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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5226回】 生産性を本気で高めないと・・・

2025年04月21日 | 住宅コンサルタントとして
年間でも月でも日でも、
もっと言うと1時間でも良いのですが、
生産性とは、スタッフさん1名が、
時間当たり稼いだ粗利益額のことです。

パートさんは、0.3~0.5人換算して計算し、
役員まで含めて1名当たりいくらの粗利を稼いだのか?

ここの数字を高めていかないと、
社員さんの給与を高める原資も出てこないし、
新たに投資をする資金の目途もたたない、
ということになります。

今、国の政策はかなり露骨で、
人口が増えていかない中で
生産性の低い会社の社員さんが
生産性の高い会社に移ってもらい、
国全体の生産性を高めたい、
という意図が見え見えです。

生産性の低い会社は、
「どうぞ潰れて下さい」と
言っているようなものです。

生産性を高めるには、

・粗利益率を高める
・現時点よりもたくさんの商品やサービスを売る

ということを考えがちな方が多いですが、
方法はそれだけではありません。

同じ量の仕事を今の1.2倍のスピードでやることも
生産性の向上につながります。

また、今10名でやっている仕事を8名でやれば、
それも生産性の向上につながるのです。

大赤字だったハウステンボスを立て直す際、
再生に乗り出したHISの当時の澤田社長は、
とにかく社員さんに今の仕事を
1.1倍のスピードでやってもらったり、
園内を歩く際のスピードも1.1倍で歩いてもらったり、
と出来るところから生産性を高めていったのは有名な話。

住宅会社として目指す生産性は、
社員さん一人あたり月に100万円。

年間1200万円以上を目指して、
無駄を省き、スピードを上げ、
しっかり稼い社員さんに分配することを目指しましょう。

そして注意点なのですが、
生産性が上がっていないのに、
給料を上げてくれ、という自分の主張ばかりを
押し通してくる頭の悪い人がいるのですが、
生産性が上がらないと給与UPの原資ができない、
ということも知っておきましょう。
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【第5225回】 このブログ、近々引っ越します

2025年04月20日 | 住宅コンサルタントとして
いつもブログを見て下さっている皆様へ、
近々、ブログを引っ越すこととなります。

その理由は、システムを利用させていただいている、
gooブログのサービスがこの秋に終了になるからです。

無料で使わせていただいているので、
こちらとしては一切、受け入れるのみです。

ですので、近々他のブログのシステムに移動します。

まだいつかは決めておりませんが、
今年の11月にgooのサービスが終了すrので、
夏までには移動したいと思います。

起業した日から、毎日書き続け、
現在5225回となりましたが、
おかげ様で110万人以上の方が
アクセスして下さっていて、
ページビューも250万以上となっています。

1つの記事の平均ページビューが480を超えています。

多くの方が見て下さっていることや、
ここで発信する内容を見て、
いろんなことに興味を持って下さったり、
行動を変えられた方などもいたりして、
やはり自分が現役の間は、毎日書き続けようかな、と
今は思っております。
(いつ、突然辞めた、となるかもしれませんが・・・)

ということで、このブログは
数か月以内にお引越しとなります。

引っ越した後もお付き合いをいただければ幸いです。
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【第5224回】 採用こそマーケティング

2025年04月19日 | 住宅コンサルタントとして
スタッフが採用しやすい会社と
募集をしてもなかなか採用できない会社。

弊社のクライアント様の中でも
ここは二極化しています。

結論、採用がしやすい会社は、
質の高いマーケティング(相手が求めている情報発信)が
できている、ということですし、
採用がうまくいっていない会社は、
質の高いマーケティングができていないというだけです。

では採用における相手とは誰か?

それは簡単ですよね?

新卒で言えば、就職を検討している学生さんですし、
中途で言えば転職を考えている方たちです。

そういう方たちがどういう情報を求めているか?

