鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4415回】 環境整備のレベルを見れば、その会社の現時点でのレベルが分かる

2023年01月31日 | 住宅コンサルタントとして

私が尊敬する一倉定先生は、

環境整備の重要性をはるか昔から説かれていました。

 

誰がどこをどの頻度で掃除をするかを明確化し、

スタッフ全員で徹底的に掃除をする。

 

全てのモノに住所をつけ、

どこに何がしまわれているのかを全員が知っている。

 

更にいらないものを定期的に捨て、

整理整頓・定物定置が徹底されている。

 

これが徹底できているかどうかを

会社のオフィスや店舗の売り場、建築現場を見れば、

その会社のレベルが一撃で分かります。

 

例えば建築現場などを見た際、

養生をどれくらいキレイにしているのか見れば、

その会社の美意識も見事にそこに表現されているのです。

 

業績がイマイチであったり、

社内の雰囲気があまり良くない会社の場合、

もちろん要因はいろいろとあるでしょうが、

環境整備が甘いことも要因の一つかもしれません。

 

誰が見ても、美しいオフィス、きれいな売り場をつくる。

 

それは自分たちの心を映し出す鏡なのです。

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【4414回】 自家製ベーコンとサウナからの妄想

2023年01月30日 | 人として

私自身、仕事以外の趣味は限られています。

 

好きなことは食べること、旅行、料理、

そして最近ハマりだしたサウナだけです。

 

ゴルフ・釣りは今のところ興味なし。

 

スノボは北海道に9年住んでいたので、

人並み以上に上手だと思いますし、

テニスに関しては学生時代、

週に18コマのクラスを担当させていただいていた、

テニスコーチだったので、これも人並み以上です。

 

でも、今はオフの時間にスノボやテニスをしようとは

1ミリも思いません(←子どもに誘われたら別です)。

 

そんな無趣味な私が、今、ハマろうとしているのが、

自家製ベーコンづくり。

 

クライアント様のスタッフさんに、

手作りの自家製ベーコンをいただいたのですが、

あまりのおいしさに衝撃を受け、

私自身の料理熱にスイッチが入ったのです。

 

ということで、早速岩手県の銘柄豚バラを大量に、

更には燻製と蒸しが両方できる調理器具を購入し、

2月5日から自家製ベーコンづくりに勤しみます。

 

更には自家製パンチェッタやグアンチャーレも

つくりたいと思っていて、

更にはスモークサーモンやスモークチーズ、

スモークしたローストビーフなんかもチャレンジしていこうと

企んでいたりします。

 

出来が良かったら、いろんな方にプレゼントもできますし、

何より会話のネタになると思うのです。

 

そしてこれらをつくった上で、

それをパスタの具やソースに活用したり、

コース料理に加えたりと、

一体、自分はどこに向かっているのかと、

自分でも不思議になります。

 

個人的に唐津の陶芸家さんと仲が良いので、

そのうち、器まで自分で焼いてつくるかもしれません。

 

また、自分が心から納得できるサウナを

森の中に作りたい、という欲望もあります。

 

最高のサウナ+水風呂+外気浴スペース。

 

外気浴の際のチェアにも、

更には音楽(もしくは鳥のさえずり)にもこだわって、

最高のサウナをつくりたいと思っています。

 

そのサウナに隣接して、

自家製ベーコンや自家製スモークサーモンを使った料理を出す

カフェをOPENしたとしたら・・・。

 

ちなみに、パスタと中華に関しては、

現時点でその辺のレストランよりもはるかに美味しい味を

提供できるレベルにあります。

 

とまあ、妄想がここ最近、止まらない訳ですが、

こういう話をすると、結構食いついて下さる方がおられます。

(もちろん、大半の方がお世辞でしょうが・・・・)

 

ビジネスとしてはやりませんが、

個人の趣味として実行していくと、

自分も利用したいと思う友人やクライアント様も

出て来るかもしれません。

 

そしてこういうことからビジネスにつながることって、

実は結構あったりします。

 

趣味がほぼ無い私ですが、

今はこうした妄想をしながら、

日々を楽しんでおります。

 

皆さんは将来、どんなことをやりたいですか?

