鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2040回】 どれだけ世界観を伝えられるか?

2016年07月31日 | 住宅コンサルタントとして
「お客様がなぜ、こんなに来場されているのか?」

というお店に、今年に入って何度か行くことができています。

それらのお店に共通するのは、とにかく独特の世界観に溢れているということです。

明らかに、オーナーの溢れんばかりの想いが品揃えや店内に表現されているのですね。

先日、行ったお米屋さんでは、お米の美味しさに加え、楽しさをもっと伝えたい。
そしてお米だけでなく、食事そのものを楽しんでいただきたい。
そのオーナーの溢れる思いが、お米の品ぞろえだけでなく、
雑貨やお米に合うフードなどの品ぞろえにも表現されていて、
更にはスタッフさんの接客にも出ていました。

そしてこれまた先日、お邪魔したコーヒー店は、かなり歴史あるお店にも関わらず、
昔からコーヒーを楽しむ暮らしを表現されていました。

近年、ライフスタイルショップという業態のお店が注目されていますが、
おそらく何十年も前からその業態で経営されてきたことは一目瞭然。

敷地内の植栽、併設するカフェの器やメニュー、店内のグリーンにも表現されていて、
思わず、「自宅の近くにあったらいいな!」と思ってしまいました。

飲食、雑貨は、こうしたお店でないと、正直、お客様は集まってくれません。
でも、まだまだ住宅業界は、そこまで貫かなくともお客様が多少、集まってくれています。

しかしながら、とても違和感を感じるのです。

明らかに高単価な商品を扱っているのにもかかわらず、
お店や敷地内、商品に自分たちの世界観がしっかりと表現できている会社は、
住宅業界にまだまだ少ない。

「自分たちはこの商売を通じて、何を社会に広めていきたいか?」
「自分たちは何のために、この仕事をしているのか?」
「その理念を実現するために、どんな部分にこだわっているのか?」

こうしたことを突き詰めて考えられていない会社が、まだまだ多いのです。

でも近いうちに、間違いなく世界観でお客様が集まるかどうかが決まる時代が来ます。

現にそこが表現できているクライアント様は、お客様の来場に苦労されていません。

皆さんの会社では、自分たちの世界観がモデルハウスやショールームで表現できていますか?
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【2039回】 TPOをわきまえる

2016年07月30日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身の過去を振り返ると、小学生の頃から、場の空気を読むことが苦手でした。

ここは静かにしておかなくてはならない、というところで、
ちょっと目立ってみようと調子に乗ったり、正論を吐いてみたり・・・。

幼少期から、口だけは結構立っていたので、可愛くない奴だったと思います。

そんな感じで中学生になり、精神的に全く成長していなかったので、
ガラの良くない人たちに目をつけられたり、ということもありました。

「空気を読まないと、自分自身が痛い目に合うな」

ということを中学生の頃に少しは理解できましたが、まだまだでした。

高校生になっても、相変わらず調子に乗った部分があって、
今でもはっきりと覚えていますが、ある先生に

「TPOをわきまえろ!」
(TPOとは、時(time)と場所(place)と場合(occasion)の略)

と注意をしてもらったことがあります。

そしてそれは大学生になっても改善されていなかったよな、と今でも思います。

ただ、学生時代の周囲の、特に女子の友人たちが素晴らしく、
私が空気が読めていない言動をした際、真剣に注意をしてくれたことも何度かありました。

社会に出てからも上司や先輩に恵まれていたこともあって、
何度か粗相をした際も真剣に注意をしてもらったこともありました。

こうして30歳になるまでに、少しずつ、常識を身に着けられたかな、と思います。

全ては周囲の方々のおかげです。

改めて振り返ると、過去のことは全て必然必要だったと思いますし、
自分自身は上司や先輩、友人に恵まれていたなぁ、と心から感じます。


しかしながら、社会人になっているのにもかかわらず、
この場でこういうことを言ったり、こういう行動をしちゃ、まずいでしょ、
ということをする方も、残念ながらいたりします。

時と場所と場合、シチュエーションを考えて発言したり、行動をとらないと、
周囲の雰囲気を悪くしたり、組織に多大な損害を与えたりするのです。

プロのビジネスパーソンならば、
本来、自分の感情よりも周囲への配慮を優先しなくてはなりません。

自分の感情を最優先にする人を子どもと言います。

どれだけ能力や実力があろうが、子どもであれば、周囲に認められません。
そして精神的に子どものまま、年齢を重ねると、最終的に誰も注意してくれなくなり、
どんな組織からも必要とされなくなってしまうのです。

仕事をしていく上で、いろいろと面白くないことや理不尽と感じることなんて、
正直、どんな企業で勤めていてもあるのです。

そうした際に自分の意見を言う時も、TPOはわきまえないともったいないですよね?

