鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2617回】 モチベーションの上げ方

2018年02月28日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身、苦手な人や苦手なことは少ない方だと思うのですが、
実は非常に苦手なタイプの人がいることに気づきました。

それは、やる気が無い人です。

働く気力が無く、仕事に対する責任感も低く、
お客様よりも自分の都合を優先するような人。

そういう人は自分の周りにいなかったので、
そういう人に対する対応の仕方が分からない、ということに気づいたのです。

こういう人にどう対応したら良いのか、
経験済の方や方法をご存知の方は是非、
いろいろと教えていただけましたら幸いです。


自分自身は、若い頃から

「成果を出せなければ、クビになる」

という緊張感を持って仕事をしてきたような気がします。

仕事で成果を出せなければ、存在価値も無いとも思っていました。

またお客様から必要とされたり、認めてもらえなければ、
どんな企業もお店も商売をやっていけない、ということも若い頃から分かっていました。

でも、そういう気持ちを持っていない。
ただ会社に来て言われたことを自分のレベルでやれば、
成果が出ようが出なかろうが、お給料がもらえる。
法律で守られているから、簡単にクビにはできないだろう。

というような、無責任極まりない人を法律で守ってどうするねん?と
個人的に思ってしまいます。

仕事はやはり適度な緊張感と責任感が張り詰められた中ですべきことであって、
ダラダラした空気感を組織内でつくらないよう、
締めるところは締めていく必要があるのでしょうね。


昔からテンション高め、ノリが濃い感じで生きてきてしまったので、
モチベーションの高め方を再度、学ぶために、
カーネギーと斎藤一人さんの「人を動かす」を再度、読み返すと共に、
「モチベーション3.0」という本を昨日、アマゾンで購入しました。

自分なりに勉強したいと思います。

この辺に詳しい方は是非、いろいろと教えて下さいませ。
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【第2616回】 会議の目的

2018年02月27日 | 住宅コンサルタントとして
会議は何のためにするのか?

会議の目的をシンプルに言えますか?

会議の目的は、ずばり、「組織的に決定すること」です。

自分が所属するチームで、
何をやるか?
誰が責任者としてやるか?
いつまでに、どんなクオリティーでやるか?
予算はいくらか?
というようなことを決断、決定します。

また、何をやめるのか?
何を改善するのか?
過去、決断したことが継続できているか?
これらのことをチェックし、
問題ある分野に関しては、問題点を改善することを決定します。

こうした、「決定」を組織的におこなうために、
基本的なデータの提供や言語データによる報告が必要となるのです。


すなわち、「決断・決定」が目的で、
「報告、資料、データ」が手段という関係になります。

しかしながら、成果が出ない組織は、
報告や資料作成、資料提出、データ提出が目的となっていたりします。

肝心の決定が無いのです。

「決断・決定」が目的という意識が希薄になり、
報告が目的化することで、ダラダラと長い会議になったりするのです。

会議を開催する前に、目的を事前に明確化する。
そしてその決断をするために必要な資料は事前に配布しておく。
会議に参加する人は、事前にその資料に目を通し、
更に会議の目的を頭に入れておくことで、会議の時間は相当短縮できるでしょう。

ダラダラとした、時間だけかかる会議を皆さんの会社ではしていないでしょうか?
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【第2615回】 時間をつくる努力

2018年02月26日 | 住宅コンサルタントとして
私、メーカーの営業マン時代に仕事の基本を徹底的に学ばせていただいたと思っています。

若かりし頃に、仕事ができる先輩や上司が周囲にたくさんいて、
真似をする機会があったこと、本当にラッキーだなぁ、と思います。

その一方で、反面教師となる上司や先輩も結構いたんです。

これも大きかったな。

営業マンとして仕事ができる人の特徴は、とにかく無駄な時間を減らしていました。
そしてお客様を訪問する時間をつくっているのです。

例えば、お客様からかかってきた電話にも、良い電話と良くない電話があります。

「ちょっと見積もって欲しい物件があるんだけど・・・」
「おたくにこんな商品ってあったっけ?」

というような、新しい受注が見込める電話が良い電話。

一方、「前回、発注した商品、いつ現場に配達してくれるの?」
「明日の午後に、階段と造作材、持ってきて欲しいんだけど・・・」
「現場に入った材料、大工さんがどう施工したら良いか、分からないって言ってるから、
ちょっと現場で説明してくれるかな?」

