鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5054回】 良い住宅会社を増やしたい

2024年10月31日 | 住宅コンサルタントとして
ありがたいことに、コンサルタントになって3年目以降、
年間の稼働日全てがコンサルティングの日程で埋まる、
という日々が、18年続いています。

なので私自身、自分の目標を立てる、ということは
起業して以降、ありません。

ただただ、ご縁を頂戴しているクライアント様に対し、
今期はこうなっていただけたら、とか、
数年後、これくらいの数字を出していただけたら、
というように、クライアント様1社ごとの目標を設定し、
その目標達成のための仕事に取り組んできました。

しかしながら、この10年で住宅業界を取り巻く環境は
本当に大きく変わりました。

なので当然ながら、自分自身の考え方も
年々変わってきています。

ここ数年、私自身が考えているのは、

「3年後に○○〇棟を達成する!」

というようなことを目指すよりも、クライアント様に

「本当に良い会社になっていただきたい」

という思いの方が強くなっているのです。

私が定義する良い住宅会社とは、

・社員さん、取引先様、OB様から愛され、必要とされている
・本当に良い家をつくることに愚直に取り組んでいる
・関わる全ての方たちが成長され、幸せになる

という会社です。

こういう会社が、全国各地に増えていけば、
いろんな地域の住環境のレベルが上がり、
地域経済が活性化され、地域が良くなっていくと思うのです。

住環境のレベルが上がれば、エネルギー消費量も減り、
家庭内事故も減り、家事の時短にもつながる。

少なくとも日本という国が少しでも良くなることに
貢献できるのではないか、と思うのです。

こうしたことを本気で目指していく中で、
各クライアント様が自然と成長していけば、
と個人的に思っています。

人口減+高齢化が進む中で、
数をただただ追うことに意味を感じなくなりました。

それよりも質を追求し、顧客満足や地域貢献を実現する中で、
自然と成長していければ良い、と思っています。

とはいうものの、業績が下がり続ければ、
当然固定費を減らしたりする必要が出るので、
それは避けなくてはなりません。

自然と成長していけるようなご提案を
クライアント様にしていければ、と思っています。
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【第5053回】 スタッフさん同士の仲は良い上に、緊張感がある組織

2024年10月30日 | 住宅コンサルタントとして
今の時代、良い家を建てるのは当たり前。

商品で大きな差がつかない現代、
見る目のあるお客様は、
住宅会社の雰囲気やスタッフ同士の関係性なども
しっかりと見て業者選定をしています。
(見る目の無い方は、値引きやサービスなど、
お金の面で住宅会社を未だに選んだりしていますが・・・)

営業マン以外のスタッフの感じは良いか?
社内の人間関係は良いか?
設計や工事担当者は優秀か?
社内の人間関係は良好か?

こうした部分をしっかり見ているのです。

ですから、社内の人間関係が良い会社を
経営者はつくっておくべきなのです。

ただ、社内の人間関係が良く、
皆が楽しそうに仕事をしている会社でも、
大学のサークルのような
緊張感のない組織となっているケースもあります。

何かの会議をしていても、
話題がドンドン脱線していって、
気づけば女子会トークのようになっているパターン。

いろんな議題は出るけれど、
最終的な結論も出ず、
そもそも目標数値を明確に設定せず、
やるべきことを具体的に決めず、
納期も、誰がやるのかも決めないパターン。

これでは、組織として進化成長しないのです。

昨日、お伺いしていたクライアント様は、
社内の雰囲気がメチャクチャ良い上に、
組織内に緊張感がちゃんと存在する、理想的な会社でした。

会社の目標や方針に沿って、
各人が個人目標もちゃんと設定するのですが、
20代の若手スタッフさんたちが自分の目標を設定し、
それを達成するための行動計画を
ちゃんと設定しているのです。