自分の感情を最優先に行動してしまっているうちは、精神的に成長しないのです。
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【2038回】 商売の運が良い会社の特徴

2016年07月29日 | 住宅コンサルタントとして
商売運が良い会社。
商売の運が良くない会社。

このお仕事を通じて、いろんな会社を見させていただく中で、
自分なりに思っているポイントをまとめてみたいと思います。

【商売運が良い会社】
事務所、モデルハウス、現場の、建物内も敷地も常にキレイ。
掃除を徹底する習慣が染みついている。
掃除は、業者さんに依頼するのではなく、自分たちでおこなっている。
あいさつの声も大きく、ハキハキしている。
コミュニケーションの際、相手の顔をしっかりと見て応対する。
研修や会議の際、皆の姿勢が良い。
イベントの際、お客様が来場されていない時でもダラダラしていない。
いろんなことに対し、感謝の気持ちが強い。
とにかく、礼儀正しく、キレイ好き。

【商売運が良くない会社】
事務所、モデルハウス、現場が整理整頓されていない。
掃除の習慣がしっかりと見についていない。
掃除は外注。
あいさつの際、はっきりと大きな声で出来ていない。
コミュニケーションの際、相手の顔をしっかりと見ない。
場合によっては堂々とスマホやタブレットでヤフーニュースや趣味のサイトを見ている。
研修や会議の際の姿勢が悪い。
お客様が来場されていない際、姿勢や態度が悪い。
感謝の気持ちが弱い。
礼儀に欠ける言動が多い。


社員さんの個人的な能力も、業績を高めるために重要ですが、
それよりも基本的な礼儀や清掃、感謝の気持ちなどが無いと
商売が長期にわたって順調にいかないことを何度も見てきました。

商売運が上がる会社に共通することが組織に染みつくかどうか?
これは正直、トップの体質で決まります。

親が子どもにしつけるように、トップが社員さんにしつけていかないと、
こうした体質に組織全体がなかなかなっていかないのです。

本来、こうした基本的な躾は、家庭で身につけて欲しいものですが、
日本の家庭で基本的な教育、躾が不十分な家庭の割合が増えてきているので、
ある種、企業が教育的機関の役割を担わなくてはならないようになってきている、
と個人的に思っています。

商売の神様が助けたくなるような会社になるために、
基本的なことをとにかく徹底していきたいですね。
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【2037回】 現実を受け入れる

2016年07月28日 | 住宅コンサルタントとして
相模原の施設でおこった、凄惨な殺傷事件。

犯人は絶対に許せません。

しかしながら、テロ行為にも似た、不特定多数の方に危害を加える行為が
日本、それから世界で本当に多くなってきているような気がします。

秋葉原、土浦、大阪教育大付属小学校などでおこった、悲しい事件。

犯人に共通しているのは、何をやってもうまくいかない中で、
社会そのものやある一定の人に対する怒り、憎しみを持つようになった、ということでしょう。

でも世の中、うまくいかないことや、努力したにもかかわらず結果が出ないことなんて、
数えきれないくらい、皆経験しているものなのです。

自分よりも良い学校に行っている人。
自分よりも収入が高い人。
自分は恋人はいないけど、恋人と良い関係の人。
自分より友達が圧倒的に多い人。
などなど、自分よりうまくいっている人なんて、数えきれないくらいいるものです。

そういう現実を受け入れ、自分ができる範囲の中で
楽しみややりがいを見出いしていけるようにならなくてはいけないのに、
自分がうまくいっていないことを周囲や世の中のせいにしたり、
うまくいっている人そのものに恨みを持ったりしたのだと思います。