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【4413回】 答え合わせ

2023年01月29日 | 住宅コンサルタントとして

マーケティングであったり、

商品開発であったり、

営業手法であったり、

出店フォーマットであったりと、

弊社ではクライアント様に業界初となる試みを

結構、実行していただいております。

 

大抵の経営者の場合、

ファーストペンギンにはなりたくない、

と考えがちですが、

弊社のクライアント様は、弊社との信頼関係により、

各社様、ファーストペンギンになって下さって、

積極的に実践して下さり、結果、私自身、

自分の提案に対する答え合わせをする機会を

頂戴しております。

 

昨年末から今年の年始にかけて

各社様に取り組んでいただいたことは

ほぼ、私のイメージ通りに推移しております。

 

年始の来場に関しては、

各クライアント様好調で、

結果につながりそうで私自身、ホッとしております。

 

1月の年始にご提案したことも、

これから各クライアント様、実践して下さいますが、

こんなこと、おそらく99%の住宅会社はやっていないだろう、

ということを100棟オーバーのクライアント様にも提案し、

愚直に取り組んでいただこうと目論んでおります。

 

この泥臭い取り組みに関しても、

おそらくですがかなりのスマッシュヒットになるだろうと

個人的に思っております。

 

2023年は、住宅業界にとって、修羅場の一年になります。

 

そんな中、確度の高い提案をさせていただけるのも、

各クライアント様が素直に、

そして愚直に取り組んで下さるおかげです。

 

その事例をもとに、提案に対する答え合わせをやり続け、

精度が高まっていくのだと思います。

 

立てた仮説が正解か不正解かの

答え合わせを都度、実施することで

確度を高めていくことができる。

 

違う言い方をすると、答え合わせをしないチャレンジは、

確度を高めることにつながらず、

スタッフさんの疲弊が高まるのです。

 

皆さんの会社は、仮説を立て、

その答え合わせをして、

改善することができているでしょうか?

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【4412回】 投資を継続できる経営をしなければ・・・

2023年01月28日 | 住宅コンサルタントとして

個人的にはサウナが好きで、

出張の際はサウナがあるホテルを選ぶことが多いです。

 

サウナ付きのビジネスホテルと言えば、

有名ホテルチェーンとなったドーミーインが

頭に真っ先に思い浮かぶ方が多いかと思います。

 

サウナに加え、水風呂と外気浴スペースが

小さいですがあるのがとても良いです。

 

サウナと水風呂しか無いホテルもあれば、

サウナしかないホテルもあったりする中で、

水風呂と外気浴スペースがあるのは、

とてもポイントが高い。

 

ところが、今私が宿泊している、

カンデオホテルというホテルのサウナには、

何とセルフロウリュウがあったのです。

(ご存知の方も多々、おられるかと思いますが、

私、今回初めて知りました)

 

更には外気浴スペースも広く、サウナも広い。

 

ドーミーインのサウナよりも圧倒的に良いのです。

 

価格が少し高いですが、

ドーミーインよりもカンデオホテルの方が全然快適でした。

 

カンデオホテルがあるエリアでは、

優先的に今後、宿泊していくことになるでしょう。

 

ホテルに年間240泊する私の目には、

ホテル業界の激しい競争を肌で感じます。

 

普通のビジネスホテルより、大浴場があるビジネスホテルが選ばれ、

大浴場があるだけでは満足できない方がサウナ付きを選ばれ、

サウナにプラスしてセルフロウリュウがあるところを選ぶようになる。

 

当然、施設をオープンするのにも投資額が必要ですし、

オープンした後のメンテナンスにもお金がかかる。

 

でも、お客様は価格が高くとも、

付加価値を感じられれば、

そこを選ぶようになるのです。

 

損益ギリギリの経営をしているホテルや旅館は、

次の一手を打つ投資がいずれ出来なくなり、

結果、競争に敗れていくのです。

 

