鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5023回】 たった1~2年間、真剣に取り組むだけなのに・・・

2024年09月30日 | 住宅コンサルタントとして
仕事で圧倒的な結果を出し続けている、
一流のビジネスパーソンの方とお話をさせていただくと、
若かりし頃に全てのことよりも仕事を最優先させ、
猛烈に仕事に打ち込んでいた時期が必ずあります。

その期間、たった1~2年程度。
(まあ、そこで仕事にバリバリ打ち込むことが日常となり、
以降もしっかりと量をこなすことになるのですが・・・)

たった1~2年、仕事に猛烈に打ち込んだか否かで、
ワークライフバランスが大事だの、
有給をしっかりと取りたいだの、
とりあえず適当に仕事をしてオフを楽しむだの、
なめ腐ったスタンスで仕事をしている人からすれば、
取り返しがつかない差をつけることが出来るのです。

お客様や働く仲間から必要とされる度合いや
成果や収入の面において、
それはもう圧倒的な差がつく訳ですね。

この1~2年、十分に遊べなかったことや
我慢したことなんて、
30代40代でその何倍も取り返せるのに、
この1~2年、何よりも仕事に打ち込む期間を
つくれない人が結構多いのですね。

悲しいことです。

私はお会いした方やこのブログでも
繰り返し言っていますが、
能力の差なんて、圧倒的な量をこなすことで
絶対に埋めることができるのです。

非常に競争が激しい分野世界一を狙う訳ではなく、
住宅業界で地域トップレベルを狙うのであれば、
本当に1~2年程度、仕事を最優先すれば、
すぐに実現できるのですが・・・。

ただ、この仕事に打ち込む期間は、
40代、50代になってからでは遅くて、
できれば20代のうちにやるべきなのです。

そして大事なのは、
猛烈に仕事に打ち込むことを決断するのは自分自身である、
ということです。

周囲がどれだけ言っても、
結局自分が「やる!」と決断しなければ、
何も変わらないのです。

私自身、25歳の時に
このままでは絶対に40代50代で通用しないオッサンになる、
と危機感を抱き、その時にとにかく

「月に2万円、本代に使う」
「本で学んだことを愚直に実践する」

ということを決めただけですが、
あの時のあの決断が無ければ、
今頃路頭に迷っていたと思います。

たった1年で良いので、
仕事の優先順位を1位にしてみませんか?
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【第5022回】 オンオフの切り替え

2024年09月29日 | 住宅コンサルタントとして
能力が人並み以下だと自分を理解している私は、
仕事において、とにかく量をこなすしかありませんでした。

前々職の営業マン時代も、
前職のコンサル時代も、
そして起業後も、
上司や同僚、後輩、そしてお客様から
「よく働くね」と言われることが多かったです。

体力的にはおそらく人よりも圧倒的にあって、
1か月休まなくとも体は持ちますし、
そもそもショートスリーパーで、
夜中1時~3時くらいには目が覚めてしまうので、
そこから仕事をずっとしています。

また、年間のホテル泊が240日程度で、
毎日かなりの距離を移動していますので、
これもクライアント様から

「よく体力が持ちますね」

と言われるのですが、
まあ体力くらいしか取り柄が無いんです。

ただ、体力的にも精神的にも、
ある日突然、やる気が全く出なくなる時が
稀におそってきます。

実は自民党総裁選で、
高市早苗議員が破れてしまったことで、
私自身は一気にやる気がなくなってしまい、
しかも外部から情報を一切入れたくなくなりました。

そこでパソコンとスマホとテレビを一切、見ない、
という時間の過ごし方をしばらく選択しておりました。

そして、マッサージに行ったり、
昼間からお酒を飲み、酔っぱらって昼寝をしたり、
アマゾンで大人買いをしていた漫画を読んだりと、
まあクライアント様にはとてもお見せできないような、
怠惰な生活をしておりました。

