鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2648回】 約束の時間を守らない人は信用されない

2018年03月31日 | 住宅コンサルタントとして
時間を守らない人は、信用されません。

時間を守らないということは、人を平気で待たせられるということです。

結論から言うと、
「自分を特別な人間」と思っていたり、
相手を待たせても何とも思わないということなのです。

どれだけ口が上手でも、どれだけ外面が良くても、
どれだけ言い訳が上手でも、そんなこと、周囲の人はお見通しなのです。

もし、非常事態が発生して、どうしても時間に間に合わなくなった場合、
当然ながら約束の時間の20分、30分前には相手に連絡を入れるのがマナーです。

マナーとは、相手を不快にさせない、最低限のルール。

でもこんなことを理解していない、
というか社会の常識を分かっていない人でも会社を経営していたりするんですね。

そしてそういう人が経営する会社は、大抵、組織としてゆるゆるで、
組織全体が約束を守らない、自分に対して甘いという感じになるのです。

当然です。

トップがゆるくて、組織がピリッとしていることなんてあり得ないのです。

どれだけ価格が安くとも、どれだけ品質が良くとも、
時間を守らないとか約束を守らない人や会社は
一流の人とのご縁はできないのです。

時間を守る。
こんな当たり前のこと、皆さんの会社では徹底できていますか?
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【第2647回】 次のステージに上がるための梯子をつくるのが、トップの仕事

2018年03月30日 | 住宅コンサルタントとして
一流の会社を目指すのであれば、
中小企業の経営者は、実務から離れなくてはなりません。

実務で成果を出すのは、創業当時であったり、会社の非常事態の時だけで良いのです。

経営者の最大の仕事は、「経営をすること」なのです。

住宅会社の場合、企画や販促をしてお客様に来場していただく。
営業して受注を獲得する。
工事のための図面を制作する。
お客様と住宅のさまざまな仕様を確定する。
積算をして材料の数量を拾い出し、原価を協力業者さんと確定する。
発注する。
現場を管理する。

というような流れで仕事が進みますが、
これらは経営者の仕事では本来、無いのです。

お客様の要求するレベルは常に上がり、
ライバルのデザインや施工レベル、営業レベルも常に上がってくるのです。

それらに対応し続けるために、
ブランディングをおこない、より良いお客様が来場して下さるようにしていく。
ライバルに負けないよう、自社の商品をバージョンアップさせたり、
営業マンの営業力を上げるために教育をする。
建物のレベルが上がると、本来であれば図面制作にかかる時間がかかるが、
それらの業務を少しでも時間が短縮できるような仕組みを構築する。

などなど、変化に適応するためにさまざまな決断、実行をするのが経営者の仕事の一つです。

更に今のビジネスモデルが未来永劫通用する訳は、どの業界でもありません。

見学会も展示場出店も成果が出にくくなった今、
新しい業態を開発し、そこに移行させるのも経営者の仕事なのです。

会社の次のステージ。
そこに一段上がるための梯子を制作し、その梯子をかけるのが経営者の仕事なのです。
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【第2646回】 トップの情熱しかない

2018年03月29日 | 住宅コンサルタントとして
人の採用に関して、どの企業も苦労されています。

ハローワークで募集しても、応募すらない。
人材派遣会社に登録しても、状況は変わらない。

採用ができないことを
この地域は若者が出て行ってしまうから、とか
少子化のせいにしても、何も状況は変わらない。

そういう時に、どうするか?

