鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3348回】 成功を確信できないと決断しない人は、成功しない

2020年02月29日 | 住宅コンサルタントとして

経営者で成功しない人のパターンは、大体決まっています。

 

それは、「うまくいくと確信が持てないと決断ができない」ということ。

 

経営者でも、一人のビジネスパーソンとしても、

もっと言えば一人の人間としても、

決断する前に検討しまくっていて、行動に移すスピードが遅い人は、

うまくいかない時代になっています。

 

「このビジネスモデル、成功しますか?」

「この事業、成功しますかね?」

「これ、やろうかどうか検討しているんですけど、どう思います?」

 

などなど、決断できない経営者やビジネスパーソンが言いがちなセリフです。

 

成功する人は、まず成功するかどうか考えるよりも、

やりながら成功に近づくよう、改善を繰り返す感じなんですね。

 

もちろん、明らかに間違った決断はしないですが、

決断の時点で正解かどうかなんて誰にも分らない。

 

だからすぐにやるかやらないかの決断を下し、

自分の決断を正解にすべく、行動しまくる人が成功するのです。

 

成功を確信しなければ、決断できない人は、

そもそも自分の能力や判断力を過信し過ぎなのです。

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【第3347回】 口八丁営業マンの終焉

2020年02月28日 | 住宅コンサルタントとして

ここ数年、住宅業界で起こっている現象があります。

 

それは、「口八丁営業マンが全く通用しない」ということ。

 

これだけ情報が簡単に手に入る時代です。

 

営業マンが商談でお客様に伝えたことは、

嘘か本当かの検証を簡単にされ、

その場のノリで適当に答えている営業マンの適当な発言が、

命取りとなる時代なのです。

 

まあ、中には情報弱者の方がいて、

適当発言が通用するケースもあるのですが、

全体的にはお客様は賢くなっておられます。

 

ですから、どれだけ営業マンとしての資質がある営業マンでも、

その口八丁トークが通用しないケースは増えていくのです。

 

その流れを理解できず、己を改革しようとしない。

 

建築のことを勉強せず、人としての誠実さ努力を軽視している、

要領の良さだけで生きてきた営業マンが通用しないのです。

 

逆にセンスはイマイチでも、コツコツと勉強し、

人として自分自身を成長させようと努力を積み重ねた営業マンが、

最終的にお客様に選んでいただける時代なのです。

 

過去、それなりに売れていた営業マンで、

ここ数年、苦戦している営業マンがいたとしたら、

おそらく口八丁タイプかと思われます。

 

そういう営業マンに、現実を突きつけ、

変わっていただく環境をつくっていきたいですね。

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【第3346回】 弊社の最大のつよみ

2020年02月27日 | 住宅コンサルタントとして

起業して10年目。

スタッフは家内と私のみ。

 

吹けば飛ぶような会社ですが、

他の会社には負けないつよみが弊社にはあります。

 

それは、

 

「人間力が抜群の、素晴らしいクライアント様と

多数、ご縁を頂戴できている」

 

ということに尽きます。

 

まあ、この話は何度かお伝えしているかと思いますが、

コンサルタントとして出来ることは限界があります。

 

クライアント様の中には、

自分の考えやこだわりが強い方もおられます。

 

私がどれだけ提案をしても、

頭では理解しても行動されないクライアント様もおられます。

 

そういうクライアント様には、

他の優秀なクライアント様を訪問していただき、

実際に自分たちと同じ実務をやっているのに

圧倒的成果を出していたり、

猛烈に忙しいのに、新しいテーマに取り組んでいる

同業者のクライアント様の取り組みを見ていただき、

いろいろ気づいていただく機会をセッティングさせていただくのです。

 

人に意見されても、しっくりこない。

 

でも、自分で「変わらなければならない」と気づいたら、

変わることを決断できる経営者もおられるのです。

 

そして弊社の超一流のクライアント様は、

どれだけ忙しくて時間が無くとも、

お願いをすると何とか時間を作って下さり、

他のクライアント様の視察を受け入れて下さるのです。

 

