鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4657回】 だからお客様はついていく

2023年09月30日 | 住宅コンサルタントとして

私が最も足繁く通うお店であり、

大切なお客様をおもてなしする際にはここ、

と決めているお店があります。

 

そのお店に通い始めて4年近くになります。

 

毎月、お伺いしていますが、

未だに全く飽きません。

 

4年前はまだ予約が取れましたが、

いずれ大人気となり、予約が取れなくなると感じ、

3年前から毎月、予約をいれさせていただいています。

 

そして全く予約が取れないお店となられました。

 

自店の予約はパンパンなのにも関わらず、

いろんなお店とコラボをしたり、

島根の高級ホテルのレストランに出店し、

朝食と夕食をプロデュースしたりと、

大将は大忙しです。

 

そんな大人気のこのお店ですが、

オープン5年目を迎えるにあたり、

お店のテーマは「守破離」と決めたそうです。

 

この4年間、取り組んできたことの中で、

守るべきものはしっかりと守る。

 

でも変えるべき部分はドンドン変えていき、

通い続けて下さっているお客様に

新鮮な気持ちで通っていただけるよう、

お店として進化していく、とのことです。

 

メニューは毎月、変わるのですが、

これまでこのお店でひいていた出汁ですら、

材料であったり、出汁のひき方も変えていく。

 

更には器もドンドン変えていく、とのことです。

 

激戦の京都の和食業界で、

既に大成功しているのにも関わらず、

進化成長しようとするその大将の考え方、生き方に

ずっと応援させていただきたい、と思えるのです。

 

一流の料理人さんの姿勢や生き方には、

本当に学ばせていただくべき点が多々、あって、

自分もそうでありたい、と心から思います。

 

このお店に通い続ける常連さんは、

ほぼ皆、同じ思いでしょう。

 

だから京都近郊にお住まいなのに、

わざわざ島根のホテルに予約を入れていく方もいるのです。

 

もちろん、私たち夫婦も行かせていただいます。

 

現状に満足することなく、

チャレンジし続け、

お客様の喜んでいただくために進化し続ける、

そういうお店やビジネスパーソンに

お客様はついていきたくなるのです。

 

皆さんはお客様についてきてもらっていますか?

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【4656回】 やり方の前に在り方

2023年09月29日 | 住宅コンサルタントとして

前職時代、私は師匠にいろんなことを教わりましたが、

師匠がしょっちゅうおっしゃっていたことの1つが

 

「やり方よりも在り方が大切である」

 

ということでした。

 

この言葉、もうメチャクチャ個人的に刺さって、

自分自身がコンサルタントとして生きていく上で、

どうあるべきか、ということを非常に考えるようになりました。

 

クライアント様に対し、小手先の手法を提案し、

目先の受注・目先の売上を狙ってもらうのではなく、

地域に自社を応援して下さる方を

着実に増やすような取り組みを

コツコツと行っていただく方が、

住宅会社の在り方として理想的である、と思い、

その方向でクライアント様に施策提案をするようになりました。

 

ですから、弊社のクライアント様に対し、

安易にローコストに行かず、

受注の調子がイマイチだからといって、

安直に建売に走る、という提案は、

私として一切、しません。

 

逆に努力の割に結果が出ない時ほど、

在り方のチェックをしていただくようにしています。

 

まずは人として正しく生きる。

 

仕事をさせていただけていること。

お客様が来場して下さること。

自分たちが受注した後、

他部署のスタッフや協力業者さんたちが

しっかりと仕事をしてくれること。

自分をさぽーとしてくれる家族がいること。

 

こうしたことをありがたいと思い、感謝の気持ちを持って

自分ができることをコツコツと継続することが、

ビジネスパーソンとしての在り方だと思うのです。

 

こうした心の状態をまずは自分が持った上で、

環境整備を徹底し、商談前の準備を丁寧に、

そして日々、学び続けることが大切で、

こうしたことができている会社・個人が、

正しい手法、やり方をおこなうからこそ

結果が出るのです。

 