昨日、お伺いしていたクライアント様では、
社長自ら貪欲に動きまくり、
会社のビジョン、理念をいろんな方に発信し続けていたそうです。

結果、人材会社の担当者の方がその情熱に心を打たれ、
自社に合う、情熱を持った方を紹介して下さるようになってきたとのこと。

実際、その人材会社の担当者からとても熱いメッセージをいただいており、

「この社長のために、良い人を紹介してあげたい」

という気持ちになられたようです。

中小企業の場合、大手さんと比べて福利厚生など条件面で勝つのは、限りなく難しい。

結果、自分たちのビジョンや情熱を伝えるしかないのです。

でもその情熱に共鳴する方は、トップの思考が社会的に正義を貫いていて、
社会のため、お客様のため、ということであれば、少なからずおられるものです。

昨日、採用が決まった方にお会いさせていただきましたが、
正直、衝撃を受けました。

ちょっとあり得ないくらい、人間力の高い方ばかりだったのです。

いろんなクライアント様で、人の募集をされていますので、
転職市場がどうなっているのか、どのレベルの方が多いのかは、
私なりに分かっているつもりです。

ですから、このレベルの方を採用されるために、
どれだけ社長が尽力されたのかを考えると、ちょっと胸が熱くなってしまいました。
と同時に、自分にできることは、何でもお手伝いさせていただきたい、とも思いました。

ちょっと古いかもしれませんが、
やっぱり人の心を動かすのは、情熱しかないのです。

お客様に幸せになっていただきたい。
自社の社員さんに成長して欲しい。

こうした情熱を持って、日々仕事に向き合えているか?
チェックしたいものですね。
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【第2645回】 業績が好調なうちに、お客様の変化に適応する

2018年03月28日 | 住宅コンサルタントとして
1年半近く前からお付き合いが始まった、あるクライアント様。

1年半前は業績も非常に好調でしたし、
経営の上でも手応えを感じておられました。

しかしながら、将来への備えという感じで、お手伝いをさせていただくことになったのです。

お付き合いがはじまってすぐに、

「今、通用しているやり方は、数年先に通用しなくなりますので、
新しい業態に転換した方が良いです」

と言い切りました。

そしてそのクライアント様の社長や役員の皆様が、
これまた見事に私の提案を真剣に受け止めて下さり、
大きな投資を決断して下さったのです。

ただ今、ビジネスモデルを住宅業界の新業態に変更している真っ最中。

そしてお付き合いが始まってから1年半近く経過して、
実際に過去のやり方が本当に通用しなくなってきていることを
そのクライアント様の社長は痛感されているようで、

「あの時、依頼をしていなかったら、と思うとゾッとします・・・」

とおっしゃっておられました。

実際、住宅業界の定番であった、総合展示場への出店と完成現場見学会では、
95%以上の会社で見込み客不足、商談客不足が起こっているのです。

お客様は総合展示場にも完成見学会にも価値を感じ無くなっているのですが、
その現実を受け止められていない会社が圧倒的に多いのです。

その間に、一気に時流に合ったビジネスモデルを展開しておくことで、
圧倒的な差をライバルにつけることができます。


業態を変えるには、投資が必要です。

経営がジリ貧になってからでは、投資ができないのです。

だから業績が好調なうちに、次の一手を打つ。

時代の流れ、お客様の変化を掴めている自負がある経営者は、ご自分で、
その自信が無い経営者は、プロの力を借りてでもやっておくべきです。

業績が下がり切ってからでは遅いのです。
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【第2644回】 いろんなことがありすぎて・・・

2018年03月27日 | 住宅コンサルタントとして
ここのところ、いろんなことがありすぎです。

昨日のニュースで最もショックだったのが、
ソフトバンクホークスの川崎宗則選手の事実上の引退。

自律神経がかなり弱ってしまい、野球選手なのに運動を拒絶してしまう状況だとか・・・。

どんな状況でもポジティブな思考と行動で
周囲を明るくし、皆を元気にしてくれる、
本当のプロだと思っていて大好きでした。

イチロー選手にあこがれて海を渡っていったところなんかも本当に好きで
もちろん、川崎選手が出版された本なんかは読ませていただきました。

また、そんな川崎選手にソフトバンクの球団の対応に心打たれました。

某新聞社の球団との人としてのレベル、選手への愛のレベルが違いすぎますね。

そしてもう一つ、衝撃的なニュースがありましたよね。

ロシアの外交官をアメリカ、EUが国外追放するというニュース。

やはり50~100年に一度は、世界的な戦争が発生するのか、と改めて思いました。

アメリカはトランプ大統領が自国第一主義を貫こうとしていますし、
それを支持する基盤もかなり強固になってきているようですから、
しばらくこうしたスタンスで外交を展開しそうですし、
ロシア、中国、北朝鮮に周囲を囲まれている日本は、やはり危機感を持つべきでしょう。

