鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2801回】 自社でトコトン追求する分野と外部の力を借りる分野

2018年08月31日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はクライアント様のコンサルティング終了後、

いつもとってもお世話になっているビジネスパートナー様からのご紹介で、

とあるエリアの住宅会社さんの社長と3人で食事をしていました。

 

日頃、自分のクライアント様、それから勉強会のメンバーとだけお会いしていますので、

一般的な世の住宅会社さんの社長とお話させていただくことは、貴重な機会。

 

実は一度、ミラノサローネの会場でお会いさせていただいたのですが、

その時はただ名刺交換をさせていただいただけで、

本格的にお話させていただくことは、初。

 

先方の現状や経営者として困っていることや不安なことを聞かせていただいたり、

私がクライアント様とどんなビジネスモデルを構築していっているのかをお伝えしたりと、

短時間ではありますが、中身の濃い時間を過ごすことができました。

 

一般的な住宅会社さんにとって、私の提案はかなりぶっ飛んでいるようで、

先方の社長はかなり食いつかれておられました。

 

私としては、エンドユーザーの価値観がどの方向に向かっているのか?

ということを掴むことがとにかく大事で、

そこに合わせて住宅会社としての商品、マーケティング、ブランディング、セールスなどの

さまざまな要素を改善していく、ということが自分の仕事だと思っています。

 

ただ、中小の住宅会社さんの場合、

経営者がやらなくてはならないことが多々あって、

そういった市場の予測であるとか、他社さんで効果が出たことの具体的な事例とか、

そこまでする時間が確保できないことが多いそう。

 

本当にここ最近、他の住宅会社さんとお話をしていなかったので、

本当に勉強になりました。

 

 

現代は市場の変化、エンドユーザーの変化のスピードが早く、

そこに適応していくのも大変ですし、その半歩先を予測することはもっと難しい。

 

商品はもちろん、接客か各種デザイン、発信する内容や手段について、

ユーザーが満足されるレベルを維持するのを1社でやることは、ほぼ不可能だと思っています。

 

だからこそ、自分たちが極める分野を絞り、その部分はトコトンこだわる。

それ以外の部分は外部のプロの力を借りて、

お客様に満足していただけるレベルを維持する、という考え方が

時代に合った、合理的な考え方だと思っています。

 

弊社自身もそういう価値観で日々、仕事をしていますが、

全ての企業にあてはまるよな、と感じています。

 

皆さんの会社は、自社でトコトン追求する分野と

外部の力を借りて対応する分野の線引きができていますか?

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【第2800回】 量にこだわり続ける

2018年08月30日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、いろんな制作物の依頼をクライアント様から多々、頂戴し、

朝(というか夜)2時には起きて、せっせといろんな制作物をつくっております。

 

何とか納期に間に合うよう、日々、必死です。

 

そして最近、読書の量が昔のように増え、

仕事の合間を見つけては本を読み、そこからいろんなことを吸収し、

それが自分のアウトプットすることに思いっきりつながっている感じがします。

 

33歳で転職し、今年で12年。

 

当初は住宅業界のことも、それから経営のことも分からず、

それらを理解するために、猛烈に仕事をせざるを得なかった。

 

この世界に入って、最初の数年はそれまでの自分の無知さを取り戻すために、

徹夜もしょっちゅうしていましたし、休みという休みもほとんどありませんでした。

 

土日の子どもの行事には、年に1回、運動会だけは何とか参加していた感じで、

周囲の方には母子家庭に思われていたことでしょう。

 

それだけ量をこなしていたのに、

最初の数年はチラシの制作や営業研修、マニュアルづくり、ツールづくりしかできなかった。

 

そして幸運なことに、コツコツと30社近くのクライアント様が出来た後も、

自分のスケジュールを目一杯詰め込んで、圧倒的に量をやってきたと思います。

 

その結果、自分ができることの範囲が着実に広がってきているような感覚があります。

 

今は時代の流れや消費者の変化を読み、どの方向に進むべきなのか?