こんな神様のような会社、ホント、日本にほぼ無いと思うのですが、

とにかく利他の精神、お役立ちの精神あふれるクライアント様と

たくさんのご縁を頂戴できていることが、

もう本当にありがたくて嬉しくて、助けていただきっぱなしです。

 

この、みんなで情報を共有し、みんなで成長していくこと。

そして、もうとにかく気持ちよすぎるくらい、

皆さまの人間力が高いのです。

 

こうした素晴らしいクライアント様のおかげで、

今日も仕事ができることに感謝、感謝です。

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【第3345回】 コロナウィルスをめぐる報道

2020年02月26日 | 住宅コンサルタントとして

連日、コロナウイルスのニュースが、

テレビやネットで多々、報道されています。

 

お亡くなりになった方もいますし、

もちろん軽視してはいけないことだと思います。

 

でも、いろんなメディアが視聴率稼ぎのために、

あまりにも騒ぎすぎていて、コトを大きくしすぎではないか、

と、個人的に感じてしまいます。

 

ウィルス性の病気の代表格であるインフルエンザ。

 

年間でインフルエンザにかかる人は、

約1000万人いると言われていて、

インフルエンザが原因で亡くなっている方も

年間3000人以上いる、と言われています。

 

一方、コロナウィルスは、2月26日現在で、

感染者数170人となっています。

亡くなった方は、7名。

 

まず、数字をしっかりと押さえることが重要だと思います。

 

インフルエンザは治療薬も整備されていますが、

コロナウィルスに関しての治療方法やワクチンなど、

まだ整備されていないので、注意喚起をする、

ということは非常に重要だと思うのですが、

このことを利用して、

政府批判や現行の医療制度の重箱のスミを突いて、

国民を必要以上に煽ろうとしている、マスゴミが多いのも事実。

 

そういう頭の悪いメディアを見ると、もう本当に大丈夫かな、と思います。

 

そして正しい情報を知らずに、頭の悪いマスコミに煽られる

情報弱者の人がいるというのも事実。

 

ホリエモンさんも、YouTubeでそうおっしゃっていますが、

全く持って同感です。

(ちなみに、コロナウィルスを軽視している訳では決してないですよ。

必要以上に煽るメディアの頭の悪さに辟易としているだけです)

 

日頃からいろんなことに興味を持って、

いろんなことを知っておく。

そして自分の目で正しい判断ができるようにしておきたいものですね。

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【第3344回】 出口を明確にする

2020年02月25日 | 住宅コンサルタントとして

マーケティングでもセールスでも重要なのは、

出口を明確にするということです。

 

中小の住宅会社・工務店で

成果が出ていない会社のマーケティングは、

商品やイベントの情報だけ掲載して、

どうして欲しいのかというゴールを

見て下さっているお客様に伝えられていないのです。

 

営業マンで知識も経験もあるけれど、

商談の途中でお客様と連絡が取れなくなってしまう方の特徴は、

情報提供だけして、商談の出口を設定できていないということか、

もしくは人間的に嫌われているかのどちらかです。

 

商談の最初の方は、いろんな情報を与えてくれる良い人、

という評価をもらえるのですが、

お客様のいろんな会社を回っていろんな情報を得てきます。

 

そうしている中で、次のステージにお客様をお連れできるか、

それともゴールを明確にできないで露頭に迷わせるか・・・。

 

必ず商談の前にゴールを設定し、

お客様をどの地点までお連れするのかを決めた上で

商談に挑まなくてはいけないのです。

 

マーケティングでもセールスでも

とにかく出口を明確にする。

 

皆さんの会社では出来ていますか?

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【第3343回】 良いお客様と仕事によって育つ

2020年02月24日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスパーソンを上司が育てることは、基本、難しいと思います。

 

もし、「あいつは俺が育てた」と言っている人がいたとしたら、

それはかなりの勘違いか、本人の思い込みがすごいのでしょう。

 

では、ビジネスパーソンは何によって育つのか?