経済はもちろん大切ですが、外交、防衛にしっかりと腰を据えて
政治をしていただきたいと思いますが、
文春化した頭の悪い政治家がずっとスキャンダルをつっついている・・・。

大丈夫かな、と感じざるを得ません。

これからいろんなリスクが出てくる可能性がありますが、
国民一人ひとりがリスクに対する備えをしておきたいものです。
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【第2643回】 勉強に無駄なことなど一つもない

2018年03月26日 | 住宅コンサルタントとして
私、住宅業界以外のある業種を徹底的に勉強しまして、
おそらくその業種に特化したコンサルティングも直にできるようになるのでは、
と個人的に思っています。
(って、クライアント様は分かりますよね?)

もちろん、住宅業界以外はやらない、本業以外はやらないと決めて起業していますから、
その業種に手を伸ばすことはありません。

ただただ、住宅業界のビジネスモデルの終焉が近づき、
家を建てる20代、30代のお客様に全く価値を提供できていないままでは、
住宅会社に誰も足を運んでくれないと思っていましたから、
それを回避するために、ただただいろんなことを研究しただけのことです。

しかしながら、ある業種を研究することで、
小売業全体のトレンドやライフサイクルが何となくわかるようになり、
数年前と同じものを見ても、そこからイメージできることが格段に増えました。

モノの見方やエンドユーザーが何を求めているのか、
より感覚的に分かるようになったような気がします。

住宅業界以外のことを徹底的に学び、研究した時間は、
結果として自分のレベルや感性を上げることにつながりました。

勉強に無駄なことなど何一つ無いよな、と思います。

すぐに成果にはつながらなくとも、
コツコツと学ぶことは、必ず自分を成長させてくれるのです。

今年は今の仕事をさせていただくようになってからの十二年間で
最も忙しい一年になりますが、調査量を落とすことなく、
残りの期間も過ごしたいです。
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【第2642回】 人が集まる場所

2018年03月25日 | 住宅コンサルタントとして
これからのビジネスを考えていく上で、大切なこと。

それは、「人が集まる場所」をつくるには、どういう条件が必要なのか、
ということの本質を理解しておくことだと思います。

小売業で言えば、
百貨店やスーパー。
郊外のショッピングモール。
アウトレット。

住宅業界で言えば、
総合展示場、
ロードサイド沿いのモデルハウス、
主要駅近くのビルのショールーム。

人が集まる場所は、ライフサイクルの変化と共に変わっていきます。

過去、思いっきり人が集まっていた場所が、
近隣にライバル店が出来たり、バイパスや高速のインターが出来たりするだけで
一気に人が集まらなくなる、なんてこともあるのです。

人が集まるところに出店する、というのは、確かに一つの戦略ですが、
できれば、自社(自店)を目指してお客様が来て下さるようなポジションを確立したい、と
私は個人的に思っています。

そのためには、人はどういうところに行きたくなるのか?
どういうところに集まりたくなるのか?

こうしたポイントを徹底的に研究する必要があると思っています。

それに関して、昨日と今日、とても大きなヒントをいただける2日間を
ある方とのご縁があって過ごすことができました。

どれだけ素晴らしい商品やサービス力があったとしても、
お客様が来て下さらないことには、何も始まらない。

自分の持っているパターンの他に、人が集まるポイントを一つ、インプットできました。

やはり調査は、自分の仕事に欠かせないです。

4月は学生時代の同級生の力を借りて、
またある魅力的な都市の調査を徹底的におこなう予定。

時代の変化に適応していきますよ!
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【第2641回】 勝てる業態に移行した後