やり方の前に、まずは在り方が大切なのです。

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【4655回】 営業も設計も、自分の軸を持つことが大切

2023年09月28日 | 住宅コンサルタントとして

今、家を建てることを決断し、動いているお客様は、

所得がそれなりにある、社会的に成功している方が大半です。

 

どの住宅会社も、5年前と比較して、

自社に来場いただいているお客様の平均年収は、

100~200万くらい、上昇しています。

 

収入が高くなるにつれ、

お客様の情報収集能力、分析能力は高くなり、

しっかりと情報武装して来場されます。

 

そういうお客様に対し、

お客様の要望する設計しかできない設計士、

それからお客様の言うことに忠実に対応するのですが、

それ以上のことができない営業マン。

 

言われたことしかできない営業や設計は、

質の高いお客様には支持されなくなっている、

と個人的に思っています。

 

というのは、想定内の提案しかできないからです。

 

レベルが低いお客様ほど、

自分たちが言うことを忠実に聞いてくれるスタッフを

評価しがちになりますが、

レベルが高いお客様ほど、プロの提案を求めています。

 

逆に言われたことしかできないスタッフに対し、

 

「こっちが伝えたことしかやってくれてへんやん!

プロとしてどうなん???」

 

と思うのですね。

 

すなわち、お客様の層が上がるということは、

営業は営業としての哲学、

設計は設計としての設計思想が求められる、

ということなのですね。

 

お客様のご要望にしっかりと耳を傾けつつ、

 

「15年先の家族構成を考えると、

こういう間取りで家を作っておくほうが、

良いのではないか、と思うのですが・・・」

 

「お子様の教育のことを考えると、

やはり1階にこういうスペースって

欠かせないと思うのですが・・・」

 

というように、プロとしての提案をするには、

 

「そもそもどういう家がベストなのか?」

 

という自分たちの家づくりの軸が必要だと思うのです。

 

これは住宅業界の営業、設計だけでなく、

全てのビジネスパーソンにとっても、

もちろんコンサルにとっても絶対に欠かせないのですが・・・。

 

皆さんは、自分の職種における軸を持てているでしょうか?

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【4654回】 今の自分の習慣を変える勇気

2023年09月27日 | 住宅コンサルタントとして

個人的に今、イチオシの動画があります。

 

それは特に中堅のスタッフさんに見ていただきたい内容なので、

今月末~来月にかけて各クライアント様に見ていただこうと思います。

 

この動画を見て、何かを感じられた方は、

一段、二段上のステージに行ける可能性があるので、

個人的に見た方の変化を楽しみにしたいと思います。

 

そしてその動画を見て、25歳の時に

それまでの自分の習慣や行動を変えようと決定した時のことを

ちょっと思い出しました。

 

あの時の、あの決定と行動の変化が、

今につながっているのかも、と改めて思い出しました。

 

25歳までの私は、仕事をナメていましたし、

少しでも楽をして器用に生きていきたいと思っていました。

 

でも自分より器用な生き方ができる同期は多々、いましたし、

楽して生きていこうと思ってそれまで生きてきて、

仕事の面で全くパッとした成果も出せなかったのです。

 

というか、25歳で窓際族的な立ち位置(だと自分で思っていた)。

 

そしてその当時に中谷彰宏さんの本をたまたま手に取ったのです。

 

そして自分自身、ここで変わらなければ、

うだつの上がらないサラリーマンで終わってしまう、と感じ、

自分が変わるか今のままの楽な人生を歩むかのか、

ということを考え、自分を変える決断をしたのです。

 

それから毎日、仕事終わりに本屋さんに行き、

ビジネス系の雑誌やビジネス書を読み漁る。

 

自分のお小遣いの3万円のうち、2万円を本代に使う。

 

それまで帰宅後、ダービースタリオンという、

競争馬育成ゲームばかりやっていた習慣を辞めて

とにかく読書をし、本の中に書かれていたことを実践していく、

という習慣に変えたのですね。

 

職場にもビジネス書を持参し、

お昼のお弁当を食べた後、仮眠を取って

その後、読書を営業車の中で行うことを継続し、

月に10冊程度の本を当時、読むようになって

自分の考えや行動がドンドン変わっていったのです。

 