 

個人的に思うのは、良いお客様と仕事によって育つのです。

 

自分のレベルが大したことが無い時は、

良いお客様と出会う確率が非常に低いものです。

 

ところが、一所懸命仕事に取り組んでいると、

神様がチャンスを下さるような気がします。

 

稀に非常に良いお客様を担当することになるのです。

 

そのお客様に個人的感情も入り込んでしまい、

そのお客様が困っていることに何とかお役に立とうと

これまでにないくらい、仕事をしているうちに、

いつの間にか自分のレベルが上がっている。

 

こういうパターンが最も多いのではないか、と思うのです。

 

ただ本人が、良いお客様のために

 

「何とかお役に立ちたい」

 

という気持ちを持てないのであれば、その人は育たないのですが・・・。

 

教育だけで、研修だけで、社員さんは育つ訳ではありません。

 

良いお客様をどれだけ担当するかで、

社員さんが育つかどうかが決まるのです。

 

そういう意味で、

会社として良いお客様に来ていただこうとする取り組みが

不十分な会社では、社員さんが育たないのです。

 

良いお客様に来ていただこうと、

質の良い情報発信に会社として徹底的にこだわっている会社が、

結局は社員さんが育つ会社となるのです。

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【第3342回】 選択肢が多すぎるからこそ・・・

2020年02月23日 | 住宅コンサルタントとして

スマホの普及により、圧倒的な情報を現代人は得るようになりました。

 

2010年から2020年の10年間で、

我々が得る情報は、約40倍に増えたそうです。

 

米調査会社IDCによれば、1年間に生み出されるデジタルデータ量は

2000年は62億ギガバイトだったのが、

2020年には44兆ギガバイトになるとの予測も・・・。

 

これだけ情報量が多いと、何が正しくて何が正しくないのか、

情報を収集して分析して判断する、ということに

多くの現代人は疲れてしまっていると言えるでしょう。

 

その昔、人は選択肢が少ないことがストレスでしたが、

今では選択することがストレスになってきているのです。

 

これを住宅業界に置き換えてみると、

いろんな住宅会社を自分の足で歩いて情報を集め、

分析の結果、相談先を絞るということが面倒になってきている時代、

と言えるのではないかと思います。

 

だから、住宅相談窓口に相談に行く人が増えているのです。

 

しかしながら、住宅相談窓口を批判する動画が、

ネットに出回り始めていることと、

その窓口担当者が素人であり、

しかも成約したら建物価格の5%もの紹介料が動いている、

ということをいろんな方が知り始めたこともあって、

相談窓口という、一見消費者目線の組織であることをうたいながら、

実は思いっきり営利目的の、お金で動く人たちだということを

徐々にエンドユーザーが知るようになってきました。

 

結局、今のエンドユーザーは何を信じて選択をすれば良いか、

ということに不安を抱えているということを

住宅会社側は知っておくべきかと思います。

 

そしてどんな情報をお客様に伝えようが、

その内容よりも人柄、人間性を見られているのです。

 

だから選択肢が多すぎる現代、結局のところ

人間力・人間性でお客様が最終的に判断される、

ということを知っておいた方が良いでしょう。

 

スタッフさんの人間力向上のために

真剣に取り組んだ会社が、勝つ時代だな、と

つくづく思います。

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【第3341回】 「成功者は休まない」という意味

2020年02月22日 | 住宅コンサルタントとして

私は、社会に出て最初に働かせていただいた会社で、

今の自分のベースをつくってもらいました。

 

北海道で9年働かせてもらっていましたが、

とにかく仕事ができ、主体的に物事を考える先輩が多くいて、

為になることをたくさん教えていただきました。

(中にはクズのような先輩もいましたが、反面教師としては最高でした)

 

たくさんの為になることを教えていただいたのですが、

その中で、上司から

 

「世の中で成功している人は、1年365日の中で、

ほとんど休んでいないんだぞ」

 