2018年03月24日 | 住宅コンサルタントとして
2013年から、住宅業界のこれまでのやり方、ビジネスモデルは
進化するエンドユーザーの価値観に合わなくなると思っていました。

正直、インテリアショップや雑貨屋さん、イケてる家具屋さんが
本気で住宅事業を立ち上げ、展開されると速攻、やられると思っていました。

そうなる前に、弊社のクライアント様に勝てる業態を開発し、提案をしておきたかった。

2013年の我が社の経営計画書には、

「新しい業態を開発し、クライアント様に提案できるよう、異業種の調査研究を行う」

と明記しました。

そしてその実現のために、いろんな異業種を研究しました。

でも研究すればするほど、袋小路に入ってしまう感じだったのです。

そんな中で2016年秋に、ある番組を見ていて電流が走ったのです。

その時の衝撃は忘れられません。

興奮して、家内に自分のアイデアを伝えたとこと、メッチャ冷静に

「ええんちゃう」

と言われ、確信したのです。
(私にとって、家内は最強の素人で、家内が「うん」と言わないと
今のエンドユーザーの価値観とズレていると思っています)

そしてクライアント様へのプレゼンを2016年の年末から行い、
2017年後半から、クライアント様で手を挙げて下さった方から
新業態をスタートしていただいております。

で、結論から申し上げると、自分のイメージした通りの展開になってきていて、
それまで競合していたライバルと同じ土俵で戦うことが無くなっている感じです。

勝率が圧倒的に高くなっている感じなんですね。

住宅会社の永遠のテーマでもある「集客」という課題をクリアすることにつながり、
自分たちの世界観をまだ家づくりを考えていないエンドユーザーにも伝えられる、
まさに理想的な新業態。

住宅会社として、この業態に適応できる感性を身に着けなくてはダメなのですが、
それさえできれば、もう成功すること間違いなしなのです。

そしてこの業態は、住宅会社だけでは無く、
いろんな異業種の方も参考になるのでは、と考えております。

ビジネスの基本は、もちろん自社の商品やサービスの質を高める続けることです。

ただ、如何に高めたとしても、エンドユーザーに

「興味ある!」
「見たい!」

と感じてもらえなければ、それはビジネスとして成立しないのです。

これだけは言えますが、勝てる業態に移行できた住宅会社は、
圧倒的な地域ダントツ一番店になれるのです。

早く、全クライアント様とその状況を実現させたいと思っています。
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【第2640回】 ステージを変える段階

2018年03月23日 | 住宅コンサルタントとして
年間10棟から20棟前後をスタッフ数4人~6人くらいでやっている住宅会社は、
トップもバリバリ実務をやっていて、皆、業務がパンパン。

日々、仕事に取り組まれているケースが多いです。

こういう形は、利益が確実に出ます。
そして今やっていることが時流に合っているうちは全く問題ありません。

しかしながら、スタッフを定期的に採用するための活動もできない。
もちろん、スタッフ教育の時間も確保なんてできません。

ですから、時代の流れが変わったり、優秀なスタッフが退社したりすると、
一気に実務が回らなくなったり、新たな仕掛けができなくなったりします。

更に経営者は、会社を成長させたりレベルアップするために
いろんなことを考える余裕もなくなってしまう。

こうして、力はあるのにもかかわらず、年間10棟の工務店に終わってしまうのです。

こうした状況を打破するためには、
まず自分たちが次のステージに行くということを決定しなくてはなりません。

家業から企業へと変わる。
そのためには、スタッフを増やす。
スタッフを育成する。
ビジネスモデルを変える。
経営者が実務から離れる。
感覚でやっていたことを数値を取ってデータ化する。
データを検証し、改善する。

などなど、変わることを決定しなくてはなりません。

これまでの延長戦上で急に会社が変わることなど無いのです。

数年先のことを考えると、ある一定のレベル、
ある一定の組織をつくっておかなくてはならないので、
変わるべき段階にきたクライアント様には、積極的に変わる提案をしています。