それは住宅会社も同じ。

 

新しい業態を開発したり、

新しい展開をするには、投資が欠かせないのです。

 

投資を継続できるように経営しなければ、

未来は無いのです。

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【4411回】 お客様の気分を損ねずに現実を理解していただく

2023年01月27日 | 住宅コンサルタントとして

世の中には、いろんなタイプのお客様が存在する。

 

一般常識をお持ちの方もいれば、

一般常識がちょっと欠けている方もいる。

 

相手の事情をある程度、理解して下さるお客様もいれば、

自分の要求ばかりを主張する方もいる。

 

そして予算があまりないのにも関わらず、

土地のエリアや周辺環境、建物に対するこだわりが

非常に強いお客様もいる。

 

こういうお客様は、感覚がズレているので

まずは気分を損ねずに現実を理解していただく必要がある。

 

具体的には、土地であれば、

直近のエリアの土地取引価格の事例を

分かりやすくまとめたり、

人気のエリアで土地を探していた方が、

何年待っても出てこなくて、

結果、エリアを変えて土地を購入し、

予算オーバーすることなく幸せに暮らしている事例を

自然とお客様にお伝えするなど・・・。

 

こちらがいろんな手を尽くし、

お客様の予算と要望のズレを理解していただこうと努力したが、

自分の予算と要求品質のズレを理解していただけない方に関しては、

場合によってはお断りをした方が良いケースもある。

 

客単価500円のファーストフード店に

高級レストラン並みの接客を求めたりする方や、

高級レストランなのに大衆店並みのコスパを要求するような、

頭が悪くて自分のことしか考えられないような方を

クチコミサイトで目にすることがあるが、

ああいうユーザー、どのお店も出禁にしたいのが本音だろう。

 

私も、クライアント様にいろんな要望をいただくことがある。

 

とにかく営業マンの質にかかわらず、

誰でも簡単に売れる規格商品を開発したい、などが例だが、

そんな事例は私の周囲にないし、

そもそもお客様はそんなに甘くない。

 

なのでそういう要求に対し、

私では対応できないということを

いろんな事例を織り交ぜながら、

お客様の気分を損ねることなく現実を理解していただく、

ということにチャレンジするようにしている。

 

この、お客様の気分を損ねることなく、

世間の相場であったり常識を理解していただくことができれば、

成約率は高くなるであろう、と個人的に思っている。

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【4410回】 ファンを増やす発信

2023年01月26日 | 住宅コンサルタントとして

広告効果は激減する。

 

その前提で住宅会社はマーケティングを構築していく必要がある。

 

家を建てる可能性があるエンドユーザーに対し、

どの住宅会社も自分たちが伝えたいことを

一方的に発信しているようにしか見えない。

 

でも、自分のことしか考えていない人が

恋愛で異性にモテないように、

自分のことしか考えず、

自分が発信したい情報だけを発信している住宅会社も

当然ながら、お客様にモテる訳がない。

 

モテる人がどんな発信をしているのか、

それを徹底的に研究してみるのも面白いかもしれない。

 

これからの時代、

情報が届いた方にファンになっていただける、

そんな発信を心掛けていかなくてはならないと思う。

 

ファンをたくさんつくることができている会社が、

そうでない会社に圧勝する。

 

そんな時代が間もなく来る。

 

全ての人を自分のファンにする、なんて、

そんなことは不可能である。

 

ごく僅かの方で良いので、

自分たちの発信する情報を楽しみにして下さっていて、

何かを企画すると、参加して下さるエンドユーザーを

どうやったら1人でも多くつくることができるか?

 

その命題にクライアント様と取り組んでいきたいと思っています。

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【4409回】 Q&A

2023年01月25日 | 住宅コンサルタントとして

クライアント様の社長・役員さん・幹部の皆様・スタッフさんから

いろいろ質問をいただくことがあります。

 

いただいた質問には、その場で即答させていただくのですが、

住宅業界で仕事をされている方たちとシェアした方が良いかな、

と思うことをまとめたいと思います。

 

Q1.売れる営業マンになるためにはどうすれば良いですか?