というような、既に手配済みの商品についての質問は、
受注を最大化するという使命を持っている営業マンからすれば、
時間を取られてしまう電話だなぁ、と思っていました。
(もちろん、ご注文を下さったお客様への感謝の気持ちはありましたし、
そうした問い合わせにも真摯に対応しておりました。
あくまで、営業マンの使命から考えると、ということです、念のため)

この時間を取られる電話を何も考えず、「それも仕事」と考えている営業マンと、
「そういう電話に対応していると、あっという間に1日が終わってしまう」と気づく営業マン。

この差って大きいと思うんです。

で私、注文をした後、その注文に対する納期の電話や、
現場でどう施工すれば良いのか分からないという質問や、
どこに何が取りつくのか、現場で説明して欲しい(住宅の現場に納材される材料は、
とにかく多いので、大工さんも現場監督さんも分からないことが多い)という依頼を
ゼロにしたい、と本気で考えました。

そこで、どういう人が、どういうタイミングで何を訊いてこられるか、ということを分析しました。

「あのお客様は、施工の方法のことで電話をかけてこられることが多い」
「あの大工さんは、いつ部材が入るのか、という納期のことでよく電話がくるな」

という感じです。

納期の連絡は、私じゃなく、他の方でも出来る仕事なので、
お客様の事務員さんや社内の事務員さんに全て対応していただくように依頼し、
更によく電話をかけてこられるお客様や職人さんには、

「私だと電話に出られないことが多いので、
ウチの事務員さんで、とびっきり素敵な○○という女性スタッフを
お客様専任という形で対応させていただくように段取りしました。
今後、納期の確認や配送の変更に関しては、当社の○○にお電話して下さい」

というようなお願いをしていきました。

また施工方法やどこに何を取り付けるのか、ということに関しても、
発注後に図面に商品コードが展開されたNプランというものを
受発注センターでつくってもらうよう、交渉し、
そのNプランの見方を現場で大工さんや監督さんにレクチャーしていきました。

結果、見積と発注業務は、注文の数だけ増えていきましたが、
問い合わせの電話はほとんど鳴らなくなりました。

だから次々と新しいお客様のところに提案活動ができる時間を確保できたのです。

個人的には、いろんな方からの確認の電話に対応する時間は省略できる時間だと思います。

もっと深く言うと、お客様に確認されるような仕事の仕方をしない、ということです。

事前に「お客様が疑問に思うことは何なのか?」ということを考え、
その疑問に対して、すでに手を打っておくことが、時間を生むポイントだと思います。

そしてこういう思考で仕事をしていくと、相手の立場で仕事を見れるようになってきます。

お客様の気持ちや感じ方が分かれば、またコミュニケーションのレベルも上がりますよね?


自分の時間をつくる努力をすることで、
仕事がよりできるようになる可能性が高まります。

自分の時間をつくる努力。
皆さんはどれくらい真剣に取り組んでいますか?
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【第2614回】 忘れられない一日

2018年02月25日 | 人として
昨日は2018年、仕事がスタートしてから記念すべき最初のオフでした。

ほとんど家にもいなかったので、
家でやるべきこと(靴磨き、洗車、換気システムのフィルター清掃など)を
何もできていないのですが、
そんなことよりももっと重要なことが昨日、ありました。

というのは、我が家の高3の長男と、今長男がお付き合いをさせていただいている彼女と
私たち夫婦と4名で食事に行く、という約束をしていたのです。

何度もウチに遊びに来てくれているようですが、私、一度も会ったことが無かったので、
昨日は朝から何かソワソワしていて(←何で俺がソワソワすんねん!)、
どの服が良いか、試着を繰り返し(←まるで自分がデートに行くかのように・・・)、
待ち合わせ場所まで朝からテンション高めで出かけました。

時間ちょっと前に、彼女を連れて待ち合わせ場所に現れた長男。

まあ照れくさいのか、私たちと目を合わせませんし、
食事の間、ほとんど話をしませんでしたが、
よく彼女を紹介してくれたなぁ、と思っています。

そしてよく彼女も昨日、来てくれたなぁ、と感謝しております。

我が家には娘がいないので、もう家内も長男の彼女が猛烈に可愛いようで、
もちろん、私もメチャメチャうれしくて、
よくウチの長男みたいな難しい男とお付き合いしてくれてありがたいなぁ、という気持ち。