25歳の自分が、まるでダメダメビジネスパーソンで、

このままの楽な生き方をすると人生真っ暗である、

という現状を当時、受け入れることができたことが大きかったのです。

 

そしてその自分をつくったのは、それまでの習慣だったので、

それらを変える決断をできて、本当に良かったと思っています。

 

今の自分をつくっているのは、

それまでの思考や行動、習慣であり、

自分を変えるには、それらを変えるしか無いのです。

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【4653回】 絶対に採用してはいけない人

2023年09月26日 | 住宅コンサルタントとして

能力が高い、低い。

記憶力がある、ない。

コミュニケーションが得意、不得意。

 

ビジネスパーソンをはかる要素はたくさんあります。

 

スタッフを雇用するのに、

企業ごとに重視するポイントは微妙に変わるでしょうが、

個人的に絶対に採用すべきではない、と思うのは

 

「嘘をつく人」

 

です。

 

どんなに優秀であったとしても、

嘘をつく人を採用すると、会社はおかしくなります。

 

例えばお客様からクレームをいただいたとします。

 

クレームに対して会社が正しい対応をするには、

クレームが発生した理由や経緯、

それに対して自社がどういう流れで対応しているのか、

そしてお客様の現状の状況などを正確に上司に伝えることが

絶対に欠かせない訳です。

 

その情報を基に、上司が対応を決定するので・・・。

 

ところが、嘘をつくスタッフの場合、

自己弁護のために真実を言わないのです。

 

結果、お客様が納得する対応ができなかったり、

火に油を注ぐことになったりすることもあるのです。

 

嘘をつく人は、自分のことしか考えていないのです。

 

更には自分の嘘がばれないと勘違いしていたりもするのです。

 

どれだけ他の能力が高くとも、

嘘をつく人を組織内においてはいけないのです。

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【4652回】 人の接客が気になる体質

2023年09月25日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、とあるエリアに降り立ち、

駅構内の居酒屋さんに

夜の食事をとるために入りました。

 

座席数はかなり空いていたのですが、

私が案内されたのは、カウンターの一番奥の

かなり暗いスペース。

 

ヨーロッパのレストランに行くと

アジア系や黒人系はトイレ近くの席に案内されることは

個人的に慣れているのですが、

日本国内でそういう席に案内されるのは嫌だな、と思い、

「結構です」といってお店を出ました。

 

おそらくそのお店、一人客はカウンターの奥から案内する、

というマニュアルになっているのでしょう。

 

でも解放感ある明るいところでご飯って食べたいですよね?

 

お客様に寄り添わず、

まるで機械のような接客しかできないお店は、

個人的に行きたくありません。

 

ということで、このお店は二度と行かないリストに入りました。

 

結局、ラーメン店で食事をし、

ホテルに行く途中のコンビニに入って、

商品を購入しようと思ってレジまで行くと、

レジ付近で店のスタッフがくっちゃべっているのです。

 

今年の春までこのお店で働いていたスタッフが

来ていたので皆で集まって話していたのですが、

こちらがレジに並んでも、ちょっとの間、

こちらを無視して話をしていました。

 

他のお客様がいるのに、

お客様を無視して内輪で集まって話すという、

その神経が個人的に理解できません。

 

働くことをナメすぎだなぁ、と感じました。

 

という訳で、このコンビニも二度と利用しません。

 

そしてホテルに着いてチェックインしようと、

フロントに歩いて行ったのですが、

一人は他のスタッフとくっちゃべっていて、

もう一人のスタッフはパソコンに夢中で、

私が目の前に立つまで気づきませんでした。

 

何回も利用しているホテルなのですが・・・。

 

それなりの格式のホテルなのですが、

このホテルですら、お客様が目の前にいるのにくっちゃべっている、

というレベルの接客なんですね。

 

もう二度と利用することは無いでしょう。

 

私、とにかく人の接客がとても気になるのです。

 

かなり細かいですし、機械的な接客も嫌い。

 