 

→まずは自分の人格・人間性を磨くこと。

お客様や共に仕事をしてくれる他部署の方々、

協力業者さんや上司・部下の方々に対し、

好かれ、応援してもらえるような発言や行動を

自然と取れるようになること。

 

次に建築知識や一般教養を高めるために、

とにかくいろんなことに興味を持ち、

勉強を継続しておこなうこと。

読書、現地に足を運び体感する、ビジネス系番組を視聴する、

素晴らしいと思った方の習慣を真似るなど、

日頃から学ぶ意識を高めること。

 

こうしたベースがあって、営業テクニックなどを学ぶと

完全にマスターできるが、

地力もないのに営業テクニックを勉強しても、

自分の血肉にならず、お客様に見透かされてしまい、

結果、お客様から選ばれない営業マンとなる。

 

 

Q2.紹介を増やすためにはどうすれば良いですか?

 

→紹介をいただくポイントは2つ。

まずは契約後から着工まで、

着工から完成までの間のお客様の満足度が下がらないよう、

1日に1度以上、契約後の全てのお客様のことを考える。

 

「こういう報告をすると、喜んでもらえるかな?」

「こういう提案をすると、嬉しいんじゃないかな?」

「この資料、お送りした方がいいかな?」

 

など、お客様のことを常に考え、大切にすることが重要。

 

そして2つめのポイントは、お客様に紹介を期待するのではなく、

自分がお客様に有益な情報をお伝えしたり、

お客様が困っていることを解決するための人や施設を紹介したりと、

まずはこちらから紹介していくことが大切。

 

先にこちらからのギブがあって、圧倒的にお客様にギブすることで、

それに満足して下さったお客様が、テイクして下さる。

 

自分がしてほしいこと、してもらって嬉しいことを

まずはお客様にすることが大切。

 

 

Q3.どうすれば説得力を身につけることができますか?

 

→ポイントは2つ。

 

1つ目は、お客様に1の話をする際に、10の準備をすること。

例えば1時間の商談をする上で、

1時間分の準備しかしない人には、説得力が宿らない。

1時間の商談をするために、10時間の商談に必要な情報を集め、

資料を制作し、それを1時間に濃縮することで説得力が宿る。

 

2つ目は、一次情報を最大化し、一次情報に基づいて話すこと。

一次情報とは、自ら経験し、体感した情報のことで、

二次情報とは、本やネット、TV、第三者から聞いた情報のこと。

 

話していることの大半が二次情報の人

(仕事ができないビジネスパーソンと暇な年寄に多い)に、

説得力は全くない。

 

一次情報を最大化するために、常に学び、動きまくっている人が

毎年、着実に説得力が増してくる。

 

とまあ、ここ最近、いただいた質問に対する、

私なりの考えをまとめてみました。

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【4408回】 「この分野なら、誰にも負けない」という武器を持っているか?

2023年01月24日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

役員の皆様とお打ち合わせしていた中で、

とても有益なヒントをいただきました。

 

そのヒントとは、このクライアント様で、

結果を出し続けている営業マンに共通するポイントとして、

皆、独自の武器を持っている、ということです。

 

直近、中途で入社してこられた業界未経験の営業さんで、

圧倒的に成果を出している営業マンは、

実は住宅設備や家電がメチャクチャ好きで、

その分野においては圧倒的な知識量があるとのこと。

 

キッチンそのもの、

それからキッチンに付随する細かなオプションなどは、

契約後に打合せの中で決めればよい、と

一般の営業マンは思いがち・・・。

 

でもお客様の中には、夢の高機能キッチンで

好きな料理を楽しみたい、と思っている方も存在するのです。

 

そういう方に対し、商談時にキッチンのオプションや機器の

マニアックな話をしてくれる営業マンに対する印象は、

アップすると思うのですね。

 

