鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5118回】 一族の集まり

2025年01月03日 | 人として
私は3人兄弟で、
姉2人はそれぞれ3人の子どもがいて、
そして我が家には2人の子どもがいます。

私の両親は、3人の子ども、8人の孫、
そして6人のひ孫に恵まれています。

そして一族メチャクチャ仲が良くて、
8人の孫は定期的に集まって
ボーリングとかカラオケとか行ったりしますし、
私の姉2人と家内も毎年、紅葉を見に行ったり、
はたまた今年の4月には姉2人と家内、
そして長女の娘の4人で韓国旅行に行くようですが、
まあ、私以外、一族皆仲が良いのです。

毎年、1回は皆で顔を合わせるのですが、
今回は1月1日に集まり、
父母を囲んで皆でおせちをつまみながら、
どうでもよい話をしていました。

子どもや孫、皆仲が良くて、
何かあると皆で集まって楽しくワイワイやれる。

お互い変な気を遣うことなく、
非常に良い距離感で付き合える、
この一族をつくりあげたウチの両親は、
本当に幸せだと思うのですね。

お金をどれだけ持っていようが、
社会的な地位がどれだけ高かろうが、
一族皆が仲が良く、子や孫皆が幸せで楽しく暮らしている。

それに勝るものは無いんじゃないか、といつも思うのです。

そういう視点で見ると、我が家の両親は大したものだなぁ、
と一族で集まった後、いつも思っています。
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【第5117回】 これまでの成功体験が通用しない時代

2025年01月02日 | 住宅コンサルタントとして
先進国の中で、
ここまで高齢化が一気に進んでいるのは、
日本だけです。

少子化および人口減。
未婚率の上昇。
高齢化。

こんな社会、誰も経験したことが無いのです。

過去の日本の住宅業界は、
人口増と供給数不足というボーナスステージの中、
商売をさせていただくことができてきました。

総合展示場に出店すれば、お客様は来場して下さり、
広告を打てば、来場数がUPする。

性能面でもデザイン面でもイケてない建売住宅ですら、
建てれば売れるという凄く恵まれた時代でした。

ところが、業界に吹いていた追い風は完全に止まり、
厳しい外部環境の中で商売をしなくてはならなくなりました。

誰も経験したことが無い、厳しい時代に
年々減少しているお客様から選んでいただくために、
住宅会社としてどういう取り組みをしていかなくてはならないか?

正解が無い中、自分なりの回答を出して
それに沿って行動していくしかないのですね。

過去、住宅業界としての成功したやり方が、
この先は通用しない。

トライ&エラーではなく、
エラー&ラーンの時代と言われていますが、
とにかく何が正解か分からない時代、
自分の頭で考え、まずやってみて、
その中からいろんなことを学び、改善しながら正解を探す。

こういうスピード感を持って
仕事に取り組む会社やビジネスパーソンしか、
必要とされない時代になっていくのです。

誰かの真似をしていれば、
それなりにうまくいく時代が終わる。

本当の実力ある会社・人しかやっていけなくなります。

ここを乗り越えられるようなホンモノの力を
つけていきましょう!
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【第5116回】 2025年の展望

2025年01月01日 | 住宅コンサルタントとして
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025年はどんな一年になるのか?

更には2030年を見据え、
住宅会社の経営者はどのような経営判断をし、
ビジネスパーソンはどのように
成長していかなくてはいけないか?

このあたりについての私なりの考えを
まとめたいと思います。

まず住宅着工数ですが、
こちらは大方の予想通り、
伸びることはないでしょう。

市場が本格的に縮小していく中で、
住宅会社は戦っていかなくてはなりません。

更に大きな問題は、未婚率が年々、高くなっていることで、
子育てファミリーの数は統計的に凄い勢いで減少しています。

未婚・シングル世帯が非常に増えているのが、今の日本。

この現状を踏まえ、
住宅会社は商品開発であったりマーケティングを
市場に合わせていかなくてはいけないでしょう。

実際、2024年の弊社のクライアント様の中でも
着工数における延べ床面積や階層に関しては、
ある傾向が明らかに見て取れました。

2025年以降も、その流れは変わらないでしょう。

家といえば、34~36坪の4LDKが売れ筋、
という時代は完全に終わったと言えるでしょう。

ですからモデルハウス建築や商品開発に関しては、
この市場の変化を捉えて実施していかなくてはなりません。

次に広告について、です。

もうこれはずっと言い続けていますので、
改めてお伝えする必要も無いでしょう。

広告の効果は2025年も着実に下がります。

広告ではない違う形で、
住宅会社はターゲット層に情報発信をしていかないと、
マイホームを検討しているお客様との接点が持てない、
という事態となってしまうのです。

広告に頼らない接点を市場と構築していく、
ということは、住宅業界の永遠のテーマなのです。

そして2030年を見据え、
住宅会社として取り組み続けなくてはならないことは、
とにもかくにも組織づくりです。

採用の難易度は、この先も上がり続けるので、
2030年でも就職を希望する学生さんが
たくさん応募してくれる会社を
今からつくっていく必要があるのです。

20代30代の若手スタッフが活躍していて、
会社のビジョンが明確で、
しかも職場がオシャレでカッコいい。

こういう会社をつくっておかないと、
若いスタッフさんたちが働きたいと集まってくれないのです。

そういう会社にお客様も来て下さる訳もなく、
魅力的な会社を今からつくっていかなくてはなりません。

目先の数字を追いかけるだけでなく、
5年、10年先を見た経営をおこなっていきましょう!
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