「事件の記憶は残ったまま」 筧被告死刑判決で近隣住民

2017-11-13 13:55:50 | 民 people
 青酸連続殺人事件の裁判員裁判で京都地裁が筧千佐子被告(70)に死刑判決を言い渡した7日、亡くなった夫の勇夫さん=当時(75)=と被告が暮らした向日市鶏冠井町の住宅街では、近隣住民たちが複雑な思いで司法の判断を受け止めた。

 住民の1人は、弁護側が即日控訴した点に触れ「まだまだ長い裁判が続く。無罪を主張していたので、この先どうなるか」と話した。勇夫さんの自宅のポストは粘着テープで閉じられ、表札はかかったまま。「この家がある限り、事件の記憶は鮮明に残る。気持ちは落ち着かない」と言葉少なに語った。

 男性(69)は「勇夫さんは仕事に忙しかったと聞いていた。(最期は)苦しい思いをしたのだろう」とおもんぱかった。控訴により、犯人かどうかを全面的に争った裁判は上級審へと続く。「裁判所の決めたことで素人は口を挟めないが、十分に刑に服してもらうことを願う」と漏らした。

【 2017年11月08日 12時34分 】


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