そしてプランニングの際にも家電の話を交え、

コンセントの位置だったり、

この機器を設置するのに、ここのスペースの幅は、

これくらいの寸法、空けておきましょう、なんて言われたら、

そりゃ、お客様、こういう営業マンを選ぶでしょう。

 

その他にも、電気料金の節約方法の提案に優れた営業マンや、

ディテールまでこだわったデザインを提案できる営業マンなど、

独自の強みを持っている営業マンは、

長期的に安定した契約を獲得できているそうですが、

逆に圧倒的な武器を持たない、無難な営業さんほど、

結果を出し続けていないように感じるそうです。

 

こうしたことを教えていただいて、

私自身、本当にありがたかったです。

 

その昔、私自身が資材メーカーの営業マンだった頃、

とにかく施工について、それから収まりについて、

おそらくどのメーカーの営業マンよりも詳しかったし、

現場でいろんな職人さんと直接、打合せをすることで、

現場がスムーズに進む、ということをやっていました。

 

またクレーム対応のスピードや対応力も

おそらく誰にも負けていなかったと思います。

 

更に工務店さんに対し、受注UPのための勉強会開催など、

他のメーカーの営業マンにはできない武器を

たくさん持っていたような気がします。

 

その勉強会の準備をする中で、

結果、今の仕事に転職することを決意したのですが・・・。

 

とにかく、同業の同じ職種の方たちと比較して、

このジャンルでは圧倒的に詳しいです、

という武器を1つ持つと、営業マンは強いと思います。

 

皆さんは自分独自の武器を持っていますか?

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【4407回】 自分が扱っている商品やサービスを体感できているか?

2023年01月23日 | 住宅コンサルタントとして

住宅において、高性能住宅の良さ、快適さを

理解できている日本人は、

おそらく10%もいないと思います。

 

朝、起きたら部屋が寒いとか、

冬や夏、リビングとトイレの温度差が非常に大きいとか、

前日の夜に家族の誰かが入ったお風呂のお湯が

翌朝には冷たくなっているとか、

そういうのが当たり前だと思っている方が

やはり国民全体の90%以上を占めていると思います。

 

ところが、高性能住宅の場合、

真冬でもどの部屋の温度も18~22℃ですし、

トイレもリビングと温度差が無いし、

前日の夜、次男が入ったお風呂の浴槽の湯が、

翌朝、私が入る時にまだあたたかかったりするのです。

 

冬と夏の快適さは、もう本当に素晴らしいのです。

 

断熱性能が低い旅館とかで、

暖房をガンガンにかけて温度をキープしている部屋と

高性能住宅で暖房を柔らかくかけて、

部屋全体の温度差が無い部屋とでは、

快適さが全く違うのですが、

この差も体感した人しか分からないのですね。

 

性能が低い家と高性能の家の差ですが、

住宅会社で働く営業マンや設計・工事担当者でも

この差を理解できていない方が

実は結構居たりするのです。

 

自分たちが扱っている商品やサービスの

価値の本質を理解できていないのです。

 

これは、非常にまずいことだと個人的に思っています。

 

自分たちの商品・サービスをお客様に説明する際、

心の底から感情を込めて話せないからです。

 

感情が入っていない営業マンの場合、

商品カタログのテキストと同程度の価値しか

お客様は感じられないと思います。

 

そんな人から買ってくれるのであれば、

別にカタログ通販でも良いわけです。

 

自分たちが扱っている商品やサービスを自らも利用し、

その本質的価値を体感し、理解する。

 

ちなみに私、最初に働かせていただいたメーカー時代、

自分が扱っている商品を納入させていただいた後、

例えば大工さんや工務店さんの担当者さんに

とにかく使い勝手の良さや施工性について、

ヒヤリングしまくっていました。

 

更にもともと使っていたメーカーの商品との違いも

徹底的に教えていただき、

自分が扱っている商品に関して、

かなり感情移入して説明できるようにしていました。

 

自分が扱っている商品やサービスを体感したり、

ユーザーさんにヒヤリングしまくったりして、

その本質的価値を理解することはできているでしょうか?