でも、こういう体質だからこそ、

自分が接客をする際には細かな対応ができるのだと思います。

 

接客の基本は、

 

「自分がされて不快なことをしない。

自分がされて嬉しいことをして差し上げる」

 

だと思っています。

 

他の人の接客の細かい部分が気になる人が

接客する側には向いているのです。

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【4651回】 来場数が減少している理由

2023年09月24日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社にとって生命線とも言える、新規来場数。

 

SNSやYouTubeで、発信すべきことをコツコツやっている。

 

WEB広告やTVCMも十分にできている。

 

お客様が来場しやすい展示場もある。

もちろん、毎日の環境整備も完璧。

 

でも、来場数が減るケースもあるのです。

 

こういう時、多くの住宅会社の経営者、

それからマーケティング担当者は、

 

・広告のデザインや頻度であったり、

販促企画のピントがズレている

 

・SNSやYouTubeによる発信の

頻度やクオリティが不足している

 

と考えがちなのですが、

それ以外にも理由があるのです。

 

それは、自社のメイン商品が、

今、エリア内で家を検討している方のニーズに合っていない、

ということです。

 

自社の展示場を持っている会社の場合、

モデルハウスのデザインや価格、性能や仕様が

ターゲット層が求めていることとズレている可能性もある、

ということです。

 

これ、異業種の経営者、

特に飲食店や小売店の場合、

気づきやすいのですが、

住宅会社の場合、ここに気づくことが苦手なケースが多いのです。

 

なぜなら、どれだけ売れたとしても、

営業マン一人あたり月に3棟くらいだし、

お客様の来場数も1店舗月に20~30組程度のことが多く、

対応するお客様の組数も異業種と比較すると少ないのです。

(その分、単価はダントツに高いですが・・・)

 

なのでお客様の嗜好やニーズの変化に気づくのが遅れる、

という会社が結構多いのでは、と感じています。

 

特に自社のメイン商品が一世代前に

かなり一世を風靡するくらい、人気だった会社ほど、

気づくのが遅れがちなのです。

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【4650回】 家族仲が良い状態を維持するには・・・

2023年09月23日 | 親として

私の誕生日が9月ということもあり、

先週、家族全員(私たち夫婦、長男次男、ワンコ2人)揃った日に、

子ども達と家内がそれぞれ誕生日プレゼントをくれました。

 

子ども達は、作った料理を真空パックできる機械。

 

料理系ユーチューバーのGeorgeさんも使っている、

ちょっとカッコイイ道具で、メッチャ嬉しかったです。

 

そして家内はバカラのロックグラスをプレゼントしてくれました。

 

焼酎やウイスキーをロックで飲む際のグラスですが、

今、気に入っているロックぐらすが1つしかなく、

実は自分で買おうかどうしようか迷っていたものだったので、

これまた非常に嬉しかったです。

 

就職した長男も、定期的に帰ってきてくれる。

 

何かあると一致団結できる。

 

ウチの家族は最高だなぁ、と思います。

 

家族皆が健康で、仲良く暮らせていること以上の幸せは

自分の中には無いなぁ、と思っています。

 

こういう家族を持てたら、と若かりし頃から思っていました。

 

そのために自分なりに考えていたことは、下記の3点です。

 

・自分のこと以上に、人のことを思いやれる人をパートナーにする

(私自身が我がままで自己中心的なので・・・)

 

・夫婦仲が良いことが、子どもの教育にとって良いので

夫婦が仲良くいられるよう、お互い努力する

(お互い尊敬できる部分が必要)

 

・子どもたちがやりたいと言ったことをやらせてあげられるよう、

父親としてしっかりと稼ぎ続ける

(経済力がある程度で無ければ、

子どもが選択した、自分がやりたいことをやらせてあげられない)

 

そしてこれらは自分なりにクリアできているかと思います。

 

 

子どもが小さい頃は、親を頼ってくれますし、

とにかく抱っこしたり手をつないだりしているだけ可愛いのですが、

子どもに自我が芽生え、大人になるにつれて、

親と距離を置くようになる可能性はあると思っていました。

 