いろんなお話ができて、幸せな時間でした。

彼女も両親の愛情をしっかりと受けて、とても良い育ち方をされてるな、とすぐに分かりました。
良いオーラが出てましたし、話し方や姿勢、しぐさにも品があって、
しかもよく笑ってくれて、とてもかわいかったです。

2時間の食事の間、私はおそらくデレデレしていて、
しかもお酒を飲んで酔っ払って、
かなり気持ち良く過ごすことができました(←家内にはキレられました)。

で帰りの電車の中、
自分の子どもの恋愛を陰ながら応援したいなぁ、と家内と話をしておりました。

いろいろとあるでしょうが、たくさんのことを学び、
お互いを思いやって、長くお付き合いが続くと嬉しいな。

長男は、もうすぐ我が家を巣立っていきますが、引き続き、応援していきます。

ということで、昨日は忘れられない一日となりました。
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【第2613回】 クチコミが発生するようになるには・・・?

2018年02月24日 | 住宅コンサルタントとして
年々、広告の効果は薄くなっています。

消費者は賢くなっていて、
売り手側がお金を出して
自分たちが発信したい情報のみを掲載している広告を
信用しなくなってきています。

この世の流れの変化に気づいていない会社はまだまだ多く、
特に住宅業界や不動産業界は圧倒的に多いような気がします。

では消費者は何を信用するのか?

当然ながら、消費者と同じ立場の消費者のクチコミです。

そしてクチコミが発生するようになるには、
どういうことを体験すれば、消費者が発信したくなるか?という心理を把握し、
そうした体験をしていただくことです。

ベンチマークしているいろんな会社やお店がすごいスピードで変わってきているので、
当然ながら私が提案することも毎月のように変わっているのですが、
とにかく売り手の発信をあまり消費者が信用しなくなっているということが事実で、
そのポイントを押さえたマーケティングをおこなっていく必要があるのです。

これまでチラシ制作やポスティングに使っていた予算を
ジャンルが全く異なる方に使っていく時代となりました。

ではクチコミはどうすれば起こるのか?

これも私自身には仮説があり、
今の時代のエンドユーザーがどうすればユーザーの立場で発信したいと思うのか?

そこを各クライアント様と検証していきたいと思っています。

おそらく、自分の仮説が合っていると思うのですが、
こればかりは検証した上で各クライアント様に提案していかないといけません。

私、クチコミを発生させる上で重要なポイントは□□□□□であり、
ユーザーが発信する上で最も重要なのは、SNSだと思っています。

時代の流れと共に、自分たちの商品やサービスの良さを知っていただくための
情報の届け方の形が変わる。

時代の変化に一早く対応していきたいですね。
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【第2612回】 受け入れ、信じ、認めることがスタッフのモチベーションにつながる

2018年02月23日 | 住宅コンサルタントとして
過去に大きな成功体験をした方は、その記憶が忘れられない・・・。
そういうことになりがちです。

特に若い頃からそういう成功体験を積み、しかも長年、その成功が続けば、
なおさらその経験則は強くなり、自分の思考を支配しがちです。

しかしながら、10年前とは時間の流れのスピードが全く違う現代。

お客様の求めるモノが秒速で変わり、ライバルが物凄いスピードで変化していく。
あっという間に過去の成功パターンが通用しなくなることもあります。

私、エンドユーザーの変化を何よりも重視していて、
その変化を掴むために自分の時間をかなり使っています。

そこから住宅会社はどう変わらなくてはならなくてはならないかを予測し、
各クライアント様に提案させていただいております。

またエンドユーザーは、地域によって変化のスピードは異なり、
そのエリアに合わせなくてはなりませんが、そこも研究しているつもりです。

ですから、自分自身の提案に絶対の自信があります。
(というか、その自信を持てなくなったら、この仕事を辞めます)

ですから、クライアント様に日々、いろんな提案をさせていただきますが、
その提案を受け入れていただけなかったとしても、
手を変え品を変え、相当しつこく提案させていただきます。

