びっくりサツマイモの花 京都・長岡京「栽培15年で初めて」

2015-10-13 17:33:15 | 木 plants
 京都府長岡京市調子2丁目の畑で9日、サツマイモの花が咲いた。日照時間が短い冬場で、しかも温暖な地域でなければ目にする機会はほとんどない。京都府内でこの時期に開花するのは極めて珍しく、深まりつつある秋の貴重な一コマに、思わずシャッターを切る写真愛好家の姿が見られた。

 花は薄い紫色で、直径5センチほど。アサガオに似たかわいらしい姿をしている。サツマイモを栽培しているのは近くの無職小林定夫さん(74)。朝、畑に来ると10輪ほど咲いていた。栽培を始めてから15年ほどたつが、初めてという。「珍しいと思い、写真好きの知り合いに知らせたら、すぐ撮影に来てくれた」と、笑顔を見せた。

 府農林水産技術センター(亀岡市)によると、サツマイモは日照時間が11時間以下になる冬場にしか開花しない。加えて一定の気温が必要だ。そのため、日本では九州南部や沖縄を除き、花が咲くことはほとんどない。

 担当者も「原因は分からないが、本州でこの時期に咲くのは本当に珍しい」と驚いた様子。花がいつまで咲くかはよく分からないという。

【 2015年10月10日 09時28分 】


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