一時的に反抗期が長男にはあったものの、

その際はしっかりと距離感を持った状態で見守り、

遠くから愛情を持って見ていたら、

反抗期が終わって非常に仲が良くなりました。

 

次男に関しては、反抗期そのものが無かったです。

 

そして今の家族の状態になっているのです。

 

 

個人的には、未来ある素直なクライアント様の

若いスタッフさんには幸せになって欲しいなぁ、と

おせっかいながら思っております。

 

幸せを感じるのは人それぞれだと思いますが、

大切な家族を守っていくためには、

絶対にある一定以上、稼げなくてはならない。

 

若いうちは、いろんな会社から必要とされるので、

自分は能力も魅力もあると勘違いしがちなのですが、

年齢を重ねていく中で、能力と人間性が高くないと

必要とされなくなっていくのです。

 

なので、若いうちにある一定以上の努力を

積み重ねておく必要がある、ということを

機会がある度に繰り返し伝えております。

 

若かりし頃の努力の答え合わせは、

50歳頃にならないと分からないですが、

20代、30代の時にある一定以上の努力を

仕事でしておいた方が良い、と個人的に思っています。

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【4649回】 伝えたいことがちゃんと伝わっているか?

2023年09月22日 | 住宅コンサルタントとして

モデルハウスの来場数が伸びない会社によくあるのが、

 

「自社のモデルハウスが

ご近所さんや通りがかりの人に

モデルハウスと認知されていない」

 

ということ。

 

特に移動型のモデルハウスを展開している会社に

よく見られるケースです。

 

まずはこの建物が通りがかりの人に

一目でモデルハウスだと分かるようになっているか?

 

このモデルハウスが予約制なのか?

それとも土日祝はスタッフが常駐し、見学できるのか?

予約するにはどうすれば良いのか?

 

更にはこのモデルハウスの見どころはどこか?

どういう方が見ると参考になるのか?

 

お客様の目線に立てば、イメージできるでしょう。

 

開いているのか、閉まっているのかわかりづらい店舗に

自分の足は自然と向かいますか?

 

どんなものを扱っているのか分からない店舗に

入ろうと思ったことはありますか?

 

自分がお客様の立場だったら、

どういう店舗に興味関心を持ち、

どういう発信に価値を感じるのかを理解し、

自分と同じような感覚を持つお客様が

来場したくなるように発信内容を精査していく。

 

こうした基本ができていない会社は、

来場数が伸びなくても当然かと思います。

 

完成見学会の来場が少ないという会社にしても、

その見学会場の見どころが写真や動画と文字で

分かりやすくつたわっているのか?

 

どういうことで困っている方に来場して欲しいのか?

 

予約するにはどうすれば良いか?

 

こうした情報が発信されているか?

そしてターゲットとなる層に届いているのかを

まずはチェックすることが大切でしょう。

 

来場が少ないのは、

景気のせいでも人口が減っているからでもなく、

伝えなくてはならない情報が

ちゃんとお客様に伝わっていないケースが圧倒的に多い。

 

自分たちが伝えたいことがちゃんと伝わっているでしょうか?

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【4648回】 新しいスキルや知識を習得し続け、自らの武器を増やす

2023年09月21日 | 住宅コンサルタントとして

前職時代の同僚から、

 

「よくずっとコンサルをやれるよね?」

「よくクライアントさんとそんなに長くお付き合いできるよね?」

 

と言われることが結構あります。

 

住宅会社のコンサルティング一本で、

しかも15年以上のお付き合いのクライアント様が大半で、

よくそんなに提案する事項があるよね、と驚かれます。

 

自分としては毎月、必死で学び続け、

調査研究を継続し、日々の準備を必死でやっていて、

それが今につながっているので、あまりピンと来ないのですが、

とにもかくにも素晴らしいクライアント様のおかげです。

 

ただ、自分なりに振り返ってみると、

元々は集客のための企画をし、

その告知のためのチラシをつくること、

そして営業ツールを制作したり営業研修をするくらいしか

クライアント様のためにできなかったのです。

 