新規事業を立ち上げるべきか、新規出店をすべきか、現事業を縮小すべきか、

などを進言し、それを実現するための具体的な提案をすることが多くなりました。

 

特に最近はスタッフの採用をするためのブランディング、

新しい業態への進出、それと実務面の改善の提案のために、

日々アンテナを高くしていろんなことを調査しまくっています。

 

クライアント様に対して提案をさせていただいている内容は変わりましたが、

今でも仕事の量だけは昔と変わっていない。

 

そもそも才能もセンスも無いので、量をこなすことくらいしかできないので、

そこだけはこれからもこだわって精進していきたいと思っています。

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【第2799回】 企業としての成長についていけない人は・・・

2018年08月29日 | 住宅コンサルタントとして

これまで、いろんな住宅会社様とお付き合いをさせていただいてきました。

 

もう会社として何十年も歴史を積み重ね、

しっかりとした組織が出来上がっている会社のお手伝いをさせていただくこともあれば、

立ち上げたばかりの別会社のお手伝いをさせていただくこともありました。

 

どんな企業もトップが真剣に仕事をし、従業員さんに対する愛情や思いやりがあり、

更に時代の流れ、顧客の変化に適応していくことができれば、業績は上がります。

 

そして多くの受注をこなしていくために、人を採用し、組織は大きくなります。

 

これが会社の成長な訳ですが、

この会社の成長と共に、個人として成長していけないスタッフさんは、

徐々に会社に居づらくなってきます。

 

特に役員やマネージャークラスだとなおさらです。

 

数多くの家づくりに取り組むために組織が大きくなると、

自分一人で全てこなすことは不可能になり、

他の人に自分がやっていた仕事を託したり任せなければなりません。

 

ここで他の人に仕事を任せ、しかもその任せた人が結果を出せるようにするには、

任せる側の指導方法や人間性、そして耐える力、折れない力などが必要で、

自分でこなすよりも相当、面倒なことになってきます。

 

更に自分よりも知識が豊富な部下、後輩なども出てきたりする訳で、

人間として小っちゃい器しか持ち合わせていない上司は、

力ずくで押さえにかかったり、その優秀な部下に発言をさせなかったりするケースもあります。

 

そして、「会社の成長にとって、この人って阻害要因だよね」

と周囲から見られるようになり、

最終的に会社を去ることになってしまう訳です。

 

会社の成長に合わせ、自分自身の能力、

それから部下や後輩に任せて結果をだしてもらえるような指導力、

そして多くの人と気持ちよく仕事をやっていくだけの人間力、

こうした能力を高めていけば、本当に仕事を通して自分も成長していけるのです。

 

皆さんは会社の成長に比例して、自分自身も成長できているでしょうか?

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【第2798回】 微調整が大事

2018年08月28日 | 住宅コンサルタントとして

経営をどれだけ真剣にやっていても、

マーケティング、商品開発、社員さんの育成などにどれだけ力を入れていても、

業績は右肩上がりに上がり続ける訳ではありません。

 

ジグザグとのこぎりの刃のようにアップダウンを繰り返しながら、

長いスパンで見た場合、斜め右に上昇し続けているような感じになります。

 

努力をしている方向は間違っていないのに、ちょっと業績が伸び悩む。

 

こういう時は、細かい点で市場、

それからお客様に合っていないことをやっている可能性が高く、

いろんな点で微調整が必要なことが多いです。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様では、

昨年の後半はやや業績が下がったのですが、

見事に微調整され、今年は再び好調で、生産性もかなり上がっておられました。

 

その回復のポイント(←私が提案したことではない)には、本当に頭が下がりました。

 

これ、とても重要なことなので、

クライアント様限定でご報告させていただきますね。

 

改めていろんなことを市場や顧客に合わせて

いろんな部分を微調整することの大切さを学ばせていただきました。

 

組織が大きくなってくればくるほど、

社員さんやお客様の数が増えていくほど、

ちょっとのズレが業績に大きな影響を与えます。

 

微調整するのにも、トップの感覚を伝えるだけでは伝わらない。

 

しくみを微妙に変え、

その新しいしくみを現場のスタッフさんに徹底的に伝えて理解してもらい、

お客様に対し、実践していく必要があるのです。

 

皆さんの会社では、いろんな点で微調整をし続けているでしょうか?