それに気づき、それに即した情報を発信し続けるだけなのです。

例えば、会社のスタッフ同士が仲が良いのかとか、
社内の雰囲気が分かる動画を求めているでしょうし、
入社してからの教育制度なども知りたいでしょうし、
若手が着実に成長しているところなども
ひょっとしたら見たいと思っているかもしれません。

またお客様との関係性はどうか、とか、
上司はやさしいか、とか、
どんなスタッフ、どんな先輩がいるのか、とか、
学生さんや中途での転職を考えている方の視点で考えると、
何を発信すべきか、イメージしやすいですよね?

スタッフ募集をしても、募集がなかなか無い会社は、
新規のお客様の来場も苦戦していたりします。

採用力=マーケティング力なのです。
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【第5223回】 自分のことしか考えないお客様を相手にしない

2025年04月18日 | 住宅コンサルタントとして
建築資材メーカーの営業マン時代、
理不尽なことを言ってくる方、
無理難題をふっかけてくる会社でも
買っていただくために、自分を押し殺す、
ということを何度もやってきました。

そのおかげで、メンタルがタフになったり、
理不尽なことをされても、

「そういう人って、どこにでもいるよな」

と思えるようになったので、
自分の経験上、貴重な経験だったと思います。

ただ、自分一人で仕事が成立する仕事だと
自分が絶えればいいだけですが、
住宅会社のようにチームで仕事をしていく場合、
自分のことしか考えないような方の住宅を受注すると、
他のスタッフさんたちが疲弊し、
マインドをやられる可能性があります。

これからの時代、住宅会社はもちろん、
全ての業種でお客様を選ばなくてはならないと
心から思います。

住宅会社の場合、新築請負契約した後の話ですが、
着工の1か月半前には全て仕様を確定し、
着工の1か月前には確定した情報が
全て図面に落とし込まれている必要があります。

基礎業者さん、大工さん、設備屋さん、電気屋さん、外壁業者さん、
サッシ屋さん、建材屋さん、木材屋さん、屋根工事業者さん、
左官屋さん、塗装屋さん、クロス職人さんなど、
全ての業者さん、職人さんがその図面を元に仕事をするので、
正確な図面が着工前に完成していなければ、
各職人さんが困ると同時に、
各職人さんたちに指示を出したり、材料を手配する監督に
非常に負荷がかかってくるのです。

更に無駄やロスが出まくるのですね。

だから契約の1か月半前には、
全ての仕様を決めて図面化しなければ、
住宅会社の生産性は悪くなる一方なのです。

なので、必ず決められた時期までに
間取りや仕様を確定させる必要がある。

ところが、お客様の中には、
決められない方や、一度決めても「やっぱり・・・」
と変更したい旨を言ってくる方もいたり、
更には、

「これだけ高い買い物なのだから、
納得いくまでじっくり検討したい」

と自分のことしか考えない方もいます。

仕様を決めきれない原因は、
こちら側の提案力や説得力に問題あるケースもあれば、
お客様の人間性に問題がある場合もあり、
一概に言えないのですが、
でも人間的に素晴らしいお客様の場合、
事情をご説明すれば、ご理解いただけるはずです。

そういう方は、やはりリアルの世界で成功されていて、
経済的にも精神的にも余裕がある方が多いのです。

そういう方だけをお客様にできれば、
住宅会社として社員さんを守ることにつながりますし、
何よりそういうお客様は接していて、皆が気持ち良いのです。

一方、質が悪い方は、自分の立場でしか物事を考えられず、
自分たちの主張を通すことしか考えていないので、
こういう方は相手にしないに限るのです。

質の良いお客様だけで経営が回るような力をつけたいものです。
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【第5222回】 仕事が出来る男の特徴

2025年04月17日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様の社長は、
まだ30代半ばなのですが、
私、個人的にお話をさせていただいて
話が合うというか、気持ち良いんですね。