成功している企業ほど、変化を受け入れることが難しいということも分かっているので・・・。

ここの粘り強さに関しては、かなり自信があります。

そしてこちらの提案の真の意図を理解していただき、
受け入れていただいた時から、猛烈にモチベーションが高まるのです。

受け入れていただいたことが嬉しくもあり、
それにお応えしなくては、という使命感も湧いてくるのです。

でもよく考えると、人間、モチベーションが最も高まるのは、
自分を受け入れてもらったり、信じてもらったりしたときだと思うのです。

そうすると大抵の人は、その期待に応えたいと思うはずです。

社員さんを認め、社員さんの自己重要感を満たしてあげれば、
きっと組織は良くなっていくことでしょう。

逆にリーダー自身が
自分の自己重要感を社員さんに満たして欲しいと思っているようでは、
チームの皆がしらけてしまったりするのです。

経営者やリーダー、上司は、
自分のチームメンバーを受け入れ、信じ、認めることが重要なのです。

ということは、自分の器を大きくしていかなくてはなりません。

能力、スキルがどれだけ高くとも、自分の器を大きくし、
スタッフを認めるだけの度量が、人の上に立つ人に求められるのです。
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【第2611回】 やっと地に足をつけられる・・・

2018年02月22日 | 住宅コンサルタントとして
1月8日の夜9時頃にマルタ島から帰って来て以来、
ずっと仕事をしていた上に、3分の2以上がホテル暮らしで、
何だかずっと地に足がついていない感じでした。

しかもその間、仕事終了後にいろんな方と会っていろんなことの打合せをしてきたので、
あり得ないアポのダブルブッキングをしたり、若干記憶喪失っぽくなっていたり・・・。

一昨日、自宅に帰ってきて、
ここから2月末まで毎日、自宅で寝られる、というスケジュールになっていて、
しかも2月24日は今年初のオフということもあり、ホッとしております。

まだ初詣も行けずにいて、かつ伏見稲荷にも行けていない・・・。

まずは2月24日に、近所の近江神宮と伏見稲荷に行きたいと思っています。

個人的には仕事のスケジュールがパンパンに入っていないと不安になるタイプです。
当然、趣味も仕事です。

ただ2018年に入って、一ユーザーの視点でいろんなところを見ることができていないし、
流行のスポットにも行くことができていない。

年齢を重ねていく中で、家づくりをされる20代、30代の方の感性とは
自分の感性がどうしてもズレてしまう。
そのズレを解消するために、消費者の方が取る行動をしたり、
場合によってはそういう方のリアルな声を収集しておかないと、と思っています。

前年のうちに2018年のスケジュールを立てるのですが、
ちょっとこのスケジュールはまずかったかな、と思っています。

2019年のスケジュールを組む際、気をつけないと・・・。
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【第2610回】 「嘘と言い訳は絶対にダメ!」という価値観を組織に浸透させる

2018年02月21日 | 住宅コンサルタントとして
仕事でも人生でも、良い人間関係を構築する上で最も重要になってくるのは、
信用していただける人間であるかどうかです。

信用が無ければ、どんなに優秀であったとしても人間関係でうまくいきません。

信用を積み重ねていくにはどうすれば良いか?
皆さんは当然、分かりますよね?

約束を守る。
期待以上の成果を出す。
期待以上の努力を積み重ねる。
時間を守る。
人に見られていないところでも手を抜かない。
嘘を言わない。

などなど、人として道徳的に当たり前のことをすれば、信用残高は上がっていきます。

しかしながら、信用が対人関係で最も重要であるということを
よく分かっていない人もいたりします。

例えば、仕事上、ミスを犯したとします。

人間ですから、どれだけ注意をしていても、ミスをすることはあるでしょう。

でもそのミスをした時に、

「自分は正しい方法でやろうとしたんですけど・・・」
「あの人がこういうことを言ったので、勘違いして・・・」

などと言い訳がまず最初に来る人、自分を弁護しようとする人、
自分には責任が無いということをやたらアピールする人って、
結局は周囲からの信用残高を激減させているんですね。

本人は自分のプライドを守るために必死なんでしょうが、
そんな下らない自分のプライドよりも大切なものを失っているのです。

また、もっとひどい人になると、嘘の報告を平気でしたりします。

契約を獲得するために、会社の了承を取らずにお客様に対して

「今月契約していただいたら、200万円お引きできます」
「私に任せていただいたら、あれとこれをサービスします」

などと無責任な約束をしてしまい、そのことが発覚し、会社から詰められると

「そんなことを言った覚えはありません」

というようにシラを切ったりするのですが、まず間違いなくバレるんです。

もちろん、信用もガタ落ちです。

結果、会社に居られなくなってしまうのですが、
人生で最も大切なことを知らず、その場をただうまく乗り切ることしか考えられない人は、
そういう嘘がどういう未来を招くかを分からず、墓穴を掘り続けるのです。


仕事でも人生でも、最も大切なのは信用です。
信用されてさえいれば、必ず必要としてもらえますし、支持してくれる人も出てきます。

そのために、嘘をつかない。
言い訳をしない。

こういう人としての基本から、
自社の社員さんに教育しなければいけない時代なのかもしれませんね。
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【第2609回】 部下の気持ちが分かるか?