ということを教えていただきました。

 

当時の私は、週休2日。

 

朝、7:30に出社して事務処理とミーティングをやって、

9:00には営業に出て、夜19:00~21:00頃帰社。

 

そこから受発注や見積をやって、夜0:00に退社、

というような生活でした。

(←今だと完全にブラック。労基に入られればアウトです)

 

まだ若かったので、身体が持ちましたが、

事務処理が追い付かず、土日のどちらか1日は、

昼過ぎに会社に行き、4~5時間は事務処理をやっていました。

 

こんな生活をやっていましたから、

休みなく働くなんて、絶対に無理だと思っていましたし、

休みなく働く人なんていない、とも思っていました。

 

ところが、転職してコンサル会社に入社すると、

とにかく稼がなくては家族を食べさせていけないプレッシャーと

自分のレベルの低さ、物事の知らなさによる調べものの多さで、

家に帰れなくなりましたし、

労働時間は前職とは比較にならないくらい、増えました。

 

前職の会社には、5年5カ月、在籍していましたが、

最初の3年くらいは、年間10日も休まなかったように思います。

 

始発の電車で家を出て終電で帰ってくることもしょっちゅうでしたし、

徹夜で泊まり込んで仕事をすることも、結構ありました。

 

もちろん、休みの日であっても仕事をしていましたし・・・。

 

でも、前々職時代と比べると、全く健康状態が異なりました。

 

前々職時代は、やらされ感があったからだと思うのですが、

すぐに疲労が溜まり、しょっちゅう体調を崩しておりました。

 

ところが、コンサルタントとしての仕事は、新しい発見が日々あり、

素晴らしい方との出会いも数えきれないくらいあったので

とにかく毎日が新鮮だったのでしょう。

 

体調を崩す回数は減り、疲労も溜まりにくくなり、

休みなく仕事をすることが、無理なくできるようになっていたのです。

(転職後4年目に、謎の片頭痛に見舞われることになりましたが・・・)

 

要するに、休みなく仕事をするというのは、

いやいややっている訳ではなく、

自ら仕事を楽しんで、仕事に対する使命感を持ってやっているので、

気が付けば休みなくやっている感じなのですね。

 

こういう感じで仕事に取り組んでいる方は、

結果、ビジネスの世界で成功しているのだと思います。

 

でも、コンサルの仕事をしている方でも、

夢中になれていない人もいれば、

やらされ感、いやいや感で仕事をしている人も多々、いると思います。

 

結局、自分自身の仕事に対するスタンス次第なのですね。

 

皆さんは、今の仕事に夢中になることが出来ていますか?

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【第3340回】 野村監督と新庄剛志さん

2020年02月21日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、たまたまYouTubeを見ていて、

元プロ野球選手の新庄さんが

野村監督のことについて語った動画を見つけました。

 

思わず、最後まで食い入るように見てしまいました。

 

緻密な戦略家、ID野球の野村監督と、

自由奔放で宇宙人と言われた新庄さん。

 

野村監督が阪神タイガースの監督になったことでご縁が始まりましたが、

対照的なこの2人、とてもウマが合ったようです。

 

自由人で気まぐれの新庄さん。

いろんな監督やコーチの助言もおそらくそんなに聞いていなかったと思いますが、

野村監督はその新庄さんの心を見事に掴み、

新庄さんも野村監督に喜んでもらおうと

ランナーが塁上にいないときでもバッティングに集中した、

とおっしゃっています。

(新庄さんは、ランナーがいないと本気になれないらしいです・・・)

 

いろんなチームで監督をされましたが、

野球の理論を教える前に、まず人としてのベースを教え、

人間学から野球の理論まで、何百ページという形のマニュアルをつくり、

選手の育成に真剣だった。

 

更にレポートを選手に提出させていましたが、

それに監督自ら赤字で直筆で全て返事を書いていた、

ということも他の人の動画で拝見しましたが、

これぞマネジメントの基本だよな、と心底思いました。

 

