児童虐待防止「体にあざ、連絡を」 京都で訴え

2017-12-25 10:17:57 | 護 help
 ドメスティックバイオレンス(DV)・児童虐待防止に向けた講演会「子どもたちの未来のために-地域における見守り支援」がこのほど、京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館で開かれ、受講者が支援の必要性に理解を深めた。

 市女性交流支援センターが「パープル&オレンジリボンプロジェクト2017」と題し、来年1月まで企画する連続講座(計5回)の4回目。

 向日町署生活安全課の池田哲也係長は管内で今年1~11月に確認されたDVが90件(前年同期90件)、児童虐待が92件(同68件)と説明。子どもに不安を与え、心理的虐待となる夫婦げんかが急増の原因といい、「体にあざがある子や下を向く子がいないか注意して気づけば連絡してほしい。それが早期対応につながる」と話した。

 NPO法人「ほっとスペースゆう」よりそい相談員の小林香代子さん(50)は法人の活動やDVと児童虐待事案に関わった体験談を紹介し「虐待を受けた子は大人が嫌いになるが、安全が脅かされない環境と、いてもいいんだという場所が必要。あの人に相談してみようと思われるような存在になってほしい」と呼び掛けた。受講者は小林さんと意見交換するなど熱心に聞き入っていた。

【 2017年12月21日 10時58分 】


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