いろいろと問題はあるかと思いますが、
変わるべき時には変わらなければならないのです。
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【第2639回】 「効率良く」を目指す人は、成功しない

2018年03月22日 | 住宅コンサルタントとして
私、ホテルで時間がある時は、You Tubeばかり見ています。

島田紳助さんのトーク。
サンドウィッチマンさんやナイツさんの漫才やコント。
ロナウド(ブラジルの9番の方)や中田英寿さんのプレー。
もちろん、藤川球児選手のストレート。
イチロー選手のプレーやトーク。

お笑いやスポーツを見て、
リフレッシュしたりトークのパターンを学ばせていただいたりしているのですが、
ここのところずっとハマっているのが、武井壮さんと林修先生です。

武井壮さんの「大人の育て方」の講演、もうマジでヤバイです。
私、何度聞いてもうるうるしてしまいます。

武井さんの人間としての優しさや謙虚さと比較すると、
自分なんてショボすぎるよな、と思うと同時に、
前を向いて生きていこうと思います。

また武井壮さんと林修先生が、数年前の「ボクらの時代」に出演されているのですが、
その音声も何度か繰り返し聞いております。

その中で林先生は、勉強は効率良くなんてできない、とおっしゃっています。

自分が好きなことをドンドン吸収していく。
それらの知識はバラバラで、つながりを持たず、一見意味が無いのだが、
ある日それらの知識や情報が一気につながって、有機的な意味を持つ、ということです。

最短距離で無駄なく勉強することなど、できる訳が無いということです。

だから子どもの勉強で大切なことは、好きなモノに打ち込める環境を
親が如何に早くつくるか、ということだと林先生はおっしゃっています。

これ、イチロー選手も同じことをおっしゃっているんですね。

野球を極めようと思って、自分なりに最高の準備をするのですが、
その昔、イチロー選手も筋トレをメチャメチャやって、シーズンに挑んでいたそうです。

しかしながら、胸などに筋肉がつきすぎると、スイングのヘッドスピードが遅くなり、
結果春先は全く調子が上がらない。

しかしながら、シーズンが始まるとウエイトトレーニングをそんなにできないから、
筋肉がドンドン落ちていく。
すると、ヘッドスピードが速くなってヒットが打てるようになる。

そんなことを気づくのに、何年もかかった。
でも、それは無駄では無い、とおっしゃっているんですね。

仕事を効率良く、なんて考えずに、がむしゃらにやっていると、
ある日、いろんなことが実はつながっている、ということに気づきます。

読書を継続していると、2000冊くらい読んだ時にふと、

「人生の成功者の基本的な考え方や習慣て一緒やん!」

と気づくのです。

でもそれまでの2000冊の読書は無駄かというと無駄では無いんです。

圧倒的に量をこなすから、ある日突然、見えてくることって本当にあります。

壁にぶち当たっている人がいるとしたら、
徹底的に量をやると良いと思っています。

まさに「量は質に転換する」なのです。
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【第2638回】 勤めた会社を辞める時