他社からも優秀なスタッフさんが入社されてきていて、
皆が目標を立てるのですが、それが非常に高い目標なんですね。

そこから刺激を受けて、古株のスタッフさんたちも
より高い目標を設定して、全員が切磋琢磨している感じなのです。

雰囲気最高で、更に適度な緊張感がある組織。

現代の理想ではないか、と個人的に思っています。
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【第5052回】 自分が納得したことしかできない人は、成長しない

2024年10月29日 | 住宅コンサルタントとして
勉強好き。
すなお。
プラス発想。

船井幸雄さんが提唱する、成功の三要素です。

この中で最も重要な要素は、「すなお」だと
個人的に思っています。

すなおとは、

「何事も否定せず、一旦自分の中に受け入れる」

ことです。

例えば、ある企業の経営者から、
自社がある取り組みをしてこのような成果が出た
とてもおすすめですよ、と教えていただいたとします。

すなおな方は、その教えをそのまますなおに受け入れ、
自分たちの業種に合うようにちょっと修正して、
とにかく一度やってみよう、という考えに至ります。

教えていただいたことに対し、
自分たちの理解や納得が100%していない時でも、
とりあえずすなおにまずやって見る、という決断をします。
(もちろん、提案内容が法令違反だとか嘘ではないことが前提)

自分たちは、まだまだ知識も経験も不足しているのだから、
当然ながら理解できないことだらけである。

だからまずはやってみて、経験値を高めると同時に
やったことの効果をみる、という思考になるのですね。

こうしていろんなことに柔軟にチャレンジし、
経験値を高め、グングン成長していくのですね。

ところが、すなおさに欠ける経営者や企業は、
自分が理解し、納得できることは実行するのですが、
自分が納得できないことは、提案を受け入れないのです。

自身の理解力が超高レベルであれば、
まだ良いのかもしれませんが、
大してレベルも高くなく、経験値の少ない場合、
全体を100としたら、自分が理解納得できることなんて
たかだか2とか3しか無い訳です。

本来、もっと経験値を高めなければならないのに、
すなおさに欠けるから、実行しないのです。

自分が納得したことしか実行しない、という経営者や企業は、
自分自身のレベルを勘違いしているとも言えるでしょう。

そしてすなおさに欠ける経営者や企業には、
次第に誰も情報を提供したくなくなるのです。

提案に対し、否定的な対応をされると、
誰しも新たな提案をすることに乗り気になれないのです。

自分が納得したことしかできない人や企業は成長しない、
とこの仕事を通じて痛感しています。

そうならないように、謙虚さを持ち続けたいですね。
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【第5051回】 自信を持つ重要性

2024年10月28日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界の営業の世界は、
お医者さんの世界ととても似ていると思っています。

自分の家族が大病を患ったとします。

手術しなければ、助からないが、1年は命がある。

手術をすると、完治する可能性はある。

ただし、手術の成功確率は50%。

手術に失敗すると、そこで死を迎える可能性もある。

こうした状況の場合、手術の選択をする方が多いかと思います。

その際、手術を担当する医師が、

「まあどうですかね。
やれることはやってみますが・・・」

というスタンスの医師と、

「成功するかどうかのお約束はできませんが、
手術にベストを尽くす、ということはお約束します。
万全の準備をして、手術に挑みます。
私たちに任せて下さい!」

というスタンスの医師。

皆さんなら、どちらの医師に手術を担当してもらいたいですか?

「ベストを尽くす」
「万全の準備をする」

といった、覚悟を持った医師に手術を頼みたいと思いませんか?

家づくりを検討しているお客様も、全く同じ気持ちだと思います。

私たちに任せていただければ、
ベストを尽くすことをお約束いたします。

万全な準備をして、工事を着工します。

是非、当社にお任せ下さい。

こういうスタンスの営業マンや会社に任せたいと思うでしょう。

家づくりに関して、自社の仕事に自信を持っている会社に
お客様は頼みたくなるのです。

だからこそ、住宅会社の営業マンが
自信を持ってお客様の前に立てるような経営を
住宅会社の経営者はおこなわなくてはならないのです。
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【第5050回】 感性を磨く