そうなんです。

たまにやる気が出ない時には、
もう本当に何もしなくなるのですね。

こうした何もせずに、ただただ怠惰な時間を過ごす。

そして心身共にリセットする。

すると、突然危機感が自分の中に芽生え、
猛烈にやる気が出てくるのです。

自分の体質を分かっているので、
とにかく休む時は本当に何もしないのです。

こうして体力的にも精神的にも限界を超えないよう、
上手に切り替えを行っています。

皆さんはオンとオフの切り替え、上手にできていますか?
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【第5021回】 能力よりも「スピードと行動量」の方が重要

2024年09月28日 | 住宅コンサルタントとして
ビジネスで成果を出す上で、
もちろん能力は重要ですが、
能力で全てが決まる訳ではありません。

というか、結果を出し続けている会社に共通するのは、
能力よりもむしろ「スピードと行動量」だと思っています。

昨日お伺いしていたクライアント様は、
今期の2024年度も非常に好調です。

お客様の来場数も好調。
紹介発生数も、接客契約率も、
年々数字が上がっているのです。

県内ナンバー1の住宅会社で、
前年よりも来場数や契約数が上がっている会社は、
今年は非常に少ないと思うのですが、
見事に前年を上回る成果を出されているのですね。

で、このクライアント様、
個々のスタッフさんはどれくらい優秀かというと、
弊社の他の優秀なクライアント様のスタッフさんと比較すると、
ほぼ同じだと個人的に思っています。

むしろ、このクライアント様のスタッフさんよりも
優秀なスタッフさんは、
弊社の他のクライアント様にたくさんおられます。

だから能力という点で、特別凄いレベル、ということでは無いのです。

このクライアント様が圧倒的に優れていると思うのは、
とにかく決定したことを実行に移すスピードと、
基本的な業務の量をこなすレベルがハンパないということ。

スピード感が圧倒的な量をこなせている要因かと思います。

例えば来場されたお客様への
来場後へのアプローチであったり、
土地を探し、紹介するスピードであったり、
売却型のモデルハウスを企画し、建てるスピードなど、
とにかくこれらのスピード感、量感が圧倒的に優れているのです。

能力も大切なのですが、
それよりもスピードと量が重要である、
ということをいつも教えていただいております。

というか、そもそも私自身、
コンサルタントになった時点での能力は全く低かったですが、
圧倒的なスピードで量をこなし続けた結果、
今の現状があるのです。

能力が高く無くとも、スピードと量で
凡人でも十分、戦えるのです。

皆さんの会社のスピード感、行動量は、
一般的な住宅会社よりも優れていますか?
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【第5020回】 「すなお」とは?

2024年09月27日 | 住宅コンサルタントとして
船井幸雄さんの成功の三要素は、

「すなお」「プラス発想」「勉強好き」

ですが、この中で特に「すなお」が
最も重要だと思っています。

「すなお」とは、例えば教えていただいたことを
そのまま一旦受け入れることを意味します。

「この本、読んだ方がいいよ」

と信頼できる方からアドバイスをいただいたのなら、
その本を今すぐ購入し、届いたら即読むということです。

信頼できない人の言うことは受け入れなくてよいですが、
信頼できる方の助言は、そのまま受け入れることが「すなお」です。

これが「すなお」の意味なのですが、
これをはき違える経営者も結構いたりします。

というのは、
自分がもともと正しいと思っている方向の意見に関しては、
本当に「すなお」そのものなのですが、
自分がもともと持っている考えと異なる意見に関しては、
その意見をそのまま「すなお」に受け入れないのです。

違う言い方をすると、

「自分の考え方に合う意見だけを求めていて、
自分の考え方に合わない意見は受け入れない」

という経営者が、実は結構いるのでは、と思うのです。

自分に合う意見や考えだけを取り入れ、
自分の価値観に合わない意見や考えを排除する。

こういう経営者を「すなお」とは言いません。

皆さんは、真に「すなお」ですか?
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【第5019回】 未来を予測する力が重要な時代

2024年09月26日 | 住宅コンサルタントとして
日本の教育システムは、自分の頭で考えることを重視せず、
正解を暗記することを重視する傾向が強いので、
日本人の大半は、自分の頭で考えることが苦手だし、
将来を予測することはもっと苦手だな、と
個人的に思っています。

マイホームを建てずに賃貸暮らしを続けているが、
このまま持ち家を持たずに自分たちがリタイアした際、
どういう未来が待っているのか?