2018年03月21日 | 住宅コンサルタントとして
私、過去に2社、会社を退職しました。

辞める際、自分が思っていたことは、「キレイに去る」ということ。

辞める直前まで、全力で仕事をする。
成果を出すことにこだわる。
そして最終出勤日を決めたら、その日まで全力で働き、有給を使わない。

前々職時代は、7月25日が退社でしたが、7月25日まで仕事をさせていただき、
同僚の方に新大阪駅まで車で送っていただきました。

前職を退職したのは2010年12月25日でしたが、
その直前まで仕事を入れさせていただいていて、
会社に保険書を変換したのは2011年1月に入ってからでした。

自分の都合で辞めるので、せめてお世話になった会社に恩返しを、
という気持ちがあったのと、やはり「立つ鳥跡を濁さず」という諺を知っていたので・・・。


ただ、会社を辞める時に残念な辞め方をする方も結構いるんですね。

自分がやったことが全て、自分に返ってくるということを知らないのか、
自分のことしか考えていないのか分かりませんが、
最後に思いっきり手を抜くのです。

こういう方、絶対に成功しないんです、人生において・・・。


一方、昨日お伺いしていたクライアント様のあるスタッフさん。

ご結婚のお相手が遠いところに住まれているので、
退職をされ、お相手さんのところに行かれるそうなのですが、
まあ、最後の最後まで全力で仕事をされているのです。

もう、その姿勢に皆、脱帽です。

しかも、これまでご自身が携わられたOB様のところも全て回られ、
ご報告と自分が退職した後もアフターは万全であることをお伝えされている模様。

もう、完璧なんです、会社や働く仲間に対しても、お客様に対しても・・・。

こういう方は、感謝され、応援されますから、人生絶対に成功されるのです。

昨日、クライアント様のところを去る際、わざわざご挨拶をして下さって、
そのお心遣い、本当に嬉しかったです。

なぜそうしたことが出来るのかと考えると、
おそらく感謝の心が非常に強いからだと思います。

会社のおかげで、素敵なお客様と出会えた。
会社のおかげで、自分は成長することができた。
お客様のおかげで、仕事にやりがいを感じることができた。
働く仲間のおかげで、無事、お引渡しができている。

関わる全ての方に感謝の気持ちを持っておられるからこそ、
最後まで頑張れるのでしょう。

皆さんは、自分の周囲の方に感謝の気持ちを持てているでしょうか?
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【第2637回】 親の責任

2018年03月20日 | 住宅コンサルタントとして
子どもに最も大きな影響を与えるのは、やっぱりどう考えても親だと思います。

親の行動、考え方、態度、習慣などが、子どもに与える影響は、限りなく大きい。

そういう自覚を持って親が生きて行けば、子どもはとても良い習慣を持つようになり、
その習慣が子どもたちの人格をつくっていく。

子どもたちが小さい頃、自分自身はどうだったかと振り返ると、
人としての態度・人間性は、正直かなり微妙(というか、赤点)ですが、
仕事に対する姿勢に関しては、ほぼ満点をつけても良いかな、と思います。

今とは比較にならないくらい、
子どもが幼稚園や小学校低学年の頃は仕事をしていましたから・・・。

家にはほとんどいない。
帰って来ても、食事の後、すぐに仕事に取り掛かる。

ワークライフバランス?
何じゃそれ。
そんな毎日でした。

自分が仕事で成果を出さなければ、住宅ローンが払えず、
家族を路頭に迷わせてしまう。

まあ、自分からそういう環境をつくった訳ですが、
年収が300万以上、下がった状態で転職しましたから、
自分に残された時間(=貯金で住宅ローンを補てんできる期間)が2年しか無く、
2年で300万以上、年収を上げなくてはならない、という危機感を常に感じていました。

だから、やるしか無かったんですね。

朝4時半に起きて、帰宅が1時前ということもざらでした。

そんな姿をやっぱり子どもたちは見てくれていたのかな、と思います。
だから、我が家では子どもに「勉強しなさい」という言葉を一度も使ったことはありません。

でも放っておいても、ちゃんと自分で考えてコツコツと勉強をしています。
今では逆に子どもの勉強する姿に、逆に自分が刺激を受けています。

なぜこんなことを今、書いているかというと、
You Tubeで情熱大陸の林修先生の回を見てしまったからです。

東大に余裕で受かってしまうような子どもさんになる要因は何か?という質問に対し、

・3歳から5歳までにどういうコミュニケーションを取ったか?どういう日本語を聞き流すか?
・ここが決定的である
・勉強しない子どもをつくったのは100%、親の責任

ということをおっしゃっていたんですね。

もう、その通りだな、と共感せずにはいられません。

だからクライアント様のスタッフさんたちで結婚されていてご家庭をお持ちなのにも関わらず、
プロ意識が薄くて勉強をされていないと感じる方を見てしまうと、
ついついおせっかいなことを言ってしまう癖があります。