2024年10月27日 | 住宅コンサルタントとして
感性を磨くことは、
一流のビジネスパーソンを目指す上で
欠かせないことだと思います。

感性とは、あるものを見たり、
ある出来事を体験した際に、
そこから本質的な部分を感じ取る能力だと
個人的に定義しています。

例えば、あるイベントを企画し、実行したところ、
お客様の来場が目標の60%しか無かった。

その原因はどこにあるのか、という分析が
感性の低い方の場合、できなかったり、
非常に浅い分析しかできないのですが、
感度が高い方の場合は、広告デザインが悪いとか、
そもそも企画の主旨がターゲット層のニーズに合っていないとか、
情報発信の媒体選定のミスとか、
情報発信の時期が遅すぎるとか、
いろんな切口で分析できる、ということです。

この感性が高いか低いかは、
ビジネスの世界でも非常に重要だと思います。

私が今、読んでいる本の著者、鈴木智之さんは、
その著書の中でこうおっしゃっています。

「感性があれば、それに付随して、さまざまな能力が養われます。
観察力、洞察力、予知能力、決断力、判断力、責任感、向上心、克己心」

鈴木智之さんは、アメフトを日本に広めた功労者であり、
アメフトの選手として、指導者として大成功された方ですが、
スポーツの世界でも、感性は頂点を目指す上で欠かせない、と
おっしゃっておられます。

そしてこの感性を磨く上で重要なのは、

「素晴らしい風景や絵画を見る」
「素晴らしい音楽を聴く」
「素晴らしい料理を味わう」

というようなことで、こうしたことが感性を磨く栄養となる、
ということもおっしゃっておられます。
(鈴木智之著:勝利者より引用)

同じものを見ても、同じことを体験しても、
そこから何をどこまで感じられるのかは、
人によって本当に大きな差があります。

この感じる力が感性です。

感性が高い人は、同じものを見ても、
より多くのことをインプットできるし、
それがアウトプットの量と質につながります。

だから感性は磨いた方が、絶対に良いのです。

皆さんは、感性を磨くことができているでしょうか?
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【第5049回】 評論と感想はいらん!どう決断し、どう実行するのかが経営である

2024年10月26日 | 住宅コンサルタントとして
言いたいことはタイトルに集約されるのですが、
住宅会社であれ、メーカーであれ、
FCVC本部であれ、
とにかく経営者に必要なのは、
何を決断し、どう実行するのか、ということです。

現状の問題点を要約し、
その解決のための提案を受けた時、
評論家のような受け答えをしたり、
単に感想を言う経営者もいるのですが、
経営者は評論家では無いのです。

評論するだけで業績が良くなったり、
社員さんがついてきてくれるのであれば、
日本でこんなにも経営不振の会社が増えでないはずでしょう。

経営者は評論家ではないのです。

行動を変えないと、結果は変わらない。

結果が出なければ、社員さんやビジネスパートナーさんが
ただただ離れていくだけですし、
そもそも結果が出ていないということは、
お客様に支持されていない、ということなのです。

そんな経営が続く訳がない。

経営をしていきましょう。

決断と実行。
検証と改善。

まずはそのサイクルを回して結果を出し、
スタッフやビジネスパートナーさんを増やして、
チームをつくっていくことです。
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【第5048回】 超優秀なスタッフさんたちの本音

2024年10月25日 | 住宅コンサルタントとして
先日の住宅VCの全国大会での懇親会の席でのこと。

そのVCを運営しているクライアント様のスタッフさんとは、
一部の方を除き、そんなに深くお話をしたことが
実かこれまで無かったのです。

お伺いした際に挨拶をしたり、
全体研修の際にちょっとお話をする程度だったのですが、
全国大会の懇親会の際、お話をすることができました。

このクライアント様には、
本当に優秀な設計さんがおられるのですが、
なぜそんなに優秀で、かつ圧倒的な業務量をこなせているのか、
という質問を私がした際に、

「いや、うちの社長が上手に私たちを使ってくれてるんです」

という回答だったのですね。

そのスタッフさんのお話を要約すると、

・社長は。社員一人ひとりのことをとても見ている
・会社が進む方向性を明確に示してくれる
・実際の実務の細かな部分は、私たちに任せてくれる
・キャパオーバーにならないよう、すごく配慮してくれる
・困ったことがあって相談すると、メチャ時間を取ってくれ、
親身に対応してくれる
・だからついていける