 

努力に対し、成果が比例していない時は、いろんな部分を微調整すると良いかもしれませんね。

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【第2797回】 働き方改革を議論する上で知っておくべきこと

2018年08月27日 | 住宅コンサルタントとして

働き方改革の話をする前に、欧米の先進国と日本の差を知った上で議論すべきではないか、

と個人的に思います。

 

昨年の夏にスイスに行ってビックリしたのが、日曜日はレストラン以外、

ほぼ全てのお店が閉まっているということ。

 

海外では普通に日曜日もやっている高級ブランドのお店までも閉まっていますし、

もちろんスーパーマーケットも閉まっている。

 

日曜日は教会に行ったり、家族でゆっくりと過ごすのがスイス流らしく、

しっかりと休みを取っている感じがしました。

 

そしてドイツも日曜日はほとんどのお店が閉まっているということを知って

ドイツもスイスも同じドイツ語圏だし、非常に文化が似通っているんだろうと感じました。

 

ドイツやスイス、デンマークなどヨーロッパの先進国の人たちの

ワークライフバランスが素晴らしい、と私も思っておりました。

 

しかしながら、ここ最近、いろんな文献を読んでいると、

いやいや、スイスやドイツと日本は違うぞ、ということが非常によくわかってきました。

 

 

スイスやドイツでは、例えば空港で入国審査を通過するのに、

平気で1時間でも2時間でも待たせます。

スーパーでもレジにお客様が何十人並んでいようが、待たせることを何とも思わない。

 

宅配などもなかなか届かないとか、電車やバスが遅れることなんて、しょっちゅうあるそうです。

 

でも、お客様はそれでいちいち怒ったりはしないのです。

 

その理由は、自分が休む権利を行使するからこそ、他人が休んでいることに理解を示すから。

 

一方、日本の場合はどんなに安いお買い物をするのにも、

欧米で言うと最高級のサービスがついてきている感じだそうです。

 

「お客様は神様です」という言葉の通り、お客様のことが最優先。

売り手側は自分を犠牲にして、お客様の全ての要求に応えようとする文化。

 

お店がどれだけ混んでいようが、店員さんを呼んでも来なければ、すぐに文句をいう人や、

電車が遅れると駅員さんに詰め寄る人。

 

お客様として便利さ、快適さを求めるからこそ、売り手側が多くの人を配置する。

すなわち必然的に従業員一人あたりの労働に負荷がかかるのが日本。

 

そういう価値観がある前提で考えますと、

労働時間の短縮を求めるのなら、

ユーザー側として売り手側に求める対応のレベルも下がって、

はじめて労働時間の短縮が可能になるということです。

 

労働時間を短くした上に、サービスレベルを下げない、ということは

実は結構矛盾しているような気がします。

 

日本とスイスやドイツ。

どっちが優れているとかそういう問題ではなく、

労働時間が短く、休みが充実している欧米では、

お客様が結構我慢しているということを知っておくべきだと思います。

 

ちなみに私、日本と欧米の働き方を比較した場合、

日本の方が好きです。

 

だから自分がお客様の時にとてもリラックスしたい。

レストランのスタッフさんとかに気がついてもらいたいと思うタイプなので、

自分が働く側に立った際にもお客様にたくさんのサービスを提供させていただきたい、

と思っております。

 

皆さんはどちらの方が好きですか?

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【第2796回】 いろんな人に会うと・・・

2018年08月26日 | 住宅コンサルタントとして

今年の上期の反省として、自分の仕事だけでいっぱいになっていて、

いろんなところに行き、いろんな方とお会いしてお話をさせていただく、

ということが激減していました。

(ということをちょっと前にこのブログでも書いていたような気がします)

 

という訳で、7月8月9月10月と、とにかくいろんな方とお会いさせていただき、

たくさんのことを教えていただいてこようと思っております。

 

昨日もとても素敵な出会いがありました。

 

昨日は朝から車の申し込みをディーラーさんでしてきた後、

午後からは設計事務所さんにお伺いしておりました。

 

WEB制作、新規店舗やモデルハウス、動画制作など、

各クライアント様からいろんな相談を頂戴するのですが、

それぞれの業務を依頼するパートナーさんを複数、いらっしゃらないと

ちょっと仕事が回らなくなってきています。

 

更にWEB制作にしても設計デザインにしても、

ただそのクオリティーだけが高いだけではダメで、

当然ながら髙い人間性も有している方でないと、

長きに渡って共にお仕事はできないと思っています。

 

結局、人として約束や時間を守らないとか、言い訳ばかりする、という人、

報告連絡相談ができない人とは、信頼関係って構築できないですよね?