こういう悲しい事件を起こさないようにするためには、
幼少期における正しい教育が欠かせないような気がします。

知識を教えるだけでなく、

「思い通りにいかないことなんて、世の中、数えきれないくらいある」
「自分と価値観が違う国や人なんて、多々存在する」
「自分に与えられた環境の中で、どうやりがいを見出していくのかが大切」

というような生きていく上での考え方、知恵を伝えていかないといけないような気がします。

ということで、我が家では子どもたちにまた、こういう話をしたのでした・・・。

現実を受け入れる大切さを改めて感じますね。
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【2036回】 違和感に気づく力

2016年07月27日 | 住宅コンサルタントとして
リュックサックが流行っているのか、
満員電車の中でリュックサックを背負ったままの学生さんを見たりします。

学生さんなら、気づかなくてもしょうがないと思うのですが、
50過ぎ、しかも思いっきりお腹が出ていて、
ズボンのベルトを腰のラインでしているオッサンが昨日、
満員電車の中でリュックを背負ったままでした。

「自分が2人分以上のスペースを取っていて、周囲に思いっきり迷惑をかけている、
ということに気づかないのかな?」

と思います。

夏場になると、新幹線や飛行機に乗りなれていない人が増えるのですが、
非常に混んでいる改札口に入ったところで切符を片手にホームを探している方を見ると、

「そこに立っていることで、通行する人の邪魔になっていること、気づかないのかな?」

と感じてしまいます。

モデルハウスの敷地内に結構雑草が生えていたり、
見学会場の周辺に立てているのぼりが等間隔でなかったり、高さが揃っていなかったり、
場合によっては斜めに立っている住宅会社さんがありますが、

「こんなのぼりの立て方で気にならないのかな?」

と思わず心配してしまいます。

電車の中でくしゃみや咳をする際に、手を口に当てなかったり、
必要以上に大きな音を立てているオッサンを見ると、イラッとします。

「周囲の人に対して配慮が全くないよな」

とあきれてしまいます。


気づかない人は、そうした行為を何とも思わないのでしょうが、
そういうことに気づかない人は、お客様を気持ちよくおもてなしする、ということが出来ないでしょう。

ある違和感ある行為を見たとき、自分がどう思うか、ということよりも、
それを見たお客様がどう思われるのかを予測できなくてはならないのです。

こうして自分というお客様を気持ちよく接客できるようになることが、
接客・おもてなしのレベルが上がる、ということにつながっていくのです。

日々、生活をしていると、いろんなところで私、違和感を感じます。

皆さんは何気ない日常の中で違和感を感じますか?

それ、改革のチャンスかもしれませんね。
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【2035回】 自分自身のことで悩んでいるうちは半人前

2016年07月26日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、自分の周りには素晴らしいパフォーマンスを出し続けている方が多々います。

年間5億前後の受注を取り続けている営業マンもいれば、
5年連続で年間20棟以上の契約を取り続けている営業マンもいます。

売上高10%以上の経常利益を出している住宅会社の社長もいれば、
同じ地域の同業他社の人たちが「是非、この会社で働きたい」と志願してくる
住宅会社の社長もおられます。

そういう方たちを身近で拝見させていただいて思うのは、
皆さん、自分自身のことで悩んでいない、ということです。

例えば、営業マンの場合。

「どうすれば、今月3棟、契約できるんだろう・・・」

と考えているような営業マンはまだまだで、

「お店全体で10棟契約するためには、A君の今週末の商談、絶対にうまく進めないと・・・。
そのために、ちょっと商談前の準備のチェックをしてあげた方がいいよな・・・」

というように、後輩のため、会社のために「○○したい」と
自然と思える営業マンが結果が出るのです。

経営者にしても、「どうすれば、優秀な人材が入社してくれるのだろう・・・」と考えるのではなく、

「今、働いてくれているスタッフにどういう機会をつくれば、みんな成長してくれるだろう・・・」
「どんな制度をつくれば、みんなやりがいを持って働けるのだろう・・・」

というように、今いるスタッフさんに「○○してあげたい」と思える経営者の元で、
優秀なスタッフさんは働きたいと思うような気がします。

経営者も営業マンも、自分が主語で物事を考えているうちは、まだまだ半人前なのです。

「お客様が・・・」
「ウチの若手社員さんが・・・」
「長年、当社で頑張ってくれているベテランさんが・・・」
「地域社会が・・・」
「取引業者さんたちが・・・」

なぜか主語を周囲の方たちにする思考法になった人や企業が、
商売の神様の応援を受けるようになる気がします。

そうなるためにも、人は成長し続けなくてはならないのです。
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【2034回】 「商品力だけでは売れない」ということに気づけるか?