部下の成長や成功を誰よりも思い、

それを指導という行動で示す。

 

こういう監督の下だからこそ、新庄さんもノビノビ野球ができ、

大リーグにまで行けたのでしょう。

 

阪神タイガースからFAでメジャーに行くまで、

それからメジャーで1年終わって日本に帰国した後の

野村監督とのやり取りなんかも語って下さっていましたが、

野村監督は新庄さんのことが可愛くて、

そして新庄さんは野村監督のことをものすごく好きで慕っておられることが

伝わってきました。

 

と同時に、新庄さん、本当に純粋でピュアな方なのですね。

 

素晴らしい上司、素晴らしい師匠、素晴らしい人との出会いが

自分を成長させてくれますし、

素晴らしい人のために、人は頑張れるのです。

 

そして素晴らしい人と出会えるかどうかは、全ては自分次第。

 

自分の心がネガティブで負のオーラが出ている人は、

素晴らしい人に出会えないか、

もしくは素晴らしい人と出会っていたとしても、

その人の負の要素を引き出してしまいます。

 

新庄さんのピュアさ、ポジティブさが、

野村監督の人としての温かさや面倒見の良さを引き出した、

とも言えるよな、と個人的に思いました。

 

皆さんは素晴らしい人が周囲にたくさんいますか?

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【第3339回】 器の大きい経営者

2020年02月20日 | 住宅コンサルタントとして

会社はトップで100%決まります。

 

トップの器以上の会社には、絶対にならない。

 

トップの器を超えた瞬間、組織は乱れ、

必ず何人か社員さんが辞めていって、

トップの器にあった組織規模になる。

 

組織はこれを繰り返します。

 

私はこの仕事を通して、いろんな経営者の方を拝見してきました。

 

自分自身は人間的にも未熟だし、器も小さいですが、

ありがたいことに、素晴らしい経営者の方にたくさんお会いできました。

 

そんな中で気づいたことがあります。

 

◆器の小さい経営者の特徴

1.自分が話題の中心にいないと面白くない

2.自分の過去の功績、実績を語りたがる

3.基本、ナルシストでかまって欲しいオーラが出ている

4.一人で決断、行動できない

5.自分と考えや価値観が違う人を拒絶する

 

◆器が大きい経営者の特徴

1.主語がいつも「お客様」と「ウチの社員」

2.今、会社があるのは、社員さんが頑張ってくれたおかげ、と本気で思っている

3.謙虚ですなお、自分がイメージできないことでも、とりあえずやってみる

4.一人で決断、行動ができる

5.自分と価値観や考え方が違う人にも寛容的

 

ビジネススキルがどれだけあろうが、

仕事がどれだけ出来ようが、

人としての器を大きくしていく努力をしなければ、

良い経営者にはなれません。

 

自分が仕事ができることと、経営とは、

全く分野が違うことなのです。

 

ビジネスのセンスがあると、

お客様から選ばれ、受注量が上がっていきますが、

それをこなすためには人が必要です。

 

だから組織は大きくなります。

 

この大きくなった組織を維持し、更に成長発展させるかどうかは、

全てトップの器次第なのです。

 

少なくとも、経営者はそういう風に考えていなくてはならないのです。

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【第3338回】 建材店の商売を考える

2020年02月19日 | 住宅コンサルタントとして

商売の原点は、お役立ちです。

 

お客様が困っていることは何かを把握し、

その困っていることを解決するのに合った商品やサービスを提供し、

その対価をいただく、ということがベースです。

 

そしてこの原点から外れると、お客様に選んでいただけません。

 

建材店さんの営業を例にすると、

お客様が困っていること、お客様の問題点を把握せず、

自分たちの商品やサービスを一方的に説明する。

 

「何か見積させていただける物件はありませんか?」

「こんな新商品が発売されたんですが・・・」

 

というようなことを言われても、お客様からすれば、迷惑な話です。

 

先日、クライアント様と昼食に行く際、

訪れた回転鮨屋さんがお休みだったのです。

 