 

ですので、常にビジネスパートナーさん探しをしております。

 

昨日、家内のネットワークの伝手でお会いさせていただいた、設計事務所の方たち。

本当に素敵でお人柄の良さ、人としての誠実さがビシビシ伝わってきました。

 

もう一緒に仕事がしたくてたまりません。

 

そして一緒にお仕事をして欲しい、ということをお話しただけでなく、

いろんな情報交換をさせていただく中で、私も知らないことをたくさん、教えていただけたり、

逆に私が知っていることをお伝えさせていただいたりと、

非常に意義のある時間を過ごさせていただきました。

 

あまりに気分が良かったのと、夜ご飯をつくるにはちょっと疲れもあったので、

家の近くのイタリアンレストランに初めていきました。

(というか、今の家になってから、自宅近くで外食をすることは、回転鮨以外、ほぼゼロ)

 

そこでは、オーナーシェフと学生さん3名がアルバイトで働いておられました。

 

学生さん、本当に一生懸命お仕事されているんですね。

 

しかも我が家の子どもたちと年齢もほぼ同じ。

 

何だか、とてもかわいく見えてしまって、オーナーの許可をいただいて、

思わずチップをお渡ししてしまいました。

 

若い方が頑張っておられる姿を見ると、最近、子どもを見るような目でみてしまうんです。

もう、完全にオッサン化しております。

 

その後、ずっと前から気になっていた、そのレストランの隣のバーに行ったのですが、

ここがまた、想像以上に素敵で、しかもオーナー、スタッフさんの人間性が抜群!

 

もうただ者ではないくらいの人間力の高さ、所作の美しさだったのです。

 

どんなことを言っても、決してこちらの意見を否定することなく、

ポジティブで、しかも謙虚に答えて下さるんです。

 

これはちょっと通わせていただいて、しっかりと勉強させていただきたい、

と心から思いました。

 

やっぱり人間、最も学べるのは、人からなんですね。

 

だから時間をつくって、いろんな方に会っていかないといけない。

 

素敵な出会いがたくさんあった、とても満足した休日を過ごすことが出来ました。

 

皆さんは、最近、いろんな方に会いましたか?

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【第2795回】 採用のことを深く考える

2018年08月25日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、一昨日と、建材店・材木店から新築事業に参入していただいた

2社のクライアント様にお伺いしておりましたが、

2社とも2017年~2018年の決算が申し分なく、

何というか、とてもホッとした1日でした。

 

営業利益率も5%弱、それから6%強と、

参入して間もないことを考えると上々の結果だと思います。

 

 

一般的な建材店さんですと、俗に言うパワービルダー系に納材している会社以外は、

売上、粗利益率にかなり苦戦されています。

 

パワービルダーに納材している会社も、売上は好調なものの、

粗利益率、粗利益額の確保はかなりしんどい。

 

その上、エンドユーザーからすれば、何をやっている業界なのかも分かりにくいので、

各社、新卒の採用に苦労されている訳です。

 

中途社員の採用にしても、そんなに簡単ではなくなってきていますから、

今、売上や利益がまだ苦戦されていなくても10年後、15年後は

営業マン、デリバリー、工事等のスタッフ数を維持することも難しくなるでしょう。

 

地元の工務店さん、大手ビルダーさんに建築資材を販売する、という業態だと、

なかなか学生さんやこの業界を知らない人にイメージが伝わりにくい。

 

すなわち、この業界で働きたいという人が増えない、ということにつながります。

 

私自身は、企業としてブランドイメージを高めるしかないと思っていて、

そのためにも新築事業に参入しておいた方が良いと思っています。

(でも、建材店業界でそういう未来を考えている経営者って、ほとんどいないんですよね、

弊社のクライアント様以外だと・・・)

 

企業を構成するのは人ですから、

働いて下さるスタッフさんが確保できないとどんな企業もやっていけなくなります。

 

特に建築資材を販売する、デリバリーするというのは、AI化がかなり難しい。

(事務的な部分は可能でしょうが、打合せ、発注、納材は無理)

 

将来の採用のことまで考えて、今の一手を決める必要が中小企業の経営者には必要だと思います。

 

採用のためには、企業としてどう市場の学生や一般の方に映っているのか?