ということでした。

これ、メチャええ話やん、と思った私は、
懇意にしているVCのメンバー2社の経営者を呼びに行って、

「今の話、もう一度、この2名にお願いします」

と再度、クライアント様の社員さんのリアルな声を
聴いていただいたのでした。

社員さんのモチベーションを如何に高めるか?
社内の業務の効率化をどのように進めていくか?

こうしたことを経営者同士で相談し合う、
という機会は結構あるかと思うのですが、
マネジメントが上手にできている会社の社員さんの声を
他社の経営者に聴いていただく、ということって、
とても勉強になるのでは、と新たな発見がありました。

そして改めて感じましたが、トップや経営陣は、
実務をやって満足してはいけない。

社員さんが仕事をやりやすいように、
環境を整え、しくみをつくる。

困ったときはすぐに組織として対応をする。

時間をしっかりと社員さんに使うことが重要なのだ、
と改めて学ばせていただきました。

自社だけでなく、他社の社員さんのお話を
聴く機会をつくっていきたいな、と思います。
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【第5047回】 一次情報を収集するから信用が高まる

2024年10月24日 | 住宅コンサルタントとして
前職時代に「成功の三要素」を教わりました。

成功するためには、

「勉強好き」「すなお」「プラス発想」

を常に意識して行動する必要がある、
ということですが、、その通りだと心底、共感しましたし、
当然、今でもそれを常に意識しています。

知らないことに興味を持ち、いろいろと調べてみる。
行ったことが無いところに足を運んで、直接自分の目で見る、

「勉強好き」とはこういう意味で、
ネットの情報や人から聞いた形では満足せず、
自分自身で体感することなのです。

なので、例えばカンブリア宮殿やガイアの夜明けで
取り上げられたお店などには可能な限り行きますし、
YouTubeで見て興味を持ったお店にも、
これまた可能な限り時間をつくって行きます。

信頼しているクライアント様からおススメされたものは、
とにかく一度、購入して試してみる。

おススメしていただいた本は、その場で注文し、読む。

こうしたことを32歳の頃からずっとやってきて、
体験量を積んできたのですね。

自ら体験して得た情報を一次情報と言いますが、
基本的にはクライアント様には、
この一次情報を組み立てた上でご提案させていただいています。

いろんな方とお話をする際も同じ。

なので説得力というか、言葉の重みが増していったのだと思います。

一次情報を積み重ね、
それをベースにコミュニケーションを取ると信用度が増す、
と個人的に思っています。

なので本を読んだりネットで調べて満足せず、
その先の行動を意識していきましょう。
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【第5046回】 素晴らしきメンバー

2024年10月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、とある住宅VCの全国大会でした。

立上げ当初から関わらせていただいており、
昨日で5回目の全国大会。

毎回、この全国大会で、
私、講演をさせていただいております。

立上げから5年、
加盟店さんは120社を超え、
昨日の参加メンバーは200名を超えておりました。

地場の工務店さんが困っていることに対し、
本部が次々に解決のためのしくみやツールを開発する。

しかもその開発スピードが、猛烈に速いのです。

商品であったり、
カタログであったり、
施主様との打合せの際、
言った言わないを防ぐためのしくみであったり、
新入社員さんを教育するしくみであったりと、
ハード・ソフト両面で、とにかく加盟店さんの問題を
解決するためのツールやしくみをつくる。

これは、素晴らしいブレーンが
このVC代表の周囲にたくさん集まってくるから、
ということと、
自ら住宅会社を経営(業績は絶好調)しており、
今、多くの住宅会社が何に困っているのか、
ということを誰よりも理解している、
ということに尽きるかと思います。

