和テーマ、更紗美しく 向日で故青木寿恵さん作品展

2011-04-18 14:46:27 | 士 cerebrity
京都府長岡京市で創作を続けた更紗(さらさ)作家の故青木寿恵さんの作品展「天神様と和更紗」が17日、向日市寺戸町の寿恵更紗ミュージアムで始まった。長岡天満宮を散策する菅原道真をはじめ、古くからの日本文化などを題材にした作品が並んでいる。青木さんは型や版木を用いず、草木染の手描きで直接、仕上げる独自の作風を確立し、昨年2月に亡くなった。主催のNP0法人「日本燦(さん)クラブ」は今回、「和」をテーマに40点を展示した。

 メーンは、青木さんが長岡天満宮に寄贈した大型作品「春陽」。菅原道真が梅の枝を手に天満宮内を歩く姿を描いた。赤いツツジや紫のショウブ、ヤナギなど、素朴ながら多彩な色づかいで神社の花々を表現している。

 ろうけつ染めで印象的に描いた「阿波踊り」なども展示。訪れた人は、色の調和の妙を興味深そうに眺めていた。5月29日まで。有料。

【 2011年04月18日 11時24分 】


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