非常に美味しく、お客様もたくさん居たのですが、

アルバイトさんの確保が出来ず、お休みにしているとのこと。

 

こういうお店に、

 

「こういう販促手法に取り組むと、もっとお客様が来るんです!」

「新しい鮨ネタを開発しました!」

 

と営業をかけても話は聞いてもらえないでしょう。

 

逆に、

 

「1週間前までにどの日に何人、スタッフを派遣したら良いか、

シフトを出していただければ、アルバイトスタッフ、当社でご用意できます!」

 

という営業をすれば、お店側は飛びついてくれるでしょう。

 

忙しい現代、お客様のニーズに合わない商品やサービスは売れないのです。

 

では、住宅会社、工務店が困っていることは何か?

 

そこに対応していかなければ、建材店さんは生き残っていけないでしょう。

 

少なくとも、サッシや木材、建材を仕入れることに関して、

困っている住宅会社・工務店は1社もないと思います。

 

だから、モノだけを売っていてはいけないのです。

 

 

ところが、お客様に言われたことしかやってこなかった業界なので、

発想が凝り固まっていて、新しい商品やサービスを扱うことに

頭がついていかないのですね。

 

これだけ時代の変化が速い現代、売るモノや販売する顧客が

10年間、全く変わっていないとすれば、おかしいのです。

 

会社が変わるためには、売る商品を変えるか、

売る対象を変えていかなくてはなりません。

 

時代の流れに合わせ、自社を変えていかないと、ですね。

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【第3337回】 住環境のレベルをあげたくて・・・

2020年02月18日 | 住宅コンサルタントとして

社会人になって、これまで8回、住まいを変えてきました。

 

そのうちの6回は、前々職時代の転勤で、ですが・・・。

 

住宅のありとあらゆる資材を製造販売している会社で

勤めさせていただいていたにも関わらず。

良い家に住むということは出来ていなかったと思います。

 

全て賃貸アパート、賃貸戸建てに住んでおりましたが、

賃貸物件の場合、オーナーはどうしても投資と回収のことを考えますから、

デザインや性能にこだわったりできないのですね。

 

だからガス業界とズブズブに付き合っている建設会社なんて、

絶対にプロパンガス給湯器やプロパンガス暖房を使っていて、

ユニットバスやストーブ、給湯器を全部無料で納品させるんです。

 

何百万という商材を無料で納材した業者は、

アパート入居者から多額に設定したガス代金で回収をする。

 

私が住んでいたのは北海道でしたが、

家賃4万台のアパートのガス料金が3万超えなんてざらでした。

 

結局は入居者が損をするということを見てきました。

 

そして関西に帰ってきたタイミングで転職をしたのですが、

金額的、時間的に建売住宅しか購入できず、

そこで10年間過ごしました。

 

その建売住宅、間取りは非常に良かったのですが、

収納量は足りず、更には夏暑く、冬寒い家でした。

 

まあ、日本の家の90%以上は、まだこのレベルの性能。

大手ハウスメーカーも2社を除いて

基本、非常に低いのが現実ですけどね。

 

もちろん建売ですので、デザイン的には特徴もなく、

愛着が湧くということもありませんでした。

 

そしてようやく10度目で、自分の理想の家を建てることができました。

 

最近、寒くなってきましたが、夜暖房を停めて寝ても、

朝、室温は余裕で18℃を維持しています。

 

冬でも朝からスムーズに動けますし、

夏も寝るときはエアコンつけないで寝ています。

 

もちろん、寝苦しくありません。

 

漆喰の壁は、前日、焼肉や鍋をした後でも

ダイニングのにおいを全て分解してくれていますし、

無垢の床は裸足で歩いても気持ち良いです。

 

何よりデザインと窓から見える眺望も気に入っているので、

朝、琵琶湖の日の出を見ながらコーヒーを入れたり、

休日の昼、琵琶湖を眺めながら、ワインを飲んで気持ちよくなったりと、

家で過ごす時間が本当に快適で心が満たされるんです。

 