2018年02月20日 | 住宅コンサルタントとして
人の上に立つ人は、使われる人の気持ちを知っておいた方が、絶対に良いです。

どういう言い方をされると、素直に受け入れようと人は思うのか?
逆にどういう言い方をされると、癇にさわるのか?

年上の人に対するモノの言い方。
年下の人に対する接し方。

相手の気持ちが分かっているかどうか?

私も人のことを言えるくらい立派な人間では到底ありませんが、
組織のトップに立って、みんなをまとめていくということは本当に難しいです。

部下と接することが上手なリーダーは、
今ご縁を頂戴しているクライアント様にも多々、おられます。

リーダーとしての資質が高い方は、部下が年上だろうが、年下だろうが、
自分と価値観が合おうが合わなかろうが、上手に接しています。

そういう方の特徴をまとめると下記のようになります。

1.褒める時は具体的に、叱る時は短く簡潔に。
2.10の欠点を気づいても、言うのは1つだけ。
3.そもそも育った環境も考え方も違うことを受け入れる。
4.部下に報告を求める以上に、自分が皆に報告する。
5.自分の予定をOPENにする。

まず、叱る際に話が長くなる上司に対し、部下は心を閉ざします。
本人もまずいことは分かっているので、余白を残した指導をしなくてはなりません。

次に2ですが、言い過ぎはマイナスです。
口が立つ人ほど、注意が必要です。

3に関しては、異文化を受け入れるだけの度量が必要です。
リーダーが人間として小さいと、部下はやはり窮屈となってしまいます。

4ですが、部下に何かと求めるのに、自分がやることをやっていないのは、言行不一致。
言行不一致は、最も部下の心が離れる行為です。

5に関しては、どこで何をやっているか、OPENにしている上司は信用されます。

キングコング西野さんのお言葉をお借りすれば、
今の時代は信用が第一。

お客様からも、上司からも、会社からも、
そしてもちろん部下からも信用される人間にならなければなりません。

しかしながら、部下から信用されることを軽視している方が多いのも事実。

組織をまとめるリーダーシップがある方は、これらのポイントを押さえており、
結論から申し上げますと、皆から信用を集めているのです。

皆さんは、特に部下、後輩からの信用を集めることができていますか?
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【第2608回】 経営者なら、誰もが通る道

2018年02月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様で、とても為になることを教えていただきました。

そのクライアント様、ある研修機関でも学ばれていて、
そこの集まりで、リフォーム業界で有名な会社の社長さんと知り合ったそうです。

先日、そのリフォーム会社さんの社長といろいろと話をされ、
たくさんのことを教えていただいた、とのこと。

リフォーム業界では非常に有名なその社長。

今は本当に自立型の組織をつくられ、社員さんからいろんな意見が出て、
会社がドンドン良い方向に変わっていっているのは、私も知っていました。

県内でダントツの一番店であり、地元のいろんな方から支持され、応援されている。
スタッフさんの人間力の高さも、HPを拝見していると伝わってくる。

そんな素晴らしい会社に今はなっていますが、
現社長が先代から会社を引き継いでから猛烈に仕事をしていく中で、
引き継いだ時点で30名以上、働いてくれていたスタッフさんの中で、
現時点までついてきてくれたスタッフさんは、何と1名だけ、とのこと。

社長自ら、猛烈に仕事をし、トップダウンで会社を回す中で、
ほぼ全員、会社を去っていったそうなのです。

何が言いたいのかと言いますと、
今、素晴らしいと誰からも見える会社、
誰から見ても優秀な経営者だと見える経営者、
そんな方々も過去にはつらい経験をし、失敗もたくさんしてきているのです。