魅力的な会社だと思ってもらえるようにしていかないと、

そして知っていただく努力も積み重ねないと、未来の組織の維持は難しい。

 

目先の業績のことだけ考えてはいませんか?

 

この先、起こることを予測し、そこに対して手を打てていますか?

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【第2794回】 台風直撃

2018年08月24日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は四国の高松でお仕事だったのですが、

見事に台風20号が直撃。

 

見事に自宅に帰ることができませんでした。

 

そうなる可能性もあるため、宿泊の用意ももちろん万全で四国に来ました。

 

台風が上陸した時間、実際高松は大した風でもなく、

雨も全然強く無かったです。

 

でもはるか前からJRは運航中止を発表し、

高速道路は通行止めになっていないにもかかわらず、高速バスも運行中止。

 

とにかくリスクを回避したい。

責任追及されたくないという、運輸会社の意図がみえみえ。

 

民間企業としての情熱や真剣さが足りていないような気がします。

 

絶対、運行できるはずやのに・・・。

 

 

で私、過去12年間でクライアント様のところに行けなかったことは

これまで1度しかありません。

 

それくらい、仕事運、移動運に関しては強いのです。

 

今日はもともと、九州で仕事の予定だったのですが、

これから九州に移動して、10時にはクライアント様のところに到着できる予定。

 

台風直撃しても、やっぱり仕事に関しては支障が無いようです。

 

今回のこの台風で、自分の運気を試すつもりでしたが、

やっぱり仕事運だけはメチャメチャ強いようです。

 

ということで、今日も仕事をさせていただけることに感謝し、

しっかりと仕事をしてきたいと思います。

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【第2793回】 お給料はどこから出ているのか、ということを知る

2018年08月23日 | 住宅コンサルタントとして

ただ単に職場に来て、与えられた仕事をしているだけでお給料をもらえる、

と考えている人が結構多いことに、違和感を昔から感じています。

 

お給料をいただくということは、それに見合う成果(=会社への貢献)を出さなければならない、

という義務も同時に発生するということです。

 

もちろん、業界未経験で入社された方や新卒の方は、

将来的に会社に貢献してくれるだろうという先行投資としてお給料をいただいている訳です。

 

お客様のお役に立つ。

お客様に価値を提供できる。

 

もしくはお客様に価値を提供できるスタッフが

働きやすいようなフォローをしたり、働きやすい環境をつくる。

 

その結果、お客様が会社に注文をして下さり、

会社に売上と利益をもたらして下さる。

 

その結果、はじめてお給料をいただく権利が発生する。

 

こういう当たり前のことを理解せずに社会に出ている人が、

今の日本には相当多いのではないか、と感じてしまいます。

 

「働かざる者、食うべからず」とはその通りで、

この働くというのは、成果を出している人、成果を出そうと努力をしている人をさします。

 

成果を出すことではじめてお給料をいただく権利が生じる、

ということを分かっていない人間は、自分の権利ばかり主張します。

 

そしてそういう頭の悪い人間が徒党を組むと、

成果を出そうと頑張っている人やマインドの髙い人の足を引っ張ろうとします。

 

こういう輩は、間髪入れずに解雇できる権利を企業側に認めるべきだと個人的に思います。

 

先日、とても素敵なweb制作会社さんの社長とお話をさせていただく機会があったのですが、

その社長のお兄さんは、地元の高校を卒業した後、

 

「日本はあわん」

 

と言ってアメリカのマサチューセッツ工科大学に入学し、

卒業後もそのままアメリカで生活されているそうです。

 

そのお兄さんがおっしゃっているそうですが、日本で仕事をしたくない理由として、

成果を出そうと努力しない人の権利を労働組合が守ろうとする、その姿勢だということ。

 

もう、個人的に激しく共感します。

 

成果を出してこそ、お給料をもらえる。

成果を出してこそ、成長できる。

 

こういう価値観を持てなくなったら、日本は終わってしまうだろう、個人的に危機感を持っています。

 

仕事に対する考え方は、ぶっちゃけ、親がどういう意識で仕事に向き合っているか、

ということがとても大きいような気がします。

 