そして加盟店さんも順調に増え、
加盟店さんたちも仲が良い。

雰囲気もとても良いのです。

そんな素晴らしいメンバーの前で、
75分に渡り、講演をさせていただいたのですが、
もう皆さんの聴く姿勢が素晴らしいのですね。

当然ながら、何を話すかということは、
事前に組み立ててテキスト化して準備するのですが、
聴いて下さる方たちの姿勢が素晴らしいと、
アドレナリンが大量に分泌され、
アドリブがドンドン出て来るのですね。

昨日はもう本当にそんな感じで、
お伝えしたいことを120%、お伝えできたかな、と思います。

そして過去4回の全国大会では、
その後の懇親会に参加できなかったのですが、
昨日、初めて参加させていただきました。

その懇親会も雰囲気が素晴らしく、
更には私自身もいろんなことを
多くの方から教えていただきました。

本当に楽しかった。

すなおで勉強好きで、人間力が高い。

こういう仲間をつくって、
切磋琢磨しながら成長していくことが、
地場の工務店さんとして不可欠だと思います。

このVC本部の更なる発展のために、
微力ですが貢献させていただければ、と思っています。
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【第5045回】 営業力や商品力だけでは、お客様に選んでいただけないことを知る

2024年10月22日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様で、
お付き合いが長く続いている会社は、
当然ながら価値観が似ている、
もしくはほぼ同じ会社だと思っています。

基本的な価値観や考え方が違うと、
当然ながら、長いお付き合いは難しいので・・・。

そして私は常々、住宅会社の勝ちパターンは、

「人間力で圧倒的に差をつけて勝つこと」

ということを言い続けております。

商品で差がつきづらくなる時代なので、
人として、会社として好きか嫌いかを
お客様が重視することは明白なのです。

こんなことを言わずとも、
そもそも人間力が非常に高い会社もありますし、
こうしたことをお伝えする中で、
まずは経営者がこのことをご理解いただき、
その後、社員さんにゆっくりと伝わっていく中で、
会社の雰囲気やスタッフさんの立ち振る舞いが
変わっていくケースもあります。

そしてこの人間力こそ最も重要なことである、
ということが頭ではなく、肌感覚で理解できるようになると、
その会社は着実に業績が上がっていくのです。

そうした手応えを感じたクライアント様は、
やはり確実に業績が伸びて、
次のステージに上がられます。

商品力・価格力があり、
営業マンのレベルも高い。

でも結果はイマイチ。

そういう会社に圧倒的に欠けているのは、
人間力、人としてのやさしさや思いやり、
感謝の心なのです。
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【第5044回】 所作としつらえを見れば、レベルが分かる

2024年10月21日 | 住宅コンサルタントとして
昨日の夜は、札幌で楽しみにしていたお店へ。

その店名は、「すし開」さん。

もともと、ミシュラン三ツ星のすし宮川さんのお店に
最近できたお店だったので調べてみると、
宮川さんのお弟子さんだということが分かりました。

「宮川さんのお弟子さんって
どんな方なんだろう?」

と宮川さんファンの私は、
お店に行く前からもうワクワクが止まりませんでした。

開店時間になり、満席の中でお料理はスタート。

私はただただ大将の手元をひたすら見ていました。

食材や道具の扱い。
指先の動き。
仕事をしている時の表情や気の配り方。

もう宮川さんそっくりで、
とにかく品があって美しいんですね。

店内のしつらえや器のセンスも
さすが宮川さんのお弟子さん、という感じで、
本当に居心地が良かったです。

そして所作やしつらえが素晴らしいお店ですから、
当然ながら料理のクオリティも間違いありません。

本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

私、道具や食材の扱いが雑な料理人さんって
どうも好きになれないのです。

でも開さんは宮川さんと同じで、
本当に丁寧に道具も食材も扱われ、
その品の良さがお店の空気感をつくり、
とても素晴らしい2時間のディナーとなりました。

一流を目指すビジネスパーソンは、
一流の料理人さんと同じように、
やはり所作の美しさと道具を丁寧に扱う、
ということは大切にしないと、と改めて思いました。

もちろん、お客様をお迎えするスペースの環境整備は
完璧にしておくことは言うまでもありません。
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【第5043回】 ホンモノを見て、ホンモノに触れることが重要