昨日もいろんなお話をさせていただいたのですが、
その中で、本当に有益なことを教えていただきました。

それは、

「自分の時間とお金をコントロールできない男で、
バリバリ仕事をやって成果出している人を
私は見たことがない」

ということ。

この発言を聞いて、自分の周囲の方を思い返してみました。

確かに、奥様にお財布を握られて
お小遣い制の方は、すぐには思い出せませんでした。

我が家もそうですが、
お金は全て私が管理をして、
生活費を奥様に渡している方が多いような・・・。

確かに経営にとって重要なのは、
時間と資金、それとスピードと決断です。

少なくともお金のマネジメントは、
家計を自分でやることで習得できますね。

昨日、言われるまで私、全く気づきませんでした。

社長いわく、夫婦でお財布別でもいいから、
自分でお金をコントロールできる方になった方が良いと。

そして少額も良いから、株など投資をしたりすると、
経済のことや世の中のしくみなど、
興味を持ってくるのではないか、とのお言葉に、
本当に共感しました。

感覚的に感じていることを言語化していただける。

これ、お話していて相手の方に面白いと
思っていただけるポイントだな、と気づかせていただきました。

時間とお金をコントロールすることが、
皆さんはできているでしょうか?
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【第5221回】 6月25日の浜松での勉強会

2025年04月16日 | 住宅コンサルタントとして
2025年、弊社のクライアント様の中で、
大ブレイクすること間違いない2社の中の
1社のスタッフさんが講師を務めて下さる、
6月25日の、浜松での勉強会。

当日、発表していただく内容を
クライアント様と打合せをさせていただいているのですが、
当日の発表内容に私自身、衝撃を受けております。

広告の効果が激減する中、
如何にして自社の発信内容を充実させていくか?

そしてその発信内容は
ファンを増やす方向でないといけないのですが、
見事にこうした本質を理解できる内容になっています。

住宅会社のマーケティングに関して、
発信内容で重要なことを言語化するのは、
なかなか難しいと思いますが、
その部分は私もサポートさせていただいて、
とにかく2025年時点で住宅会社として
取り組むべきことを理解していただけるでしょう。

そしてもう1点、組織内の潤滑油となり、
スタッフ個々のポテンシャルを最大限引き出すための
特殊チームの方にも講演いただく予定です。

スタッフ全員が主体的に働き、
自走するチームの作り方のポイントも理解いただけるかと。

私自身、総合司会として参加をさせていただきますが、
今から楽しみで仕方ありません。

ご案内が届いている方は、是非ご参加下さい。

マジでおすすめです。
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【第5220回】 我が社のクライアント様は、「神」

2025年04月15日 | 住宅コンサルタントとして
日頃、私は弊社のクライアント様、
それから会員制の勉強会のメンバーとしか
接しておりません。

この限られたコミュニティの中で日々、
仕事をさせていただいております。

皆さん、すなおでプラス発想、勉強好き。
その上、与え好きなギバー体質で、
人間性が素晴らしい方ばかり。

私自身の住宅会社さんの基準は、
弊社のクライアント様や勉強会のメンバーなのですね。

なので、稀にクライアント様以外の住宅会社さんと
コミュニケーションを取らせていただいたり、
ちょっとしたお仕事の話をすると、
ちょっと違和感を感じてしまうのです。

ギバー体質ではないし、
人として明らかに弊社のクライアント様よりは
親切ではないし、気の配り方も微妙。

コミュニケーションを取らせていただいていても、
気持ち良くないというか・・・。

で、改めて思うのです。

何て自分は、素晴らしい方たちと
ご縁を頂戴できているんだろう、と。

間違いなく住宅業界における日本一のコミュニティだな、
と思うのですね。

本当に弊社のクライアント様は、皆様、神様レベルです。

こういうクライアント様たちなので、
出来ることは何でもサポートさせていただきたい、と思いますし、
私自身の仕事のモチベーションが下がらない原因なのだと思います。

本当にこのご縁に感謝です。
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【第5219回】 自分が楽すること、自分が得することしか考えない人が成功しない訳