ここ最近、長男次男ともにしょっちゅう家に帰ってきてくれることを

家内はメッチャ喜んでいます(←メチャ分かりやすいんです)。

 

私、大学時代に実家に帰ることなんて、年に1回しか無かったんですけど。

 

良い家、お気に入りの家に住むと、

そこに住む人の人生が変わります。

 

幸せを感じ、家族みんなが自然に集まり、

何物にも代えがたい時間が流れるのです。

 

自分自身、それを実感しているからこそ、

住宅を扱う人、特にご縁を頂戴しているクライアント様のスタッフさんには、

是非ともお気に入りの家に住んでいただきたいと

個人的に思っています。

 

自分が体感していることだから、熱量マックスでお客様にお伝えできるのです。

 

そして良い家を少しでも多く広めていって、

日本の住環境のレベルを高めていきましょう!

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【第3336回】 過去の功労者がボトルネックとなる

2020年02月17日 | 住宅コンサルタントとして

組織が小さい間は、

個人的に能力が高い方が功労者となることが多いです。

 

圧倒的な営業力やバイタリティーで注文をたくさん受注してくる。

 

素晴らしい感性で自社の世界観を表現し、

それがお客様に支持され、来場につながる。

 

圧倒的な設計センスで、お客様の心を掴み、

プレゼンするとほぼ100%、契約につながる。

 

こういう各分野でのスペシャリストが活躍することで、

会社の受注は順調に伸びていきます。

 

ところが、受注数が伸びてくると、当然ながら業務が回らなくなり、

スタッフを補充していくことになります。

 

1つのセクションにスタッフが複数名になってくると、

個々の個人技だけだと機能せず、

チームとして機能させる力がリーダーには求められます。

 

こういうケースだと、過去の功労者がリーダーになることが多いですが、

このリーダーのこだわりが強すぎたり、他人に厳しい場合、

スタッフが育たなかったり、辞めていったりすることがあります。

 

もしくは、自分の思いが強く、自分の価値観が全てだと思い込み、

自分の価値観とちょっとでもズレていると、

それを否定するような支配欲が強いタイプの人がリーダーだと、

やる気があり、前向きなスタッフさんのモチベーションを削ぐことになります。

 

結果、組織は指示待ちスタッフばかりになってしまったりするのです。

(もしくは、やる気がある人ほど辞めていく組織になります)

 

こだわりが強いのは悪くはありませんが、

こだわりが強すぎて、自分の価値観が全てと思ってしまい、

価値観の違いを受け入れられない器の小さなリーダーは、

組織が成長していく上でボトルネックになることが多いのです。

 

すなわち、過去の功労者が、ボトルネックになるということです。

 

部下がついてくるリーダーというのは、

自分の世界観を強引に押し通そうとするのではなく、

部下の気持ちになって、

どうやったら自分のこだわりが伝わるのかをあの手この手で考え、

部下が理解し、育つことを自分の喜びと感じられる人です。

 

そもそも人それぞれ、価値観が違うのは当たり前。

 

それを受け入れ、100点ではない部下に仕事を任せ。

部下が経験を積むことが重要だとわかっている。

 

要するに、器が大きいのです。

 

ある一定の組織になってくると、

仕事ができるけれど、人としての器が小さいリーダーは、

ボトルネックにしかなりえないのです。

 

だから組織の成長に合わせ、リーダーに任命する場合、

ただ成果を出した人をリーダーにすると、失敗するケースが多いのです。

 

これからの時代のリーダーは、人としての器が大きく、

部下の能力や理解力を理解してうまくやる気を出させることが出来る人の方が

ふさわしいのです。

 

だからリーダーになる人は、組織の成長に合わせ、

自らの器を大きくしていかなくてはならないのです。

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【第3335回】 中国の現状から経営を考える

2020年02月16日 | 住宅コンサルタントとして

今回の中国のコロナウィルスの影響により、

住宅業界でもほぼ全メーカーの商品の供給のメドが立たない事態になりそうです。

 