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【4406回】 住宅業界で働く経営者や営業マンは、一流を定期的に体感すべき

2023年01月22日 | 住宅コンサルタントとして

ここ数年の土地価格の上昇と建築資材の上昇により、

家を建てられるエンドユーザーの絶対数は減少しています。

 

そして今、家を建てようと決断できるエンドユーザーは、

それなりに稼いでいる、ある一定の成功者になります。

 

特に地価が高いエリアでは、

土地+建物が5000万オーバーとなり、

住宅激戦区の愛知県とかだと総額6500万が、

注文住宅の入口になったりします。

 

6500万円のローンを借りられる方、

それから返済していける方は、

世帯年収で言えば、1000万を超える方たちです。

 

こういう方が日頃、どういうレベルのお店で

いろんなサービスを受けているかを知っておかなければ、

我々が提供するサービスや提案にご満足いただけなくなる。

 

なので、住宅会社の営業マンは、

一流のレストランや旅館を定期的に利用させてもらって、

例えば言葉遣いや所作、更にはトイレのしつらえや

お飲み物を提供する際の器など、いろんな部分を学び、

自分たちのサービスに活かす必要がある、

と個人的に思っています。

 

もちろん、経営者やマーケティング担当者も同じです。

 

こうした一流を知っているのと知らないのとでは、

お客様の対応をする中で引き出しの数が

圧倒的に差が出るのです。

 

一流を定期的に経験する。

 

皆さんは出来ているでしょうか?

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【4405回】 過去の成功体験は捨てるに限る

2023年01月21日 | 住宅コンサルタントとして

昔話が好きな経営者。

 

過去の成功話をしたがる上司。

 

こういう方は、年齢に関係なく、ジジイであり、ババアです。

 

そしてそんな話をする、しないに関わらず、

明らかに過去の栄光にすがっていることが

発言や言動の節々から出ると、

社員さんや部下は、間違いなく冷めますし、シラケます。

 

というか、この変化の激しい時代、

今、そして未来を考えたら、

過去のことなど考える暇なんて無いと思うのですが、

承認欲求の強い上司や経営者に限って、

古い栄光にすがりたいのか、

過去の実績が頭から離れないのですね。

 

そして現時点での役職や立場は、

当然ながらこれまでの功績に応じて与えられている訳ですが、

今の自分の地位・立場に応じた能力と人格を有していなければ、

周囲から冷めた目で見られるだけなのです。

 

過去の成功体験にしがみついている人で、

仕事ができる人、それから今通用する人を

私は個人的に見たことがありません。

 

特に経営者や幹部は未来志向で仕事をすべきなので、

過去の成功体験は捨てるに限るのです。

 

というか、自分が成長し続けていれば、

過去の栄光にしがみつかなくて済むのですけどね・・・。

 

今の自分の能力に自信を持つことができないから、

過去の栄光にすがるのかもしれませんが、

過去の栄光にすがっている上司や経営者の姿を見て、

部下や社員さんがシラケまくっていることを

上の立場に立つ方は知っておくべきでしょう。

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【4404回】 何事も継続できるかが全て

2023年01月20日 | 住宅コンサルタントとして

結果を出し続けるビジネスパーソンと、

一時的にしか結果を出せないビジネスパーソンの違いは何か?

 

個人的には、継続できるか否かの差だと思っています。

 

例えば、自社の接客力やマーケティングが、

業界内のトップレベルの会社と比較すると、

全くもって遅れている、ということを理解できたとします。

 

結果を出し続けられるビジネスパーソンや会社の場合、

トップレベルの会社を視察させていただけるよう、

自ら積極的に動くと共に、

その会社から学ばせていただいたことを即、実践する。

 

更に自分たちが遅れていることを忘れず、

いろんな会社をベンチマークし、

更には学ばせていただいた会社に視察に行くことも

1回だけではなく、定期的に視察し続けるのです。

 

要するに、学び続けることが自然とできるのですね。

 