「それじゃ、お子さんに示しがつかないし、
お子さんがひょっとしたら、大人になってから苦労してしまう・・・」

「自分が何も考えず、楽な方向に進むのは勝手だけれど、
自分が楽をして作った借金は子どもさんに引き継がれるんですよ・・・」

と思ってしまいます。

あなたが楽してあなたが苦しいのは、あなたの勝手だけれど、
あなたの大切なお子さんまで、変な習慣が身についてしまい、
結果、最も大切なお子さんが苦労することになってしまいますよ、ということです。

子どもさんの将来を考えると、親が、大人が努力して一所懸命生きることが大切。

そんなことを考えながら、おせっかいで口うるさいことを日々、言ってしまっています。

皆さんは、日々、努力する姿勢、勉強する姿勢を子どもさんに見せることができているでしょうか?
自分の言動が子どもさんに大きな影響を与える、ということを自覚できているでしょうか?
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【第2636回】 夜の京都散策から気づいたこと

2018年03月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は久しぶりのオフでした。

変な時間(朝3時)に起きたので、
しばらくやっていなかった料理をし(←料理を定期的にしないと、ちょっとおかしくなる)、
そこからちょっと仕事をし、娘の散歩を家内と行き、ジムで筋トレをしておりました。

その後、マッサージに行ってコリをほぐしてもらい、
夕方から京都に行きました。

21時から、前職時代の同僚で昨年のポートランド視察でお世話になったご夫妻と
食事のお約束をしていたからです。

21時まで時間があるので、お世話になっている方への贈り物を購入したり、
スニーカーや服を購入した後、21時までの間、京都の街中を散策していました。

すると、ある傾向に気づいたのです。

それは何かと言うと、日本酒の復権です。

日本酒バーが京都の街中にあるのですが、
地酒を出すお店はいずれもほぼ満席だったのです。

日本酒バーのお店の外観や内観ももちろんお洒落でした。

その一方で、イタリアンやフレンチのお店の空席が非常に目立ちました。

そこから、自分なりのマーケティングの仮説が出てきたのです。

消費者は、ある業態が現状から一段階、上のレベルの上がったと感じると、
その業態のお店に行きたくなるのではないか?

その逆で、進化成長が感じられない業態、お店には、価値を感じなくなり、
結果、足を運ばなくなるのではないか?

イタリアン、フレンチのお店で、真新しさや目を引く演出をあんまり感じられなかったのです。

その一方でワインバーは、結構混んでいました。

これは珍しいワインを入荷した、というニュースを出しやすいからかな、と感じました。

今のエンドユーザーは、本当にすぐに飽きます。
だから進化成長が無い企業に、お客様はすぐに興味を持たなくなるのでしょう。

今、順調だからといって、進化成長を止めてしまうと、あっという間に負け組になる。
だからこそ、コツコツと努力し、学び続けるホンモノの企業が支持される時代とも言えるでしょう。

そう考えると、良い時代ですよね?

という訳で、弊社ではクライアント様に更なる進化をしていただくために、
これからも面倒で手間と時間がかかることを提案していきたいと思います。
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【第2635回】 住宅会社のブランディングを変えていく

2018年03月18日 | 住宅コンサルタントとして
何を根拠に、クライアント様にさまざまな施策を提案しているのか?

そのポイントは、

「ターゲットとなるお客様は、どういう会社(お店)に頼みたくなるのか?」

という、ただ一点を追求しているだけです。

どういう形でお客様は、相談する住宅会社を探すのか?
どんな建物だと、お客様はワクワクするのか?
どんな接客をすると、お客様は好意を持って下さるのか?
どういう会社(担当者)に、家づくりを託したいと思うのか?