2024年10月20日 | 住宅コンサルタントとして
自分を成長させようと思うのであれば、
若いうちに圧倒的な量をこなすと共に、
ホンモノを見て、ホンモノに触れることを
定期的におこなうことをおススメしています。

ホンモノとは、イミテーションではないもの。
ホンモノとは、一流のもの。

これをちゃんと分かっているかどうかは、
ビジネスパーソンとして深みが出るかどうか、
ということにつながるような気がしています。

私自身、そのことを痛感したのは、
日本一の住宅営業マンからいろいろと
学ばせていただく機会があったからです。

今でもハッキリと覚えていますが、
その営業マンが使っていたペンケースは、
何と20年以上前に購入したグッチの本革だったのです。

20年以上使っているとは思えないくらい、
ちゃんと手入れされていて、しかも美しかった。

更に起業後、
イタリアに精通しているビジネスパートナーさんと
知り合うことができて、
ミラノサローネに行ったり、
ミラノにお住いの方の自宅を拝見したり、
オフィスを見学させていただいたりしたのですが、
もうそれはデザイン的、素材的にホンモノだらけで、
自分の自宅(当時は建売を購入)とは雲泥の差でした。

ホンモノの素材で家を建てると、
年月の経過と共に味わいが増していく。

だから手を入れながら、ずっと住み続けられるんだ、
という当たり前のことを体感することができました。

そういう体験をしてからは、
まずは自宅を自然素材のみを使って建て、
合皮の製品や造花などを一切、持たなくなり、
高くともホンモノの製品を購入し、
手入れしながら使い続ける、という選択をしました。

結果、例えばキャリーバッグも10年以上、
メンテナンスしながら使っていますし、
靴やジャケットも10年以上、使い続けていて、
結果としては安く済んでいるような気がします。

何より、ホンモノを見極められるようになったかと思います。

そしてそれは服やバッグだけではなく、
人を見る目も上がったような気がしますし、
お店を選ぶ際にもハズレがかなり減ったかと思います。

ホンモノを見て、ホンモノに触れることを
皆さんは意識して行動できていますか?
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【第5042回】 圧倒的な量をやり切っているか、だけである

2024年10月19日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様には、
本当に優秀な若手スタッフさんが数多くいます。

異業種から転職して入社してきて、
2~3年でトップクラスの実績を出す営業マンや、
新卒で入社されてきて2年目で
年間24棟分の注文住宅のコーディネートを
完璧にやり切る方とか、
もうそれは本当に素晴らしい成果です。

そしてここ数年、こうした成果を出す方は、
人間性も本当に素晴らしい。

40~50代の世代がまだ20代だった頃、
仕事で成果を出している方の大半は、
結構鼻息が荒く、会社や上司に対し、
かなり態度が大きかった人が多かったですよね?

それがここ最近、成果を出す方の大半は、
もう本当に人間もできているのです。

圧倒的な結果を出しているのに謙虚。

そしてすなおで勉強好きだったりします。

更にここ最近、売れまくっている営業マンの大半は、
本当にイケメンが多く、所作も美しいんですね。

そんな中、あるクライアント様の営業マンの事例です。

この会社では、これまでの営業マンはプランを描かず、
住宅ローンや土地の問題をクリアして、
自社で家づくりを進めるか否かのジャッジをしていただく、
というのが役割だったのですが、
営業マンが営業設計となり、
プランは営業マンが描く、という形に変えたのですね。

お客様の前で自分が制作したプランをプレゼンし、
そこでお客様から出たご要望を
お客様の目の前でサクサク変更していく。

ライブ感覚の営業のスタイルに進化しているのです。

ここでポイントとなるのが、ウォークインホームの扱いです。

異業種から未経験で転職してきた、
このクライアント様のトップ営業マンは、
短期間でウォークインホームを非常に高いレベルで
扱えるようになっているとの報告をいただいたんですね。