優秀なトップは思いが強い分、どうしてもついていけないスタッフも出てきてしまう。

社員さんに自分の思いを伝えようと、ついつい話が長くなりがちで、
実は話が長いと皆、話を聴く前に心を閉ざしてしまうのです。

良くなってもらおうと、社員さんに体も心も近づいて
コミュニケーションをより深く取っているつもりでも、
社員さんからすれば重すぎて、しかも距離感近すぎて、
精神的につらすぎることになってしまったり・・・。

会社を良くしようと思って行動しているのに、それが裏目に出たり、
自分の意図と異なる受け取られ方をすることなんて、
本気で経営している経営者なら誰もが通っている道なのではないか、と思うのです。

そしてつらい目にたくさんあって、その中で
伝え方や距離の置き方、話の長さ、日頃の自身の行動などを変える必要性に気づき、
次第に社員さんの支持を得ていくのだと思います。

逆につらい目に合っているのに、その原因を自分の態度、言動にあると思わず、

「何でウチの社員さんは分かってくれないんだ?」

と社員さんに矢印を向けてしまう経営者は、いつまで経っても変われません。


「会社を良くしたい!」「社員さんに幸せになって欲しい!」という自分の気持ちが
社員さんに全く逆の受け取られ方をしてしまう・・・。

そういうつらいことがあった時こそ、自分を変えるチャンスなのです。
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【第2607回】 業界の基準を変えていく

2018年02月18日 | 住宅コンサルタントとして
今年の冬は本当に寒いし雪が多いです。

こういう年だからこそ、家の性能が本当に実感できます。

日本の住宅のレベルは本当に低くて、
デザイン面でも性能面でも先進国の中では最低レベルだと思っています。

問題点をまとめますと

1.直接、暖房をかけない玄関ホールや脱衣室、トイレ、バスルームなどが寒すぎる。
  家の中での温度差が激しい。
2.気密性能が悪い家が多く、熱交換換気を採用しても家の中の空気がうまく回らない。
3.年月の経過と共に味わいが増す素材を使って家を建てているケースがほとんどない。
  20年後には建物としての価値が無い。
4.住宅業界で働く人の中で、デザインを勉強している人の比率が低い。
  まあこれは家電とか車とか、いろんな業界でも言えることですけど・・・。
5.未だに過去の成功体験を忘れられないオッサンが多すぎる。
  もう時代もお客様もライバルも変わっているんですけど・・・。

挙げたらキリが無いのでこれくらいに・・・。

で、以前からちょいちょいこのブログでもお知らせしておりましたが、
業界の基準を劇的に変えるビジネスモデルをいよいよ、
とるクライアント様とスタートさせます。

すでにスタートして下さっているクライアント様もおられますが、
その中でも屈指のクオリティーの環境を整えて下さった、
とあるエリアのクライアント様。

家を建てたくなるはるか前から、市場のお客様と良好な関係を構築できる。
集客という言葉使わなくても良くなる。
この会社で働きたいというスタッフさんが応募してきて下さる。

今の住宅会社が持っている問題点を解決できるビジネスモデル。
(もちろん、回していくには、それなりのレベルの人たちが集まっていないといけませんが・・・。
接客業ですからね)

投資に対しての回収のイメージも、クライアント様の社長と打合せしましたが、
今のこのクライアント様の実力、ブランド力であれば、問題なくやっていけます。

ビジネスモデル、商品、接客対応、ブランディング。

これまでの住宅業界の基準を変えていくことに、
もう個人的にワクワクが止まりません。

そしてこうした展開を全国のクライアント様と実施していく中で、
性能面、デザイン面、価格面、お引渡し後の対応面でも
お客様に満足していただけるような家を日本に広めていきたいと思っています。
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【第2606回】 絶対王者

2018年02月17日 | 住宅コンサルタントとして
平昌オリンピック。
ついに羽生結弦選手がリンクに戻ってきました。

私、リアルタイムでは当然、見ることが出来なかったのですが、
羽生選手の演技が終わった後、
感動のあまり涙を流したファンが何人くらいおられたのか、
というくらい、完璧で心を打たれた演技でした。

オリンピック前に怪我をしてしまい、このオリンピックが復帰戦となる羽生選手。

そしてスノボのホワイト選手も同じような状況でした。

フィギュアスケートとスノボの絶対王者。

絶対王者は、いかなる状況に置かれたとしても、
ぶっつけ本番であっても、実力を出せるんだな、と感動しまくりです。

おそらく他の選手とは比較にならないくらい、日頃から練習を重ね、
更にメンタルを鍛え、自分自身を磨き続けておられることでしょう。

他の選手のコメントと比較すると、
やはり絶対王者と言われる選手のコメントには、
すごく惹きつけられたりしませんか?