2016年07月25日 | 住宅コンサルタントとして
この週末は、この夏最後のお買い物に家内と行っていました。

以前は大阪まで行っていたこともありましたが、
最近は全て京都で済ましています。

というのは、お気に入りのお店、仲良くなった店員さんが多々、京都にあるので・・・。

で、最近、私がやたらとあるお店で商品を購入するのですが、
自分なりになぜ、このお店で服を購入するのか、分析してみました。

私がよく購入するそのお店の店長は女性です。

でそのお店の服のデザインは、イタリア好きの私が好きなパターン。
ただ、ちょっと価格が高いのです。

しかしながら、何故かいつもそこで買ってしまう・・・。

先日、ちょっと冷静に自分の購買に至る心理を分析していました。

私、最終的に購入を決断するのは、家内の

「せっかくやったら、買っといたら・・・。
次、来た時には無いかもしらへんから・・・」

という言葉と、そのお店の店長の

「これ、販売後、あっという間に売れてしまって、残り全国で10点もありません」

という言葉によってだな、ということが分かりました。

なぜか、家内と店長に決断を迫られるシチュエーションになっているのです。

で、先日、私が家内を置いてトイレに行き、帰ってくると、
店長と家内がメチャメチャ楽しそうに話しているのです。

後ほど聞いたのですが、店長に最近、41歳の自営業の彼氏ができた、とのことで
店長は家内に思いっきり自己開示をやっていたのですね。


結局、良いけど少し価格が高いなぁ、と思いながら購入し続ける要因は1つでは無いですが、
家内を味方につけて、買う空気をつくっている、この店長の腕による部分が圧倒的に大きい、
ということを改めて感じたのです。

商品だけではなく、この買いたくなる空気を現場でどうつくっていくのか?

今の時代、完全にここがポイントです。

だから、いろんな会社の営業マンの話を聴いていて、

「価格が他社の方が安かったので・・・」
「他社の方が提案が上だったので・・・」

という報告に違和感を感じてしまうのです。

商品力だけで、売れる時代は、とっくに終わっているのです。
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【2033回】 住宅業界の小手先の手法が通用しなくなってきたことは、良いことだ!

2016年07月24日 | 住宅コンサルタントとして
お客様の進化、成長に住宅業界全体がついていけてなくなっているような気がします。

これは、非常に良いことだと個人的に思っています。

大手ハウスメーカーは、住宅ではなかなか通用しなくなってきていますから、
相続対策、土地活用を絡めて賃貸物件の建築や海外での建売に力を入れています。

今、賃貸アパートが今まで以上に建設されていますが、
数年後、地獄を見る方が続出することでしょう。

人口が思いっきり減少するのに賃貸物件が新築で建ちまくっている。
これ、明らかにおかしいですよね?

総合展示場のビジネスモデルもダメ。
街角モデルハウスもパッとしない。
完成見学会も、ブランド力の無い会社がやっても効果が無い。
いろんな小手先の手法に頼った集客方法も通用しない。

これまでの発想でしか経営できない住宅会社は、ますますお客様に相手にされないことでしょう。


その一方で、今のお客様が求めていることに商品、接客、情報発信手段で対応できている会社は、
本当にお客様で溢れ、目標を達成するために必要な顧客数を確保できているのです。

たった1店舗なのに月に500組以上、お客様が来場されるショールーム。
総合展示場に入っていないからこそできるのかもしれませんが、
会社全体で月間500組以上、新規のお客様が来場されるモデルハウスなど、
今のお客様にフィットすることをやり続ければ、
本当にビックリするくらい、お客様が支持して下さるのです。

次世代型の住宅会社のマーケティングを展開している会社はまだまだ少なく、
こうした展開がなされているエリアもまだまだ少ない。

こうした展開が全国的に広まっていって、
良い住宅が日本中で建っていくことを目指して精進していきたいと思っています。
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【2032回】 超一流の組織は、他部署のことまで「自分事」で考える

2016年07月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、今期絶好調であり、
個人的に日本一だと思っているクライアント様にお伺いしていました。