親が働くということ、仕事をさせていただく、ということをどう捉えているのか、

ということが、お子さんにモロに影響する。

 

だから、労働観が歪んだ親からは、仕事に対してのスタンスが歪んだ方が多くなるのかな、

と個人的に思っています。

 

お給料をなぜいただくことができるのか、ということをしっかりと理解して、

堂々と会社からお給料をいただけるよう、成果を出すための努力をしていきたいですね。

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【第2792回】 余力があるうちに次の一手を・・・

2018年08月22日 | 住宅コンサルタントとして

会社の業績が本当に危機的な状態になってから手を打とうと思っても、

資金的、人員的に問題があるため、やりたいことができないことが多いです。

 

相撲に例えていうならば、土俵際まで追い込まれないところで次の一手を打つべきです。

 

新しい商品を扱うのか?

新しい拠点に進出するのか?

新規事業を立ち上げるのか?

これまで扱っていた商品をやめるのか?

支店を閉めて撤退するのか?

その事業から撤退するのか?

 

答えは誰も教えてくれないので、経営者は自分で決めるしかありません。

 

そして決定するためには情報が必要なので、

本当に正確で鮮度の高い、良質な情報を日頃から入手するルートを持っておく必要があります。

 

建築資材を扱われている業態の方々に常々申し上げているのは、

エンドユーザーの見る目の高さに適応できていない住宅会社、ハウスメーカー、工務店が大半で、

そういう会社にモノは売れなくなる、ということ。

 

すなわち、売上が激減するということです。

 

そうなることがもう10年前から分かっていたので、

私自身のクライアント様には、新築事業を立ち上げていただくことを提案していたのです。

 

6年前、5年前、4年前に新築事業に参入していただいたクライアント様は

本当に順調に新築の受注を伸ばされ、

そして予想どおりに建築資材販売の売上高を落とされています。

 

リフォーム事業でも良いのですが、

リフォームの売上では、建材の落ち込み分をカバーできない、

と自分なりに分かっていたので、新築事業を推進していたのです。

 

新築事業に取り組んで下さっているクライアント様は皆さん、

 

「よくぞ、あの時に背中を押してくれました!」

 

とおっしゃって下さるのですが、あの時に決断することができた

クライアント様の社長の決断力が素晴らしいのです。

 

2019年、2020年と、ますます住宅市場は厳しい時代を迎えることでしょう。

 

それを見据えて、建築資材販売の企業は手を打っていなかくてはならないのです。

 

しかも余力があるうちに・・・。

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【第2791回】 心のこもった手紙の力

2018年08月21日 | 住宅コンサルタントとして

北海道に行った際、真狩村というところにあるパン屋さん、

ブーランジェリー・ジンさんに行ってきました。

 

真狩村というと、札幌からも遠く、ニセコからも車で30分以上かかります。

その真狩村の中心部とは程遠い道沿いにあるパン屋さんなのですが、

とにかく美味しいと評判でしたので、ニセコに宿泊した翌日、

朝から車を飛ばしていってきました。

 

朝10時にオープンとのことですが、夕方にはパンは完売しているとのことで、

朝一番で行こうと、9時40分にお店に到着しました。

 

しかしながら、私たちの前に既にお客様が二組並んでおりました。

 

お店自体の外観デザイン、敷地から醸し出される世界観も素敵。

もうオープンが待ち遠しく、ワクワクしながら開店を待っていました。

 

お店がオープンすると、お客様は一組ずつ店内に案内されます。

次のお客様はお店の外で待っていなくてはなりません。

 

でも、建物の外に居ても小麦やバターの何とも言えない、豊かな香りに

心は満たされ、自分の順番が来るまで全然苦ではありません。

 

しかもお店から出てくる方、皆笑顔なので、それを見ているだけでも微笑ましいですね。

 

で、私たちもお店に入らせていただき、パンを買わせていただきましたが、

買ってすぐに車の中で食べた、焼き立てクロワッサンの美味しかったこと。

 

もう笑いが止まりませんでした。

 

そんなブーランジェリー・ジンさんのお店を設計されたのは、

東京の建築家である中村好文さん。

 

設計料の半分をパンで支払ってもらうという、

何とも面白い形でこの素敵なお店が完成したそうですが、

この素敵なお店が出来上がるまでの、ジンさんと中村さんのお手紙のやり取りが

実は一冊の本になっております。

 