私、ホワイト選手の平野選手に対する気持ちとか、
羽生選手の機能のコメントとか聞いていると、
涙腺がうるうるしてきてしまいます。

絶対王者は、ただ競技が上手なだけでなく、
人としても超一流でありますし、メンタルがやはり強い。

それだけの気持ちを持てるくらい、全てを協議に捧げておられるからなのでしょう。

ビジネスに関しても、ビジネススキルだけでなく、人間性を磨き、
自分なりの哲学をしっかりと持ち、ブレずにコツコツとやっていかなければ、と
絶対王者の競技から感じた1日でした。
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【第2605回】 本気が人を変えていく

2018年02月16日 | 住宅コンサルタントとして
カンブリア宮殿でライザップの瀬戸健さんが取り上げられていました。

全体を見ての感想ですが、
瀬戸健さんはおそらくもっとすごくて素晴らしい人なのだと思うのですが、
ちょっと番組で伝えるべき点がズレていたような気がします。
というか、私が見たいと思っている部分と編集がズレていたんです・・・。

あのライザップの回をつくって編集した制作会社、ダメですね・・・。

さて本題に戻ります。

ライザップは、三日坊主市場と瀬戸さんがおっしゃっている市場で商売をされています。

ダイエット、英会話、ゴルフなど、続けたいけれどなかなか続かないものってありますよね?
それらに取り組みたい人をサポートし、やり遂げていただき、結果を出すことが
ライザップが提供する価値であり、その対価としてお金をいただいています。

ここで問題になってくるのが、やりたいともおっているけれど続けられないお客様の気持ち。

その弱いお客様の気持ちに寄り添い、励まし、
お客様と並走してゴールするのが、ライザップのトレーナーさんです。

このトレーナーさん無くして、ライザップのビジネスは成り立たないのです。

番組の中で瀬戸健さんがおっしゃっていたことをまとめると次のようになります。

「理屈だけでは人は動かない」
「お客様の気持ちを変えるには、(こちらの)気持ちしかない」
「こちら側に『お客様に本当に良くなってもらいたい』という気持ちがあるからこそ、
お客様もトレーナーを信頼できるようになり、『このトレーナーとやってみたい』と思い、
(お客様の)人生も変わっていく」

どうでしょう。

これって住宅の営業マンとお客様との関係性にも似ていると思いませんか?

お客様は別に今の家に困っていない人もいます。

そういうお客様に、家は今建てた方が得、とか
持家の方が賃貸より安い、と理屈だけで伝えても、お客様は動きませんよね?

お客様の気持ちを変えるには、我々営業マンの気持ちしな無いんです。

お客様に本当に幸せに暮らしてもらいたいという気持ちがあるから、
お客様は営業マンを信じてくれるようになり、

「この営業マンの話を聴きたい」
「この営業マンに託したい」

と思うようになるのです。

で、瀬戸健さんお言葉で最も刺さったのが、

「本気が人を変えていく」

という言葉。

皆さんの会社の営業マン、そして皆さん自身、
本気でお客様と向き合えているでしょうか?
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【第2604回】 組織が大きくなってくると発生する問題点

2018年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
年間20棟~30棟くらいの住宅会社だと、
スタッフはせいぜい6~10名程度なので、
スタッフ一人ひとりがどんな性格で、いつどこで何をしているのか、
それぞれの仕事の能力や精度なども経営者が把握することが可能です。

営業、設計、工事、コーディネーターの間で何か問題があったとしても、
解決方法を具体的に提示しながら、かつそうしたケースでのモノの考え方などを伝えられ、
組織全体では一体化しやすいかと思います。

しかしながら、50棟を超え、80棟、100棟となっていくと、
スタッフは20名、30名と増えていきます。
そうすると、発生する一つ一つの問題を経営者が全て把握することは難しくなりますので、
部署間同士でその問題を解決していくことになりがちです。

組織というものは不思議なもので、
各部署(チーム)は全社的な目的や目標を達成するため、
そして社内にある問題を解決するためにつくられるのですが、
いつの間にか自分たちを守ること、自分たちの意見を通すことが目的になったりするのです。