ところが、クライアント様が成長するに連れ、

出店フォーマットを考えたり、

組織のマネジメントを上手にしていくために

リーダーの成長のための研修をしたりと、

やれることが徐々に広がっていった、という感じなのですね。

 

設計の実務は何一つできませんが、

設計さんやコーディネーターさん向けの研修もしますし、

現場管理もできませんが、工事部の研修もします。

 

後継者の成長のための提案もすれば、

動画の企画やSNSマーケティングの提案も行います。

 

住宅会社が製造小売業だから、

守備範囲が広いということで、

いろんな提案をさせていただく必要性が生まれ、

それに順応していくことで、

自分ができること(=自分の武器)が増えてきたのでしょう。

 

そしてこの自分の武器を増やす、という努力は、

全てのビジネスパーソンが取り組んでいかないといけない、

と個人的に思っています。

 

例えば、会社のしくみ上、

プランニングはプランナーが対応する、

というフローの会社があったとして、

いtまで経ってもプランニングが出来ない営業マン、

そして建築知識、間取りの知識が全くない営業マンだと

確実に売れなくなります。

 

構造設計が専門だから、という理由で

使いやすい間取りやデザインを学ばず、

構造設計しかできない設計や

お客様の要望が全く理解できない設計だと

いつか必要とされなくなるのです。

 

お客様の要求レベルは年々、上昇し、

ライバルのレベルも年々上がる。

 

そんな中、各スタッフは自分の現状のレベルを上げたり

新たな武器を習得しなければ、

当然、お客様に必要とされなくなりますよね?

 

新しいスキルや知識を習得し続け、

自らの武器を増やすことはできているでしょうか?

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【4647回】 退職者・離職率を減らすには・・・

2023年09月20日 | 住宅コンサルタントとして

2030年に644万人の労働者不足が見込まれる日本。

 

年々、スタッフの採用は難しくなっていくことは明白です。

 

よって企業は、ブランディングを継続し、

採用力を高めることと同時に、

自社の退職者を減らす努力もしていかなくてはなりません。

 

退職者を減らすために、何が必要か?

 

私はこれまで2社の会社に勤め、

いろんな社員さんを見てきたつもりですが、

まず労働観がしっかりとしていないスタッフは、

基本、会社側がいろんな努力をしたとしても、

簡単に辞めていく傾向があるので、

こういうスタッフは最初から採用しないに限ります。

 

人の労働観は、幼少期の親の影響を大きく受けるので、

自営業の家庭で育った方であるとか、

例えば片親でとにかくお母様が一所懸命働いて

自分を育ててくれた、という感謝の気持ちを持っている方などは

良い労働観を持っている比率が高いと思います。

 

まずは「仕事」や「働くということ」をナメていない方を

採用することが非常に重要です。

 

そういう方を雇用できている、という前提で

スタッフさんの離職率を減らすには、何が重要か?

 

ポイントとしては、

 

・スタッフ同士、仲が良いこと

・社内環境が良いこと

・評価制度が明確であること

・社内の風通しがよく、オープンであること

・会社のビジョンが明確で、そこに共感できること

・トップや上司が真剣に働いていること

 

などが挙げられるかと思います。

 

お洒落で年中快適に仕事ができる環境が重要だし、

評価の基準があいまいだと頑張れないものです。

(これは勤め人でないと、ピンと来ないかもしれません)

 

会社が情報をクローズしてばかりだと

やはり社員さんは会社についていきにくいです。

 

そして会社のビジョンや考え方に共感できないと

特に仕事に真剣に向き合う社員さんほど

ついていきにくくなるのです。

 

私自身、最初の転職を考えたのは、

経営トップや北海道の統括支店長の考えが

よく分からなくなってからでした。

 

前々職の会社の創業者、潮田健次郎さん、

それから二代目の飛田英一さんの考えには

一社員として非常に共感できましたし、尊敬できました。

 

その時には、この会社のために、という思いが強かったのですが、

三代目の社長から、ちょっと共感できなくなりました。

 

そしてその後、北海道のトップも、

福本進さんという方の時は、

本当に北海道の方針に共感できていて、

会社に貢献したい、と思っていたのですが、

北海道のトップが変わり、

ちょっと会社についていきにくい、と感じるようになったのですね。

 

離職者を減らす上で重要なのは、

会社のビジョン・考え方に対し、

社員さんが共感し、ついていきたいと思えるかどうか?