2025年04月14日 | 住宅コンサルタントとして
ビジネスパーソンの中には、
本当に努力しようとしない人がいます。

楽して成果が出る方法はないか、と模索したり、
自分の権利ばかり主張して
自分が得をすることしか考えていない人もいます。

こういう考え方・価値観の方で成功している人を
私、52年間生きてきて、誰ひとり見たことがありません。

そして自分が楽することや、
自分の権利ばかり主張する人は、
救いようのない馬鹿であり、
こういう奴と関わらないに限る、と思っています。

こういう頭の悪い人は、絶対に成功しないし、
更にはそのお子さんやお孫さんまでも不幸にしてしまう、

世の中のしくみや世の道理が分かっていないことは、
自分だけでなく、子孫にも影響を及ぼすと
思っておいた方が良いでしょう。

ではなぜ、自分のことしか考えない人が成功しないか?

当然なことですが、
自分のことしか考えていない人を
応援したい人がいないからです。

今のトランプの主張、今のアメリカを応援したい人って、
世界にいると思います?

いないですよね?

自分が得することしか考えない奴を
応援し続けたい人は誰もいないのです。

どれだけ現時点で力を持っていようが、
市場も顧客も常に変化し続けます。

市場と顧客が変化するということは、
常にルールが変わるということです。

今、自分たちが持っている力は、
数年後は紙くずになっている可能性もあるのです。

結局、ビジネスは、
どれだけ自分たちを応援してくれる顧客がいるかが全て。

自分たちを応援して下さる方を増やすには、
やはり自分たちがコツコツと努力し続けること、
誠実にお客様に向き合うこと、
そしてお客様や世のお役に立とうとすることだと思うのです。

こういう姿勢でビジネスを展開している方や会社が
応援されるようになっていくのです。

こういう世の道理を理解できると、
自分のことしか考えないことが、如何に損なのかを
理解できるようになるかと思います。

こういう世の道理を理解できていますか?

自分を応援して下さる方を増やすための行動が取れているでしょうか?
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【第5218回】 一流を定点観測する理由

2025年04月13日 | 住宅コンサルタントとして
私のInstagramをフォローして下さっている方なら、
先週末に私たちがどこに行っていたのかは、
ご存知かと思います。

平日はトコトン仕事をさせていただいて、
世間一般的にいう土日祝は、
可能な限りいろんなところに行って、
調査をしまくるということを長年やってきました。

今回は一流のホテルに行ったのですが、
例えばホテルの室内においてあるアメニティやドライヤー、
食事やドリンクなどは本当に勉強になります。

今回宿泊した部屋のドライヤーは、
リーファのものだったのですが、
家内は仕上がりに大満足のようで、
おそらく私、購入させられるでしょう(涙)。

料理に関しては、やはり食材の高騰により、
もともとの価格設定も上がった上に
コースにおける食材の量の変更がなされていました。

メインの鮑のステーキを楽しみにしていたのですが、
鮑の量が2022年と比較して、半分になっていたのですね。

その分、コース内の品が一品、増えていましたが・・・。

大きな鮑が昔のように採れなくなってきていると
以前、聞いたことがありますが、
今、普通に食べられている食材が
数年後、入手できなくなっていることも十分あり得ます。

そういう時、お客様満足度を下げずに
どんな食材を用いてどのようにメニューを変更するのか?