前月、お伺いした時に課題となっていたことも、
さすが、1か月でしっかりと手を打たれ、改善されていました。

このスピード感、それから決めたことを徹底してやり切られる実行力が、
やっぱりハンパなくすごいなぁ、といつも感動させられます。

そして昨日は、とあるお店の新しいモデルハウスオープン前の打合せをしていました。

オープンにあたって、いろんなイベントを企画されていました。
そのイベントの中である企画をはしない、ということを店長はイメージしていたのですが、
他の店の店長から、

「オープンイベントで(その企画を)やらない理由は何?」

という突っ込みが・・・。

「やらない理由がないのだったら、やるべきじゃないの?」

という感じで、自分が所属していないお店の企画に対して、
まるで自分事であるかのように考え、意見をおっしゃっている店長がいるのです。

能力ももちろん優秀なのですが、
何よりも全て自分事で物事を考える、という考え方が非常に素晴らしいのですね。

イケてない会社の場合、自分が所属している部署のことですら
まるで他人事のように考えるスタッフがいたりします。

もっとまずいのは、店の業績がイマイチだったり、店の集客数がイマイチなのに
それを会社のせいにする店長がいたりする訳です。

能力よりもこうした考え方がイケてないことの方がはるかに重症だなぁ、と感じてしまいます。


自分事で考える。
皆さんはできていますか?
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【2031回】 マナーや礼儀を身につけ、規律ある組織をつくるには・・・?

2016年07月22日 | 住宅コンサルタントとして
自分の会社のオフィスや敷地内に、知らない方がおられたら、皆さんはどうされますか?

自分が所属している部署に、ではないが、
自社に電話がかかってきていて、何度か鳴っているのに誰も出ない。
そういう時、皆さんならどうされますか?

自分の仕事が猛烈に忙しいからか、机の周辺がモノで溢れている後輩がいるとします。
皆さんならその後輩になんて言いますか?

社会人ならば、お給料を頂いている身であれば、知っている人だけでなく知らない人でも
自社の敷地内におられれば、お客様と思ってお声掛けしなくてはなりません。

また自分の所属とは違えど、お客様を待たせていることになるのですから、
当然、自社にかかってきた電話は取らなくてはなりません。

職場は個人のスペースではありませんから、机の上や事務所内をキレイにしなくてはなりません。

こんなの、常識です。

お客様や社外の方と会話するときは敬語が基本ですから、
相槌に「うん」とか言わない。

コミュニケーションをとる際、相手の方をしっかりと見て、うなづいたり相槌を打つのもマナーです。


こういう常識を知らない人、マナーを知らない人、組織に自由を与えるとどうなるか?

もう勝手に自分に都合の良い解釈をして、成長しないビジネスパーソンになってしまいます。

机の上が散らかっていて、事務所内の見た感じを悪くしているのに、

「俺的には、これで片付いているんですよ!」

とか、ナメたことを言ったりしますし、電話にすぐ出ないのも、

「自分はちょっと取り込んでいて、手が離せなかったんです」

とか言い訳をする奴になるのです。

全て、主語が自分。
思考の中心も自分。
周囲の仲間やお客様に対する配慮、思いやりが無い奴になるのです。


こうした基本的なマナーを守れ、規律ある組織をつくらなければなりません。

では、そういう組織をつくっていくためには、どうすればいいか?

外部の研修に社員さんを参加させるだけでは、絶対にマナーや礼儀は身につかないし、
規律ある組織はできないのです。

こういう組織をつくるには、日々、上の立場の人が模範を見せ、
更にスタッフさんが出来ていない時はその場で即、注意し続けるしかないのです。

外部機関にアウトソースして、組織が良くなることなんてあり得ないのです。

組織の雰囲気をつくっていくのは、トップであり、上司です。

本気で何回も、定着するまで言い続け、指摘し続けなくてはなりません。

そして規律ある組織をつくっていかないと、業績は上がらない時代になりました。

業績が不振の会社は、まずはそこからやらないといけないのです。
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【2030回】 自社や商品をしっかりと語ることの重要性

2016年07月21日 | 住宅コンサルタントとして
商品の力だけでモノが売れると思っている住宅営業マンがいるとすれば、
正直、頭が悪すぎるとしか言いようがありません。