 

個人的に、そこも非常に重要だと思っています。

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【4646回】 商売の原理原則

2023年09月19日 | 住宅コンサルタントとして

商売の原理原則は何か?

 

それは当たり前のことなのですが、

繰り返し自社を利用して下さっているお客様に

満足していただける商品やサービスを提供し、

また利用していただけるようになることです。

 

お客様が満足するレベルは、

利用回数が増えるごとに上がっていきますから、

当然ながら自社の商品やサービスのレベルを

高め続けられるよう、学び続け、試し続ける必要があるのです。

 

今、自社を利用して下さっているお客様に

満足していただけるレベルに無い会社が

集客のことやブランディングを強化するのは、

順番が間違っている、ということなのです。

 

まずは己の商品やサービスを磨けよ、ということです。

 

これを住宅業界に当てはめて考えると、

お引渡しをさせていただいたお客様、

今建築中のお客様、

契約済みでこれから着工するお客様に

満足していただける対応ができていることが基本で、

それができていない会社が集客力UPだ、とか

出店をどうするとか、新商品開発だとか言っているのは、

原理原則を外している、ということです。

 

契約をさせていただいたお客様。

 

着工までどういう流れで、

いつまでに何をしなくてはならないか、

初めてでよく分かっていない方も多いでしょう。

 

そういうお客様のフォローをしっかりとおこなう。

 

今、着工中のお客様は、

工事が順調に進んでいるか、気になっておられるでしょう。

 

ちょっと近くを通りかかった時に、

現場の様子を動画で撮影してお送りしたり、

定期的に連絡をすることで、

安心されることでしょう。

 

そしてお引渡しが済んでいるOB様。

 

定期的にOB様に有用で有益な情報を発信することで、

OB様は「ちゃんと覚えてもらっている」と嬉しくなるでしょう。

 

そしてアフターの依頼に迅速に誠実に対応することで、

この担当者を応援したい、この会社を応援したい、

と思っていただけるようになっていくでしょう。

 

業界未経験で入社してきたスタッフさんには、

こういう原理原則をお伝えすると同時に、

初受注から2~3組のお客様に関しては、

上司が完全に付きっ切りでサポートし、

初受注、2棟目の受注のお客様に満足していただき、

成功体験をしてもらうことが重要だと思います。

 

初契約をしたお客様からクレームをもらったとしたら、

その新人は心が折れてしまうかもしれません。

 

とにかく商売の原理原則に沿って、仕事をして参りましょう。

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【4645回】 感性がズレていないか、チェックしてもらう

2023年09月18日 | 住宅コンサルタントとして

これからの時代、経営者や事業責任者の感性が

ズレまくっていると、本当にまずい時代です。

 

例えば、自分自身が超・すなおだと思っているのですが、

周囲からのいろんな提案に対し、

 

「いや・・・」

「でも・・・」

「それはこのエリアには当てはまらないでしょ」

 

と否定の嵐だったりする経営者。

 

また環境整備の基本がなっていない会社なのに、

自社は掃除を徹底している、と思い込んでいる経営者。

(ちなみにその会社のモデルハウスの神棚は、埃まみれでした)

 

経営者の経営判断や戦略がズレているから

集客数も少なく、契約率も低いのに、

業績不振なのは、とにかく営業部隊がだらしないから、

と思い込んでいる経営者。

 

これまで時代が良かったので、

経営判断が多少、ズレていても

現場の踏ん張りで何とかなってきたのですが、

今、本当にレベルの高い競争の中、

しかも少子高齢化により着工数が着実に減ってくる中、

経営者の感性がズレていることは、致命的となるのです。

 

感性が素晴らしい経営者ほど、

 

自分の感覚はあっているのだろうか?

ズレてはいないだろうか?