好きなアイドルのフェスに行くことが生き甲斐で、
貯金もせず、勉強もせず、
自分の推しの応援ばかりしているが、
20年後、自分を取り巻く環境はどうなっているのか?

こういうことを予測せず、ただ今しか見ていない人が、
実は非常に多いと感じています。

住宅会社に来場するお客様の多くも
未来をほとんどイメージできていません。

Aを選択すると、どういうことが起こる可能性があるのか?

Bを選択すると、10年後、どういうことが起こっているのか?

営業マンはこうした未来をお客様に提示する力が
実は重要だったりするのですね。

40代後半とか50代で、
持ち家を持っていないと、将来どうなるのか?

今、家を建てる決断をせず、ずるずると先延ばしすると
10年後、どうなっているのか?

こういうことを提示し、お客様に今、
どういう決断をしていただくのかを迫るのが、
営業マンの使命でもある訳です。

今日の日経新聞で、
有料老人ホームに多額のお金を払って入居したが、
その老人ホームを運営する運営者から、
経営が破綻したので退去を迫られたご夫婦について、
書かれた記事がありました。

このご夫婦、その老人ホームに
入居するお金を工面するために、
住んでいたマンションとかを売ってしまっていたそうです。

非常にお気の毒ですが、
老人ホームを運営する会社の経営内容を
私なら事前に徹底的に調べます。

未来を予測するのが苦手なお客様に
選んでいただく確率を高めるためにも、
未来を予測する力を高めたいものです。
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【第5018回】 自分の価値観がお客様に伝染することを知っておく

2024年09月25日 | 住宅コンサルタントとして
「ライバル会社が値引きをして、
150万、ウチよりも安く金額提示をしたので、失注しました」

というような報告を耳にすることが、しばしばあります。

失注したのは、自社の価格が高いから、
ということを暗におっしゃられるのですが、
その一方で同じ会社の営業マンで、
同じ原価で同じ売価の商品を
150万高く提示して、契約を勝ち取る営業さんもいるのです。

この差はなぜ起こるのだろう、と自分なりに分析したのですが、
結論、価格で負ける営業さんの場合、
その方ご自身がとにかく安いものに価値を感じるケースが多い、
ということが分かってきました。

同じような商品があった場合、
自分自身は間違いなく安い方を買うタイプである、
ということです。

だからライバル会社の方が安い価格を提示してきた際、
お客様の目の前で、

「それだけ価格差あったら、(自分だったら安い方を買うので)
やっぱり気持ちは相手に傾いちゃいますね」

というような波動が本人から出てしまっているのです。

それに影響を受けたお客様は、
当然ながら安い価格を提示したライバルに価値を感じ、
失注してしまう、ということです。

すなわち、お客様にライバルを選ばせているのは、
営業マン自身である、ということなのです。

一方、ライバルより価格が高くても
お客様に選んでいただける営業マンは、
自分自身が価格だけで購入先を選ばない、
という価値観を持っているケースが多いように感じます。

「いつもお世話になっている人から買う」
「あの店の店員さんが感じ良いから、あの店で買う」
「営業マンが一生懸命だから、応援したくて買う」

というような価値観を自分自身が持っているのですね。

もしくは、価格だけをみて購入するのではなく、
商品の品質やアフターのことを見てトータルで判断する
クレバーさをご自身が持っているのです。

営業マンの言動や価値観が、
お客様に大きな影響を与えるのです。

だから営業マンは日頃から一流に触れ、
価格以外の価値を感じられる感性を
身につけておく必要があるのです。
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【第5017回】 どの領域でライバルに勝つのか?