いわゆる「手段の目的化」というやつです。

本来はお客様に性能面、デザイン面、コスト面、品質面で
満足していただける家をつくるために、
いろんなチームがつくられたはずなのです。

また、営業が仕様打合せまでやっていると、
次々とあらわれる見込みのあるお客様にお会いする時間が確保できないので、
設計とコーディネーターのチームがつくられたはずで、
その分、営業はたくさんの注文をいただき、受注量を確保するので
職人さんたちに仕事を切らさずに依頼することとなり、良い職人さんが確保できる。
更に仕入交渉もしやすくなる、という循環になるはずなのです。

全てはお客様に満足していただける家をつくるためにつくられたチーム。
それがいつの間にか、自分たちが仕事をしやすくするために、
自部署がリスクを負わず、楽できるような業務のフローにする。
自部署の利益を守ることが目的になっていたりするケースも
残念ながらこの仕事を通じて見たことがあります。

また、自分たちの仕事を自分たちでドンドンつくっていくケースもあったりします。
そうすると、チームの中に無駄な仕事がドンドン生まれ、
その仕事量をこなすために人を雇用し、チームが巨大化することも・・・。

そして本来の目的を忘れたチームは、他部署のミスを攻撃するようになったりし、
いつの間にか同じ社内なのに敵同士になったりすることもあります。


いずれにしても、組織が大きくなっていく中で、
いろんな問題が発生することがあるということです。

経営者はそうしたことが起こるかもしれない、ということを予測しつつ、
各チームがお客様の方を向いて協力し合える関係を保てるような
風土をつくっていく必要があるのです。

こうした風土をつくるために、経営者は実務に没頭していたりするのではなく、
しっかりと経営をしなければならないですし、
いろんなことを学び続けなくてはならないのです。
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【第2603回】 量の限界に挑戦する

2018年02月14日 | 住宅コンサルタントとして
普段、あまり自分の仕事のことを書かないのですが、
個人的には仕事をパンパンに入れさせていただいて、
量を徹底的に追求しています。

毎日のコンサルティングの準備はもちろん、しっかりとやっております。

そして日々のコンサルティングの準備以外で
今、進めている企画、構想中のこと、制作しなければならないことをまとめると、
こんな感じになります。

1.4月18日から行く、ミラノサローネのパンフ制作並びに最終の打合せ
2.弊社の一大イベント開催にあたっての詳細の打合せ、資料・テキスト制作
3.モデル企業、お店の調査
4.数社のクライアント様への改革の企画書制作
5.初回接客用営業マニュアル制作

そして1月から2月と、業界問わずいろんな方にお会いして食事に行ったり、
数社の企業からコンサルティングのオファーを頂戴しての打合せだったりと、
1月~2月は猛烈にハードでした。

ちなみに1月のホテル宿泊は、合計19日。
帰宅する日も夜遅く、自宅でゆっくりした記憶がありません。

で、あまりにもいろんなことを詰め込んで、
ビジネスパートナーさんとのアポをダブルブッキングしてしまう、という、
生まれて初めてのミスをしてしまいました。
(本当に申し訳ありませんでした)

おかげさまで、スケジュールが年末まで埋まっていますが、
それでも立ち止まる訳にはいかないと思っています。

世の中が急激に変化し、お客様が価値を感じることがすごい勢いで変わり、
新しいライバルがドンドン現れる。

昨年まで通用していたことが、2年後には通用しなくなるような時代です。

この劇的な変化の中、どの方向に進むべきか?
お客様が価値を感じるモノはどのように変化しているのか?

そのような目に見えないものを掴むためには、
住宅業界だけでは無く、いろんな業界を研究しなければならないと考えています。

よって、調査する先、お会いする方は、過去と比較してもかなり広がっていて、
覚えることや調べることも範囲が広がっているのですが、
それでもやり続けようと思っています。

仕事の量をたくさんやることで、ミスも起こるかもしれない。
クライアント様から、不満をいただくかもしれない。

でも、量をやらなければ、質には転換しないし、自分の成長にもつながらない。

そう思っています。

社会人3年目の時に、量を追求することを決めました。
今年、社会人22年目ですが、今年ももちろん、量を追求し、
自分で自分の限界をつくらないようにしたいと思います。

皆さんは量の限界に挑戦していますか?
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