そういうことを考えるきっかけになりました。

そして自分がもしこのホテルの支配人なら、
どこをどう改革するのか、ということも考えながら
いろんな接客を受けておりました。

有吉弘行さんと夏目三久さんが結婚式を挙げられた、
毎年、行っていたホテルが建替えのため、
3年ほど利用することができません。

その間、しばらく行っていなかったホテルや旅館に
通わせていただいて、
何がどう変わっているのかを確認したいと思います。

一流のホテルやレストランを定点観測をすることで、
時代の変化に合わせてどう変化しているのかを
肌感覚で学べるのです。
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【第5217回】 2010年頃に成功していたビルダーの衰退

2025年04月12日 | 住宅コンサルタントとして
私自身、住宅業界に特化して仕事をしてきましたが、
ここ5年は正直、
業界内で定点観測しているのが2社だけで、
業界の外ばかりを研究しておりました。

ところが、あるクライアント様から
日本全国の住宅会社の県内トップランキングを
まとめた資料をいただき、目を通して愕然としました。

過去、業界内で名前が通っていて、
成功企業と言われていた会社の業績が
衝撃的に落ちているのです。

ある会社はピーク時の80%減になっていましたし、
それ以外でも2010年頃の多棟数ビルダーの大半は
大きく業績を落としておりました。

また2010年前後に、
当時の30代~40代の経営者で、
ちょい悪風というかホストっぽい恰好で、
業界内の革命児的な扱いを受けていた数社も
おそらく今、かなり苦戦しているのだろうと感じました。

というのは、ブランディングできていないというか、
発信している情報の内容に一貫性が無いのですね。

また今、経営者が30代~40代前半で
イケイケのタイプの会社が、
一気に拠点を増やして
棟数を爆上げしている会社もありますが、
まあこれも10年続かないだろうな、と思います。

この仕事を長くやっていると、
どのコンサルがどこに入っているのかが
大体わかるようになるのですが、
もう本当に規模や棟数の拡大に意味が無い、
と私は思っております。

無理な成長や出店は、
社員さんやお客様を不幸にするだけなのです。

2010年以前からお付き合いが続いている、
弊社の住宅会社のクライアント様は、
組織的に問題が発生した2社を除き、
2010年当時と比較すると安定的に成長されています。

無理な出店もせず、育成にしっかりと力を入れていること。

時代の変化に合わせ、
商品やマーケティングを進化させていること。

何より経営者やスタッフさんの人間性が素晴らしいこと。

人口減、少子化の中、
しかも市場の変化が過去とは比較にならない今、
業績を維持、成長させることは本当に難しい。

そんな時代でも、
クライアント様たちと共に商売の王道を歩み、
素晴らしい住宅会社様を1社でも増やしたいと思っています。
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【第5216回】 富裕層ビジネス

2025年04月11日 | 住宅コンサルタントとして
数を追うビジネスモデルと
人口減や高齢化の相性は良くない、
とずっと思ってきました。

住宅業界も100棟→500棟→1000棟と
数を追い求めて経営していくのは違うな、と。

クライアント様には、
成長は自然で良いのでは、とお伝えしていて、
それよりも経営の質を高めることや
組織を強くすることを提案させていただいております。

そして数を追求しなくとも、
売上を維持していくために、
より富裕層の方をターゲットに商売をしていかないと、
ということもお伝えしています。

このままインフレが続くと、
所得の高い方しか家を建てられなくなるからです。

富裕層の方を相手にビジネスを展開していく上で、
これまでの住宅会社によくある広告は、
もう本当に効果がありません。

富裕層の方は、どうやって情報を収集しているのか?

どうやって依頼するお店や購入するお店を決めているのか?

もうこれはパターンが決まっていて、
そこに住宅会社も適応していかなくてはならないのです。

この辺りをクライアント様に習得していただくために、
今年、私自身、いろいろと動いて学んでおります。

今年の後半か来年から、
富裕層を対象にした提案をしていきたいと思っています。
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【第5215回】 結局最後は人間性

2025年04月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、私が発足当時から
深く関わらせていただいている、
VC本部主催の勉強会で
講師を務めさせていただいておりました。

全国からいろんな規模の工務店さんの経営者、
並びに幹部の方が参加されたのですが、
メインのテーマは、「経営力強化」。

参加された工務店さんの規模であったり、
経営者としての知識にかなりの差がある、と
勉強会の開催前から教えていただいておりましたので、
テキストをどのレベルでつくるべきか、
当初、非常に迷いました。