で、なぜ短期間でマスターできたのかを訊いたのですが、
ずばり、「圧倒的な練習量」というシンプルな答えでした。

そうなんです、今も昔も、
結局結果を出せるくらい成長した人って、
圧倒的に量をこなした人って相場は決まっているのですね。

仕事が終わった後も、
自宅でウォークインホームの練習をずっとしているそうです。

結果を出している人ほど、
ワークライフバランスだの、休みが少ないだの、
そんな戯言を言っているのを聴いたことがありません。

ある時期、とにかく仕事の優先順位を上げ、
一定期間、仕事に没頭した人が真の実力をつけ、
長きにわたって活躍するだけの話なのです。

圧倒的な量をこなす。

皆さんは出来ているでしょうか?
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【第5041回】 WEB広告がヒットしない理由

2024年10月18日 | 住宅コンサルタントとして
特に今年に入って感じていることですが、
WEB広告の効果が激減しています。

予算を広告に大量に投下しても
本当にお客様の来場につながらないのです。

高デザインやちょっと個性的なデザインの家を
扱っている住宅会社ほど、
WEB広告の効果が上がらない。

これはなぜなんだろう、とずっと考えていましたが、
私の中でその結論の仮説が出ました。

おそらく、この仮説で間違いないと思います。

その理由は、若い世代になればなるほど、
とにかくスマホやPCに表示される広告を見ないからです。

もう課金してまで、広告を非表示にしたい、
というのが、今の若い世代の価値観なのです。

ところが、住宅会社の経営者や広報のリーダーは、
大抵40代から60代の方たち。

年齢が上がれば上がるほど、
広告を結構じっくり読む方や
広告を楽しみにしている方なんかも存在する訳ですね。

この価値観の差に気づかなくてはなりません。

私自身は、10年以内にWEB広告の効果が
ほぼゼロになるのではないか、と思っています。

だから、お金の力で自社の情報を発信していた、
大手系の住宅会社は本当にしんどくなっていくでしょう。

こうした時代の中、
住宅会社としてどういう取り組みをすべきか、
ということを来週、2つの場で講演させていただきます。

広告に頼った集客しかできない住宅会社は、
残念ながら10年、持たないでしょう。

日頃から誠実にお客様と向き合い、
良い家づくりに取り組んできた住宅会社で、
ファンがたくさんいる会社は大丈夫なのです。

皆さんの会社には、ファンがたくさんいますか?
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【第5040回】 自分も売りまくり、かつ部下を育成できる営業マンが超一流

2024年10月17日 | 住宅コンサルタントとして
営業マンとして数多くの契約を取ってくる方は
弊社のクライアント様の中には結構、存在します。

その中でお客様満足も高く、
社内の他部署からの評判も良い営業マンが
個人的には一流だと思っています。

更に自分が売るだけでなく、
部下をちゃんと指導し、
部下が成長する営業マンこそ、
個人的に超一流だと思っています。

正直、自分で全部、やってしまった方が早いのです。

部下に手取り足取り教えると言っても、
答えをただ言ってしまったら、
部下の考える機会を奪ってしまうことになる。

ゆえに

「こういう場合、どうしたら良いと思う?」
「君がお客様の立場だったとしたら、
どういうことをされたら嬉しいと思う?」

などと一緒に考える機会を設けなくてはならず、
その時間に自身がやれることがたくさんあるのに、
それを後回しにし、部下と向き合わなくてはならない。

それはとても負担になるのですね。

でもそれをやり切って、
見事に伸び悩んでいた若手に
結果を出してもらえるようになったリーダー。

それはもう、本当に素晴らしいことで、
しかもそれをやり切った上に
自分自身の数字をやり切っているのですね。

それを実現したリーダーこそ、超一流なのです。

そういう超一流のリーダーから
全国のクライアント様が学ぶ機会を
来年、設定したいと思っています。
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