2024年09月24日 | 住宅コンサルタントとして
ライバル会社で何で勝つか?

価格力?
商品力?
デザイン力?
性能?
提案力?
保証?
総合力?

どの領域でライバルに勝つのかを決めることは、
実は非常に重要だと思っています。

個人的に商品力でライバルに勝とうと思っても、
必ずライバルに真似をされると思っています。

厳密にプロの目で見れば、
自社とライバルの差は明確にあるのですが、
素人のお客様はそこまで本質を理解できない。

例えるなら、鰹の出汁を取るのに、
荒節と本枯節を使った場合、
プロの料理人さんは違いが分かるでしょうが、
素人だと両方美味しく感じ、違いが分からない、
ということと同じです。

ですから、商品面での差別化をしたとしても、
それは基本、追い付かれると思っておいた方が良いのです。
(性能・デザイン・仕様などで差をつけ続けるのは難しい)

では何で差をつけるのが良いのか?

弊社の基本方針は、

「圧倒的な人間力で差別化する」

です。

この人間力で差をつけることに取り組むことが、
ライバルに気づかれることなく、
確実に差をつけることにつながると思っています。

では人間力で差をつけるとはどういうことか?

それは、お客様に対する気遣いやおもてなし、
それから情熱や誠実さでライバルを圧倒する、ということ。

お客様の幸せや満足が、
自身のやりがいや楽しさにつながる感性を身につける、
ということ。

この人間力を身につけることができれば、
ライバルより商品力が多少、劣っていたとしても、
お客様に選んでいただけることが増えますし、
何よりこうした人間力を身につけている人は
とにかくお客様に喜んでいただくためなら頑張れるので、
とにかくビジネスパーソンとして成長していくのです。

なので長期戦で考えれば、必ずライバルに勝てるようになる。

もちろん、商品力を磨くことも
マーケティング力を高めることも大切です。

でもそれよりも、人間力を高めることを
弊社は推奨させていただいるのは、
こうした考えからなのです。
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【第5016回】 広告に頼らないビジネスを目指す

2024年09月23日 | 住宅コンサルタントとして
2005年7月にコンサルの世界に飛び込んだ私は、
とにかく自分のクライアント様をつくる必要があったので、
2006年、2007年ととにかくセミナーを数多く開催し、
多額の広告宣伝費を使っておりました。

ただ、社内の他のコンサルの方たちも
同じように多額の予算をDM制作やチラシ制作に使い、
全国の企業にDMを送り付ける、ということをやっていました。

こんなことをやっていては、
いずれ業界内での評判を落とし、信用が無くなると思い、
そこから広告に頼らないやり方を
個人的に模索していきました。

前職時代に実は1000日連続で
ブログを書いておりましたが、
それをスタートさせたのがちょうど2008年だったのですね。

日々、有益な情報を発信する。

今、ご縁を頂戴しているクライアント様のことを
第一に考えて行動する。

クライアント様で数年先に起こることを予測し、
それに対する対策を今から提案する。

クライアント様同士、仲良くなっていただけるよう、
定期的に集まっていただくイベントを企画し、実行する。

やり方・手法の提供ももちろんですが、
それよりも人としてあるべき姿をご提言していく。

こうしたいろんな行動により、
紹介をいろんな方からいただけるようになり、
2008年頃から広告宣伝費を使わなくとも
1年の予定が埋まるようになりました。

そしてそれは2024年の今も、2025年も継続できています。

広告に頼ったやり方では、いずれ通用しなくなる、
と2007年頃に気づき、その状況を打破したいと
自分なりにいろいろと考えに考え抜きました。

そして素晴らしいクライアント様から
たくさんのご縁を頂戴できました。

その結果、広告宣伝費に頼らない、
今の弊社があります。

住宅業界は、現状、多額の広告宣伝費を使う業界です。

ここを改善していきたいと思うのです。

広告宣伝費を今の50%以下にしても、
多くの地元の方たちが来場され、
今以上の商談が発生するような環境を
クライアント様と目指していきたいと思っています。
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【第5015回】 覚醒しつつある営業マンの言葉