ただ、もう本当の初歩の初歩から
テキスト化していった方が良いだろうと思い、
B/SやP/Lの見方や経営指標についての知識、
更には事業計画の立て方や経営者としてやるべきことなど、
経営者としておさえておかなくてはならないことを集約し、
テキストを制作しました。

初歩の初歩からテキストを制作したので、
計2回のテキスト制作にかけた時間は、12時間以上。

日々のコンサルティングのテキストを制作するのにも
当然、時間がかかりますので、
かなり自分としてはきつかったですが、
自分自身で経営者の仕事を体系化することとなり、
本当に自分のためにもなりました。

本当にこの大役を依頼して下さった、
VC本部の創業者でありクライアント様の社長には、
感謝の気持ちでいっぱいです。

さてこのVC本部、
とにかく加盟店さんと本部が本当に仲が良いんですね。

というか、各加盟店さんがVC本部の創業者のことを
心から好きで尊敬されているのです。

通常、FCやVC本部と加盟店がつながる理由が、
いろんな情報やノウハウを教えてもらったり、
顧客情報をもらえるのでメリットがあるから、
ということが多いかと思います。

すなわち、メリットでつながっている関係が大半課と思うのです。

ところがこのVC本部は、
メリットではなく、本部を好きだからつながっている、
という感覚を非常に感じるのですね。

このVC本部の強みはそこなんだろうと思います。

とにかく、加盟店さんの人間性が高く、
加盟店さん同士もとても仲が良く、
積極的に情報交換し合っているのです。

そうなんです、弊社のクライアント様同士の関係と
メチャメチャ似ているのですね。

こういうコミュニティは強い。

で、つくづく思うのです。

結局最後は人間性だなぁ、と。

皆さんの会社と家を建てて下さったユーザー様は、
好きの感情でつながっているでしょうか?
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【第5214回】 ビジネスパーソンが変わる時

2025年04月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日お伺いしていたクライアント様の中にも
一昨日お伺いしていたクライアント様の中にも
遺伝子にスイッチが入ったスタッフさんが
何人もおられました。

皆さん、3月18日の東京での勉強会に
参加された方たちです。

遺伝子にスイッチが入ったかどうかは、
表情の変化や話を聴く姿勢の変化で
私、すぐに分かります。

お客様や会社の上司や同僚への感謝の気持ち。
更にはすなおさや勉強好き感が
全身からにじみ出ていているのです。

こういう波動が出た営業さんは
間違いなく結果が出る、という事実を
この仕事を20年、させていただく中で
何度も見てきました。

5月にお伺いするのが、本当に楽しみです。


営業研修を数えきれないくらい、やってきましたが、
どれだけセミナーや研修に参加しても、
それだけでは成果がでないのです。

研修講師や上司が、営業さんを変えることはできません。

営業さんを変えられるのは、自分自身だけなのです。

上司や講師ができることは、
本人が「変わりたい」と思うきっかけを与えるだけなのです。


今回の3月18日の勉強会の企画は、
本当にご登壇いただいた3名の講師が超絶優秀で、

「この講師の方たちのようになりたい!」

と参加された方が思い、
自分を変える決断を多数の方がして下さいました。

変わるきっかけは人それぞれだとは思いますが、

「この人のようになりたい」

という憧れの存在に出会うことで、
多くの方が変わる決断をして下さる、ということが
今回の企画を通して実感することができました。

また2026年も、この勉強会は企画したいと思います。
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【第5213回】 経営者や幹部・リーダーが知っておかなければならないこと

2025年04月08日 | 住宅コンサルタントとして
新鮮なみかんの中に腐ったみかんを入れると
全てのみかんが腐っていく、ということを
皆さんも訊いたことがあるかと思いますが、
チームの中にすなおじゃない人、
話を聴く姿勢ができていなく、
学ぶ気持ちが無い人がいると、
チーム内の空気が悪くなるだけでなく、
決定のスピードや実行のスピードが遅くなります。

