放射線測定器、テスト運用 長岡京市、原発事故に備え

2011-09-02 12:29:18 | 式 celemony
購入した測定器で放射線量を検出する市職員(長岡京市役所) 長岡京市は、福井県の原子力発電所の事故発生などに備え、放射線測定器1台を購入し、庁舎敷地内で大気中の放射線量の検出テストを進めている。放射線測定器の購入は京都府内の市町村初で、現状の放射線量は基準の範囲内という。測定結果はホームページ(HP)で公開する。

 東日本大震災での原発事故を受け、府は5月、府内に7カ所あった放射線量を測定するモニタリングポストを、新たに10カ所増設した。市も、福井県の高浜原発(高浜町)や大飯原発(おおい町)の事故を想定した防災体制を整備するため、独自に測定器を配備する方針を決め、6月議会で可決された補正予算に放射線測定器の購入費50万円を計上していた。

 購入したのは、「シンチレーション検出器」で、表面の汚染を測る「ガイガー・カウンター」とは異なり、空気中の放射線量を測る。

 市危機管理監の職員が8月19日から試験的に運用を始め、毎朝、庁舎敷地内で、地上50センチと100センチのポイントで放射線量を測定。また、乙訓地域から最も近い府のモニタリングポストは、京都市伏見区の府保健環境研究所(高さ16・9メートル)のため、同程度の地上高になる市役所の屋上でも検出作業を行っている。

 市の三つのポイントとも、現状の空間放射線量は毎時0・04~0・09マイクロシーベルト程度で、府が通常の数値とする毎時0・01~0・2マイクロシーベルトの範囲内に収まっている。市危機管理監は「空気中にもともとある線量で問題ない」としている。

 市は測定を継続し、定期的にホームページ上で公表していく予定。市民への機器貸し出しはしないが、今後、公園や学校などでの測定も検討するという。

【 2011年09月02日 11時27分 】

SOEKS-01M 最新型ガイガーカウンター 放射能・放射線測定器 RADEXシリーズ同様型検出器採用 高性能CEマーク付き
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SOEKS社(ロシア製)

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