実際にTOTOさん、LIXILさんなど大手メーカーから

各商社、建材店さんに納期遅延の通達が流れているようです。

 

2月上旬に京都に服を買いに行ったのですが、

その際、店員さんより「春物が今年は入ってこないんですよ」と言われていました。

 

住宅業界のさまざまな商材も、

中国企業の部品を使って完成品が出来上がっている場合、

当然ながら商品の製造がストップしますよね。

 

今日、中国でビジネスを展開している友人と食事をしていたのですが、

現状、中国企業の操業は、実際はかなり止まっているようです。

 

そして日本で報道されている以上に、

事態はもっと深刻な様子。

 

友人も中国出張は全て中止にしたとのこと。

 

また今日の食事会のメンバーのもう一人の先輩は、

今週、マレーシアに出張に行く予定なのですが、

友人は本気で「やめといた方が良いです」と止めてました。

 

普段、イケイケな彼がああいう態度に出るということは、

これからもっと大変な事態になるということを想定しておいた方が良いでしょう。

 

クライアント様にはお知らせいたしましたが、

対策の一つとして考えなくてはならないのは、

モノが止まるとお金も止まるということです。

 

中国企業の中には、倒産する会社もあれば、

支払を延期してくる会社が多々、あるかと思いますし、

住宅業界でも現場がストップすれば、

当然ながらキャッシュは入ってこないということになります。

 

そこに対して、しっかりと準備をすることが大切ですね。

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【第3334回】 子育て中の奥様の苦労

2020年02月15日 | 住宅コンサルタントとして

子育て中の奥様の苦労。

 

皆さんはどこまで理解することが出来ていますか?

 

特に最近では、フルで働く子育てママも多いです。

その大変さ、私、理解しているつもりでしたが、

その一部分も理解できていないことを改めて痛感しました。

 

仕事終わって、お子様を迎えに行って、

帰宅するとすぐに「お腹すいた・・・」と

お子様にせかされ、ゆっくりする間もなく料理スタート。

 

お料理つくりながら、お風呂の準備、

そして洗濯機を回し、お子さんに食事を食べさせ、

型付けしながらお風呂、洗濯物を干したりたたんだり・・・。

 

そしてお子様を寝かしつける間に、自分も疲れ果てて寝てしまう・・・。

 

朝、お子様を起こし、お弁当をつくって保育園に行く際、

天気は晴れているのに「長靴、履いていきたい」とか、

冬なのに「コート、やだ!」など、朝の玄関での攻防がすごかったり・・・。

 

仕事を絶対に休めない、大事な日に限って、

お子様が熱を出したり・・・。

 

そんな大変なこと、私、全く経験せずに

気が付けば子どもは大きくなっておりました。

 

これ、2018年7月のVERYという雑誌に掲載されていた記事。

 

我が家の子どもたちにもこういう時期があったはずですが、

私、その時期にほぼ家にいなくて、

年中仕事に没頭していました。

 

早く稼げるようになって、早く家族を楽にしたい、

という思いしかありませんでした。

 

でも、子育てのことで家内に相談されたり、

家にいないことで文句を言われたことがありません。

 

没頭できる環境を文句ひとつ言わず、

つくってくれていたことに感謝してもしきれないです。

 

私ほど、鈍感な男性は少ないでしょうが、

まだまだ日本は、家事育児を女性にお任せするご夫婦が

先進国の中で最も高いと言われています。

 

子育て中の奥様の大変さを理解し、

そういう奥様のご負担や苦労を少しでも軽減するような家を

提案できるだけの勉強をしていかなくてはならない、

と改めて思いました。

 

奥様が笑顔で家族みんなにやさしく接してくれると、

そのご家庭は間違いなく、幸せになりますもの。

 

そういう家を手の届く価格で提供できるような住宅会社を

日本に一社でも多くつくれるよう、

この仕事を頑張っていきたいと思います。

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