もし競合に負けたとして、お客様から

「もう1社の方が価格が安かったので、そちらに頼もうと思います」

と言われたとしましょう。

このお客様の言葉を真に受け、
「自社の価格が高かったから負けた」と本気で思う営業マンは、
営業スキル以上に、自分自身がお客様となる経験をもっと積んだ方が良いでしょう。

自分がお客様の立場に立った経験が圧倒的に少ない。
もしくは店員さんやスタッフさんとのコミュニケーションを取ったことがほぼ無い。
そんな住宅営業マンがまだまだ多いよなぁ、と思います。

お客様はどこに家づくりを託すのか、という決断をする際、総合的に判断して決定します。

価格というのは、あくまでも一つの要素でしかありません。

工法も、仕様もそうなのです。

「お客様、地震に不安で、やっぱり鉄骨が良いという判断で他社にされました」

という報告も、ピントがずれているのです。


お客様は、結論から言うと営業マンというフィルターを通じて会社や商品、保証などを見ます。
営業マンが発する会社の説明、歴史、思想を聴いて、安心できる会社かどうか、判断します。

営業マンが発する自社の商品の説明を聴き、安心できる会社か、
素晴らしい住宅なのかどうか、判断します。

営業マンの言動、対応を見て、信頼できる担当者か判断します。

営業マンというフィルターを通じてしか、お客様は判断できないのです。

なので住宅営業マンでトップを目指そうと思うのであれば、

なぜ自分はこの会社で働いているのか?
この会社のどういう部分に惹かれているのか?
なぜ我が社はこういう家、こういう工法、こういう素材を扱っているのか?
なぜ価格が他社よりも高いのか?

こうしたことを120%理解し、自分の言葉で語れるようにならなくてはなりません。

その部分を怠ったり、そもそもその必要性を感じていない、浅はかな営業マンなんて、
誰からも相手にしてもらえる訳が無いのです。

自分を顧みることなく、「良いお客様、来ないかな?」というように
受注が取れない要因を外部環境や会社、
景気のせいにするような営業マンにだけはなってはいけないのです。

結局、家は90%、営業マンで決まります。

それが真実なのです。
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【2029回】 仕事が中心

2016年07月20日 | 住宅コンサルタントとして
私事で恐縮ですが、昨日は私たち夫婦の18回目の結婚記念日でした。
(偶然知ったのですが、辻希美さんと杉浦太陽さんご夫妻と結婚記念日が同じでした・・・)

で、もともとの計画では、通常のコンサルティングが終了した後、
別のクライアント様の社長と名古屋駅で打合せ、
そして京都駅に家族全員19時に集合して、鉄板焼きのディナーを楽しむ、という予定でした。

しかしながら、7月17日、18日と2日間続けて、ある地域の調査を行っている途中、
私が珍しく体調を崩し、熱が出るというハプニングに・・・。

18日は体調最悪で、体の節々が痛くなり、何とか這いつくばって自宅まで帰ってきました。

昨日の19日朝も、実は体調が最悪で、朝、風邪薬と栄養ドリンクを飲んで仕事に行きました。

「体力が1日、持つかな?」と不安な気持ちで何とか、クライアント様に到着。
そして朝からコンサルティングをスタートさせていただきました。

当然ながら、コンサルティング中は頭がフル回転しています。
そんな中で、時間が経過すると共に、ドンドン体調が良くなっていきました。

「夕方まで体力が持つかな?」という不安はどこへやら、夕方までお伝えすべきことをお伝えし、
2件目の予定である名古屋駅まで移動し、別のクライアント様の社長とのミーティング。

マリオットホテルのラウンジで1時間強の打合せでしたが、
脳は相変わらずフル回転で、体力的にもドンドン上がっている感じ。

このアポも難なくこなし、京都駅で家族と待ち合わせ。

そして久しぶりに家族4人で外食をし、ディナーを楽しみました。

もう息子たちは高校生なので、なかなか私たちと行動を共にするのは嫌がりますが、
こういう記念日を理由に、半ば強制的に予定を組むと、来てくれます。

実はそれが、メチャメチャ嬉しかったります。


体調が悪い中、仕事をさせていただくことで、
ドンドン体調が良くなっていくのが手に取るように分かりました。

やっぱり、このお仕事は自分にとって天職で、自分の暮らしに欠かせないのです。

日々、お仕事をさせていただけることに感謝し、
今日も1日、全力で頑張ろうと思います。
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【2028回】 夏の注意点

