昨日、お伺いしていたクライアント様は、
お付き合いの期間はとても長いのですが、
最初のお付き合いが始まって2年で
一度、お付き合いが終わりました。
その後、数年間お付き合いは無かったのですが、
営業のリーダーの方とは何故か初めてお会いした時から
心が通い合うというか、同志のような関係で、
お手紙をやり取りしたり、
弊社のセミナーに自費で参加して下さったりと
個人的なお付き合いは続いていたのですね。
そして今から9年ほど前、
その営業リーダーに連絡をいただいたのです。
「ご相談したいことがあります」
という内容だったのですが、
なかなか私も時間が取れず、
平日の夜、東京でお会いすることになりました。
その営業リーダーと社長と私の3名で、
東京の有楽町のお店で食事をしたことは
明確に覚えているのですが、
その食事をしながら、どんな話をしたのか、
という内容は、ほぼ記憶がありません。
ただ、営業リーダー曰く、
「当社の現状を予測し、
その現状打破のためにどういう手順で
どんなことをやっていけば良いかを提案し、
更にあるVCに加盟する上での条件なども
全て調べた上で、鬼山は食事に来た」
とのこと。
(私、本当に記憶がありません)
その事前準備であったり、
何を質問しても即答したようでして、
その対応に感動した、とおっしゃって下さいました。
お客様とお会いする際、
お客様が知りたいことや質問したいことを事前に予測し、
その準備を万全にする。
これはビジネスパーソンとして当たり前のこと。
問題は、どこまでお客様の質問を予測できるか、
という部分であり、
それは日頃から自分の感性を磨いておくしかありません。
そしてお客様は、
「そんなことまで調べていてくれたの!」
と感動し、気が利くこの人なら間違いない、と思い、
ご契約をして下さるのです。
商品力・価格力・会社のブランド力などで、
ライバルに負けている場合、
こうした営業マンの事前準備で勝つしかありません。
お客様とお会いする際の準備、
皆さんは万全ですか?