ところが、一時的にしか結果がでない会社は、

自分たちがイケてないことを自覚した際に、

すぐにいろんな会社を研究し、視察に行ったりするのですが、

それが単発に終わるのです。

 

違う言い方をすると、

継続することの重要性を理解できていないのです。

 

マーケティングにしても、

例えばYouTubeで発信することに関して、

10回程度、やってみて再生回数が伸びなければ、

YouTubeはもう時代遅れである、と判断し、

そこで辞めてしまったりする訳です。

 

継続の重要性を理解できていない、というか、

仕事を舐めているというか、

理解力が浅いというか、

とにかく継続できないのですね。

 

昨日のブログで取り上げた、

優秀なクライアント様のエース級の営業マン。

 

皆、猛烈に忙しいのに、インプットを怠らず、

私が毎月提示させていただく課題図書の本も読まれますし、

おススメした動画をすぐに見ることを継続されますし、

おススメの施設を紹介しても、すぐに行くことを継続されています。

 

このブログも何年にもわたって、ずっと読み続けておられたりします。

 

私自身、地頭も悪くて才能も無いことをよく分かっていますから、

とにかくインプットを継続し、

魅力的な店舗は業界関係なく足を運び、体験し、

このブログで発信するということを続けていますが、

それは何事も継続しなければ、

自分なんてすぐに通用しなくなることを分かっているからです。

 

コツコツと継続すること、皆さんはできているでしょうか?

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【4403回】 この時代、家を建てるお客様は社会的成功者

2023年01月19日 | 住宅コンサルタントとして

これだけ物価が上がっている今、

家を建てようとする方は、

収入はそれなりにあって安定している、

いわば社会的成功者の方が大半です。

 

おそらくどの住宅会社でも同じでしょうが、

自社で契約していただけたお客様の世帯年収の平均値は、

5年前と比較すると上がっていると思います。

 

自社で契約して下さるお客様の収入は上がっているのに、

肝心の自分たちの接客レベルや商品力が過去と同じ、

という会社が苦戦していることは、私自身、

年末年始にクライアント様の実績を分析して、理解しました。

 

弊社のクライアント様で、2022年、業績が良かった会社さんは、

いずれも契約単価が順調に上昇していて、

更に商品や接客のレベルが上がっているのです。

 

更にもう一つ言える傾向は、

自社の商圏エリアを超えるエリアの方から

家づくりの相談が来る時代となった、ということ。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様でも、

もともと1つの県で商売をされていましたが、

今では隣接する3つの県からも引き合いが来て、

気づけば4県に渡って注文住宅を展開していることに・・・。

 

施工範囲が広がると、現場管理が大変、

と思う方もいるかもしれませんが、

DX化の最先端を行っているこのクライアント様、

職人さんは大変ですが、監督はそれほどでもない、とのこと。

 

時代の変化に適応できている会社さんは、

この意味、理解できますよね?

 

このクライアント様、メイン商圏のエリアの土地は、

1000万円台であるのですが、

隣接するエリアになると、土地価格が2000~4000万円台に

跳ね上がります。

 

すなわち、隣の県だと総額5000万~7000万円台になるのです。

 

こういう家を建てる方の世帯年収は、

平均すると1000万~2000万円なのですが、

その層のお客様になるほど、成約率が高くなっているのです。

 

その理由、何だか分かりますか?

 

それは、過去から社員教育に力を入れてこられ、

コミュニケーション力や接遇力、更には建築知識が、

高年収の方でも全然通用する準備を

何年もかけてやってきた、ということです。

 

エース級の営業マンには、

品の良さとしっかりとした知識経験が備わっているのです。

 

まあ、皆、イイ男なんです。

 

住宅業界的に、この品の良さと知識を

両方兼ね備えている営業マンが少ないので、

ひょっとしたら、このゾーンはブルーオーシャンなのかもしれませんね。

 

いずれにしても、過去からこのクライアント様に

一流のおもてなし力を習得していただくために、

いろんなことにチャンレンジしていただいたことが

確実に実になったなぁ、と個人的にメチャ嬉しいです。

 

住宅会社に来場されるお客様の層は確実に上がっています。

 

そのお客様に対し、対応できる力が皆さんの会社にありますか?