2016年07月19日 | 住宅コンサルタントとして
いよいよ梅雨も明け、夏本番です。

住宅営業マンが夏場、注意しなくてはならないことは、
とにかく「におい」です。

駅や空港を歩いていると、夏場、異臭を放っているオッサンがメチャメチャ多いのです。

特に汗かきで、かつ煙草を吸う方は要注意です。
(というか、住宅営業マンであるなら、煙草は吸ってはいけないと思いますが・・・)

あの何とも言えない臭いを女性のお客様が嗅いでしまった瞬間、
生理的に「NO!」となります。

生理的に無理な方に、その後、どれだけ素晴らしい営業をしてもらったとしても、
お客様が受け入れられることは無いでしょう。

感性が鈍い人は、この辺りのことが理解できないかもしれませんが、
とにかく世の中で最も高額な商品を扱っている住宅会社のスタッフが
身だしなみや臭い、髪型、ファッションにあまりにも無頓着すぎだなぁ、と
個人的に思わずにいられません。

夏場だからこそ、ぜひ、職場の同僚同士、相手が臭くないか、
指摘しあっていただいて、お客様に不快な思いをさせないようにしたいですね。
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【2027回】 基本を大切にする

2016年07月18日 | 住宅コンサルタントとして
商売の基本中の基本。

それはOPENしている時間にちゃんとお店やモデルハウスを開けていることです。
そしてお店の敷地内や敷地周辺、更にはお店の中をキレイに掃除しておくことです。

この基本が出来ていない会社やお店は、絶対に商売運が上がりません。
商売の神様が味方をしてくれなくなります。

例えば、モデルハウスを自社が数件、持っているとします。

モデルハウスの情報をHPや雑誌に掲載している。
そこには「いつでも見学可能」と書いてある。

で、実際に行ってみると、モデルハウスが空いていない。
誰もいない。

しかものぼりは出しっぱなしでしかもだらしない。
敷地内の雑草が目立つ。

こんな状態を何とも思わないとしたら、感性が終わっています。

スタッフが常駐できないのであれば、その旨をさまざまな媒体で発信しておく。

これが常識です。

空いている時間に空いていないお店、皆さんなら信用しますか?

自分たちの都合でしか、物事を考えられない会社である、ということが
地域の方々に伝わっているような気がします。

こういうことを平気でやって、「集客が少ない」なんて言っていたりします。

自業自得でしょう。


お客様と約束した時間にお店を開けておく。
これが商売の基本なのです。
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【2026回】 人の話を聴く時

2016年07月17日 | 住宅コンサルタントとして
会議でも研修でも何でもそうだと思うのですが、
人が話をしている時は、その人の方を向いて、

「しっかりと聴いています!」

というメッセージを発信するのが礼儀だと思います。

そしてできれば、うなずいたり表情の変化を示したりして、
話をしてくれている人が気持ちよく話せる空気をつくっていく方が、
当初の予定よりもいろんな話をしてもらえたりします。

しかしながら、話を聴く自分たちのことばかり考えていて、
相手が話をしているのに、自分たちが内輪だけで話をしたり、
人が話をしている途中に携帯をずっといじっていたりという人もいます。

自分のことを最優先にし、周囲に気を遣えない人を「子ども」といいます。

例えば、難しい言葉や知らないことを話をしてくれる人が話した際、
すぐに隣の人に「今の内容ってこういうこと?」という感じで話をしてしまう訳です。

すると隣の人もそれに対応してやり取りをする。

全員が一斉にこういうことをされると、
もう話をしてくれる人が気持ちよく話せる空気でなくなるくらい、場の空気は変わってしまいます。

そんなことはお構いなしで、自分の欲求を満たすために、すぐに周囲に確認する。

まあ、子どもですよね?

ビジネスパーソンの中には、こういう人が残念ながらかなりいます。

分からないことは、休憩時間に周囲の人に訊けば良いし、
もしすぐに質問したい場合、話をして下さっている人に挙手してその場で訊けば良いのです。


人の話を聴く際、相手の立場を考えられる人か、
それとも自分を優先するか?

皆さんはどっちですか?
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