若いスタッフに任せていかなければ・・・

 

と考えています。

 

そして周囲の助言や提案を素直に受け入れ、

とにかく即、言われた通りにまずはやってみる。

 

結果が出ればそれを継続し、

結果につながらなければ即変更するか中止する。

 

一方、ズレている経営者ほど、

周囲の意見やアドバイスを否定し、

現状の自分の感覚が市場や顧客とズレていることが分からない。

 

そして人の意見を素直に受け入れないので、

誰もそのことを注意したり指摘してくれない。

 

結果、ズレまくっていくのです。

 

年齢を重ね、権力を持っている人ほど、

 

「俺、ズレてないかな・・・?」

 

と信頼できる方に定期的にチェックしてもうと良いでしょう。

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【4644回】 老化にトコトン抗う

2023年09月17日 | 住宅コンサルタントとして

年齢を重ね、いろんなことを経験していくと

過去、感動したような経験をしても、

感動や新鮮さを感じるセンサーが鈍ってきます。

 

で、何かを経験した時に感動することも

それから刺激を受けることも少なくなっていくのです。

 

こういう感覚が「老化」だと思っています。

 

そうならないよう、

個人的に以前から気をつけてきたつもりなのですが、

私自身、例えば素晴らしい飲食店で料理をいただいても、

それから素敵な店舗を見ても、

10年前に比べると感動は弱くなっている、と

自分に危機感を持っています。

 

これはマーケティング専門家として、

本当にまずいことなのです。

 

いろんなサービスを受けたり、

デザインが素晴らしい建物やショップを見ることで

いろんな発想が生まれてくるのですが、

自分の感性が歳を重ねるにつれて、

明らかに衰えてきていると思うのです。

 

更に、全国に馴染みのお店、宿などがあるのですが、

そういうところに行くと本当に心地良く、

意識しなければ、ついついそういうお店や宿ばかり行ってしまう。

 

本当に危険です。

 

これまで経験したことが無いことにチャレンジし、

これまで行ったことが無いところに行ってみる。

 

お店や宿もいろんなところを利用させてもらって、

当たりもハズレも経験する。

 

自分にとって心地良いお店ばかりに行かない。

 

まだやったことが無いことに積極的にチャレンジする。

 

こうやって老化に抗いたいと思う今日この頃です。

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【4643回】 1年半先の決算対策を今から行うことができるのが住宅会社

2023年09月16日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の経営を徹底的に見える化していくと

当期ではなく来期の決算予測も簡単にできるようになります。

 

来期の着工予定が今、どれくらい埋まっているのかを見れば、

焦らなくてはいけないのか、順調なのかは一目瞭然。

 

個人的には今期の決算対策を今期にやっていては、

住宅会社のリズムとしては完全に遅く、

来期の決算対策を当期の中盤を迎える前から

やっておく必要があります。

 

前期、前々期と比較して、受注が順調でないのは何故か?

集客数が伸びていないのは何故か?

成約率が下がっているのは何故か?

 

更に5年~10年先の市場を予測し

今から手を打たなくてはならないことは何か?

 

などなど、分析をしながら、仮説を立て、

新たに手を打ったり、改善すべきことをまとめ、

やるべきことをやっていくしかないのです。

 

今期は過去最高レベルの利益を出せる会社でありながら、

来期の決算予測を既に行い、

1年半先の決算対策のために今から猛烈に焦る。

 

更に5年後10年後の人口減少や高齢化により、

市場がますますシュリンクしていく中、

どういう手を打つのか、ということも併せて、

今期の決算に浮かれることなく、

今から危機感持って経営する。

 

これが健全な経営だなぁ、と思うのです。

 

今の業績が良いから、と浮かれていては、

すぐに足元をすくわれてしまう。

 

特に人口が元々少なく、

更に高齢化が高いエリアに関しては、

5年~10年先の手を今から打たないと

本当に大変になってくるのです。

 

ただ住宅会社の場合、

業績の予測がかなり先まで可能なので、

将来を見据えて次の一手が打ちやすいのです。

 

健全経営をやっていきましょう!

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