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【4402回】 ネットワークが広がっていく付き合い方ができているか?

2023年01月18日 | 住宅コンサルタントとして

仕事をしている中で、

いろんな方と一緒に仕事をすることがありますよね?

 

例えば私の場合であれば、

クライアント様がもともとお付き合いされている、

制作会社さんだったり、商社さんだったり・・・。

 

仕事を通じていろんな方と知り合ったり、

一緒に仕事をする中で、

その輪が自然と広がっていく会社、ビジネスパーソンと、

その仕事1回っきりでご縁が終わり、

輪が広がっていかない会社、ビジネスパーソンが存在します。

 

この両者の違いは何か?

 

一言で言えば、

 

「この会社、この人ともう一度仕事をしたい」

 

と思っていただけるだけの人間力があるか?

それから相手に対して思いやりがあったり、

仕事に対して誠実かどうか、ということです。

 

お付き合いの輪が自然と広がっていく会社であったり、

ビジネスパーソンに共通するのは、

とにかく陽気で前向き、

そして相手のことを思いやれる人間性を有しているのです。

 

ところが、輪が広がっていかない会社、ビジネスパーソンは、

その真逆で、発言や行動からマイナスオーラが出ていたり、

とにかく自分のことしか考えていない感じなのです。

 

だから、ネットワークが広がっていかない。

 

住宅業界における2023年は、

本当のごく一部の住宅会社以外、

自分たちのマーケティング活動だけで

目標達成に必要なお客様数と出会うことは

かなり難しいと思っています。

 

すなわち、異業種のいろんな方たちとコラボして、

さまざまな仕掛けをしていかなくてはいけないのです。

 

ゆえに、一度ご縁があった方たちと

自然とつながれる能力を持っている会社は良いのですが、

つながり下手な会社は、次第に組める異業種企業も減って、

本当にじり貧になる可能性が高いのです。

 

皆さんの会社は、つながり上手ですか?

 

皆さん自身は、つながり上手ですか?

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【4401回】 成功しない人は、本質が見えていない

2023年01月17日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスの世界である一定以上の結果を

出し続けている人とお話をさせていただくと、

皆、あるレベル以上の努力を継続している、

という共通点があるなぁ、と思っています。

 

一時的な成功ではなく、

成功し続けている人であれば、

大体これくらいの量はやっているよな、

という基準があるのです。

 

ところが、成功したことが無い人や、

一時的にしか成功したことが無い人は、

成功し続けている人の努力量の基準を

理解できていないのか、

成功している人は、そんなに苦労せずに

結果が出ていると思っていたり、

更には商品力や会社のブランド力が素晴らしいから

苦労せずとも結果が出ている、と勘違いしていたりします。

 

結果を出し続けることって、そんな簡単ではないですし、

結果を出し続けいてる人って、

本当に量をコツコツとこなしています。

 

人様とのお付き合いを大切にし、

仕事に対して誠実で、

準備を怠らず、しっかりと準備をする。

 

凡事徹底できているのです。

 

うまくいかない人は、そういう部分に気づけていない。

 

そういう物事の本質が見えていないから、

自身は結果を出し続けることが

出来ていないのかもしれません。

 

20代なのに、自分の時間を大切にしたい、とか

ワークライフバランスが大事、とか言っている人は、

残念ながら40代、50代になった時に

時代の変化についていけずに、

必要とされることが厳しくなっていることでしょう。

 

だって、若いうちに量をこなして

地力をつけることを怠っている訳ですから・・・。

 

ある一定期間、仕事が順調な人は、

圧倒的に量をこなし続けている人です。

 

オンとオフの区別がなく、

オンもオフも楽しんでやっているので、

悲壮感などありませんが、

純粋に量を圧倒的にやっています。

 

人様、世間様に迷惑をかけなければ、

どんな生き方をするのは自由ですが、

そういう本質を見抜く眼を持っていたいものですね。

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