛西地域にゆかりの竹、創作を始めて以来描き続けているヒマワリ畑、富士山を背景にしたラベル3種類を用意。河村さんが日本酒の購入者の求めに応じて、大切な人の名前や感謝のメッセージなどをその場で書く。
15日まで。特別企画は午前11時~午後6時、洛西店の営業は午前10時~午後6時半。
【 2014年06月08日 09時50分 】
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