2024年09月22日 | 住宅コンサルタントとして
2024年も本当にいろんな発見がありましたが、
最も大きな発見は、読書量と営業力は比例する、
ということ。

そもそも、23~24歳の頃、
営業マンとしてバッターボックスに
立たせてもらえなかった自分が、
打席に立たせてもらえるようになってからも
全く成果を出せなかった。

そのふがいない現状を乗り越え、
営業マンとして成果を出したいと思った私は、
トップ営業マンの営業手法について書かれた本を
大量に買って読みまくったのですが、
結果として何も変わらなかったのです。

で、営業本ではなく、
成功している人の行動や勉強法について書かれた本や
仕事への姿勢や向き合い方について書かれた、
中谷彰宏さんの本を買って読むようになってから、
営業成績が上がっていったのですね。

そこから斎藤一人さんや稲盛和夫さん、
小林正観さんなどの本を読み漁るようになり、
気が付けばかなり成長させていただいていた、
という感じです。

仕事が出来なかった自分が、
成果を出せるようになったのは、
間違いなく本のおかげなのですが、
そのことを思いださせてくれたのが、
あるクライアント様の40代の営業マン。

昨年、大苦戦だったその営業マンが、
毎日読書し、読書感想文を毎日書くようになってから、
劇的に成果を出されるようになりました。

そしてその事例を他のクライアント様の
未来ある若い営業さんにお伝えし、
読書に目覚める方が結構出てきて、
結果、皆、成果を出し始めているのですね。

2024年、圧倒的に嬉しいと感じているのは、
未来ある若いビジネスパーソンが、
成果を出し始め、仕事を楽しいと思い始めて下さったこと。

これがとにかく嬉しいのです。

そして先日、覚醒しつつある営業さんがおっしゃっていたのは、

「成功している人が言っていることは、皆、同じだな、
ということが分かってきました」

という言葉。

いや、ホントその通りで、
そのことに気づくまで私、結構時間がかかったのですが、
その営業さんは、既に気づかれている訳です。

ビジネスで成功し続けている方は、
皆そのことが分かっているので、
道から外れないのですね。

20代で気づけたことが素晴らしく、
ここから先、まだまだ成長して下さるでしょうし、
その成長を楽しみに見守りたいと思っています。
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【第5014回】 自分だったら、どんな人(会社)に頼みたいか?

2024年09月21日 | 住宅コンサルタントとして
どうやったら、もっと売れる営業マンになれるのか?

どうやったら、我が社はもっと受注が上がるのか?

商売がうまくいっていない人ほど、
自分の視点でしか物事を見ていません。

センスのあるビジネスパーソンや経営者ほど、
お客様の視点で物事を見ています。

服を買うにしても、
食事をするにしても、
家を建てるにしても、
お客様はいくつかの候補のお店の中から
最終的に1つのお店や企業に絞って、
購買先を決定します。

お客様はどういうお店を最終的に選ぶのだろう?

自分がお客様だったら、どういうお店で買いたいかな?

今の我が社は、自分が買いたいと思うお店になっているか?
自分が買いたいと思う商品を置いているか?
自分が買いたいと思う品質や価格か?
自分が買いたいと思う接客ができているか?

このように考えながら、自分たちの現状と
自分だったら買いたいと思う理想の状態との差を明確にし、
理想の状態に自店を変えていくことを実行します。

更に自分がいろんなところでいろんな消費活動をして、
消費者としての自分の感性を磨いていきます。

こういう売り場だと、心を動かされるな!
こういう接客をされると買いたくなるな!
こういう価格だと、買う気が失せるな!

などなど、いろんなことを発見していって、
より洗練された商売ができるようになっていくのです。

自分がお客様だったとしたら、
自分のお店や会社を購買先として選ぶだろうか?