ジンさんを出た後、家内からそのことを教えてもらって、秒でアマゾンで発注。

北海道から帰って来てすぐに読ませていただきましたが、

もうこの本の中でのジンさんのオーナー、神幸紀さんと建築家の中村さんの手紙のやり取りで

使われている言葉が美しく、また本当に知的で胸がジーンと熱くなり、

何とも言えない、ほっこりとした気持ちになりました。

 

今まで読んだ、どんな作家さんの言葉よりも、言葉が美しいのです。

 

と同時に、自分の語彙力の低さや知識の少なさを痛烈に感じ、

もっと学ばないと、と改めて思えました。

 

この本を読むと、思わず中村好文さんに設計の依頼をしたくなってしまいますし、

ブーランジェリージンさんにパンを買いに行きたくなるでしょう。

 

人間力の高い人の、心のこもった直筆の手紙は、

とてつもないパワーを持っていると改めて実感しました。

 

そのタイトルは、「パン屋の手紙」。

 

オススメです。

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【第2790回】 世界観

2018年08月20日 | 住宅コンサルタントとして

少しずつではありますが、日本全体のデザインセンスは上がってきているような気がします。

 

ただ、まだまだデザインの感性が無い人も多いのが現状。

 

先日、北海道の支笏湖に行った際、

本当に綺麗な支笏湖の景色の中に、「営業中」と明朝体で書かれたのぼりが

ボート乗り場に掲げられていました。

 

もう、そののぼり1本が、この素敵な世界観を壊していることに何で気づかへんねん、と

ボート乗り場のオッサンに突っ込みたかったです。

 

また外に出るのに思いっきり部屋着のオッサン。

ジャージにホームセンターで売っているおばさんが履くようなサンダルで

食堂に来ているオッサンとか、取り締まってくれよ、と思います。

 

今、住宅会社でも飲食店でも、ユーザーの支持を集めまくっている会社に共通するのは、

デザインの感性が抜群、ということです。

 

住宅会社で言えば、つくっている建物はもちろん、外観、内観共に洗練されている。

その上で、オフィスやショールーム、スタッフの車や服装、オフィスの敷地内やトイレ、

スタッフが持っている名刺やのぼり、看板、封筒、筆記用具など

全て洗練されていて、しかも一貫性があるということ。

 

飲食店であれば、店内や敷地内がキレイ、店内のPOPやチラシ、ディスプレイ、

スタッフさんのユニフォーム、お店で出すおしぼりや器、メニューブックなど、

全てが洗練されているということ。

 

デザインが洗練されていく。

そしてそのデザインが一貫性を持った時、その企業やお店の世界観ができあがり、

お客様に伝わるようになるのです。

 

建物の性能が良い、施工品質が良いというのは当たり前。

食べ物が美味しいというのも当たり前。

 

品質の良さに加え、接客・サービスの良さ、

そして企業やお店の世界観が繁盛店の不可欠な要素なのです。

 

世界観をつくって、お客様に伝えていく上で非常に重要なポイントは何か?

 

これはトップのこだわりだと個人的に思っています。

 

トップにこだわり、執念が無いと、企業の世界観はできあがらない。

スタッフさんに任せっぱなしでは、世界観は構築されない、と個人的に感じています。

 

現場の実務は、スタッフさんに任せて良いのですが、

企業やお店の世界観をつくるのは、トップのこだわりや意思なのです。

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【第2789回】 「自分だったらどうするか?」という視点で・・・

2018年08月19日 | 住宅コンサルタントとして

札幌で見た、安藤忠雄さんが特集で取り上げられていた雑誌。

 

その中で安藤忠雄さんが独学でどうやって建築を学んでいかれたのか、

ということが書かれていました。

 

コルビジェの建築した建物をトレースしまくり、

いろんな建物を見ては、「自分だったら、これをどう設計するか?」

ということを考えまくっておられたそうです。

 

建物を見ながら、自分と対話する。

そこに膨大な時間を使っておられたそうです。

 

 

いろんなお店、いろんな建物を見る際、デザイン系の方なら

 

「自分だったら、どういう設計・デザイン・コーディネートをするのか?」

 