これらを常に考え、そこからありとあらゆることを組み立てて、
クライアント様がお客様に支持されるように変わっていくことをサポートする。

自分が心がけていることです。

45歳のオッサンが、家を建てる20代後半から30代のご夫婦の気持ちになって、
いろんなことを考えているのです。

「より多くの人に知ってもらう、認知してもらうには、どうすれば良いか?」

昨年後半から数社のクライアント様でスタートしていただいている新業態に関しては、
こうした考えをベースに組み立てました。

そして自分たちを知っていただいたお客様が良いブランドイメージを持つには、
どういうモデルハウスやショールームを見てもらうのが良いのか?
どういう空間で打合せをするのが良いのか?

複数の住宅会社を回る中で、自社がド本命になるには、何が必要か?

そんな感じで、お客様の視点で考え抜き、ようやく形が見えたのです。

この新業態を展開していただいているクライアント様には、
更にもう一歩二歩、ライバルより先を進んでいただこうと考えています。

これらの業態が出来上がったら、
今度はブランディングを今までの住宅会社の発想とは全く異なる形で
取り組んでいただく感じです。

それらもイメージできるようになってきました。

ハウスメーカーやローコスト系ビルダー、FC本部が
お客様が来なく、しかも成約率まで下がっているなど、
多くの部分で困っているのに対し、
全く異なる展開が可能となるでしょう。

今年の後半、もしくは2019年くらいから、
業態だけでなくブランディングも劇的に変わってくるでしょう。

お客様が行きたくなる企業、お店になるために、
ブランディングを徹底的に強化していきたいと思っています。
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【第2634回】 ステージが変わる

2018年03月17日 | 住宅コンサルタントとして
現時点で、日本の中でダントツにイケてる
住宅のビジネスモデルを展開して下さっているクライアント様。

立ち上げ当時からずっと携わらせていただいておりますので、
ここまで来るまでにどういう経緯があったか、全て理解させていただいております。

素晴らしい家づくりに取り組んでいただいておりますので、
当然ながら企業努力をしても、コストは若干高くなります。

そんな中でデザインや性能を重視しつつも、
コストも大事だという価値観をお持ちのお客様を巡って、
地域でそれなりに棟数をやっているローコスト系の工務店と競合すると、
勝ったり負けたりを繰り返しておられました。

しかしながら、今の業態で展開していただくようになってから、
ちょっとお客様の反応が変わってきているような感覚です。

当然ながら、ローコスト系や他社と競合をするものの、
何となくお客様はもうこのクライアント様に依頼する空気感になっているそうなのです。

明らかに、成約率が高まりそうな手応えを感じました。

人間、努力を重ねても、急に接客力や営業力が高まることはありませんから、
このお客様の変化は、業態が変わったから、と考えるのが妥当だと思います。

要するに、同じエリアの住宅会社と戦うステージが変わったということだと思います。


分かりやすく言うと、結婚式を挙げようと考えているカップルが、
どこで披露宴をするのか、会場を検討している。

まあ、ここでいいかな、と思っているのが、地元のちょっと古びたホテル。

披露宴の会場も、お料理も、まあ想定内の範囲なのだが、
悪くはない、というレベル。

ただ、担当者は一所懸命で、なかなか感じが良い人。

そんな中、たまたま友人の紹介でのぞいてみた、あるレストラン。

その店内の洗練されたデザイン、しかも音響設備が抜群で、
素晴らしい動画を流したり、質の良い音楽を流しながらの披露宴ができる。

しかも、料理も世界で修業した、まだ若いシェフが、オーガニックの食材を使って、
インスタ映えするような見事な料理をつくってくれ、デザートまで完璧。

見事なレストランウエディングが、もう会場を見た瞬間にイメージできる。
そして担当者もこれまた素晴らしい。

こうしたケースだと、同じ結婚式を挙げられるのに、
もう競合にすらなりませんよね?

ステージが全く異なっている、ということです。


要するに、これまでの住宅会社のビジネスモデルが陳腐化したように感じてしまう、
全く新しいステージでお客様をお迎えしているので、
お客様は自然とこの会社に家づくりを託したいと思うようになる感じです。

他社と同じステージで戦わない。

皆さんの会社はできていますか?
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