自分に選ばれるようなお店・会社をつくることが
まずは自店・自社改革の第一歩です。

まずはそこをクリアしたいものです。
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【第5013回】 自ら変わろうと、自分で決断しないと、人は変われない

2024年09月20日 | 住宅コンサルタントとして
ここ半年強で、
弊社のクライアント様の営業さんの中から
劇的に成長する人が出てきました。

1年前、半年前を比較すると
顔の表情や仕事への姿勢が変わり、
売れるオーラが出始めていたりします。

また売れる営業になりたい、と思い、
自分自身を変えようと今、必死で
努力をしている営業さんも少しずつ増えてきて
そういう方を見ると心から応援したくなります。

この仕事を19年間、させていただいてきて、
つくづく思うのは、
外部の人間がどれだけ有益なことを教えても、
どれだけ面談を重ねたとしても、
どれだけ研修やセミナーを受けさせても、
本人が変わろうと決断しない限り、
その営業さんは変わらないということ。

外部が何をしようが、何を伝えようが、
結局は本人次第なのです。

今年に入り、自分を変えようと決断した営業さんが、
弊社のクライアント様の中で増えたのは、
あるクライアント様の営業マンの事例を
具体的にお伝えしたことがきっかけとなっています。

更にはクライアント様同士の横の交流の中で、
自分と同年代の他のクライアント様の営業さんと
一緒に仕事をしたりする中で刺激を受け、
この人に負けたくない、という競争心に火がついた、
というケースもあります。

いずれにしても、外野がどれだけやいやい言っても、
外野からの圧では、本人は何も変わらない、ということ。

本人が自部で変わろうと思うきっかけを
どうつくるのかを考えた方が良いのです。

ということで、弊社では引き続き、
クライアント様同士の交流を強化したり、
他のクライアント様の若手スタッフさんから、
刺激をバリバリ受ける企画を実行していきます。

そして自身で変わることを決断し、
努力をしている若いスタッフさんたちを
全力で応援していきたいと思っています。
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【第5012回】 大きな組織で、自由過ぎる風土になると・・・

2024年09月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日の日経新聞に、
個人的には結構ショッキングな記事が掲載されていました。

それは、あのアマゾンが
週5日の出勤を社員さんに義務化するということと、
フリーアドレスも中止する、ということ。

詳しくは昨日の日経の記事を見ていただければ、と思いますが、
まとめると次のようになるかと思います。

・リモートで仕事をした結果、社内で起こるいろんな問題が、
「自分事」から「他人事」と感じるスタッフが増加。
結果、スタッフの数が劇的に増えてしまった。

・リモートだと当事者意識が低くなり、
真面目に働かないスタッフが増え、
結果、生産性が下落した


「自宅で仕事をした方が生産性が上がる」
「ワーケーションで新しいビジネスのアイデアがたくさん出る」

などとコロナ禍以降、メディアがいろんな情報を流していましたが、
それらをひっくり返すようなアマゾンの決定です。

そしてアマゾンだけではなく、
アメリカのテック系の企業の多くは
生産性を高めるためには、
社員さんを出社させた方が良い、
という見方が広がっているそうです。

出社に関しては会社に来ても来なくても良い。
出社時間は、フレックス制で。
休みも自分の好きな日に休んで良い。

組織規模が大きくなった会社が、自由過ぎると、
私は絶対に緩すぎる空気感が漂い、
会社で起こるいろんなことを他人事のように感じる風土が
社内に蔓延るのでは、とずっと思ってきました。

やはり組織はピリッと締める人が必要ですし、
組織としていろんな決めごとをきっちりやっていく風土がないと、
生産性は下がるし、当事者意識も起こらないと思うのです。

弊社のコンサルティング業務は私一人でやっていますが、
自宅にいると脳がリラックスモードに入るので、
生産性が上がりません。

年間240日宿泊するホテルで仕事をする方が
圧倒的に集中できます。

そして最も集中できるのは、
クライアント様にお伺いしている時間で、
いろんなことをお伝えしつつ、
たくさんのことをインプットさせていただいています。

コロナ禍の中、もてはやされたリモートワークを
時代の先端を走っているアメリカのテック企業が
採用しなくなってきたという事実を
皆さんはどのように思いますか?
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【第5011回】 業績が絶対に上がらないケース