という視点を持ちながらじっくり見て、そこでまた考える。

 

こういう見方が出来る人は、建物を見れば見るほど成長できると思います。

 

私自身はマーケティングの専門家ですので、いろんなお店を見る際、

自分だったらどういう品揃えをしたり、どういうPOPをつくったり、

どういう販促物をどこに置くのか、という視点では見ます。

 

また、接客に関してどういう接客方法をスタッフさんに指示するか、

この売り場なら、ホールに何人、中に何人スタッフを配置するか

というような視点でも見るのですが、

 

「自分だったらどういうデザインにするのか?」

 

という視点が全く無かったことに改めて気づきました。

 

人間、日々いろんなモノを見ていると思いますが、

ただ漠然と見ているだけでは、何の勉強にもなりません。

 

「自分だったらどうするか?」という視点でモノを見たり考えたりする。

 

自分と対話する時間をつくる。

 

私自身も意識していきたいと思います。

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【第2788回】 充電完了

2018年08月18日 | 住宅コンサルタントとして

弊社の夏季休暇も本日まで。

 

日々のお仕事の準備に追われ、

ちょっと自分を俯瞰して見ることができなかったことに気づかされ、

 

改めて自分は何がしたいのか?

どうなりたいのか?

 

ということをいろんな方とお会いさせていただきながら、考えることができました。

 

ニセコや札幌の高級住宅街を多々、回って、素敵な建物や外構を見まくって、

たくさんの刺激もいただきました。

 

札幌のお気に入りのカフェで、安藤忠雄さんが特集された雑誌を読みまくり、

それをアマゾンで大量発注もできました。

 

良い夏季休暇でした。

 

充電、完了です。

 

おかげさまで、仕事がしたくてウズウズしていますし、

年末までノンストップで突っ走れそうです。

 

改めて思うのですが、

仕事で成果を出すにも、いろんな方とお付き合いをしていくにしても、

 

全ては人としてどのレベルを目指すのか?

人としてどう生きるのか?

 

ということが最も大切なことだと改めて実感しました。

 

自分よりも素晴らしい考え方や生き方をされている方と出会い、

そういう方に少しでも近づけるように、自分の考えや生き方を変えていく。

 

自分がその価値に気づけなかったことを

素敵な人たちがすごく堪能されていることを知って、

自分の価値観が変わる。

 

人との出会いによって、自分が知らなかったことに気づかされる。

 

そしてもっと勉強しなければ、

もっと旅をしなければ、

もっといろんな方と出会わなければ、

 

と実感できた夏季休暇でした。

 

 

皆さんはどんな夏季休暇を過ごされましたか?

 

どんな発見がありましたか?

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【第2787回】 飲食店も住宅会社も、トップの人間性が細部に出る

2018年08月17日 | 住宅コンサルタントとして

札幌で一番好きなお鮨屋さんである、宮川さんがこの時期、

夏季休暇ということで予約できなかったため、

別のお店を予約しておりました。

 

気さくな大将とおかみさん。

コストは東京や京都で食べるのと比較するとかなり安い。

味もとても美味しかった。

 

でも、満足度はイマイチでした。

 

その理由は2点あります。

 

・料理を出す前に食器を並べますが、その食器の扱い方が雑だった

・トイレが汚かった

 

料理が美味しくとも、目の肥えたお客様は料理以外も見ています。

 

食器や道具を扱う際に、どうしても人間性は出てしまうのですね。

 

また、トイレをどれくらいキレイにしているのか、という部分は、

まさしくオーナーがどういう美意識を持っているのかが顕著に出るのです。

 

住宅会社の場合、お客様に出すお飲み物の器、

お客様に履いていただくスリッパなんかも、オーナーの人間性が出ます。

 

どれだけお客様を見ているのか?

どれだけお客様に愛があるのか?

うわべの接客を鍛えようとも、そういうところに本性が出るのです。

 

ちなみにそのお鮨屋さんの大将、しょっちゅう宮川さんにお客様として行くそうなのですが、

宮川さんはそういう点、完壁なんですけどね・・・。

 

どこを見られているのか・・・?と思ってしまいました。

 

トップの人間性が細部に出るのは、飲食店も住宅会社も同じ。

 

皆さんの会社は、お客様の目に映る部分で、細部まで問題ないですか?

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