結果として、成果が非常に出にくいチームになるのです。

一方、すなおなスタッフさんばかりで、
話を聴く姿勢や学ぶ姿勢が
素晴らしいメンバーしかいないチームは、
出ているオーラが素晴らしいのですね。

そしてこういう波動が出ているチームは、
とにかくツキがあって、良いものを引き寄せるのです。

情報もドンドン入ってくるし、お客様も引き寄せられる。

決断や実行のスピードも上がり、
成果が出やすくなるのです。

すなおで学ぶ姿勢が素晴らしいメンバーだけになった
素晴らしいチームがあるのですが、
それ以前の状態と比較して、

「ここまで空気感が変わるのか!」

ということを私自身も体感することができました。

自分自身にとって、とても大きな経験でした。

経営者や幹部・リーダーは、
チームの空気を良くすることが重要です。

そのためには、負のオーラを発するスタッフさんを
メンバーに加えないことや採用しないことが
本当に重要なのです。

能力や実績、経験でスタッフさんを採用するのは、
本当に愚の骨頂だよなぁ、と感じました。

今の時代、やり方に関しての正しい情報は、
いろんなところに転がっているので、
素地の良いスタッフさんさえ揃えられれば、
絶対にうまくいくのです。

このことを経営者や幹部・リーダーは
絶対におさえておかなくてはならないのです。
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【第5212回】 「AをするとBになる」ということが予想できない人

2025年04月07日 | 住宅コンサルタントとして
自分をコントロールできている人は大人だな、と思いますし
自分をコントロールできず、
本能のまま、自身の欲求のままに行動する人を
子どもだなと感じております。

最近、大人になり切れていない人が
非常に増えている気がしてなりません。

例えば、自分の収入以上にお金を使うと、
不足分をどこかから賄わなければなりません。

お金をキャッシングしてくるか、
もしくは人から盗んだり奪うか?

犯罪は論外ですが、
気軽にキャッシングする人、
もしくは自分の収入から無理なく返済できる額を超えて
カードで欲しいものを買ってしまう方が
結構おられることに、ビックリしてしまいます。
(個人的に親しくお付き合いしている方には、
そういう方はいないのですが・・・)

借りたものは返済しなくてはなりませんし、
借りたものには利息がつきます。

更にはお金の返済を要求してくる方たちは、
本当にしつこいので、精神的に追い詰められます。

これはミナミの帝王やナニワ金融道を読めば理解できます。
(ちなみに私は、実家の近所のおじさんが
サラ金からお金を借りて返済できなかったらしく、
怖いおっさんが取り立てにきているのを
小学生の時に何度も見たことで、
借金は人生を狂わす、ということを理解できました)

お金の返済に追われると、
精神的に平常でいれなくなる。

こうした常識を理解できていない方が
残念ながら結構おられることに
日本、大丈夫かな、と思ってしまいます。


また、歩きスマホをしている人や
車の運転中にスマホをいじっている人も、
そういうことをするとどうなるのかを
イメージできない、頭が弱い人だなと思います。

駅のホームから転落したり、
階段を踏み外したり、
ブレーキを踏むタイミングが遅れて事故を起こしたりと
ロクなことにはならないことをイメージできない、
頭が弱い人なんだろうと思いますが、
そういう人が結構多いですよね?

そしてスマホをイジリながら歩いている人や
車を運転している人を見ると、
仕事が出来たり人気がある人に見えないのです。

段取りが悪く、頭が悪く、
先を予想できない人にしか見えないのです。

こういうことをすると、こういうことが起こる、
という先を予想する力を習得しておきたいものです。

その能力を習得できると、
若いうちから学び続けておかないと、
オッサンになった時に誰からも必要とされなくなる、
ということが予想できるので、
若いうちから努力できるようになるので・・・。
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