2024年09月18日 | 住宅コンサルタントとして
19年間、この仕事をさせていただいてきて、
分かったことがあります。

それはどんな有効な手を打ったとしても、
絶対に業績が上がらない会社が存在する、
ということ。

それはどういう会社かというと、

・仕入れ先様、協力業者様、職人さんから応援されていない
・社員さんに品格がない
・なので、必然的に紹介が発生しない

という会社です。

こういう会社は、どんなに素晴らしい商品を開発しても、
どんなに最先端のノウハウを習得し、駆使したとしても
本当に効果が長続きしないのです。

なぜ日頃から取引をしている方たちから
応援していただけないのか?

それは、

・現場の段取りがメチャクチャ
・図面の精度が低すぎて、職人さんたちが段取り良く仕事ができない
・自分たちを何様だと思っているのか、取引先様に対し、敬意が無い
・会社の悪口を取引先様たちの前で平気で言っている
・人として、会社として尊敬できない

ということが該当するかと思います。

取引先様・協力業者様・職人さんたちの時間を平気で奪う行為をする。

人として常識に欠け、品格が劣る言動。

誰からも応援していただける訳無いのです。

ただ住宅業界はまだまだ、
こうした常識や品格に欠けるオッサンたちが多いのです。

こういう人として微妙なオッサンを
実務経験豊富だからという理由で雇用すると、
非常に面倒なことになりますし、
組織内の若いすなおなスタッフが変な方向に引っ張っられる、
なんて可能性もあるのです。

こういう会社にならないよう、
経営者は組織づくりに細心の注意をはらいたいものです。
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【第5010回】 愛される理由

2024年09月17日 | 住宅コンサルタントとして
帯広に本店がある、六花亭さん。

マルセイバターサンドが最も有名ですが、
それ以外にもおいしいお菓子がたくさんあります。

この六花亭さん、
ファンがとても多い企業としても有名ですが、
その理由を自分なりに理解したく、
六花亭さんの本店、
それから六花亭さんが運営されている六花の森、
六花亭アートヴィレッジに行ってきました。

私が感じたことをまとめます。

1.全てにおいて奥ゆかしい、自然や街並みに調和している

→六花亭さんの本店の建物は、とても控えめで奥ゆかしいです。
そして六花の森にしてもアートヴィレッジにしても、
自然の中に見事に調和して設計されています。

六花亭さんの建物内にいると、
何かとても落ち着くというか、ほっこりする感じなのです。

お客様や訪れた方に「ゆっくりしていってもらいたい」という気持ちが
自然と伝わってくるようでした。

そういう姿勢に自然と惹かれます。

2.スタッフさんの感じがとにかく良い

→六花亭本店さんでたくさんお買い物をしたのですが、
その対応をして下さった店員さんの対応が神レベルで、
焼き菓子コーナーと生菓子コーナーを行き来して、
とにかく混んでいるところのレジに行って
あっという間にお客様のオーダーを捌いてしまう。

更に領収書の有無やその宛名なども完璧に記憶していて
その接客レベルに感動しておりました。

その他のスタッフさんの対応や所作も本当に素敵で、
これが一流の企業なんだなぁ、としみじみ感じておりました。

このスタッフさんの対応のすばらしさに、
私自身、改めて六花亭さんのファンになりました。

3.自然とアートを大切にしていて社会貢献度・地元貢献度が高い

→六花の森にしてもアートヴィレッジにしても、
世界観が見事に表現され、
しっかりと手入れされた森の中を歩きます。

それだけでまず気持ち良いんです。

その中にさまざまなアート作品が展示され、
北海道や十勝のすばらしさを感じたり、
六花亭さんの歴史を学ばせていただいたり、
六花亭さんと関わられた作家さんたちの
作品の素晴らしさに触れたりできる。

そして休憩所が設けられていて、
そこには飲み物と六花亭さんのお菓子が
無料で提供されているのですね。

また帯広に来たくなるし、
ここに来たくなる気持ちに自然となってしまう。

そしてこの素晴らしい施設をつくられているのにも関わらず、
自社の宣伝なんて一切無いんですね。


こうした企業としての姿勢に触れ、
私自身、改めて大ファンになりました。

愛される企業となるために、
どういうことが必要か?

もちろん、まずは良い商品・良いサービスがあって、
その商品サービスでお客様に満足していただけることが原点。

その中で利益を出し、それを従業員さんに還元し、
取引先さんたちにも還元し、
最後に地域社会に謙虚に還元していく。

従業員さんたちもおそらく会社のことが大好きなのでしょう。

社員さん・取引先さん・地域社会の方から愛される姿勢・考え方。

これらがあるから、益々ファンが増えていくのでしょう。

日本が誇る、素晴らしき企業の文化に少しでも触れられて、
本当に帯広に来て良かった、と思った今回の旅でした。

また帯広に来たいと思います。
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【第5009回】 体感したことのないサウナ&満足度高いレストランのホテル

2024年09月16日 | 旅のキロク
帯広にある「森のスパリゾート 北海道ホテル」に
2泊して、計10回、サウナに入りました。

これまで私が入ってきたサウナは、
高温のドライサウナか、
低温のミストサウナなのですが、
ここのサウナは、高温のミストサウナという感じで、
今まで体験したことが無いサウナ。

まず室内が薄暗くて、当然テレビもないので、
非常に落ち着いた空間でじっくり汗をかきます。

そしてとにかく室内が湿気タップリで、
あっという間に全身から汗が噴き出るのです。

通常、ドライサウナだと10分から12分、入っているのですが、
ここでは10分も持たない感じで、
時計が無いので感覚になりますが、
おそらく6~8分で体が出来上がり、
その後、水風呂に入ると、とてもスッキリなんです。

水風呂の温度は18℃と高めなので、
最初はちょっと戸惑いましたが、
外気温20℃前後の帯広で外気浴に出ると、
何だかとても良い感じじゃないですか!

段々とこのサイクルにハマってきて、
とにかく頭の中がすっきりし、
血の巡りが凄く良くなったと思います。

実際、ここのサウナに入ってから、
メチャ汗をかくようになりました。

代謝が上がったかも、です。

そしてこの北海道ホテルの中に
レストランがいくつかあるのですが、
私が勝手にグルメの師匠だと思っている方が、
このホテル内の天ぷら屋さん、鶴来さんを絶賛されていたので、
ディナーの予約をしておりました。

天ぷらの名店に通わせていただいている私。

他の一流店と比較して、遜色ないかと
ワクワクドキドキしながらお伺いしました。

で結論から言うと、味と技術は一流店です。

さすが北海道の素材だけあって、
高い技術で揚げれば、うま味が更に凝縮し、
魚介も野菜もポテンシャルの高さが
舌と脳にガンガン伝わってきます。

ただ残念な点がちょっとあって、
それはやはり所作とかおもてなしの部分です。

というのは、都内や福岡ではあり得ないのですが、
一部の素材を揚げた後、こちらのお皿に届ける際に
手づかみでお皿の上に盛るのですね。

更に道具の扱いが荒々しいというか、
もうちょっと丁寧に扱っていただきたいな、と。

東京や京都の一流店のシェフは、
道具の扱い方も丁寧ですし、指先まで美しいのです。

北海道の料理人さんの多くは、札幌の一流店を除き、
他エリアに勉強に行っている方は少ないような気がします。
(私が札幌でよく行くお店の大将はもちろん勉強熱心)

素材・料理の技術・おもてなしと所作。

これらが備わってはじめて一流店だと個人的に思っています。

ただ、サウナもレストランもとても満足でした。
もちろんお部屋もとてもいい感じ。

もう一度、行きたいか、と言われれば、
もちろん「行きたいです!」と答えます。

サウナ好きにはおススメできるホテルでした。
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